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ライフォード・思い出

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ライフォードの思い出とボイス

思い出1

???

いい風だな。

空の近くは風が澄んでいる。


???

たまには空を思い出すのも良い。

この広大さを——


???

地上には数え切れない夢がある。

空には何もない。だが人は——

いつかは空に帰るのだ。


キャトラ

あら、お客様ね。


???

あてどなくさまよう旅人さ。

小さなレディ。


キャトラ

レディ……

わかってるじゃなーい♪


アイリス

ごきげんよう。

旅の人。


???

レディ。君の瞳は

あの空のようだな。


アイリス

えっ?


キャトラ

確かに、アイリスの瞳って

きれいなブルーよね!


ライフォード

申し遅れた。俺はライフォード

冒険家といったところか。


キャトラ

あらそうなのね。

でもわざわざ冒険家って言う人、

珍しいかも。


ライフォード

確かにそうだな。

何かの肩書のもとに

冒険家を名乗る者が多い。


キャトラ

ズバリあんたの肩書は!?


ライフォード

騎士にして軍人。

つまらん肩書だろう。

それに比べて、冒険家だ。


ライフォード

いいではないか——

つまらない人生よりも、冒険家を志す。

それでこそ人だ。


キャトラ

わかったわ……

あんた、趣味で冒険してるのね!


ライフォード

その通り。戯れだ……。

だが、命は賭けているぞ!


ライフォードの瞳は、
好奇心に輝いている……!



…………


……



連邦加盟国<嵐の国> 。
数十の島と多くの民を抱える、
大国の1つ——


この国は今、静かに燃えていた。
発端は国王の崩御である。
後を継ぐのは幼い王子。


だが王子の即位に不満を持つ
王の弟と貴族たちはこれに
異を唱える。


そんな情勢下。
多くの陰謀に加担したと
噂されるこの男——


ライフォードは、
行方をくらませていた。

思い出2

ライフォード

聞いたぞ主人公。

君も冒険家だそうだな。


ライフォード

ならば行こう。

支度をしたまえ。


キャトラ

あら、どこかにお出かけ?


ライフォード

ああ。冒険に出発する。

ふふ……なんとも血が騒ぐな。


アイリス

どこに行くんですか?


ライフォード

行き先は決めていない。


キャトラ

行き当たりばったり!


ライフォード

あの雲の向こうはどうだ。


キャトラ

まぁアタシらも似たような

もんだけどね。

じゃあ行ってみましょ。


ライフォード

小さなレディ。

この島で向かうのか?


キャトラ

違うの?


ライフォード

ヨットがあったはずだな。

それで向かうとしよう。


キャトラ

わざわざ?


ライフォード

楽をすれば、冒険が逃げていくぞ。


アイリス

食べるものを準備しなきゃね。


キャトラ

アイリスもっ!?


ライフォード

レディの助力。感謝する。

ともにまだ見ぬ世界を見よう!


…………


……


たどりついたのは、小さな島だった。


ライフォード

ははははは。

なかなかの成果だな。


キャトラ

これが冒険?


ライフォード

冒険だとも。小さなレディ。

見ろ、この島の砂浜を。


砂浜には足跡がある……


ライフォード

これこそ我らの勲章。
冒険の成果だ!


足跡は、波にさらわれて消えた。

思い出3

主人公たちとライフォードは、
とある村に
やってきた。


老人

湖に、魔物が棲みつきまして……

このままでは島のものは

干上がってしまいます。


ライフォード

ほう。それで俺たちに奴らを

追い払えと?


老人

お願いいたします——!


ライフォード

やつらとて生き物ではないか。

分け合えばよかろう。


老人

そんな——!
魔物に話など通じません!


ライフォード

では滅ぼすか。


老人

それより生きる道は——!


ライフォード

決めつけるな。

物事を大きくみよ。


…………


……


ライフォード

はあっ!!


キャトラ

結局戦うの!?


ライフォード

戦わないと誰が言った!?


ライフォード

どうした魔物たちよ。

これが人間の本気というものだ!


キャトラ

逃げていったわ……!


