ショートストーリー投稿板 コメント一覧 (30ページ目)
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冒険者さん
34462015年08月09日 20:13 ID:ij5rmo6q彼らは支払いの際に飛行島と同じようにゴールドを使ったのだが
収支の瞬間にはその場に相応しい通貨に姿を変えるという摩訶不思議な現象が起こっていた。
傘へと姿を変えてしまった剣を目の当たりにしていた二人は
普段扱っているものの見た目が変化したくらいではもう驚かなくなっていた。
たこやき屋を出てしばらく歩くと、小動物の置物が点在する桃色を基調とした
可愛らしい雑貨店が見えてくる。
「あの雑貨屋、ちょっと寄っていい?」
「あ─」
返答を聞き終える前にハルカは店へ飛んでいってしまった。
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冒険者さん
34452015年08月09日 20:12 ID:ij5rmo6q人の多さが証拠と言わんばかりに空腹を満たせそうな店舗はいくらでもある。
特に目を惹く飲食店は数軒あった。
「もしかして…あれって…!」
頭を悩ましていた難問を解いた時のように
晴れやかな顔をしたハルカの視線の先には一軒の屋台。
「ははっ、決まりだな。」
そちらに目を向けたクライヴも同じような表情をした。
数ある飲食店の中から二人が選んだのはたこ焼き店であった。
露店の主はタコパスではなかったが、新世界の食品も素晴らしいものであると思うには
充分な美味しさだった。
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冒険者さん
34442015年08月09日 20:11 ID:ij5rmo6q昼下がりの太陽は大舞台を照らすスポットライトよりも力強く辺りを照らしていた。
静寂の舞う広場でひと時の涼しさを堪能していたクライヴとハルカだったが
彼らの体内が食事を催促する唸り声を徐々に大きくしていったこともあり
再び人々で溢れかえるアーケードへ戻ることにした。
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冒険者さん
34432015年08月09日 20:03 ID:ij5rmo6qこんにちは。
クライヴとハルカの現実世界調査の完結編となります。
今思うと壮大かどうかは分からないのですが
クライヴのネグリジェネタを盛り込んでみました。
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冒険者さん
34422015年08月08日 17:07 ID:doci8plo以上で終わりです。
ダーさんに懐くリンプイは可愛い、カマキリ大好きなダーさんは可愛い、可愛いと可愛いを一緒にしたら
もっともっと可愛い…となるようにしたいのに中々上手くは行きません。
ダーさんダーさんってダーさんを呼ぶときのリンプイはめちゃくちゃ可愛いですよね。
いつかまた何かのイベントで二人揃って出てくれ頼む~……
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冒険者さん
34412015年08月08日 17:00 ID:doci8plo「これで最後なの!『ダーさんはもっとリンプイに優しくしてやりなさい、話をもっと聞いてやること、一緒にいてやること。いい天気なんだから散歩くらいしてやれ』って!これが一番大事だって言ってるの!」
「…はあ~…ほんっとチンプンカンプンだな…たく」
「ほら、ダーさん!カマキリもそう言ってるの!一緒に散歩行くの!」
「わかったよ、オラ!行けばいいんだろ!とっとと行くぞ!」
「散歩はのんびり楽しむものなの~!ダーさん足速過ぎなの!」
「あ~うるせえな!ムカつくぜ!あとお前よ、嘘つくの下手すぎてイライラするぜ」
「ピギィ?!」
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冒険者さん
34402015年08月08日 16:59 ID:doci8plo「えっと、次は~『里が恋しくならないか?近いうちに一回帰った方がいいぞ』って」
「ならねえな。まあ、俺の故郷でもねえし。帰る必要も特にねえしな。任務の依頼でもありゃ別だが」
「それはダメなの!みんなダーさんが帰ってくるの待ってるなの!また忍術の稽古つけて欲しいって里の後輩も言ってたなの!ダーさんが思ってなくても、里はダーさんの故郷なの!!」
「……そーかい。で?それもカマキリが言ってんのか?」
「今のはあたしの意見なの!カマキリは『そうだぞ、里帰りする時はリンプイを連れてのんびりしていきなさい。手土産に生ハムメロンも忘れずに』って言ってるの!」
「…まあ、考えとくわ。そんで?そろそろ終いか?」
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冒険者さん
34392015年08月08日 16:58 ID:doci8plo「ふ~ん…まあ同じ飛行島で暮らしてるしな…で?そんだけか?」
「『怪我してないか?嘘はダメなの』って」
「なの?」
