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ヨナ・ブラックレオン cv.伊瀬茉莉也
戦闘民族〈氷闇の牙〉の生き残り。
己の弱さを克服し、戦場を駆ける。 |
バトルアイランド
THE BATTLE ISLAND Story
思い出1
すぅ……ふぅ……よし！
おはようございます！
大きな声ね！び、びっくりした！な、何事なの！？
こ、こんにちは。
驚かせてしまって申し訳ありません。
挨拶はおはようございます。どんな時でも大声でないと、怒られると聞きましたので……
だ、誰によ。
シャルロットです。
はあ。からかわれたわね、アンタ。
……え？
ここにそんなルールないわよ。
飛行島は厳しいタテ社会だと聞いたんですが……
ゆるいわ。どっちかというとヨコ社会よ。
では、敬語でないと怒られるというのは……？
そういうことも、ないですね。
…………
くっそ、あのウシ女……！
誤解は解けたかしら？あ、敬語じゃなくてもいいからね。
あ、うん。ありがとう。
ここはとても規律が厳しくて、鬼みたいな場所だって聞いたから。安心したよ。
それ聞いてよく来る気になったわね。
厳しいのには慣れててね。そんな感じの場所で育ったから。
そりゃ大変だわね。アタシは一日だってごめんよ。
もうキャトラ？
いいの。気にしないで。でも、飛行島に来れてよかったよ。
……あいつの話に、よく出てきたから。
シャルさんと仲がいいんですか？
いや、そういうわけじゃないよ。まぁ、少しは世話になったけど。
あ、自己紹介が中途半端だったね。
私はヨナ。仕事は傭兵やってます。よろしくね。
はい、よろしくね。アタシはキャトラよ。
アイリスです。よろしくお願いします。
ヨナさん、ちょうど夕飯にしようと思っていたんですが、一緒にいかがですか？
え、いいの？
いいわよ。アイリスの料理は美味しいんだから！
そっか。じゃあお言葉に甘えようかな。
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思い出2
どうぞ、召し上がれ。
待ちくたびれたわ！たらふく食べるわよ！ぎにゃー！
わあ、カレーだ……いただきます。
……あむ。
お、美味しい！すごい……！
す、すごい勢いで食べるわね。さては腹ペコだったのね？
そういうわけじゃないけど、自分で料理するときは、栄養のことしか考えないから味付けが淡泊で……
アイリス、すごいね。すごく美味しいよ。
ふふ、喜んで頂けてなによりです♪
……あの、おかわり、してもいい？
もう食べたの！？はやいわね。
ふふ、たくさん召し上がってくださいね。
アンタって見かけによらずたくさん食べるのねえ。
うん。よく動くからなのかな。すぐにお腹が滅るんだ。
いつもそんなに食べるの？
そんなにって？まだ少ししか食べてないけど……
す、少し？おかわりまでして完食したじゃない。
え、もうおかわりしないほうがいい？
気にしないでください。いっぱい食べてくださいね♪
ありがとう。いただきます。
すごい食べっぷりね。普段どれだけ食べるのよ……
うーん？力を使ったあとなら、鍋ごとまるまる三杯くらいは。
よく食べるわねえ。
そんなに？……私、食べ過ぎかな？
あ、おかわり、お願いします。
はい、どうぞ。
傭兵団って男ばっかりだし、私以外に料理する人なんて、いなかったから……
ちなみに普通の人って、どれくらい食べるの？
お皿一杯で十分よ。
……嘘でしょ。そんな少しなんて……アイリス、おかわり。
おかわりはするのね。
それはキャトラの量じゃないの？主人公は、もっと食べるでしょ。
……
バカな……
気にしないでください。まだたくさんありますから。
食べたいぶんだけ、食べればいいと思いますよ。
……アイリス。ありがとう。そうだよね。
あの、おかわり……
やっぱり食べるのね！
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思い出3
はぁ。
アイリス、どうしたの？
あ、ヨナさん。
家計簿をつけてるんですけど、今月、使いすぎちゃって……ちょっと厳しいんです。
あー、わかるよ。使ったつもりがなくでも、意外と使ってるよね。
そうなんです。食費とか、必要なものを買っているだけなんですけどね。
私もよく悩むな。食費、ばかにならないし。
あら、ふたりでなに話してるのよ。
家計簿のこと話してたんだよ。
へー、アンタそういうことするの？
うん。家計簿というより、傭兵団の経理だけど……
それは、大変ですね。
ううん。そうでもないよ。細かいこと、嫌いじゃないしね。
アイリスも嫌いじゃないでしょ？
アタシは嫌いよ！そんなのしなくてもある程度感覚でわかるもん。
今月はカニカマ食べすぎたわね、とかね。
どんぶり勘定だなぁ。そーゆーいつ使ったかわからない出費って、意外とかさむんだから。
うんうん。そうだよキャトラ。
とくに食費だよね。
……ですね！
ちゃんと家計簿つけるだけで、かなり無駄通いを抑えられますから。
節約するなら、食費から見直すのはおすすめだよね。
……マストですね。
えー、でもカニカマの量減らしたくないわよ。
食費の節約って、別に食べないことじゃないからね？
ちゃんと安くなった時に買ったり、つまみぐいなんかの回数を減らすだけでもいいんだよ。
えー、そんなケチケチしなくてもいーんじゃないの？
キャトラ。ケチと節約は別物だよ。
うんうん。その通り。使うときはちゃんと使うからね。
アイリス、わかってるね。
ヨナさんも。
ダメだわ。分が悪い空気よ。
主人公！黙って見てないで加勢してよ！
ふーん。ならアイリス。
節約をがんばったぶん、今からちょっと豪華なデザートでもどう？
