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カ仔煎・手紙

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最終更新者:皮蛋納豆丼

半分風雅

主人公名:

  <陸吾がボトルメールをくわえてきた。>

  このボトルを初めて開けた方、こんにちは。この手紙を書いたときの荒波はとてもひどかった! キミが手紙を読んでる今は、凪になったらといいな。

 チャンスがあれば、一度君に会いたいですね! 俺の名は力仔煎! この荒波を凌いで見つかるのは、宝物か? はたまた穏やかな港か? 答えは君の目の前にあるかも!



力仔煎


同袍同沢

主人公名:

  若は龍宮が存在することを信じているでしょうか? 数日前、俺は巨大なうずまきに巻き込まれてしまいました。

  そこの波は、船のマストよりも高くって! その瞬間、鯨に背負われた島か、もしくは海に彷徨う幽霊船か。さまざまな可能性を考えましたが……

  まさかその大波の隙に宮殿を発見するとは予想もしなかった! その華麗な建物はきっと龍の棲む場所に違いない!!


カ仔煎


以心伝心

主人公名:

  若様、海辺の市場を駆け巡ったのですが、君にふさわしいプレゼントを見つけられませんでした。このところ、いろいろお世話になったご恩は、純潔な真珠でも返し切れないのではないのではないでしょうか……!

  帰る途中、デッキの上で不思議なほら貝を見つけました。もしかして海神である媽祖様の賜物かな? どこにでもありそうなそのほら貝にふと耳を近づけると、中から美しい歌声が聞こえてきました。その声は、〇〇の声に似ていたような?

  若様のことを想っていたからかもしれませんね?ハハハッ!とにかく、窓台を見てください。その不思議な歌が聞こえるほら貝を届けておきましたから!

  <〇〇は手紙を読み終わってから、窓台にほら貝を見つけ、手に取った。耳に傾けて聞いてみるが、波の音しか聞こえなかった。>

カ仔


金蘭之契

主人公名:

  頼もしい水夫の〇〇、さっきハラハラドキドキの冒険を経験した。

  サメの群れを避けながら台風と追いかけっこしてたら、謎の力に支えられてる気がしたんです! 海の仲間に話すと、彼らは媽祖様の加護じゃないかと言ってました。

  でも危険に襲われたとき頭をよぎったのは、〇〇の顔。だから、支えてくれてるのは君に違いないと俺は思っています!龍宮や歌声を探す冒険は……好奇心のためじゃない。本当は君と語りたくて。俺は若様の笑顔を見たくて、海へと旅立つのです。君こそが俺を支える力の源。

  〇〇、君は俺の大切な宝物で、俺の帰る場所です!

カ仔煎


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