「こ、このカマキリも女の子なの!いいから早く答えて欲しいって言ってるの!」
「…怪我してねえぜ。嘘じゃねえ。そんなヘマしてねえよ」
「良かったなの!」
「ぷっ……」
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冒険者さん
34382015年08月08日 16:58 ID:doci8plo「お前、カマキリとも会話出来んのか?」
「(かかったなの!)最近修業したの!このカマキリが、ダーさんに言いたいことがあるって言ってるの!」
「ほ~。じゃあちょっと通訳してくれや」
「わかったなの!え~と、『最近元気か?』って」
「おう、特に悪いこたねえな。普通だぜ。って、なんでそんなこと気にしてんだコイツ」
「最近あんまり会えなかったから気になってたの!」
「あ?初対面じゃねえのか?」
「あ!え、えっと~…前にもあったことあるって言ってるの!」
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冒険者さん
34372015年08月08日 16:57 ID:doci8plo「ダーさんダーさん、今日はいい天気なの!一緒に散歩に行きたいの!」
「おう、そうだな。一人で行ってこいや」
「酷いの!こんなとこでお昼寝してる位ならあたしと散歩に行くの!」
「あ~うるせ~うるせ~…俺は日光浴しながら昼寝してーんだよ。それにしても…日差しが目にしみて、何だかムカつくぜ」
「もう!ダーさんはいつもそればっかりなの!…あ、カマキリなの!」
「おっ!中々デケェな。立派な鎌のカマキリじゃねえか」
「(相変わらずカマキリには食いつきいいの…そうなの!いいこと思いついたの!)なーに?え?ダーさんに言いたいことがあるなの?」
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冒険者さん
34362015年08月08日 16:55 ID:doci8ploこんにちは、今回も場所をお借りします。
前回グッド押してくれた方、コメントしてくれた方、ありがとうございました。
前回と同じくリンプイとダージの些細なやりとりSSを投稿させていただきます。
いわゆるカップリングものなので、苦手な方は見ないようにお気を付けください。
ダーさんが大好きでものすごく懐いているリンプイと、そんなリンプイがまあウザ可愛いこともなくはない気はしないでもないダーさんって感じです。
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冒険者さん
34352015年08月03日 02:37 ID:ij5rmo6qご一読いただき感謝いたします。もう少しだけ続きます。
次の投稿で壮大?なネタを盛り込みつつ、このお話は完結します。
ちなみにルーンについての解釈等は
個人的な推測に基づいたものですので、ご了承くださいませ。
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冒険者さん
34342015年08月03日 02:33 ID:ij5rmo6q「剣を持ち歩かなくていい程に、
ここは平和な世界ってことかもしれないわね!」
優しく撫でるような風にさらりと髪をなびかせ、ハルカは明るく振舞った。
「全くだな。」
安堵したようにクライヴは広げていた“傘”を閉じた。
それはカシャリと傘らしくない明らかな金属音を鳴らしていた─。
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冒険者さん
34332015年08月03日 02:30 ID:ij5rmo6q「何というか…その、悪かったわね…。」
何に対しての謝罪かは明らかにしなかったが
ハルカはクライヴの手元に目配せをした。
それを察したのか
「構わないさ、気にしないでくれ。
俺自身ガラスに反射した“コイツ”を見るまでは気付かなかった。」
僅かながら笑いを含ませつつクライヴは
見た目にそぐわない確かな重量をもつ傘に奇妙な感覚を覚えていた。
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冒険者さん
34322015年08月03日 02:29 ID:ij5rmo6qつかの間の沈黙に
『真剣な表情で剣のように傘を振り回す青年』という
滑稽なイメージを互いに思い描いてしまったようで
二人の間には形容しがたい微妙な空気が流れた。
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冒険者さん
34312015年08月03日 02:27 ID:ij5rmo6q「な…なっ、何なのよそれっ!?」
ハルカが混乱するのも無理はない光景がそこにあった。
学園にでも入らない限り自身の剣を常に携えているクライヴだったが
現在彼の手元にあるのは一本の傘だけである。
「これは…この世界に来た時に
どうやら形状を変えられてしまったらしい。
重さや手に触れた感触は間違いなく俺の剣なんだが─」
透き通るような青空の下、その“傘”を広げクライヴは続ける。
「─この通りだ。見た目通りの使い方しか出来ないらしい。」