美味しいスイーツの店でケーキを買ってきたんだけど一緒に食べようよ。
え、いいんですか？
もちろん。この前のカレーのお礼だよ。
じゃあ、お言葉に甘えて……ありがとうございます。
いえいえ。あ、でもケチと節約の違いかわからない子のぶんはないかもね。
わかるわ！とってもわかるわ！
だからアタシにもケーキちょうだい！
ふふ、いいよ。主人公も食べるよね？
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思い出4
よし！これで準備オーケーっと。
何してるの？あら、これ高級ビーフじゃない！
ふふ、ちょっと料理でもしよーと思ってね。
そういえば料理できるのよね。いいじゃない！
うん。でも私は、あまり味にうるさくないほうだったから――
ここは先生、よろしくお願いします。
そんな、先生なんて大げさですよ。
あら、アイリスも一緒に作るのね。
うん。教えてほしいって、ヨナさんに頼まれたから。
いいわねぇ。期待しちゃうわ。いったい何作るのよ。
ビーフシチューにしようかな、って思ってるんだけど。
ほうほう。それはまたどうしてよ。
それは……えっと……
あら、言いづらい理由でもあるわけ？
そんなことないですよね、ヨナさん♪
あいつに……お礼しようかなって……世話になったし……
あいつって？
……シャルロット。
あらあら、いいことじゃない。そんなに恥ずかしがることないのに。
は、恥ずかしがってなんかないし。私はただ、今回、けっこう迷惑かけたから……
感謝してるって、ちゃんと形で示したいというか……
ふふふ、キャトラさん、そういうの嫌いじゃないわよ。
…………
とにかく！めちゃくちゃ美味いシチューをつくって、びっくりさせてやるの！
はいはい。がんばってね。
じゃあ、ヨナさん。さっそく始めましょうか。
うん。よろしくお願いします。
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思い出5
次は何をすればいい？
はい、バラ肉は側面だけ焼きましょう。あと、塩コショウで下味も。
う、うん。
お肉はぜんぜん生でいいので、それぐらいです。
な、なるほど……
赤ワインは牛肉がひたひたになるくらい、入れちゃいましょうか。
こ、こんなにいれるの？
はい。たっぷり入れちゃいましょう♪
おっけー。ふふ、なんか贅沢だね。
じゃあ煮込んでいる間に、お野菜を準備しましょう。
まかせて。切るのは得意だから。
ふふ、包丁さばきは流石ですね。
へへ、でしょ？
でもざく切りで大丈夫ですよ。ごろごろしてるくらいのほうが、食感を楽しめます。
あ、うん。わかりました……
わあ、お肉がほろほろ……美味しそう……
お、ついに完成したのね。
じゃあ早速、シャルさん呼んじゃいましょうか。
……うん、そうするかな。美味しいといいんだけど……
大丈夫です。きっと喜んでくれますよ。
うん。そうだね。ありがとう、アイリス。
どういたしまして♪
＊＊＊
……すぅ……ふぅ……
ねえ、シャル――
はぁ、マジ！？あんたも、たまにはやるじゃん。
肉を食うならあそこ以外ねーな。
今回はコロッセオに付き合わせた礼だ。うまいステーキを食わせてやるよ。
ただし、それでチャラだ。オマエに借りを作るのは、ゴメンだからな。
はいはい、おっけーおっけー。はやいとこステーキ食いに行こうぜ！
――っと、ヨナじゃん。とした、そんなとこ突っ立って？
……あ、べつに。
なんかあんなら言えよ。あ、今からステーキ食べんだけど来る？
…………
ステーキか……私は、いいよ。もう夕飯食べたしね。
誘ってくれて、ありがと。……じゃあね。
こっそりついて来てみたら、ホント素直じゃないんだから。
主人公！ちょっとだけ助けてあげて！
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思い出6 (友情覚醒)
この光……なんだか、勇気が……
キャトラ？それに主人公……
せっかく作ったんでしょ！
何も言わないで帰ったら、アンタの気持ちも伝わんないわ！
言うときはちゃんと言う！がんばんなさい！
ヨナさん、がんばってください！
……みんな。うん。ありがとう！
……すぅ……ふぅ……
シャルロット！
あ、あの……私、ビーフシチューつくったの。
あなたには、世話になったし。だから、もし嫌じゃなかったら一緒に夕飯でも、どうかな？
とか、思ってたりするんだけど。
あ、別にシチューはもつから、また今度でも、その――
……食べる！いいじゃんビーフシチュー！
つーわけで、いい？
はっ！聞くまでもねえだろ。オレの分もあったりするか？
も、もちろん。たくさん作ったから。
よかったですね、ヨナさん。
う、うん。ありがとう、アイリス。キャトラと、主人公も。
いいのよ。次からはちゃんと自分で言えるようにするのよ！
さあ、アタシもお腹ペコペコよ！たくさん食べてやるんだから！
……わかった。じゃあ、案内するから、ついてきて。
ふふふーん。ビーフねぇ……ちゃんとわかってるじゃーん。
……あなたが好きだって、言ってたから。
じゃあ、ありがたく頂くかねぇ。
――ありがとな、ヨナ。
べ、別に、あなたのために作ったわけじゃない！
じゃあ誰のために作ったのよ……
黒き獅子を越えし者
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その他
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人物紹介
| 画像 | 説明 |
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