【白猫】コヨミ(茶熊)・思い出
新入生の小さな狼 コヨミ・ホーリィ CV: 心優しい狼の半獣の少女。 弟のタローと共に茶熊学園に入学した。 | ||
2018/10/31 |
茶熊学園2018
思い出1
にーに!見て見て!制服だよ!
キャインキャイン♪
入学おめでとう、コヨミちゃん、タローちゃん。
学校のみんなとは、仲良くしてる?
お勉強は大変だけど、みんなすっごく優しいよ!
よかったわね、コヨミ♪
コヨミね、園芸部に入ったの。お花さんやお野菜を育ててるんだよ。
おっきなうさぎのドロちゃんにも、ご飯をあげてるの。
キャウーン。
タロー、ドロちゃんと仲良しだもんね。
アラアラ。
タロー、ドロちゃんをもふもふしてたら、眠くなっちゃって、お昼寝しちゃったの。
かわいい……!
キャウン!!キャウン!!キャウーン!!
(でっかいうさぎが野菜を盗まないように、見張ってたの!)
ガルル~。
(ちょっと不満そうね、タローちゃん)
たまに、イヤイヤタローなんだよ。
ねーねもちっちゃいころは、イヤイヤコヨミだったけどね。
子猫のアタシがいうのもなんだけど、子供ってそんなもんよね。
キャウンキャウン~!(ねーねもまだちっちゃいと思う!)
早く大きくなってね、タロー!
キャンキャン!キャンキャン!ガルルル~!
(僕ね!すっごくでかくなって、でっかいお肉たべる!)
思い出2
ぐるぐるぐる~。
コヨミさん、包帯を巻くのがとってもお上手ですね。
もう大丈夫だよ、ディランにーに!
ありがとうな、コヨミ。
けがには気をつけてね。
ああ、気をつけるよ。
コヨミさん、救助隊のお勉強、どうですか?
覚えることいっぱいで、ちょっと大変なの。
まぁ。
いっぱい覚えないと、駄目なの。でもね……
辛いことがあるんですか?
救助隊員は、昔あったことを知ってないといけないの。
救助が間に合わなかったらどぅなるかも、知ってないといけないんだよ。
間に合わなかったら……
そんなお話を読んでると、すごく辛くって……
<ルウシェは、コヨミの頭をなでた……>
もしかしたら、救助隊のお仕事はコヨミさんにとって辛いものになるかもしれません。
そうかも……
でもそれは、コヨミさんが優しいから。
私は、コヨミさんが優しくて、強いひとになるって信じています。
あ~腹がいてえ~。ベッドで寝ないと治らねえな!
リアムにーに、おさぼり?だめだよー。
サボりじゃねえ。ロックだ。
祈りましょう、リアムさん。
クソっ、やりにくい奴らだな!
…………
……
おやおや、タローさん、それはコヨミさんの本ですね。
なんでもってきちゃったんです?
ガルルルゥ……!!
災害救助の事例……この本を読んで、コヨミさんか泣いて……
ガウゥ!!
いいえタローさん、コヨミさんは、読まないといけないのです。
そして幾度も涙を流さねばならないのです。
――それが、お姉さんの歩みだそうとしている道です。
……キャウン。
思い出3
こんにちは、ジュダにーに!
にーに……!
今日はお前たちも来たのか。
いっしょに部活するの。
……いいだろう。
今日はお野菜の種をまくんだよ。
その前に、雑草どもに棺を送る。虫どもにもだ。
わかった!
別の意味にしか思えんやつね。
ジュダにーに、お花にはとっても優しいんだよ!
優しい、か……そんな戯言をいうのは、我が主くらいなものだ……
キャウン……!
タローがジュダを警戒してる……!?
何だ。
キャウン!
<タローがジュダに近づき、足元で顔を見上げた――>
なでろというのか。棺を運ぶこの俺に。
タローは、ジュダにーにを、そんけいしてるんたよ!
俺を……
<ジュダは、タローの頭に手を乗せる。>
……キャウン……
強さを望むか、小さきものよ。
いかに研議----をつもうと、強さに果てというものはない。
それでも強さを望むならば、俺のようにはなるな。
キャウン……
園芸部の会話よね。
あっ……
<コヨミが花壇の一角を見ている。
そこだけ、土が露出していた。>
ジュダにーに、ここにお花を植えてもいい?
