【白猫】シャルロット(サマー)・思い出
2019/08/14
ガールミーツSHARK
シャルロット・フェリエ cv.内田真礼 夏を満喫する光焔の御子。 炎天下でも日焼け対策はバッチリ! |
思い出1
<泳ぐ古代遺跡の一件から、しぱらくして――
デッキチェアに寝そべったシャルロットが日光浴をしている。>
リス~。レモネードのおかわりー。
あ、はい。
主人公、フルーツの追加もよろしくー。
!
それと<メンズナイツ夏の特大号>を買ってきてくんない?
読者アンケートで選ばれた上位10人の発表があんのよ。
たぁーーー!
痛って! なにすんだトラァ!
こっちのセリフよ! いったいナニサマのつもり!?
なにって御子サマだけど?
ンなこたー聞いてないわ!主人公やアイリスはアンタの召使いじゃないのよ!
だって、あたしは飛行島のお客サマっしょ?
誰もアンタを客だと思ってないわ。お生憎サマ。
サマーよ!夏を満喫してなにが悪いわけ?
あからサマに開き直るなー!
(二人ともお互いサマね……)
だいたいアンタ、飛行島にくるたびダラけてるじゃない!
いつまでも夏休み気分でいないで、そろそろ働きなさいな!
あー、それはできない相談ね。
なにゆえ!?
あたしは<鮫宮>で知っちまったんだわ。この世の<楽園>ってモノをね。
霜降り牛食べ放題にエステ三昧。しかもタダ!
だからあれは幻だってば。
幻だろーとなんだろーと、あの生活を味わった以上、泥と汗にまみれた冒険家なんかに戻れるかっつーの!
ムムム……どうしても働かないつもり?
そもそもさー、働かないあたしが悪いとは思わないんだよねー。
どーゆーこと?
働かなきゃ生きていけない世の中のほうが間違ってるっつーかさ。
ぎにゃー!ダメ人間のヘリクツだわ!
とにかく。あたしに仕事をさせたかったら――
一生遊んで暮らせるだけの報酬を用意しろっつの!
ム~、最近ちょっとはマトモになったと思ったのに……
またグータラなシャルに戻っちゃったわ!
主人公、フルーツまだ~?
思い出2
とは言ったけど……働かなきゃ金がなくなるんだよなー。
今の所持金は……3ゴールド。
チッ……これじゃしばらくビーフはおあずけだな。
だから言ってるじゃないの!
ビーフが欲しけりや働きなさい。働かざるモノくーベからずよ!
しゃーねーなー、なんかいい仕事ある?
お、やっと働く気になったのね?
冒険家ギルドの依頼がたくさんありますよ。ほとんどが魔物の討伐ですけど。
あ、そーゆーのはパス。
ラクで高収入が絶対条件。さらにリゾート気分が味わえる仕事ならいうことなし!
さすがにそんな依頼はないと思いますけど……
あるわよ!
フィオナさん!
みんな、<鮫宮>では世話になったわね。
私にとっては一生忘れられない貴重な体験だったわ!
確かに忘れらんない出来事ではあったわね。
つーか、ラクな仕事があるって聞こえたけど?
じゃじゃん。これよ!
なによ、この薄汚れた布っきれ?
遺跡から発掘された大昔の海図よ。
中央に島が描かれているでしょう? この島に行ってあるモノを探してほしいの。
あるモノって?
隠し財宝よ!
隠し財宝!?
(シャルさんの目の色が変わった……)
その昔、とある王国が滅びる際、再興を願って財宝の一部を無人島に隠したと言われているの。
じゃあ、この海図はその無人島の――!?
ええ、すでに島の位置は特定したわ。
私が行くつもりだったんだけど。これからメッサーくんに教えてもらった海底遺跡の探索に行かなきゃならないの。
だから、誰か私の代わりに……
行く! 行きます! 行かせてください!!
(即答――!)
そうと決まれば――
主人公、すぐに飛行艇の準備をして!
リスは弁当作って。ビーフはさんだサンドイッチ!
え? あ、はい!
いきなりスイッチはいったわね! さっきとはまるで別人だわ!