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冒険者さん
34302015年08月03日 02:26 ID:ij5rmo6q「多分、ここのルーンは発現に抵抗…ってよりは制限がありそうね。
反応している以上、存在しているのは確実だわ。
ただ可視化にも制限があるみたいだから…
風と水、光のルーンを摩擦させて
威力を高めているあんたの剣術も恐らく─」
ハルカは羊皮紙を丸め、手持ちの鞄にしまい込んでいたが
クライヴの手元にある異様なものを目にすると思わず絶句してしまった。
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冒険者さん
34292015年08月03日 02:24 ID:ij5rmo6q問われるであろうことを問われる前に説明しながら
ハルカは謎の物体を片手に、鞄から羊皮紙を取り出し
物体の状態や自身の仮説などを書き込んでいた。
その様子を見ていたクライヴは
自分も何か調査らしきことをしてみようと手元を見て─
人知れず情けない表情をすることとなった。
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冒険者さん
34282015年08月03日 02:23 ID:ij5rmo6q「コレよ。」
差し出してきた手のひらには形の定まらない水滴らしき物体が
ふよふよと行き場に迷っているかのように浮いていた。
「それは…?」
「うーんとね、私ロッド無しでもある程度は魔法を使えるのよね。
さすがに効果は制限されるけど…それはともかくとして!
この水に含まれる癒しのルーンの力を増幅した後、
薬草と反応させて消毒液を作ろうとしたら…こうなったのよ。」
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冒険者さん
34272015年08月03日 02:21 ID:ij5rmo6q「何か気になるものでも見つかったのか?」
「気になる…というよりは不思議なモノね。」
噴水の前でしゃがみ込み、しばらく首をかしげていたが
上から降ってきた疑問に返答したハルカは何やら難しそうな顔をしていた。
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冒険者さん
34262015年08月03日 02:19 ID:ij5rmo6q絵画を寄せ集めたように賑やかな店舗の立ち並ぶ大通りを抜けると
噴水の清らかな水の音と木々の葉が風で擦れあう音だけが響く
静かな広場へ行き着いた。
夏の日差しにさんさんと照らされた大通りと比較すると、
木陰の散りばめられた地面と噴水から弾ける雫とで
この広場は一際清涼感を演出しているかのようだった。
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冒険者さん
34252015年08月03日 02:18 ID:ij5rmo6qこんにちは。
クライヴとハルカの新世界(現実世界)調査の続きになります。
今回の内容にサブタイトルをつけるとしたら
『剣の無い剣士クライヴ、その手に持つモノは─』
こんな感じかもしれません。
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冒険者さん
34242015年08月02日 12:01 ID:lm31ktpsコメントありがとうございます(゚∀゚)
このSSのリンプイはダーさんにべた惚れなので、ダーさんは愛の重さが大変かもしれません。
このダージにはまだその気は無さそうなので、リンプイにはチンプンカンプンに頑張っていただきたいです…!
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冒険者さん
34232015年08月01日 22:42 ID:ij5rmo6q新世界調査はまだまだ始まったばかりである。
続く。
ご一読いただき感謝いたします。
あと1~2投稿分続くかもしれません。
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冒険者さん
34222015年08月01日 22:39 ID:ij5rmo6q「調査と言ってもな…。何を調べろと言うんだ?」
行く宛ても無く歩きながらクライヴは当然といえる疑問を口にした。
「学園の大図書館には別の世界についての書物もあったから
それなりに知識はあるわよ!私に任せて!」
振り向いたハルカは得意気な顔をしていた。
「その割には色んなものに目移りしているが─」
「そ、そんなことないわよ!これはっ…文献に書かれていたことと
同じものを見つけたから関心しているだけっ!」
ニヤりとしたクライヴにハルカは強気を貫いた。
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冒険者さん
34212015年08月01日 22:37 ID:ij5rmo6q華やかなアパレルショップや芳しい小麦の香り漂うパン屋、
鮮やかに彩られたフラワーショップ。歩かずともたくさんのものが目に入る世界。
