まほやく辞典【ワルプルギスの夜】
ワルプルギスの夜
毎年開催される魔法使いだけが参加できる、魔法使いのためのお祭り。
各国で伝えられるワルプルギスの夜のお祭りの内容は全然違う。
南の国では春の訪れを祝って、人間や魔法使い、精霊や動物みんなと祝う。
西の国では魔法使いや死者や魔物(を怒らせないよう)と楽しみ、その日だけは人間も朝まで一緒に飲んで馬鹿騒ぎをする。
東の国では凶事に近い祭りとされ、人間は魔法使いや亡霊に遭遇しないよう決して外出せず、一晩中灯りを絶やさずに過ごす。
北の国にある魔の山で行うワルプルギスの夜では、魔法使いだけが参加し、法律や規則を忘れ好きなことを好きなようにするというルールだけが存在する夜。
夜通しみんなで歌って踊って騒ぐ。魔法使いであればだれでも行くことが可能。
服は好きな服でいいらしい。着飾ることもボロ布巾のような格好でも大丈夫。
祭りの夜では、夜空には絶えず様々な花火が咲き続け、ランタンは宙を泳ぎ、山々からは噴煙が上がっていて、屋台もある。