状元及第粥・手紙
半分風雅
主人公名:
お前と一緒に空桑に戻ると決めたのは正しい選択だったな。ここにいるやつらはみんな優秀で、才能に溢れている。かつて俺の知人たちや、あの腐敗した文人どもと違って、空桑のやつらとの交流は、気楽で面白い……要するに、ここには素晴らしい人材が揃っているということだ。あいつらとの会話はいつも面白い、俺はここがとても気に入っている。
元汲
同袍同沢
主人公名:
空桑の子供たちには、また試験がある。俺はここ数日を休みにして、しばらく教室の外に出て、彼らの気を散らさないようにしている。自分の部屋で、試験が終了した後に、彼らをどこに連れて行ってお祝いしてやるか考えているんだ。
ただここ数日は、暇を持て余していてな…・・。10冊ほど科学書を読み終え、高等数学の問題集を全巻解き切り、ルービックキューブを完成させ、謎解きゲームをクリアして……最後のほうは、あまりにも退屈だったから、前に見た空桑協会員の名簿を思い出し、全員の名前を暗記していたよ。ハァ……もし暇だったら、訪ねに来てくれ。ついでに、何か面白いものを持ってきてくれると助かる。
元汲
以心伝心
主人公名:
最近よくよく感じるのは、空桑のやつらは皆、お前からの評価を気にしているということだ。子供たちはお前の前でいつもいい子にして、褒められようとしている。俺と同年代のやつらも、お前の考えを気にしている。それはみんな、お前のことが好きだからなんだろう。気になる相手に、好印象を与えようとしているわけだ。だが俺は違う。俺は自由気まま……そういうことは気にしない。
とはいえ、俺も少しは気になる。ちょっとした好奇心ではあるが……お前は心の中で、俺に何点をつける?
もし満点なら返信は不要だ。他のやつらにプレッシャーを与えてしまうからな。点数が低い場合も返事は要らない。本当にどうでもいいことだからな。
状元及第粥
金蘭之契
主人公名:
手紙を書くなんて本当は面倒なんだ……これは感謝の手紙ではない。最近はお前に自分の気持ちを伝える機会がなくて、少しつらい気持ちになっただけだ。お前はあの時、俺に新しい世界を見せてくれた。俺の目を覚まし、導いてくれた。空桑では、誰もが自分のやりたいこと、できることを見つけ、才能を発揮するチャンスがある。これこそまさに俺が夢見た光景だ。だから、これから俺は、自分の能力を信じ、お前と共にこの場所を守っていくと決めた。
その道の達人は、口数が少ないもの。俺はおしゃべりなお前とは違う。とにかく今後は、頭脳も人材も、お前のために使おう。困ったことがあれば言ってくれ。俺がそばにいる限り、畏れるものなどなにもない!
<手紙の末尾に、こんな言葉が後から追記されていた。>
まさか、俺みたいな怠け者がこんなに大量の文字を書くなんて。どうかしている……
状元及第粥
-
【食魂】えび餃子(えびぎょうざ)【食物語(しょくものがたり)】すみません、夏皎(かこう)も人間名だと思います。
- 3
- 2023年07月29日
-
【食譜】一品豆腐(いっぴんどうふ)【食物語(しょくものがたり)】>>3 いーえ!気付いて下さりありがとうございました。 良い料理…
- 4
- 2023年05月06日
-
質問掲示板3-12
- 865
- 2023年04月23日
-
【食魂】女児紅(じょじこう)【食物語(しょくものがたり)】外出(農場)台詞 「この新しく作った嫁入り衣装は、洗って干した…
- 6
- 2023年04月06日
-
粽・伝記情報提供ありがとうございます!反映させていただきました。>>1
- 2
- 2023年04月05日