当たり前っしょ。財宝を見つけて夢のスローライフにまっしぐらよ!
じゃあ、よろしく頼んだわ。
任せろし!
思い出3
さあ着いたわ! 無人島よ。無人島に着いたのよ!
財宝は? 財宝はどこよ! どこにもねーじゃん!
隠し財宝ってゆーくらいだから隠してあんのよ!
おーい、財宝! 出てきやがれ!
呼んでも出てこないわ! だって財宝だもん!
探さなきゃなんないのか、メンドくせー!!
(二人のテンションが高いわ……)
あ、キャトラちゃーん!
みなさん、お待ちしてました。
あり? 何であんたらまでいんの?
キャトラちゃんに呼ばれたんです。
人数が多いほうが探すのもラクでしょ。
宝さがしなんてワクワクしますね♪
キュレーターとしては見逃せません。
リルは? 来てないの?
リルテットさんも誘ったんですけど……
「あ、ごめん……今回はパスで。」
相変わらずノリが悪りーな!
なんでもお友達と遊ぶ約束をしたらしくて。そこは絶対に譲れないそうです。
まあ、いいじゃないの。このメンバーで財宝を探すわよ!
よーし! 目指せスローライフ!
お~!
声が小さーい!
おおーっ!!
(みんなのテンションも高いわ……)
あー、コホン。
それでは。わたくしが探索隊の隊長として指示を出します。
いつ決まったのよ……?
シルヴィア、それにピアナ。
あなたたちは海岸沿いに島を回ってください。
わかりました! きっとお役に立ってみせます!
<怪盗の怪盗>の名にかけて…… あ、いえ。なんでもありません。
主人公、アイリス、それにキャトラ。
あなたたちは森の探索を。
まかしといて!
――ってシャル。アンタはなにすんの?
あたしはビーチで待機かなー。
みんなが無事に帰るのを祈ってるし!
ひとりだけ働かない気まんまんね!
思い出4
<さんさんと輝く太陽のもと――
デッキチェアに寝そべったシャルロットが<メンスナイツ夏の特大号>のページをめくっている。
読者アンケートによる人気騎士10人ねぇ……
クライヴのヤローが当たり前のように選ばれてるのがムカつくな~。
なにが<白銀の堕天使>だよ。これって出来レースじゃねーの?
あー、小腹すいてきた。リス! 弁当ちょーだい!
……って誰もいないのか。
つーか、みんな遅せーな。どこまで探しに行ってんだか。
まあいいや、一人で食っちまおう。
<シャルロットは接岸された飛行艇に向かうが……>
ええっ! ええええええっ!!
飛行艇が……ない!
ちょっ、ウソだろ! どこ行った!?
おーい、主人公! リス! トラァ!!
<返事はない……>
ビア! ピアナ!
<やはり返事はない……>
あいつら、あたしを忘れて帰っちまったんじゃねーだろーな!
まさか無人島にひとり置き去り!?
それだけじゃねーぞ!
武器もルーンも飛行艇に置きっぱだ……あたし丸腰じゃん!
…………
……
せりゃあああああ!
<シャルロットは木に体当たりしてヤシの実を落とす。>
こんなの剣さえありゃ一撃なのに……
<苦労して叩き割ったヤシの実で、のどの渇きを癒やす。>
んぐんぐんぐ……ぷはー!生き返るわー!
<空と海をオレンジ色に染めながら、太陽が水平線に沈んでいく。>
くっそー、日が暮れちまう。
こんなトコでくたばってたまるかっつーの。
思い出5
<――シャルロット・フェリエ。漂流日誌。
はるか遠くに見える水平線。飛行艇はおろか船影ひとつ見えやしない。
寄せては返す波の音が、流れる時の感覚を狂わせる。
無人島に取り残されてから、いったいどれだけの月日が経ったんだろう……>
つーか、まだ一晩しか経ってないんだけどさ。
それにしてもハラ減ったなぁ。なんか食いもんでも探すか。
<水と食料の確保はサバイバルの基本だ。
森の中を探すと小さな湖があった。>
ペロリ……うん、飲んでも平気だな。これで水はオッケー。
あとは食いもの、食いもの。
<食べられる本の実かどうかは、見ればだいたいわかる。今まで冒険家としていろんな島にいったおかげだろう。
不幸中の幸いだったのは、あたしが光焔の御子だったことだ。
いつでもどこでも火を起こすことができる。>
はぁっ!