自分たちが知っているものとは外装も中身も異なり、全てが新鮮だった。
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冒険者さん
34202015年08月01日 22:35 ID:ij5rmo6q本当にわけ分からないでしょ?ただ…、贈られてきた衣服なんだけど
飛行島に降りる時に貰った金色のローブと同じ物で包んであったのよね。
事情が分かるのは自分たちだけしかいないことだし、
もし何かのジョークだったら笑い飛ばしてやろうってことで
指定の服着て寝てみることにしたの。
翌朝、あらかじめクライヴとは待ち合わせしておいた宿屋の待合室で
お互い見慣れない格好してるからその時点で笑い出しそうになったわ。
『ああ、ジョークの方だったのね』って思って
宿屋から出てみたら文字通りの別世界ってわけ。
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冒険者さん
34192015年08月01日 22:34 ID:ij5rmo6q事前に仕組まれていたみたいで、私が席について間もなく
ウエイトレスが招待状と同じデザインのカードを持ってきたの。
そのカードには
『新たな世界を調査せよ。眠る際は招待状と同封した衣服を着用するように。』
そう書いてあっただけ。
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冒険者さん
34182015年08月01日 22:31 ID:ij5rmo6q自分の部屋へ入ろうとしたらヘレナに小包を貰ったわ。最初は学園に頼んでおいた資料が届いたのかと思ったけど
中身は服と招待状。招待状には指定日時にレストランへ行くように書いてあったの。
学園のものじゃなかったけど小包には見覚えあったし、こんなわけの分からないものを送ってくる相手も知りたかったから
指定通りレストランに行ったら待ってたのはクライヴ。
開口一番に『どういうことなのよ、これ!』って言うつもりだったんだけど、テーブルには私と同じ招待状が置いてあって
お互いよく分からない困った状況に置かれていることくらいしか分からなかったわ。
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冒険者さん
34172015年08月01日 22:30 ID:ij5rmo6q~回想~
飛行島にはたくさんの冒険家が訪れているのはみんな知ってると思う。
私はもともとフィールドワークのつもりで来ているのよね。
島に来る人の数だけ土地の違いも生じるから、ルーンや薬草にも土地独特のものがあったりするわ。
それが分かってからは知り合った冒険家の育った土地の特色を調査しに行くようになって…。
その日はフランに街まで案内してもらったお礼に洋ナシを渡して、いつも通り宿屋に戻ったのよ。
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冒険者さん
34162015年08月01日 22:29 ID:ij5rmo6q「しかし、本当に別世界に来てしまうとはな。何の前触れも無くこの服と招待状だけを受け取った時、
俺は正直ヴィルフリートのマンザイに関わる品だと思っていた…。」
クライヴは首に巻いていたストールの隙間を広げ、風を送りながら困ったように笑っていた。
「そうよねー。私も受け取ったのが自分だけだったら、胡散臭くて信用できなかったと思うわ。」
ハルカは今にも笑い出しそうなのを堪えながら当時の状況を思い出していた。
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冒険者さん
34152015年08月01日 22:27 ID:ij5rmo6q「確かに…。白魔の正装で来てたら変に目立ってたかも…。」
一瞬不安な表情を見せたかと思えば、歩きながらもくるりと一回転し
「でも、たまにはこういう格好も悪くないわね!」
スカートを翻しつつハルカは服の新鮮な着心地を楽しんでいた。
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冒険者さん
34142015年08月01日 22:25 ID:ij5rmo6q「文献である程度は予想できていたけど、本当になんでもあって便利そうなところね!」
額に滲んだ汗を拭いながらハルカは辺りを見回していた。
「そうだな。見たところ移動手段も多様にあるようだ。それに─」
「それに?」
大通りを挟んだ向かい側にはスーツに身を包み時折腕時計を確認しながら
誰かを待っているような涼やかで凛々しい女性が視界に入り刹那の沈黙。
「それに…この服もこちら側に馴染むよう用意されていたんだろうな。」
ハルカの視線に焦ったかのようにクライヴは言葉を繋げた。
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冒険者さん
34132015年08月01日 22:24 ID:ij5rmo6q痛いほどの日差しが降り注ぎ、幾重にも立ち並ぶビルに点在する無数の窓は
太陽を映しギラギラと眩く踊っていた。季節は夏。
ここにサマーソウルが訪れていたとしたら、文字通り老若男女問わずあらゆる場所で
