立ち回り(トップレーン)
はじめに
トップレーナーの役割は、下図の黄緑色の矢印のレーン (トップレーン) にある自軍タワー (青色タワー) を敵の攻撃から守り、敵軍タワー (赤色タワー) を破壊することです。
矢印の方向へ味方のミニオン (ソルジャーともいう) が自動的に進軍するので、そのミニオンと共に敵ベースの破壊を目指しましょう。
トップレーンの特徴
危険性の低さ
レーンの片側が壁になっているので、ガンクを警戒すればいいのは片側のみとなり、ミドルレーンよりかは危険性が少ない。
( 回避するのが難しい危険な敵の急襲を受ける頻度が、比較的低い )
バストのすぐ近くでない
下図Bの大型モンスター (バスト) はゲーム序~中盤で出現し、これを奪い合う戦いが発生するボットレーンでは、ミクロや状況判断力が優れたチームが有利となる。
対して、トップレーンに近いAの大型モンスター (スルト) はゲーム終盤で出現する為、トップレーナーだけでなくチーム全員が関わるものである。
なので、ボットレーンと比べると序盤の重要な戦いは起こりにくい。
1対1
ボットが2対2なのに対しトップは1対1の為、人数不利な状況で対応しなければならないシチュエーションが少ない。
( 2対2だと、味方が倒されたりした場合は、味方が復活するまでは自分1人で敵2人から味方タワーを守らなくてはならない )
初心者にオススメ
上記の理由により、ゲーム初心者でも担当しやすいポジションと言われています。
逆に言うと、トップを担当してチームをキャリー (1人で試合を勝利に導くこと) するのは比較的難しいです。
当然トップでも大活躍することは可能ですが、チーム内で一番プレイヤースキルが優れている人が明らかな場合は、その人はジャングラーかミッドレーンを担当した方が良いかもしれません。
序盤 (レーン戦)
レーン戦の目的
既に述べた通り、最初の目標は敵ファーストタワーを破壊することです。
序盤は、基本的にAの辺りで敵のトップレーナーと1対1で戦います。
敵も当然タワーを折られたくないので、抵抗し攻撃してきます。
戦闘により敵をキルできたら、敵タワーを守る人が居なくなり、その間にタワーを攻撃できるので、序盤のレーン戦闘はそういった目的で行われます。
敵のガンクに注意
基本的には1対1と書きましたが、トップレーナー以外の敵が攻撃してくる可能性もあります。
( 他ポジションへ行って敵を攻撃することをガンクといいます )
トップにガンクしてくる可能性が高い敵は、ジャングラーとミッドレーナーです。
敵ジャングラー/ミッドレーナーがどこにいるか分からない状態で、すぐに味方タワー付近へ退避できない場所に居るのはリスクだと思いましょう。
( 敵に襲われたとき、味方タワーの近くは比較的安全な場所です )
この塩梅は慣れなので説明しづらいのですが、試合では、リスクを犯していると思いながらも、敵のタワーを攻撃する等の攻めの姿勢が必要となります。
一見タワーを攻撃するチャンスだとしても、もうすぐ敵のガンクが来る!という予想をしたら、撤退の判断がベストのときもあります。
試合数をこなしていけば、より良い判断ができるようになるでしょう。
中盤
マップ全体を見よう
試合中盤になると、3本のレーンのうち、敵と味方でいくつかのタワーが破壊されてきます。
引き続き、味方のタワーを守り、敵のタワーの破壊を狙います。
ですが、序盤よりさらにミッドレーンやマップ全体の状況に気を配った立ち回りが求められるようになります。
中盤の状況の例
例1
自分の守っているトップのタワーは1本も折られていなく、味方ミッドのタワーは折られている。
そういった場合は、トップレーンの守りを少しだけ軽視して、ミッドタワーのさらなる破壊を防ぎましょう。
ミッドレーンに行って、ミッドレーナーの手助けをしてあげましょう。
ベストなのは、味方ミッドレーナーと協力して、2対1で敵ミッドレーナーをキルすることです。
キルが取れなくても、弱らせて敵を撤退させるだけでも構いません。
その間にレーンを押し返すことができます。
◇ ミッド加勢時の注意点 ◇
ミッドへ加勢する場合も、敵にトップタワーの破壊を許したくはありません。
ミッドへのガンクを成功、またはこれ以上ミッドレーンに居ても敵を倒すことはできないと判断したら、すぐにトップレーンの防衛に戻りましょう。
例2
トップの敵ファーストタワーを破壊して、敵のミッドファーストタワーが壊れていない場合。
このときに引き続き敵トップのセカンドタワーを破壊しに行っても良いのですが、注意が必要です。
敵はブッシュからの奇襲がしやすい形ですので、敵セカンドタワーを攻撃する際は、ブッシュからの奇襲に細心の注意を払いましょう。
マップに映っていた敵が消えたら要注意。
タワーを守るためにこちらへ移動を始めた可能性が高いです。