よっしゃ。これで魚でも焼いて食うかー。
…………
……
おおっ! 魚うめーじゃん!
やっぱ一番はビーフだけど、たまにはフィッシュも悪くないかも。
<空腹が満たされると、考える余裕も出てくる。
みんなどこへ行ったんだろうか……?
あいつらが人を置き去りにするはずがない。それはあたしだってよくわかってる。きっと何か事情があったんだろう……
だから必ず迎えに来てくれる……そう信じていた。
その時までは……>
あれ……?
<波打ち際に流れてきたのは……見覚えのあるリスのハンカチだ。>
なんでこんなモンが……
まさか、あいつらが乗った飛行艇が落ちたのか!?
せりゃあああああ!
<あたしは石を削って斧にすると、森の木を切り倒した。
そしてツタを編み上げたロープでイカダを作る。>
どーよ! 初めて作ったにしては上出来じゃん!
オウガに教わった野営地の作り方が。こんなトコで役に立つとはな!
よーし、待ってろよ! 絶対、助けに行くから!!
思い出6
<シャルロットを乗せたイカダが大海原を進む。>
勢いで飛び出したのはいいけど――
あいつらはどこにいるんだよ! ホントに飛行艇が落ちたのかどーかもわかんねーし!
おーい、みんな! いるかー!? いたら返事しろー!
<すると、ふいに強い風が吹き、海が荒れ始めた>
え、うそ! マジで!?
<激しい風と波は容赦なくシャルロットに襲いかかる。>
やばい! このままじゃイカダが!
もうダメだー!
この光って……主人公の!
<シャルロットの頭上に、主人公が操縦する飛行艇が現れた。>
…………
……
ふう、カンイッパツね。助かってよかったわ。
みんな……それにリスも無事だったのか!?
はい。私は元気ですけど。
だって、あんたのハンカチが流れてきて……
ああ、これ。風で飛ばされたんです。
なんだよ、紛らわしいなっ! つーか、あんたたち今までどこにいたのさ!
どこにも行ってないわ。ずっと島の裏で待機してたのよ。
なんでフィオナまでいんの?
最初に謝っておくわね。あなたに見せた海図は偽物よ。あの島に財宝なんてないの。
……へ?
アタシがフィオナに頼んだの。シャルを無人島に行かせるためにね。
意味わかんないんですけど。
アンタ言ったわよね、楽園を知ったから冒険家に戻れないって。
だからその真逆を知れば、冒険家に戻るのもへっちゃらだと思ったのよ。
はああああ!?
すべてはアンタのグータラな態度を改めるためよ!
じゃあ、ビアたちは?
キャトラちゃんに協力してくれって頼まれたんです。
人が多けれぱ、シャルロットさんはひとりだけサボろうとする……読みが当たりましたね。
主人公やリスもグルだったのか!?
ごめんなさい。シャルさんのために心を鬼にしろって言われて……
わかったかしら?
アンタのためにみんなが協力してくれたのよ。なにか思うところがあるんじゃない?
……そりゃ、まあね。
食いもん探したり、魚焼いたりしながら、なんつーか、孤児院にいたころを思い出してさ。
最近のあたしは甘えすぎてたかもしんない。もーちょっとみんなの言うこと聞くようにしようかなって。
シャルさん……
でも――
でも?
それとこれとは話が別だ! あたしを騙した落とし前は きっちりつけてもらうかんな!
とりあえずみんなぶっ飛ばす!
どおっ、そんなに怒らないでくださいよー!
シャルロットさんのためにやったことなんですー!
みんな暴れないで! 飛行艇が揺れるー!
はあ……いいクスリになると思ったんだけど……
やっぱりシャルは、どこまでいってもシャルね。
でも、少しは効果があったみたい。
覚醒絵・覚醒画像
サマータイム・スローライフ シャルロット・フェリエ
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