身をもって夏を表現していたであろうと推測するのは
白魔術士のハルカと騎士のクライヴであった。
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冒険者さん
34122015年08月01日 22:23 ID:ij5rmo6qこんにちは。
以前、アンナ・メロディア・イリアの形容しがたいやり取りを
妄想交えて書いてしまった者です。
これから書いていくのは
クライヴとハルカをこちら側へ招待した時のお話です。
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冒険者さん
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冒険者さん
34102015年08月01日 03:02 ID:lm31ktps以上で終わりです。
ダージの思い出で、リンプイの忍蝶の出てくるタイミングがあまりにも良すぎたため、リンプイちゃんもしかして定期的にダージの動向探ってんの…?え、どういうこと…?と気になったのがきっかけでこの二人気になりだしてしまいました。
残念ながらダージもリンプイも既にガチャ落ちしてしまいましたが…また新たな昆虫忍者が出た時に、二人揃って出てきてくれるといいなあ~なんて思いながら待ってます…
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冒険者さん
34092015年08月01日 02:56 ID:lm31ktps「ダーさんのお嫁さんになったら、ダーさんの大好きなキュウリで毎日ごはん作ってあげるの!一日三食かっぱ巻きなの!生ハムメロンも忘れず毎日お弁当にするの!もし浮気してもなるべく許してあげるけど、メタモリーゼに定期連絡を入れさせるから、浮気したら即バレと思ってほしいの!もし他の子に目移りしたら、次の日の朝にはその雌猫が飛行島の湖に浮かぶはめになるかもしれないなの!」
「やっぱお前はチンプンカンプンだなあオイイイイ!!全力でお断りだぜこん畜生が!」
「ダーさん照れてるなの~」
「ちっげえよ!!!」
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冒険者さん
34082015年08月01日 02:52 ID:lm31ktps「お前の想像はなんで0と100しかねえんだよ!そんな未来にはならねえよ!」
「だから、ダーさんのいいところをいーっぱい知ってるあたしがお嫁さんになってあげるの!ダーさんはほんとはすごい仕事が出来るし、いつもぷんぷんしてるけど弱いものいじめはしないし、任務の時はあたしが危険な目に合わないように前に出てくれる、とっても頼りになる優しい人なの!怪我した時も心配させないように言わない、不器用なとこも大好きなの!」
「……お、おっ前…恥ずかしい奴だな…いつもはチンプンカンプンなことしか言わねー癖によ…」
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冒険者さん
34072015年08月01日 02:48 ID:lm31ktps「……ダーさんはそういう人だから、しょうがないからあたしがダーさんのお嫁さんになってあげるの!」
「はあ?お前何言ってんだ?」
「言葉通りなの!ダーさんはほっといたらダメダメなの!里のみんなも飛行島のみんなも『ダージはいい年して怠け者だし怒りっぽいし、結婚したくない男No.1だ』って言ってたの!」
「里の奴らと島の奴らの面をズッタズタに切り刻んでやりたくなってきたぞ、オイ」
「だから、このままだとダーさんは一生一人ぼっちなの。そしたらいつかダーさんがひどい怪我しちゃった時、誰にも気づかれないまま死んじゃうかもなの!そんなの絶対やなのーーー!」
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冒険者さん
34062015年08月01日 02:42 ID:lm31ktps「少しスッとしたわ。まあ、なんだ。大した傷じゃねえからそうぎゃあぎゃあ喚くな」
「むううう…ダーさんはいっつもそうなの…」
「なにがだよ」
「里からいなくなっちゃったかと思えば、全然連絡もしてくれないし…あたしのいないとこで怪我しても、大したことないとしか言ってくれないの…せっかくまた会えたのに、うるさいうるさいってぷんぷんぷんぷんして、あたしの話全然聞いてくれないの!」
「何かと思えば…別に俺は生粋の里の人間じゃねえからな。里にいなきゃならねえ道理はねえし、お前に一々報告する義理なんざねえな」
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冒険者さん
34052015年08月01日 02:35 ID:lm31ktps「ダーさんダーさん、あっ!ダーさんまた怪我してるなの!」
「うるせー奴に捕まっちまった…討伐でちっとドジったんだよ、騒ぐんじゃねえ」
「この前もそんなこと言ってほんとは深ーい傷だったの!見せてなの!」
「チッ、うるせーな!今回は嘘じゃねえ、大したことねえよ。こんな怪我すぐ治るって―の」