そこは棺を埋める場所だ。
そっかぁ……
冗談だ。
ジュダが冗談を……!?
じゃあ、いいの?
お前の責任において、花壇の一角を使うことを、止めはしない。
責任……?
最後までやり遂げろ。
コヨミが始めたことは、コヨミが最後までやらないとだめなんだね。
――そのとおりだ。
わかった!コヨミ、がんばります!
思い出4
ひゃー、寒いわねこの島。雪がふってるわ。
えヘヘ……お買い物だね、にーに!!
キャンキャン♪
園芸のお店ね~。猫的にはあまり行く機会のないお店だわ。
そうね……コヨミちゃん、何が欲しいの?
スノーパンジーってお花だよ!
キャウン!
聞いたことないお花ね。
えっとね……ママがとっても好きだったお花なの。
お庭の花壇に咲いてたんだよ。
……そうだったのね……
学校の花壇に植えるの。
キャウ~ン♪
…………
……
スノーパンジーかね。これだよ。
きれいなお花ね。
ホントだわ。
おじさん、このお花ください!
お嬢さん、お目が高いね。!2株で1200万ゴールドだよ。
高いんですね。
キャウンキャウン!ガルルル
……冗談だよ。1200ゴールド。
本当?
本当だとも。
ありがとうございます!
キャンキャン!
…………
……
<コヨミは、花壇のすみにスノーパンジーを植えた。>
お花さん、学園を気に入ってくれるといいな……
ワオーン!
(あの花は……)
毎日お世話するから、元気に咲いてね!
(――だが、コヨミが気づかねばならないことだ……)
思い出5
どうして……
キャウン……
お花、元気がないわね……
どうしたのかしら。
まだ、花壇の土に慣れていないのかも。
お水も毎日あげてるのに。
キャンキャン、ガウウ……!!
(僕も虫とりをしてるのに……)
何か原因があるのかも。ジュダ、なんか知らない?
――さあな。
だが、花を活かすのも、枯らすのも、お前次第だ。
元気になってほしいです。
だったら手を尽くせ。
ガウガウ……!
わかりました……!
助けてあげなさいよ!
コヨミは己でやるといった。
…………
……
<コヨミが、図書室で本を読んでいる……>
パンジーは……とても丈夫な花で……
酸性土を嫌う……酸性土ってなんだろう?
酸性とは、水溶液が酸の性質を示すことをいう。
アイシャねーね!
土のことなら任せ給え。土に石灰をまぜたろう?
はい、お店の人にいわれて……
ならば土は問題ないはずだ。
そうなんですね……アイシャねーね、あの!
ヒントはあげよう。答えは君が見つけるんだ。
はい!
ワオーン!
…………
……
キャウン……キャウーン……
……そうだったんだ。
<コヨミは、本を閉じた……>
スノーパンジーは、あったかいのが苦手なんだね。
ガルルル……
ママの花壇でスノーパンジーが咲いていたのは、雪が降ってる頃だったね……
お花さん、辛かったんだ。コヨミは悪い子だね。
キャウン、キャウン……
この島の環境にあわなかったのね……
どうしたらいいの?
思い出6 (友情覚醒)
にーに……
ありがとう。コヨミをはげましてくれるんだね。でも………
コヨミね……お花さんが咲けば、嬉しいなって思ったの。
でも、お花さんは嫌だって。コヨミは馬鹿だった。
キャウーン、キャウーン……
…………
……
花さんに……?
そうだ……雪のルーンで!
お花さんが咲いているところだけ、少しだけ涼しく……!
<スノーパンジーが咲くところに、小さな雪片が降った……>
お願い、元気になって……!
キャウンキャウン!
…………
……
命をあずかる責任は、重い。
思いだけでは届かない。覚悟だけでは足りない。
とはいえ――がんばったな。
あっ、スノーパンジーが元気になってるわ!
本当ですね。良かった……
このあたりだけ、少し涼しい……コヨミさんが、ルーンを使ったんですね。
キャウンキャウン!
よかったわね、コヨミ……
うん……!
ありがとう、お花さん。コヨミのわがままを聞いてくれて。
一生懸命お世話するから、元気でいてね!
にーに、ねーね、ありがとう!
キャインキャイン、キャイン♪
コヨミとタローは、みんながずっと、だーいすきだよ!
覚醒絵・覚醒画像
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