回復阻害とは
(1) 5つのギア
マーベルスーパーウォーにおいて「ミョルニル」、「S.H.I.E.L.D.ライフル」、「古の冬の小箱」、「ヴィブラニウムアーマー」、「フェンリルの牙」の5つのギアを合わせた総称として「回復阻害ギア」という俗称がある。
「回復阻害」というのは、これらの5つのギアが共通してもっているパッシブ効果のことである。
( ゲーム内で使われている正式な呼び名は『回復効果ダウン』)
ミョルニル | ||
販売価格 | 1925 | |
物理攻撃力 HP最大値 | +90 +500 | |
パッシブ効果:『ミョルニル』 ① 装備者が敵ヒーローに物理ダメージを与えた際、4秒の間ターゲットの得るHP回復値を50%減少させる。 ② 通常攻撃が近距離タイプの装備者の通常攻撃が命中すると、1.5秒間ターゲットの移動速度が40%低下する。 装備者の通常攻撃が遠距離タイプの場合、与える減速効果が20%になる。 |
S.H.I.E.L.D.ライフル | ||
販売価格 | 1925 | |
物理攻撃力 攻撃速度 クリティカル率 | +40 +45% +25% | |
パッシブ効果:『回復効果ダウン』 装備者が通常攻撃またはスキル攻撃で敵ヒーローにダメージを与えたとき、その後4秒間、ターゲットが得るHP回復効果が50%低減する。 |
古の冬の小箱 | ||
販売価格 | 1925 | |
エネルギー攻撃力 HP最大値 | +180 +900 | |
パッシブ効果 ①:『古の冬の小箱』 以下の効果は、12秒が経過する毎に1回発動可能になる。 装備者がスキルを用いて敵ヒーローにダメージを与えると、1.5秒間ターゲットを中心とした円形範囲を [氷結エリア] にする。 [氷結エリア] 内にいる敵ヒーローは、その間移動速度が30%低下する。 | ||
パッシブ効果 ②:『回復効果ダウン』 装備者が敵ヒーローにエネルギーダメージを与えると、4秒間ターゲットの得るHP回復効果が50%低減する。 |
ヴィブラニウムアーマー | ||
販売価格 | 1900 | |
物理防御 HP最大値 | +210 +500 | |
パッシブ効果 ①:『ヴィブラニウムアーマー』 装備者が敵ヒーローから通常攻撃を受ける度、以下の効果が発動する。 ◉ カウンターとして、通常攻撃を行った敵ヒーローに [30+軽減前のダメージ値の20%] ポイントのエネルギーダメージを与える。 | ||
パッシブ効果 ②:『ヴィブラニウムスーツ』 装備者がダメージが受けた時から2秒間、攻撃した敵ヒーローが得るHP回復量が25%低減する。 |
フェンリルの牙 | ||
販売価格 | 525 | |
物理攻撃力 | +25 | |
パッシブ効果:『回復効果ダウン』 装備者が敵ヒーローに物理ダメージを与えたとき、2秒間ターゲットの得るHP回復効果が25%低減する。 |
発動条件はギアによって異なるが、上記の5つのギアのパッシブ効果には
「敵ヒーローの得るHP回復効果を低減させる」という共通点がある。
(2) どういうときに買うべきか
回復阻害ギアは、敵ヒーローの回復力を弱めるので
敵チームに強力な回復力をもつヒーローがいるとき に買う。
特に、自分が担当するレーンで対面する敵ヒーローが回復系のヒーローだった場合は、購入がほぼ必須。
なるべく早く、可能ならば最初に買いたい。
また、終盤は対面レーンでないプレイヤーも、集団戦等で回復系の敵と交戦することになる。
最初に買う必要はないが、敵チームに強力な回復ヒーローがいる場合は、回復阻害ギアの購入を検討しよう。
(3) 5つのうちどれを選ぶべきか
ミョルニル |
自身がバトル・タンク・アサシン等の 近接系物理攻撃ヒーロー の場合、ミョルニルが選択肢に入る。
マークスマンも物理攻撃ではあるのだが、ミョルニルは近距離攻撃ヒーローが装備した方が強い効果を発揮するという性質がある。
バトル・タンク・アサシンは、ミョルニルでなくヴィブラニウムアーマーを選んでもいい。
防具よりも武器を買いたい場合はミョルニルとなる。
さらに、ミョルニルは敵に減速効果を与えられるという点も魅力的だ。
S.H.I.E.L.D.ライフル |
自身が マークスマンヒーロー の場合、S.H.I.E.L.D.ライフルが選択肢に入る。
物理攻撃力、攻撃速度、クリティカル率も上がるので、回復阻害ギアの中でS.H.I.E.L.D.ライフルはマークスマンに最適なギアと言える。