「『小さい傷でも舐めてかかる奴は半人前以下だ』って昔ダーさんが言ってたの!もっとちゃんと治療しなきゃダメなのーーー!!」
「おう、言うじゃねえか半人前。確かに昔そんなこと言ったっけな…よく覚えてんじゃねえか。…でもよお、なんかお前に言われるとイライラするぜえ…」
「いひゃい!くひひっぱひゃりゃめなのー!!」
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冒険者さん
34042015年08月01日 02:27 ID:lm31ktps初めまして、初めてこちらをお借りします。
お互いの思い出のやり取りに続き、一周年記念イベント、シャナオウキャライベと
可愛らしいやり取りを見せてくれたリンプイとダージの些細なやりとりSSになります。
いわゆるカップリングものなので、苦手な方は見ないようにお気を付けください。
ダージ←←←リンプイって感じなうえに、リンプイが結構ひどいかもしれません…
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冒険者さん
34032015年07月31日 13:13 ID:md156muu「…って」
逃げようとする僕の尻尾を結構な力でリーゼロッテちゃんが掴んでいる…
「あ、あはは、ちょっと痛いなぁ
リーゼロッテちゃん、離してくれないかな?」
「…の…しもの」
話せば話すほどなぜか力が入ってるのを感じる…
「ぐぐ…ははは、わかった話を聞くよ!だから尻尾から手を離して!」
「…い、こ…」
グイッ
唐突に少女は僕の尻尾を引っ張った
「あがぁ‼︎千切れる!本当にちぎれる!」
咄嗟にリーゼロッテちゃんの方に向き直る
「…タロット、おにい…んの?」
リーゼロッテちゃんは僕のタロットを持って僕の方をみつめていた
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冒険者さん
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冒険者さん
34012015年07月31日 13:09 ID:md156muu「…って」
逃げようとする僕の尻尾を結構な力でリーゼロッテちゃんが掴んでいる…
「あ、あはは、ちょっと痛いなぁ
リーゼロッテちゃん、離してくれないかな?」
「…の…しもの」
話せば話すほどなぜか力が入ってるのを感じる…
「ぐぐ…ははは、わかった話を聞くよ!だから尻尾から手を離して!」
「…い、こ…」
グイッ
唐突に少女は僕の尻尾を引っ張った
「あがぁ‼︎千切れる!本当にちぎれる!」
咄嗟にリーゼロッテちゃんの方に向き直る
「…タロット、おにい…んの?」
リーゼロッテちゃんは僕のタロットを持って僕の方をみつめていた
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冒険者さん
34002015年07月31日 12:55 ID:md156muu「なにを驚いておるのだ、この島には喋る生き物などごまんとおるだろう。
そして吾輩は熊やかわいいぬいぐるみなどではない!」
「あの、かわいいとは言ってないんですけど…」
「そんな吾輩の正体は…
この世を混沌をもたらした大悪魔!
クマロン様だぁ‼︎」
あ、話聞いてくれてないや
「そしてこっちの娘の名はリーゼロッテ、吾輩の契約者だ」
「け、契約者?そ、そうなんですか…」
これは多分関わっちゃ駄目な人たちだ…僕の第六感がそう騒いで知らせてくれてるのを感じる
「あはは、それじゃちょっと僕用事があるのでこれで…」
ガシッ
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冒険者さん
33992015年07月31日 08:28 ID:cb73q8iq「ぁ……れ、おと…」
どうしよう、まったく聞き取れなかった
仕方ない…ここは年上の僕が聞いてあげなきゃね
「あ、あの、ぼ、僕になにか用でしょうか!?」
だめだ、落ち着きがないな
「まったく、リーゼロッテよ
話すときは声をはれと何度言えばわかるのだ」
あれ?今熊が喋ったような気がしたけど…気のせいだよね
「気のせいなんかではない」
「うわぁあ!?熊が喋ったし心も読まれた?!」
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冒険者さん
33982015年07月31日 08:27 ID:cb73q8iq俺の名はゼロキス
恋愛マスターのインキュバスだ…だが、今日話す話は恋愛の事じゃない。
1人の、大事な友人についての話をしたいと思う。
飛行島
「フフフ…素晴らしい日だ、今日をどんだけ待った事か!」
この雲ひとつない晴天の日を‼︎
この天気であればアロプス山からの見晴らしが最高だ
そこでデートすれば!
「ふふふ…」
「ぁ…」
最後にタロットで…あ、あれ?
タロットが…ない!?
落としちゃったのかな…
あれがないと…僕は…!
「おい!そこのインキュバス!」
「ひゃい!?な、なにか?!」
振り返るとそこには熊のぬいぐるみを持った少女が立っていた
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冒険者さん