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知って得する!BB効果の付与ルール

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作成者: なりちゃん
最終更新者: なりちゃん


こんにちは、管理人のなりちゃんです。

今回はBB発動時の効果付与についてのコラムを書きたいと思います。

内容的にはマニアックなものになりますが、最近出てきてる挑発BBの理解にも繋がるものなので興味のある方は読んでみてください!

このコラムでお伝えすることは公式ヘルプに記載されているような内容ではありませんが、検証してみると思わぬ発見があるかもしれませんよ。



BB効果の付与ルール

まずはBB効果の付与について基本的なことから確認していきましょう。

テキストの上から順に1行ずつ処理

当たり前なことですが、BBの効果は記載されているテキストの上から順に処理されます。

最近人気の闘刄の神烈騎ルジーナのBB効果を例にとって見てみましょう。

LLともなるとBBの効果は多岐にわたり、このように4行にもなったりします。

  • 3ターン、自分の攻撃を40%アップ
  • 前列の敵を90%の確率で2ターン、重圧状態にする
  • 後列の敵の行動値を90%の確率で300ダウン
  • 最もダメージを受けている敵に攻撃180%のダメージ

これらの効果が上から順に処理されるため、ルジーナのBBは 自分の攻撃力をアップしてから攻撃しているから強力である ということが分かりますね。


また、レジェンダリークラスでマグルスパリスの怪我・雑念付与に対抗するBBとして人気の青海滄激も見てみましょう。

  • 全ての味方の怪我、雑念状態を回復する
  • 1ターン、自分の魔攻を30%アップ
  • 最も魔防が高い敵に魔攻165%のダメージ

こちらのBBは最初に味方全員の怪我・雑念を回復し、その後魔攻バフを乗せて攻撃しますので、デバフによる与ダメージダウンの影響を回避することができます。

そのため、パーティ内で一番最初に行動して自分を含めた全員の怪我・雑念を回復させられるように高敏捷ステータスで召喚すると効果的というワケなんです。


このように色んな効果があっても一番上の行から順に処理されるのですが、特定の条件を満たす場合にはどうやら特殊な処理が走るそうで・・。

公式ディスコードでも話題になっていたあの内容に迫っていきましょう!


BB効果付与の特殊処理

ある条件を満たしている場合にBB効果の付与に関して特殊な処理がなされるという仕様について、その条件と処理内容について確認しておきましょう。

条件

2行続けて効果の付与先が同一のフォーカス

これは説明するより見た方が早いでしょう。

冥銀の黎神グラデンスのBB効果を見てみましょう。

テキストの3行目と4行目が下記のように「前列」というフォーカスで一致していますね。

前列の敵を100%の確率で2ターン、呪い状態にする

前列の敵に魔攻140~150%のダメージ

このような場合に発動条件を満たしたことになります。

同じフォーカスが続けて記載されている呪い付与と攻撃の2行について特殊な処理が行われるワケです。


効果

2行目の効果は1行目の効果と一緒に付与される

条件を満たした場合、2行目の効果は1行目の効果と一緒に付与されます。

先のグラデンスの効果で言えば、1行目の呪い付与の結果と同じ個所に2行目の攻撃の効果が飛んでいくことになります。

呪い付与が挑発に吸われれば攻撃も吸われるし、挑発をすり抜けて前列に呪いが通れば攻撃も前列に通るということです。


3行目はフォーカスが同じでも通常処理

仮にグラデンスのBB効果の一番下に「前列の敵に100%の確率で行動値150ダウン」という効果があったとしましょう。

そうすると呪い効果から数えて3行連続で同じフォーカスということになるのですが、このような場合であっても3行目は1行目の効果と一緒に付与されることはなく、単独で処理されるようです。

「セットで処理されるのは2行目まで」という点を覚えておきましょう。


実際のバトルで確認してみる

それでは上記の仕様を実際のバトルで確認してみましょう。

と言いたいところなのですが、ワタシ個人の戦闘履歴でちょうどいいものが無かったので人様のバトルを名前を伏して引用します(レイファルコンギルド内で戦術談義をしている時に共有されたものなので)


