宵の鳥
基本データ
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| ジャンル | maimai |
|---|---|
| タイトル | 宵の鳥 |
| アーティスト | n.k feat.影縫英 |
| BPM | 145 |
| 配信日 | 2023/06/23*1 |
| バージョン | FESTiVAL PLUS |
| スカイストリートちほー4 前課題曲 / 次課題曲 | |
譜面データ
でらっくす譜面
| Lv | 定数 | 総数 | 内訳 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Tap | Hold | Slide | Touch | Break | |||
| 4 | 4.0 | 180 | 143 | 11 | 9 | 14 | 3 |
| 7+ | 7.7 | 346 | 300 | 12 | 4 | 26 | 4 |
| 10+ | 10.7 | 393 | 271 | 38 | 33 | 31 | 20 |
| 13+ | 13.6 | 746 | 548 | 50 | 79 | 43 | 26 |
譜面作者【EXP…アマリリス、MST…サファ太】
定数調査:CiRCLE
楽曲情報
フレーバーテキスト
『この国は神によって作られ、古からヤタガラスの「神託」によって政が決まって来た』
友人から真顔でこんな事を言われた人は大抵、痛い奴と相手を見るか、黙って距離を置く。
「暁家」の人間でなければ、俺だって笑っていただろう。
他言を禁止されていたこの事実を、子供の頃こっそり仲良くしていたクラスメートに話したことがある。
「なんだそれ、漫画ネタ?」と本気にされず、結局信じてくれたのは幼馴染のコハク一人だった。
コハクは数字や機械にめっちゃ強いリアリスト。
面倒くさがりなので、最短かつ一番疲れないルートを選んで生きている。
その上ゲームオタクのヒキコモリ。
結構な変わり者だと思うが、お隣同士の家族みたいな存在で、ずっと一緒にいる。
高校生になった俺は、これからもそれは変わらないと信じていた。だから全く想像していなかったのだ。襲名式で、幼馴染が死ぬと言う「神託」を受ける事になるなんて。
「型」を異常に重んじる父親が、昔から苦手だった(正直今でも苦手だ)俺は自由に踊るのが好きだったから。ガキにとって、実際いるかわからない神も、神使のヤタガラスにも興味はわかなかった。
暁家は大きすぎる上息苦しく、俺はしょっちゅう隣のコハクの家に転がり込んでいた。
神の声を降ろせない跡取りに、家中がピリピリし、小学生の頃には俺はすっかり御神楽がキライになっていたんだ。ある日、コハクの家で漫画を読みながら「あんな家出て自由に踊りたい」と言うと、いつも「ふーん」と興味なさそうなコハクが、なぜかその日は「アカツキの舞を見てみたい」と言い出した。
何で?と聞いたら「御神楽は嫌って言うくせに、舞の話してる時はやたら一人で盛り上がってるから……どんな踊りするのかちょっと興味わいた、だけ」とぼそぼそ答える。
『舞は神との対話。けして人に見せてはいけない』
父親にはそう言われていたけど、コハクは家族みたいなものだし、こんな事言い出すなんてめったにないから、つい叶えてやりたいと思った。俺は、神は降ろせない役立たずだし「踊る」だけなら別に構わないだろう。
暁家の離れに、裏から二人で忍び込む。ここは使われなくなった古い御神楽舞台があるのだ。
ちょっと待ってろよ、と自分の部屋から誰にも見つからないよう衣装を持ち出した。
軋む舞台の上には、大きな桜が満開の花を咲かせている。花弁が雪のようで、きっと明日には全て散ってしまう頃合いだった。そのせいか、華やかなはずなのに、この場所は妙にうら寂しい。
簡易的な神楽衣装をつけ、紅を引いた見慣れない俺の姿をみたコハクが「きれ、い……うそ、何でもない」と目をそらした。よく見ると、少し赤くなって珍しく照れている。いつも神様相手の一人きりの舞台だから、初めての観客に急に嬉しくなった。
―誰の為でもない、今日はコハクの為に踊ろう。
息を吸いこみ、集中する。そうして舞台に踏み出した瞬間、キンと耳鳴りがして、ふいに周囲の音が消えた。舞う花弁が妙にゆっくり見え、自分の腕の先、指の末端まで意識が張り巡らされる、初めての奇妙な感覚。
すごく自由だ。
思った通りに動けるし、コハクの事も見なくても手に取る様にわかった。
じっと俺を見つめて、握った手の下の鼓動が、いつもよりずっと早い。
そして、姿の見えないもう一人の気配……だれだろう? そう思った瞬間だった。目の前に急に大きな黒塗りの大鳥居が現れた。気付けば、前後にも無限に黒鳥居が続いていて、さっきまで晴れていた空はどんよりと黒い。
周囲は濁った水で埋まった堀で囲われていた。
重い空気の中、ずるずると引きずるような音が近づいてくる。黒い靄が大鳥居の上部に集まって来て、その刹那耳元でざらついた声がした。
『―オ前モワタシニ捧ゲナイノカ』
ぞっとして舞をとめる。周囲は元に戻り、黒い鳥居はどこにもなくなっていた。そして気付けば、舞い散る花弁の中、舞台の下からきょとんとコハクが見上げていた。
その日を境に、何かが変わった。
あれは、恐ろしい体験だったが、その時舞に必要な集中を掴めたのかもしれない。神使と対話出来ると認められた俺が17歳を迎えた春、「暁」の名の襲名式がとり行われた。
桜の花びらの中、御神楽を舞う。
気づけば目の前に朱の大鳥居が現れていた。七色に光がはじけ、金の雲がたなびく光景は、似ていないのにどこか子供の時見た、あの黒い大鳥居を思い出させ不安になる。
見上げた大鳥居の上、初めて姿を現したのは、暁家を護るヤタガラスだった。いくつか、この国の行く末と暁に関する神託を告げた後、最後に伝えた言葉。
思い返せばこの神託が、すべての運命を狂わせる原因だった。
『忘れられた神は、お前が捧げなかったモノに代わってコハクを望むだろう』
―17歳になったばかりのコハクが死んだのは、この5か月後の事だった。
楽曲・アーティスト
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譜面・ゲーム面
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関連動画
- 公式動画
宵の鳥 / n.k feat. 影縫英 - MV【for maimai でらっくす】
- 譜面動画(MASTER)
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