トラの置き方

トラの置き方

トラの評価

• 2トラで立ったり1,7トラで強い攻め手を打てたり、状況に応じた立ち回りの選択肢が豊富
• やや細長い体形で回避がしやすく、安定性が高い

回転数別の置き方

0トラ

安定した立ち姿で、序盤の土台作りに適しています。

前足と後足で0シロクマの背などを挟んで水平に立つことが可能です。

タワー戦で使う手としては強いものではありませんが、1や6トラが打てないような状況ではこの置き方で妥協して次の攻めの機会を待つのも一つの選択肢になるでしょう。

1トラ　重要！

身体の内側にある方の前足は引っ掛かりがよく、それを生かした攻めが可能な形です。

右下に傾いた箇所に前足2本だけで立たせると強力な攻め手になります。

右への傾斜さえあれば丸みを帯びた箇所などにも意外と収まるため、慣れてしまえば安定しやすく、

その割に得られる効果が大きいので、できる盤面であれば積極的に挑戦していきたい手です。

また、重心がやや不安定になるため少し慣れが必要ですが、前足2本の間に細い物を挟み込んで立たせることも可能です。

右への圧力に強い足場であればこれにより6カメなどを挟み込んでやり過ごすことができ、タワー戦では相手へ強烈なカウンターを仕掛けられます。

2トラ

見た目の割には平地への着地に安定性があり、初期の頃から回避の手として有名な形です。

0トラと同じような要領で、前足と頭で挟み込む形で動物の上に立つことも可能です。

ただ、上に向いた後足と尻尾には様々な動物が攻め手を置き得る小さな段差があり、

そこに案の定攻め手を打たれて不利になることも…。

空きスペースへの回避以外では、2トラでしか対処できない局面は少ないので、タワー戦では他の手を検討したほうが良いでしょう。

3トラ　重要！

左への回避に使うことが多い形です。

タワー戦になりそうな場面では左下に傾いたところなどに置くと、

足でタワーの先端が尖り、かなり置きづらい形にさせられる強い攻め手となります。

トラの背中側は頭が多少引っ掛かる以外は突起もなく円やかな曲線なので、傾斜の角度によっては左へ若干滑ることがあります。

4トラ

0トラ以上に接地面が安定しているので序盤の平地での土台作成に有用ですが、

上向きになった足は様々な動物を置かれやすい形です。

2トラと同じく、4トラでなければ対処出来ないような局面は少ないため、タワー戦では0トラなど別の手を検討した方が無難かも知れません。

5トラ　重要！

背中が滑りやすい、上に向いた足のおかげで攻められづらいなど、3トラと似たような特徴がみられます。

右への傾斜に置けると、その傾斜がきついほど強い攻め手となりますが、

同じ角度の1トラに比べて傾斜の対応範囲が若干狭く、また重心に振り回されやすくもなっています。

頭が先に接地するような置き方はなるべく避け、落下位置には十分に注意したうえで運用しましょう。

6トラ

左に少し段差があるところに置くと立てることが出来ます。

2トラよりも右側への圧力に強いものの、重心がやや左へ逃げる不安定な構造になり、直上への攻め手は比較的置かれにくい形です。

タワー戦で置くことが出来れば、相手は安定性の高い置き方で妥協せざるを得なくなるなど、こちらの攻めを継続できる可能性が高まります。

置ける場面はさほど多くありませんが攻防一体であり、バランスのよいトラらしさのある手と言えるでしょう。

また右端への回避を2トラよりも省スペースで行えるため有用ですが、左に倒れる力がやや強いため、

高所からの落下で力の加わり方が強い時、重心が不安定なところに寄りかからせる時などには、その側面からの力で崩壊させてしまうこともあります。盤面とよく相談しましょう。

7トラ　重要！

1トラとの対照形として左下がりの傾斜に対して利用でき、

後ろ足2本だけで立たせることができると非常に強力な攻め手になります。

しかし重心のバランスや後足の開き具合などの関係で、3トラと比べて斜面に乗せる難易度は高く、活用するには重心への十分な理解や練習が重要です。