闘刄の神烈騎ルジーナの場合

最初のご説明で登場したルジーナのBB効果テキストを改めて見てみましょう。

BB効果の付与先が全部異なるフォーカスになっています。

この場合は基本に忠実にテキストの1行目から順に処理されるため、デバフやダメージの付与先に関する挑発の抽選が別個に行われることになります。

つまりこういう結果になりうるということです。

行動値ダウン効果は挑発をすり抜けてグラデンスに付与されていますが、ダメージは挑発が引きつけてパリスに入っている。

各々の効果付与が別個に処理されているということがわかりますね。


冥銀の黎神グラデンスの場合

こちらも改めてBB効果テキストを確認しておきましょう。

3行目の呪い付与と4行目のダメージ付与が共に「前列」と同じフォーカスであるため、3行目の呪い効果の付与先に攻撃が飛んでいきます。

こんな風に。

え、前列にパリスしかいなかったんじゃないのって?

ノンノン。

前列にはもう1体メルキオさんがいらっしゃるのですが、ダメージは通っていないのです。

もちろん、メルキオさんには呪いも付与されていません。

※26アクションでパリスにだけグラ爺BBのダメージが通っている図


ちなみにこちらはワタシと邪神mahosuteさんとのバトルでグラ爺BBの呪いが挑発をすり抜けた場面。

呪いもダメージも前列ユニット2体に入っていることがわかりますね。


これらの事例から、同一フォーカスのテキストが2行続いている時には特殊な処理が行われるということをご理解いただけたことと思います。


検証したら面白いかもしれない事

この仕様を受けて、BBメモリアを見ているといくつか興味深い疑問がでてきました。


ホーリーブラスターの場合

サンプルがレジェンダリーばっかりで申し訳ないのですが、例えばこのホーリーブラスターというBBを見てください。

1行目と2行目が「全ての敵」というフォーカスだから特殊処理が発動しそうですよね?

え、1行目が付与率60%で2行目が付与率30%なんですけど・・

特殊処理されるなら麻痺が60%で付与できるBBってことなんすかねぇ!?


マディクエレティスの場合

同じようなパターンでマディクエレティスというBBがあります。

ワタシはランクマ初期の頃に通称病気玉と言われる煌幻珠『焔獄龍』で病気付与をした後に発動することで怪我・雑念を100%付与できるような病気コンボを好んで運用していました。

しかしですよ?

特殊処理のことを考慮するならば、病気コンボで怪我・雑念を100%付与できる場合には呪いも100%付与できるって話なんですかねぇ!?


検証してみた

ということで手持ちユニットにいたマディクエレティスについて実際のバトルで検証してみました。

結論から言うと、病気を付与した状態でマディクエレティスを撃ち、

「怪我・雑念は付与率100%、呪いは付与率90%」

という状況で怪我・雑念のみ付与され、呪いが付与されないケースがありました。


こちらをご覧ください。

マディクエレティスの効果により、敵のミーファが怪我・雑念状態になりますが、呪いは付与されていません。

この時のミーファの状態を確認してみると・・

病気が付与されており、怪我・雑念は100%付与される状況。念のため特性強化を確認したところ、被状態異常率ダウン(5%)の特性は付いていませんでした。

つまり、怪我・雑念が100%付与される状況下で「敵全体」という同じフォーカスとなっている2行目の呪いについて特殊処理が適用されなかったということです。


ただ、この検証ではマディクエレティスのケースしか検証していないため、仕様の解明までには至っていません。

例えば、

  • フォーカスが「敵全体」の時は適用除外

という仕様なのか、

  • 1行目と2行目の効果がデバフの時は適用除外

という仕様なのか、という点については今回の検証では判明しません。


もしかしたらこういう観点で検証をしてみると意外な発見があるかもしれないので、何か気になることがあったら検証バトルを行ってみるというのはブレヒロに詳しくなる秘訣だったりします。


