【恋と深空】メッセージ・ツタ
ツタ
メッセージ
お前のマンションの外壁、ツタがすごい勢いで伸びてるな。
でしょ?
昔の夏休みの宿題を思い出すね。ツタの成長を観察して記録するやつ。
葉っぱの形について、ずいぶん長いこと言い合ってたよな。
結局、お前がそれを作文に書いて、オレには見せてくれなかった。
時々、誰かが手入れをしてるみたい。
前は私達の家の庭の壁にも、ツタがたくさん生えてたよね。
お前が作文を書くために、全部の葉っぱを一緒に観察したな。
その結果、お前の作文は褒められて、オレはツタに水をあげる係になった。
まだ天行に帰ってないの?
昨日、家に帰った時に実がなってるのを見たよ。昔、私達の家で育ててたのと同じ実だった。
ちょうど通りがかったんだ。
昔、誰かさんにだまされて、ツタの実を食べさせられたな。
その後、ちゃんとあなたのためにブドウを洗ってあげたじゃない……!
洗ってはくれたが。
どういうわけか、ほとんどがお前の腹に入ったよな。
「わざわざ酸っぱいのを残しておいてあげた」とか、偉そうに言ってたし。
あの時、交代で水をあげるって約束したのに、あなたも後で忘れちゃってたでしょ
忘れてない。お前が月水金で、オレが火木土だった。
でも後で、ツタにはそんなに頻繁に水をあげなくてもいいってわかったんだよ。
お前のやる気をなくしたくなかったから、オレが「身を引いた」だけだ
でも、あなたもそのことを作文に書いて、私に見られたでしょ。
一緒に夏休みの間中ツタを観察したから、無駄にしたくなかったんだ。
あの作文の最後の一文、まだ覚えてるぞ。
「オレと〇〇*1は息を切らしながら、壁一面に茂ったツタを見て、嬉しそうに笑った」だ。
はぁ。大人になると、ツタになるのも悪くないなって思えてきたよ。
じゃあ、なればいい。黙って成長するだけでいいし、複雑なことも考えなくていいぞ。
水やりは、オレに任せてくれ。
お前の好きなミルクティーやジュース、牛乳をやるから。
〇〇*2っていう名前のツタを、一株育てよう。
あなたの天行の家の外に植えられないかな?きっと壮観だよ。でも、天行で育てるのは難しいのかな?
誰かが頻繁に世話をしてくれるなら大丈夫だ。
それに、ツタは重力を信じない。
あいつが行きたいと思えば、どこへだって行けるさ。
昔はよく落ち葉を集めてたけど、もうずいぶん長いことやってないね。
帰る前に、重なり合ってる落ち葉を2枚拾ったぞ。
まるで2つの手のひらみたいで、形もほぼ一緒だ。
いつもみたいに、1枚ずつ分けるか?
一覧
| 「お前のマンションの外壁、ツタがすごい勢いで伸びてるな。」 | ||
| 昔の夏休みの宿題を 思い出すね | 誰かが手入れを してるみたい | まだ天行に 帰ってないの? |
|---|---|---|
| 「でしょ?」 「昔の夏休みの宿題を思い出すね。ツタの成長を観察して記録するやつ。」 「葉っぱの形について、ずいぶん長いこと言い合ってたよな。」 「結局、お前がそれを作文に書いて、オレには見せてくれなかった。」 | 「時々、誰かが手入れをしてるみたい。」 「前は私達の家の庭の壁にも、ツタがたくさん生えてたよね。」 「お前が作文を書くために、全部の葉っぱを一緒に観察したな。」 「その結果、お前の作文は褒められて、オレはツタに水をあげる係になった。」 | 「まだ天行に帰ってないの?」 「昨日、家に帰った時に実がなってるのを見たよ。昔、私達の家で育ててたのと同じ実だった。」 「ちょうど通りがかったんだ。」 「昔、誰かさんにだまされて、ツタの実を食べさせられたな。」 |
| その後ちゃんと ブドウを洗ってあげた | 交代で水をあげる 約束をした | あなたも作文に書いた |
| 「その後、ちゃんとあなたのためにブドウを洗ってあげたじゃない……!」 「洗ってはくれたが。」 「どういうわけか、ほとんどがお前の腹に入ったよな。」 「「わざわざ酸っぱいのを残しておいてあげた」とか、偉そうに言ってたし。」 | 「あの時、交代で水をあげるって約束したのに、あなたも後で忘れちゃってたでしょ 「忘れてない。お前が月水金で、オレが火木土だった。」 「でも後で、ツタにはそんなに頻繁に水をあげなくてもいいってわかったんだよ。」 「お前のやる気をなくしたくなかったから、オレが「身を引いた」だけだ | 「でも、あなたもそのことを作文に書いて、私に見られたでしょ。」 「一緒に夏休みの間中ツタを観察したから、無駄にしたくなかったんだ。」 「あの作文の最後の一文、まだ覚えてるぞ。」 「「オレと〇〇*3は息を切らしながら、壁一面に茂ったツタを見て、嬉しそうに笑った」だ。」 |
| ツタになるのも悪くない | あなたの家の外に 植えられないかな? | 昔はよく 落ち葉を集めてた |
| 「はぁ。大人になると、ツタになるのも悪くないなって思えてきたよ。」 「じゃあ、なればいい。黙って成長するだけでいいし、複雑なことも考えなくていいぞ。」 「水やりは、オレに任せてくれ。」 「お前の好きなミルクティーやジュース、牛乳をやるから。」 「〇〇*4っていう名前のツタを、一株育てよう。」 | 「あなたの天行の家の外に植えられないかな?きっと壮観だよ。でも、天行で育てるのは難しいのかな?」 「誰かが頻繁に世話をしてくれるなら大丈夫だ。」 「それに、ツタは重力を信じない。」 「あいつが行きたいと思えば、どこへだって行けるさ。」 | 「昔はよく落ち葉を集めてたけど、もうずいぶん長いことやってないね。」 「帰る前に、重なり合ってる落ち葉を2枚拾ったぞ。」 「まるで2つの手のひらみたいで、形もほぼ一緒だ。」 「いつもみたいに、1枚ずつ分けるか?」 |
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