【白猫】オウガ・思い出
蛮勇の金獅子 オウガ・ザ・ドレッドレオン cv.安元洋貴 <金獅子>の異名で恐れられる蛮族の戦士。 自由に生きることを信条とする豪傑。 |
思い出1
来たぜぇ!!
どわぁ! って、オウガ!?
ここがオマエらのアジトか。いいとこに住んでるじゃねえか!
なんでここにいるのよ。シャルの国と戦争してたんじゃ?
へっ、戦争なんざ百害あってなんとやらだ。知ったことかよ。
ところでよ。オマエら冒険家をやってるって言ってたよな?
はい、そうです。
目的は、お宝か?
お宝も好きだけど、あたしたちは目指してる場所があるのよ。
そりゃお宝よりも価値のあるもんなのか?
……ほう。急に目つきが変わったな。それだけの覚悟があるってわけか。
はっ、おもしろそうじゃねえか! おし! オレも一緒に連れてけや!
ええ! アンタが!? なんで?
オマエらからは、なんかデケェことやらかすニオイがすんだよ。
これを見逃す手があるか?
クンクン……さっき食べたカニカマのニオイしかしないけど。
細かいことは気にすんなや!
オレたちは<同胞>じゃねえか。
ま、別にいいんだけどね。歓迎するわよ、オウガ。
よろしくおねがいしますね、オウガさん。
おう! よろしくたのむわ!嬢ちゃん、キャト公!それから――赤獅子よう!
赤獅子ぃ? なによそのあだ名。
前から思ってたんだよ。
オマエにはオレと同じ獅子の魂を感じるぜ。
つーわけで、今日からオマエは、このオレ<金獅子>の弟分だ!
オマエが一人前の獅子なれるよう鍛えてやっからよ!ガハハハハハ!
よかったわね、主人公。
がんばってねぇ。赤獅子さん
思い出2
なに、この荷物の山は。
えーっと、化粧品に日焼け止めに洗顔料に香油に……って、多すぎ!
お、わりぃわりぃ! それ全部オレが頼んだやつだわ。
はぁ!? アンタが使うのコレ?
そうだっつってんだろ。なんかおかしいかよ?
だって……ねぇ?
<めんずけあ>ってやつだよ。真の漢は力だけじゃねえ。見た目も鍛えるもんだ。
たとえばそうだな……ちょいとオレの髪さわってみな。
どれどれ……わぁ、フサフサ! しかも意外とツヤツヤ!
そうだろ、そうだろ。だが地肌も並じゃねーぜ? ほぅれ!
って、そっちはムキムキマッチョなだけじゃ……
! よく見てキャトラ。肌にシミが……ひとつもないわ!それにとってもハリがある!
驚くのはまだだぜぇ!<めんずけあ>を極めたオレの最終奥義が……これだ!
でたー! お得意の女装!!
オウガ(女装)
どうだ、キレイだろ?
これが<めんずけあ>の力だぜ!
なるほど……!
なんかもう女装っていうより変身ってかんじだけどね……
まったく罪深えよなぁオレ。
美男にも美女にもなれちまうんだからよ!
ナルシストね。
はっ、なんとでも言えや。
でもさ、その胸の傷だけはどうしようもないわよね。
ウオォォオオ――!!
ぎゃあ! な、なによいきなり!
それ以上、言うんじゃねえ!このキズのことはなぁ!オレが一番わかってんだよ!!
せっかくの美肌がよぉ!こいつのせいで台無しなんだよぉ!
で、その傷はどうしたの?名誉の負傷とか?
……ガキの頃に木から落ちたんだよ。ケッ、笑いたきゃ笑えや。
プッ。
笑うんじゃねえ!!
どっちよ!!
思い出3
おう! 赤獅子いるか!!
ちょいと外へ出るぞ。ついて来い!
ちょっと、一体どこ行くのよ!
前に言ったろうが。
オレがコイツを一人前の獅子にしてやるってな。
……なんか心配だから、アタシもついて行くわ。
わ、私も!
ようし、準備ができたら出発だ!行くぜ! オマエら!!
***
罠は避けるな! あえて踏め!死ぬ寸前まで自分を追い込めや!
グンタイバチが100匹ほどか。おし、コイツら全部、撃ち落とせ。
なに、毒が怖いだと?んなもん、くらってるうちに免疫つくだろ! いいからやれ!
魚は素手で捕まえろ。水中に全神経を集中させて魚影を見つけりゃあできる!
ちなみにこれ、オマエの晩飯な。できなきゃメシ抜きだぞ。
***
どうよ、赤獅子。
死ぬ気で獲った魚は死ぬほどウマイだろ?
大変だったわね、主人公……
でもなんか、前よりたくましくなったかも?
これが<荒野の民>の生き方だ。
オレたち一族は、ン百年くらいずっとこんな暮らしをしてる。
つらくないの?
悪いことばかりじゃねえぜ。
あちこち開拓して領土も広がった。
屈強な戦士たちも多く育った。
で、オウガが一番強いってわけね。
おうよ! <金獅子>の名は伊達じゃねえぜ!
ま、そんなことより今はメシだ!
おら、赤獅子、もっと食って肉つけろや!
アタシもいただきまーす!
いただきます。
思い出4
<金獅子>! 覚悟ぉ――!!
うおっ! っぶねぇ!! いきなりなにしやがる!
シャル! 気でも狂ったの!?
ふふん、これを見てもまだそんなことが言える?
シャルロットは、オウガの似顔絵ととてつもない額の懸賞金が書かれた紙を掲げてみせた。
あんたが超S級の賞金首だなんて
知らなかったわー。いやぁ~、いいコト聞いちゃったなー。
で、オレの首をとろうってか?