ちなみにこの検証はランクマッチのバトルを利用して行いました。

相手は選べませんが、ノータイムで試行を反復できるのでランクマッチというのはこういう利用方法もあるワケですw

(補足)
ダメージ計算の仕組み にあるように、公式ヘルプに書いていないような内容をwikiで解説していることがありますが、これらはwikiチームで全て検証・確認した上で公開しています。
これどうなってるんだろう?と思ったことは実は結構検証できてしまうんですね。


挑発付与BBの効果の違い

それでは本コラムの本題に入りましょう(相変わらず本題に入るのが遅いw

今回のメインテーマは

「吸われる挑発と吸われない挑発がある」

です。

吸われるとか吸われないというのは「他のユニットに挑発を付与する」という効果です。

そう、皆さんは既に 挑発を戦術的に応用せよ のコラムで履修済みですね。戦闘開始時BBは前列上段から発動するからああだこうだというアレですw

それに加えて、ここまでご説明してきた特殊処理について理解すれば、これらの違いがわかると思います。

具体的にBBメモリアを比較して見てみましょう。


Legendary

では問題です。

こちらのモーヴディケイ、4行目にある「最も防御が高い味方を挑発状態にする」という効果は特殊処理が適用されるでしょうか?

正解は、特殊処理は適用されないので、他のユニットが挑発状態の場合その効果が吸われる可能性があります。

すぐ上の行が「最も魔防が高い味方」への魔防バフであるのでフォーカスがズレているからですね。



ではこちらのステルガルはどうでしょう?特殊処理が適用されるでしょうか?

正解は、特殊処理が適用されて挑発は吸われません。

(一応、知り合いのバトルでそうなってるというのを確認した上でねwワタシまだこのBB持ってないのでw)

ステルガルは1行目の属性軽減バフも2行目の挑発付与も「最も魔防が低い味方」というフォーカスなので1行目の属性軽減バフの付与が2行目の挑発付与にも適用されるワケですね。


Epic

Epicは2024/6/28現在においては「他のユニットに挑発を付与する」タイプのユニット及びBBメモリアがありません。


Rare

RareのBBメモリアでも直近で実装されたものでご紹介したいものがあるので見てみましょう。


まずはヴェーダ流正剣『ユクス』

バトル開始時に自分の敏捷をアップし、最も魔防が高い味方を挑発状態にするというもの。

このBBの特性についてはここでは割愛しますが、このBBは見てのとおり「吸われる挑発」です。


では直近の第7回メモリア生成で実装されたヴェーダ流彗剣『マード』を見てみましょう。

奇しくも同じヴェーダ流でありますが、こちらは「吸われない挑発」となっています。


このように効果付与に違いがある場合、一体どんな差が生まれるのでしょうか?


両者のどこに差があるか

一番の違いは「配置の自由度」です。

挑発の仕様解説で説明しているように、戦闘開始時に発動するBBは前列上段から順に発動します。

なので「吸われる挑発」の場合は、他の挑発ユニットよりも前列上段に近い位置に配置する必要があり、一定の配置上の制約がありました。

ところが「吸われない挑発」の場合はどこに配置してもしっかりと挑発付与をすることができます。

例えば、弱点属性を突かれそうなアタッカーの前に自軍のアタッカーは置きたくないでしょうし、列攻撃BBを積んでいる編成に対してはその攻撃が飛んでこない列にアタッカーを集めたいでしょう。

こういった配置上の編成自由度が上がるというのが吸われない挑発の強みであるといえます。


まとめ

いかがでしたでしょうか。

「2行続けて同じフォーカスの時、2行目の効果は1行目の効果と一緒に付与される」という特殊処理をちょっと掘り下げて見てみるとなかなか面白いポイントがありましたね。


今回ご紹介したBB以外にもよく見ると思わぬ掘り出し物があるかもしれません。


吸われない挑発に関してはどこに配置しても良いという強みがありますので、これを活かしてBBの効果をより的確に発揮する方法を考えてみると良いでしょう。



ではでは皆様、良きブレヒロライフを!


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