フレイ・思い出

フレイの思い出とボイス

思い出1

キャトラ

あれ？　アイリスどこいったの？

キャトラ

フレイもいないけど……

アイリスー！　どこいるのー？！

遠くから話し声が聞こえる。

アイリス

フレイさんって色々なことを

知ってるんですね。

フレイ

そんなことないよー。

私はおしゃべりしたいことを

話してるだけだよ？

フレイ

ねえねえ、アイリスのその服って

どこの？　フェアリーフィールズの

新作に似てるけどさぁ。

アイリス

私、昔の記憶がなくて……

この服は以前から持ってたので、

どこのかはわからないんです。

フレイ

わからないのかぁ。残念。

アイリス

ごめんなさい、力になれなくて……

フレイ

ううん、気にしないで！

アイリスは悪くないから！

フレイ

そういえば、今度新作の展示会が

あるんだけど妖精界に来ない？

シルエット的にアイリスに似合う

服あると思うんだー！

アイリス

それ気になります！

でも、妖精界ってどうやって

行けるんだろう？

キャトラ

……あの二人、いつの間に

あんなに仲良くなったのかしら……

思い出2

キャトラ

あれ？

今度は主人公が

いない。

アイリス

キャトラ見て、あっち！

アイリスが指差した方向には
フレイとおしゃべりをする
主人公がいた。

キャトラ

……あー、フレイってほんと

おしゃべり好きよね～。

フレイ

――それでね、私言ったの。

『そんなのフェルモヴァーリじゃ

ない！』って。

フレイ

でもそれって結局イローウに

そっくりでね。リリアノレイオー

っぽいなーと思ってたの。

フレイ

フェイオスエンカに近い

シルエットのオシパエンガだと

イポネマでしょ？

フレイ

オーリンクォズミッカに

シューラスするとさぁ、やっぱり

ご飯が美味しいよね！

キャトラ

……アイリス、何喋ってるか

わかる？

アイリス

わ、わからない……

キャトラ

主人公は

理解してるのかしら？

アイリス

たぶん分かってない、よね……

キャトラ

フレイのおしゃべり好きにも

困ったものねー。

フレイ

でね、そこで私が……って

主人公、聞いてる？

思い出3

フレイ

――でねでね、その後……

キャトラ

アンタ喋りすぎじゃない？

ちょっとおとなしくしなよ。

フレイ

えーそうかなぁ、お話するの

楽しいよ？

キャトラ

アンタはそうでも困る人も……

フレイ

それよりキャトラの声ってさー、

けっこうかわいいよねー。

キャトラ

そ、そう？

初めて言われたけど。

フレイ

わぁーすごいキレイな毛並み！

どうやって手入れしてるの？

キャトラ

これはいつもアイリスが……

ってそうじゃなくて！

フレイ

肉球！　肉球だー！

ねえねえ、さわってもいい？

キャトラ

いいけど……っていい加減に

しなさい！　アタシの話を聞いて！

フレイ

ふえっ？！

キャトラ

もう喋ってばっかり！

たまには人の話も聞きなさい！

フレイ

う、うん……

アイリス

キャトラ、そんなに強く

言わなくても……

キャトラ

これくらい言わないとダメなの！

アイリスだって困ってたでしょ？！

アイリス

え、えっと……私は……

フレイ

じゃあ気を取り直して！

もっとおしゃべりしよう！

キャトラ

何も変わってないじゃない！

思い出4

フレイ

……

キャトラ

あらどうしたの？

今日はおしゃべりはなし？

フレイ

……

アイリス

具合でも悪いんですか？

フレイ

……

キャトラ

……ねえアイリス、

これおかしいよね。

アイリス

うん、フレイさんがおしゃべりを

しないなんて……

キャトラ

もしかして、この前アタシが

言ったことを今更気にして……

アイリス

それはないと思うけど……

キャトラ

そうよね、考えすぎよね。

アイリス

でもそうなるとやっぱり

具合が悪いのかも……

キャトラ

フレイ！　何かあるなら

アタシたちに言って！

フレイ

……ん、アメなくなっちゃった。

キャトラ

アメなめてただけだった。

フレイ

よーし今日もいっぱい

おしゃべりしよう！

キャトラ

やっぱりいつものフレイだった。

思い出5

フレイ

ねえねえ、もっと

おしゃべりしようよー。

私たち親友でしょー？

アイリス

も、もう親友ですか……？

フレイ

うん！

キャトラ

アンタの『親友』の基準は

どうなってんのよ……

フレイ

えっと……おしゃべりをしたら

友達だし、一緒にお茶したら

もう親友だよね！

キャトラ

軽い！　友達基準がすごく軽い！

アイリス

でも……それだとお話できないと

友達にはなれないんじゃ？

キャトラ

おしゃべりしない相手だったら

どうするの？

フレイ

うーん……どうするんだろう……

キャトラ

今までそういう人には

会ったことはなかった？

フレイ

うーん……おしゃべりが

できなかったら、その人のことを

どうやって知ればいいんだろう……

キャトラ

話してくれないと、たしかに

わからないわよね。

フレイ

うーん……どうやって

仲良くなればいいんだろう……

キャトラ

考えこんじゃった。

アイリス

でも、お話できない人と

仲良くなるのは難しいよね。

フレイ

うーん……

思い出6

フレイ

――この光は……はっ！？

いいこと思いついちゃった！

キャトラ

フレイ、どうしちゃったの？

アイリス

私にはわからないけど……

フレイは大量のお菓子とお茶を

持って戻ってきた。

フレイ

これだけあれば足りるかな？

アイリス

こんなにたくさん、

どうしたんですか？

フレイ

おいしいお菓子と、おいしいお茶を

用意しました！

キャトラ

これって……お茶会？

フレイ

そうだよ！　この二つがあれば、

きっとみんな笑顔になって

くれるよね！

アイリス

おいしいものがあれば、自然と

会話が生まれるかもしれませんね。

キャトラ

アタシお菓子大好き！

フレイ

それにおしゃべりが加われば、

もっと笑顔になれると思うの！

フレイ

そうすればきっと、友達に

なれるから、お茶会から始めれば

いいって気づいちゃった！

キャトラ

えっと、それってアンタの基準では

親友になっちゃうんじゃないの？

フレイ

あっ、そうだった！

でも友達よりも親友になれたほうが

楽しいし！

キャトラ

それは……そうかもしれないけど。

アイリス

落ち着く場所と、おいしいものが

あれば自然とお話も弾みますよね。

フレイ

うん！　お話したいときに、

お話できることを、少しずつ

お話していけばいいんだよね。

キャトラ

アンタがそれ言っちゃう？

フレイ

えっ？　おかしかった？

キャトラ

そうじゃなくて、アンタはいつも

しゃべりすぎなの！

フレイ

ひどーい！　そんなことないよー！

アイリス

まあまあ二人とも落ち着いて。

ゆっくり楽しみましょ？

ボイス

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