こんだけお金もらえたら、牛肉もスイーツも好きなだけ食べられるしねぇ。
シャルさん! オウガさんは
私たちの仲間なんですよ?
あーあー聞こえない聞こえなーい。
ダメだ……この御子……ダメすぎる……!!
お金ぇ……牛肉ぅ……スイーツ!うおおお、往生せいやぁ――!!
…………
ルオォォォァア!!
どわぁ!?
スキありだオラァ!
ごっふぁ!
熱くなりすぎだバカが。脇がガラガラで話になんねえぞ。
きゅう~……
おい、赤獅子。コイツを縛り上げるから手伝え。
あの、あまりひどいことは……
ちょいとお仕置きするだけだ。
『オレたち』のやり方で、な。
***
よし、あとは命綱で結んで、と……ククク、準備完了だ。
へ? 命綱?
オウガは気絶したシャルロットを抱え上げると――
そぉいやっ!
飛行島から放り投げた!
きゃああ! シャルさん!!
オ、オウガ! アンタなんてこと!
バーカ、よく見ろ。ちゃんと吊るしてあんだろうが。
シャルロットをつなぐ命綱は、飛行島の大木にしっかりとくくりつけられていた。
オレらの間じゃ、悪さしたガキはこうやって崖や谷に吊るして反省させるのさ。
うへぇ、こりゃトラウマもんね……
ぎにゃあああああああ!!
お、シャルのヤツ、目が覚めたみてえだな。
思い出5
おいこら、<金獅子}>!
あぁ~? まーたオマエか。懲りねぇヤツだな。
ちょっと、グダってる場合?
あんたんとこの連中、やばいことになってるじゃん。
あ? なんの話だ?
だーかーらー!
ルクサントが、あんたら蛮族に総力戦をしかけて、全面戦争になってんだってば!
ええ! ちょ、なによそれ……
……本当か?
たぶん、あんたがいないことがルクサントに知られたんじゃない。タイミングよすぎるし。
チッ、姑息なことしやがる。
あー……やっぱ行くわけ?
んだよ、『元』ミコサマ。
まさか止めるってんじゃねえだろうな。
うん、まあ……御子はやめたけど、別に裏切ったわけじゃないしさ。
フヌケたこと言ってんじゃねえ、こっちはテメーらの国に攻め込まれてんだぞ。
荒野では強者だけが生き残る。だからオレらは迎え撃つ。そして叩きのめす。それだけだ。
ちょ、そんなマジにならないでよ。
他に方法とかないわけ……?
あるなら教えてくれや。ねえならさっさとどけ、邪魔だ。
……おい、こっちは親切心で言ってるってこと忘れんなよ。
ああ、やんのかテメー。
ケッ、脳筋の蛮族ごときがあたしに勝てると思ってんの?
……上等じゃねえか。まずはテメーからぶっ倒す!
アンタたち!いいかげんにしなさい!
今は喧嘩してる場合じゃないですよ!
どけ、今はオマエらの相手をしてる場合じゃねえ。
ちょっと邪魔すんなし!一緒に斬られたいわけ?
赤獅子? オマエ、なにを……
思い出6 (友情覚醒)
コイツは……!
赤獅子……この光が、オマエの獅子の魂なのかよ。
……あー、やめだやめだ!
オウガ……?
オレとしたことが、うっかり冷静さを欠くところだったぜ。
同胞の同胞を斬るなんて胸クソわりぃことできるかっての。
あんた……
シャル、ちょいと手ぇ貸せや。わりぃが面倒とは言わせねえぞ。
……ま、言い出したのは、あたしだし、別にいいけど。
どうする気なの、オウガ?
オレにしかできないやり方で戦を終わらせるってだけさ。
***
「陛下、御子様の使いを名乗る娘が謁見を望まれております。」
「御子の使い……本当なのか?」
「はっ、確かに御子様の書状を持っておりました。」
「……よかろう、通せ。」
「おお、なんと美しい娘だ。御子の使いよ、もっと近くに……」
「言われなくても行ってやるぜ。ヒゲの爺さんよ。」
「き、貴様は<金獅子>! そんな、馬鹿な……ありえん!」
「こうでもしなきゃ会って話すこともできねーからな。
つーわけで、質問に答えろ。なぜオレたちに戦を仕掛ける?」
「……我が国が魔物の脅威にさらされていることは知っていよう。
騎士団は疲弊し、ルクサントの治安と財政は悪化の一途だ。このままでは国が滅ぶ。」
「で、領土を拡大するためにオレらの領地を奪おうってか。」
「そうだ。ゆえに貴様らに屈するわけにはいかんのだ!
国の未来のためにもな。」
「ククク……ハハハハ!そうか、そういうことかよ!」
「なにがおかしい! 我が国を愚弄するか!!」
「これが笑わずにいられるかよ!
いいぜ、ヒゲ爺! その魔物ども、オレが狩ってやろうじゃねえか!」
「なんだと……? 蛮族が我らに協力するというのか?」
「おっと勘違いするなよ。
代わりにテメーにはやってもらうことがある。」
「兵を退き、不可侵の協定を結べ、ということか。」
「そういうこった。」
「……貴様を信用してよいのか。」
「我が獅子の魂に誓おう。
「…………
……兵は今すぐ退かせよう。おって使節を送る。」
「そうしてくれや。」
「ひとつ聞かせてくれ。」
「ああ?」
「貴様ほどの武勇を持つ男なら、力で解決することもできたはずだ。
なのに、なぜこのようなまわりくどい真似をする?」
「けっ、そんなことかよ。
いいか、よく聞けよ、ヒゲ爺。
オレはオレのやりたいようにやる!
それが荒野に生きる<金獅子>の生き様だからよ!」
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