ミョルニル、古の冬の小箱、ヴィブラニウムアーマーのような回復阻害以外の2つ目のパッシブ効果は無いが、ステータス上昇がマークスマン用に最適化されているという点が非常に魅力的なギアだ。
古の冬の小箱 |
自身がエネルギー・サポート等の エネルギー攻撃系のヒーロー の場合、古の冬の小箱が選択肢に入る。
サポートヒーローは、冬の小箱でなくヴィブラニウムアーマーを選んでもいい。
防具よりも武器を買いたい場合は冬の小箱となる。
冬の小箱には30%減速効果が付いているという点も、CCが重要となるサポートヒーローには嬉しい点だ。
エネルギーヒーローは火力を出すことが役割のため、防具のヴィブラニウムアーマーでなく、エネルギー攻撃力を上げられる冬の小箱を選ぼう。
ヴィブラニウムアーマー |
自身がバトル・タンク等、打たれ強さが必要なヒーロー の場合、ヴィブラニウムアーマーが選択肢に入る。
装備者が物理攻撃系ヒーローでも、エネルギー攻撃系ヒーローでも、効果を発揮することができる。
ヴィブラニウムアーマーが敵に与える回復阻害効果は、ミョルニル・古の冬の小箱と比べて一段劣った効果なので (フェンリルの牙と同等) 味方チームで回復阻害を買っているのが自分1人の場合、少し非力かもしれない。
味方にチャットで回復阻害ギアを薦めるか、自身がミョルニルや冬の小箱を買うことを検討しよう。
試合中〜終盤、自分以外の味方も回復阻害ギアを買っているようなら、ヴィブラニウムアーマーでも問題無い。
フェンリルの牙 |
フェンリルの牙はミョルニルの材料となる中級ギアだ。
( ミョルニルを含む他の4つは、全て上級ギア )
使用感覚としてはミョルニルとほぼ同じなのだが、フェンリルの牙は少し上級者向けの選択肢となる。
初心者の方には、フェンリルの牙よりもミョルニルの選択をお勧めする。
物理攻撃系ヒーローが購入するという点は、ミョルニルと同じ。
フェンリルの牙の最大の長所は、購入に必要な価格が他と比べて安いことだ。
他の4つと比べて、約4分の1程度の価格で買うことができる。
代わりに、回復阻害としての効果は低め。
ゲーム終盤になったら 回復阻害ギアを売ろうと思っている場合 、ミョルニルでなくフェンリルの牙が選ばれる。
( どうせ後で手放してしまうなら、価格が安いギアを選んだ方がお金が無駄にならないため )
なぜ一度買った回復阻害ギアを売るのか?
《 理由1 》 味方が回復阻害ギアについて知っていて、購入すると予想されるため、回復力を弱らせる役割をその味方に任せたい。 ( 序盤、レーンで対面しているときは回復阻害ギアが必須だが、終盤仲間が回復阻害ギアを買っている場合は、必須でなくなる ) |
《 理由2 》 自身の最終的なビルドにミョルニルを入れたくない。 ( ミョルニルは、攻撃ギアの中では比較的攻撃力が低めなので ) |
(4) 回復系ヒーローの具体例
強力な回復力をもっており、回復阻害ギアによる対策が有効と思われるヒーローを、以下に一覧する。
ヒーロー自身のスキルに回復効果は無いが、HP回復効果のあるギア「反物質砲」や「レーヴァテイン」を戦いの主軸としているヒーローも、一覧に含むこととする。
これらのヒーローが対戦相手に来た場合は、回復阻害ギアを買うことを検討しよう。
🔴 回復阻害による対策が非常に重要
アダム・ウォーロック | ウルヴァリン |
ウォータイガー | エクスキューショナー |
エンシェント・ワン | ファルコン |
ヘラ | ネイモア |
🟠 回復阻害による対策がやや重要
フェニックス | ブレイド |
マイティ・ソー | マンティス |
ティナ (レーヴァテインを装備している場合) |
🟡 余裕があるなら買った方が好ましい
キャプテン・アメリカ | セルシ |
ミスター・ファンタスティック | |
マークスマンヒーロー全般 (レーヴァテインを装備している場合) |
ここで列挙したヒーロー以外にも、環境メタの変化で主流のギアが変わったり、新たなヒーローが実装され、回復阻害による対策が必要なヒーローは変化する。
実際のゲームで相手の回復力に脅威を感じたら、回復阻害が必要か否かを一考しよう。
(5) その他の知識
「回復阻害ギア」は英語だと
「Anti-Heal Gear」 という。
味方の外国人にチャットで「回復阻害ギアを買ってください」と言いたいときは「Please buy Anti-Heal Gear」と書くと、相手が英語が分かる人ならおそらく伝わるだろう。