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猫耳朶・手紙

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半分風雅

主人公名:

  空桑の若様、カフェの手伝いをしてくれてありがとう!飲み物のレシピとピアノ曲のアドバイスをもらってすごく助かったよ。

  あのさ、空桑の餐庁でアフタヌーンティーサービスを始める予定はある? 最近そんな計画をしてるって陸吾様が言ってたんだ。もし用があったらいつでも僕を呼んでよ! なんといっても、午後の窓辺で食魂たちのエピソードを君と語らうのは楽しいからさ。あ、これは僕たちふたりだけの大切な思い出だね!

  <陸吾:はあ〜猫耳朶が作った特別なクコ茶の味は本当に忘れられないにゃ〜>



猫耳朶


同袍同沢

空桑の若様:

  ○○、どうやったら鳥の機嫌って取れるかな? カフェに可愛い小鳥が飛び込んできたんだ。

  活発で素直な子だけど、本心がわからないんだ。僕は猫だと思われたかな? 頭を撫でると睨まれるんだ。外に連れだして散歩したいんだけど、野良猫に襲われるのが怖くてさ。食事をすると、その子は歌を歌うんだ。レトロな歌もあれば、僕が知らない最新の歌もあるみたい。誰のことを言ってるのかわかったでしょ? 照れないで最後まで読んでね……僕はさ、今もその子の考えてることがわからないんだ。例えば、どんな飲み物が好きか、とか?

  ミルクティーとコーヒーとジュースだったら、どれが好き? 教えてほしいな。

  <裏にカフェのメニューが貼りつけられていた。価格:一回、微笑む。一回、頭を撫でる。一回、散歩する。歌を一曲歌う。>


猫耳朶


以心伝心

主人公名:

  <カフェから飲み物が届いた。カップには猫のステッカーが貼りつけられている。>

  ○○、君がこの手紙を読むときは、窓から空を眺めてね。嵐は必ず止むからさ。昼間は日差しが差し、夜には君の瞳に星空が映るよ。

  この前相談したけど、君は雨の日が嫌いだって言って、空桑の昔話を色々と教えてくれたね。正直、君の暗い目を見ると、僕はこれまでにないほどの悲しみに陥ってしまう。でも、後で気づいたんだけどさ、あの日の雨は冷たくなくて……天気雨だったね。覚えてる? 空桑で空を見上げると、いつでも光ってる。宴仙壇の陰謀で消えたりなんかしないよ。君はきっとこの空の下で、仲間と再開できる。僕は、そう信じてるよ。そのときは、今日のキャラメル・マキアートと僕の祝福を思い出して。そして、笑顔を浮かべてくれたら嬉しいな~♪


猫耳朶


金蘭之契

主人公名:

  <便箋から苦くて甘い匂いがする。>

  ○○、元気かな? ちょっと時間をかけて、じっくりこの手紙を読んでみて。そしたら後で、僕の作った特別なご褒美を送るよ!

  笑わないでくれるかな、僕はいつも君に似合うコーヒーを探してる。嬉しそうな君はカフェオレに似てるけど、カフェオレよりも甘い。悲しそうな君はモカに似てるけど、モカよりも可愛らしい。ラテか、エスプレッソか、もしくはカプチーノか……どれも君に似てるところがあるけど、君はそのどれよりもスペシャルな香りがするよ。

  もう諦めたよ。きっと君は特製のドリンクだから、どんなコーヒーも持ってない、特別な香りがするんだろうね。だから僕はしょっちゅう君の香りを考えてるよ。


猫耳朶


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