【恋と深空】メッセージ・お前だけを思う
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お前だけを思う
メッセージ
あの花、ドライフラワーにしてみたんだけど
リビングのテーブルに置いても、なんかしっくりこない
え？どうしてしっくりこないの？
部屋の中で、その花だけがやけに目立つんだ。
色が鮮やかすぎるせいか、どうしても目が向いちまう。
もう半日経つのに、ずっと気が散って集中できない。
もしかしてだけど･･････
あなたの部屋のトーンが地味すぎるんじゃないかな。
そういうことか
艦隊が用意した家だから内装にこだわることもなかったし、自然とこんな色合いになったんだ。
この花がいいきっかけをくれたよ。これからはもうちょっと部屋のインテリアを気にしてみる。
もしかしたら、もともとのインテリアに慣れてるせいかも。
慣れた空間に急に新しいものが増えると、落ち着かなくなるから。
もともとあるものはインテリアっていうより、生きていくために最低限必要なものだけだ。
けど、この花は違う。家の中に生活感を与えてくれる存在だ。
どうしても気が散るなら、いっそ片付けたらどうかな？
それか、視界に入らないとこに移すとか。
コイツはオレ達が一緒に苦労して育てた花だ
見えないとこにしまうなんて、もったいなくてできない。
ある研究によると、色は人の心の内を映す鏡なんだって。
つまり、あなたの天行市での心の色は、臨空にいた頃とは変わったってことだよ。
でも、心の色は関わる相手によって変わるもんだろ。
元に戻すのは簡単だ。
お前がオレの着色剤だからな。
あなたの家が、もっと彩り豊かになるといいな。
せめて･･････私達が一緒に暮らしてた臨空市のあの家と同じくらいに。
じゃあ今度会う時、一緒にインテリアショップを見に行かないか？
オレにはインテリアコーディネーターが必要なんだ。
この家に、お前の好きな色を加えてくれ。
もしかして、花を見てたら何か思い出すから気が散っちゃうんじゃない？
天行市に戻ってからは、あんな風にのんびり花を育てる機会もなかなかないだろうし。
思い出すのは、花を育てたことじゃなくて･･････
ややこしい現実から離れた、穏やかで自由な時間だな。
そして何より大事なのは、その時間の中でずっとそばにいてくれたお前だ。
一覧
| 「あの花、ドライフラワーにしてみたんだけど」 「リビングのテーブルに置いても、なんかしっくりこない | ||
| え？どうして？ | ||
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| 「え？どうしてしっくりこないの？」 「部屋の中で、その花だけがやけに目立つんだ。」 「色が鮮やかすぎるせいか、どうしても目が向いちまう。」 「もう半日経つのに、ずっと気が散って集中できない。」 | ||
| 部屋のトーンが 地味すぎるから | もともとのインテリアに慣れてるのかも | 花を片付けたら どう？ |
| 「もしかしてだけど･･････」 「あなたの部屋のトーンが地味すぎるんじゃないかな。」 「そういうことか 「艦隊が用意した家だから内装にこだわることもなかったし、自然とこんな色合いになったんだ。」 「この花がいいきっかけをくれたよ。これからはもうちょっと部屋のインテリアを気にしてみる。」 | 「もしかしたら、もともとのインテリアに慣れてるせいかも。」 「慣れた空間に急に新しいものが増えると、落ち着かなくなるから。」 「もともとあるものはインテリアっていうより、生きていくために最低限必要なものだけだ。」 「けど、この花は違う。家の中に生活感を与えてくれる存在だ。」 | 「どうしても気が散るなら、いっそ片付けたらどうかな？」 「それか、視界に入らないとこに移すとか。」 「コイツはオレ達が一緒に苦労して育てた花だ 「見えないとこにしまうなんて、もったいなくてできない。」 |
| 色は人の心の 内を映す鏡 | もっと彩り豊かに なるといいな | 花を見てたら 思い出すから？ |
| 「ある研究によると、色は人の心の内を映す鏡なんだって。」 「つまり、あなたの天行市での心の色は、臨空にいた頃とは変わったってことだよ。」 「でも、心の色は関わる相手によって変わるもんだろ。」 「元に戻すのは簡単だ。」 「お前がオレの着色剤だからな。」 | 「あなたの家が、もっと彩り豊かになるといいな。」 「せめて･･････私達が一緒に暮らしてた臨空市のあの家と同じくらいに。」 「じゃあ今度会う時、一緒にインテリアショップを見に行かないか？」 「オレにはインテリアコーディネーターが必要なんだ。」 「この家に、お前の好きな色を加えてくれ。」 | 「もしかして、花を見てたら何か思い出すから気が散っちゃうんじゃない？」 「天行市に戻ってからは、あんな風にのんびり花を育てる機会もなかなかないだろうし。」 「思い出すのは、花を育てたことじゃなくて･･････」 「ややこしい現実から離れた、穏やかで自由な時間だな。」 「そして何より大事なのは、その時間の中でずっとそばにいてくれたお前だ」 |
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