ライフォード

これで奴らは、この島の人間が

侮れないと知っただろう。


キャトラ

次はもっと大勢でくるかも

しれないわね。


ライフォード

その時はその時。

意志は伝わった。


ライフォードの目前には、
できたばかりの木の柵がある。


ライフォード

この柵を越えれば、

奴らは手痛い教訓を知る。

奴らはそう学んだ。


キャトラ

島の人たちは、湖に水をくみに

くることができるってわけね。


ライフォード

ここは開拓民の住む新しい島。

彼らには魔物と共存する

ノウハウがない。


ライフォード

彼らもまた学ぶ。環境との

折り合いをつけるためにな。


キャトラ

簡単にはいかないってわけね。


ライフォード

なればこそ、人は剣を手にするのだ。



…………


……



国王の崩御以降、<嵐の国>の
王位を狙う野心家たちは、
疑心暗鬼に駆られていた。


誰それが寝首をかこうとしている。
足を引っ張ろうとしている。
裏切りを考えている。


懸念は広がり、疑いは悪意となる。
彼らは最後まで足並みを
揃えることができなかった。


その原因を作ったのは、
——この男であると言われている。


だが時は動く。野心家たちの
利害はようやく一致する。
嵐の国>に戦の炎が
吹き上がろうとしていた。

思い出4

ライフォードは、剣を手にする。


——風に吹かれ、
木の葉が舞い飛んでくる。


ライフォード

俺の剣は、速さが身上——


瞬間、木の葉は二つ……
いや、数十に分断される!


キャトラ

なかなかやるわね!


ライフォード

お目汚しだったな。小さなレディ。


キャトラ

これ、誰に習ったの?


ライフォード

俺が従者だった頃、

仕えていた騎士にだ。


アイリス

従者……ですか?


ライフォード

騎士を目指すものは、

幼い頃から従者として

騎士に仕え、騎士道を学ぶ。


ライフォード

我が悪友のように、腕だけで

騎士の位をもぎ取ったものも

いないではないがな。


キャトラ

そんな友達いるのね。

で、あんた、どんな人の

従者をしていたの?


ライフォード

へんくつジジイだ。


キャトラ

ひどい言いよう。

その人嫌いだったの?


ライフォード

尊敬の表れだ。

ジジイのくせに腕は立つ。

そして頭が切れる。


キャトラ

それでへんくつなのね。


ライフォード

ああそうだ。

どうしようもないジジイだったよ。


キャトラ

(いつも自信たっぷりの

ライフォードが、誰かに

仕えてたなんてね……)


アイリス

ライフォードさん、なんだか

うれしそうですね。


ライフォード

そうかな?


ライフォード

そういえば、あのへんくつの顔を

しばらく見ていないな。

寿命の前に会いに行ってやるか。



…………


……


老人は、いつも通う酒場で、
いつもの苦味のある、
クセの強いエールを注文する。


老騎士

……えらいことになってきたな。

この老いぼれが、王家の

頼みの綱とはよ。


老騎士

いつもの店。いつもの酒。

棺桶に入るまで、こんな日々が

続くと思っていた——


老騎士

あの世に行く前に……

最後の一花ってところかねえ。


老騎士

……ライ……戻ってくるなよ。

こんな国にこだわることはねえ。


老騎士

お前は生きろ……!!

思い出5

ライフォード

騎士にもいろいろある。

例えば我が好敵手だ。


ライフォード

あいつは、誰が見ても疑うことなき

騎士でありながら、まだ

騎士道を追い求めている。


ライフォード

そして<>を見たら途端に

目の色を変える。どうしても

姫と結ばれたいらしい。


ライフォード

俺か? 俺の手を取ったレディは、

つまり俺の姫だ。


キャトラ

ひゃー。

歯の浮くような台詞。


ライフォード

俺は本気だぞ、

小さなレディ。


キャトラ

ところであんた、騎士で軍人で、

気ままに冒険してていいわけ?


ライフォード

今は休暇中だ。


キャトラ

ずいぶん長くない?


ライフォード

我が<嵐の国>は、軍人には

多めに休暇をくれて

やることにしてるのさ。


アイリス

そうなんですね?


ライフォード

とは言え休暇もそろそろ終わりだ。

俺は国に戻る。


キャトラ

冒険家、やめちゃうの?


ライフォード

俺の冒険は終わらんさ。

では、しばしの別れだ。


キャトラ

行っちゃったわ……


アイリス

そうね……


キャトラ

お休みが終わったから、

帰ったのよね……

それだけよね?



…………


……


老騎士は、目を疑った。
金髪をたなびかせ、不敵に笑う
騎士の姿を目にして——


ライフォード

どうした老いぼれ。

何を驚いてる。


何をしに来た——
老いた騎士は問う。


ライフォード

この剣を振るいに来た。

国を守るため。務めを果たすため。

そしてあんたのために。


ライフォード

どうした。策を伝えろ。

俺はこの日のために

動いてきたんだ。


ライフォード

あんたなら、この国を救える。

……元帥殿。


老騎士は、若者の言葉に、
怪物の如き笑みを見せた。
そしていくつか策を伝える。


ライフォード

敵にこちらを包囲させるように

誘い、そしていくつかの隊に

別れた敵を各個撃破か。


ライフォード

悪くないじゃないか、老いぼれ。

安心したぞ。俺の策は、

あんたが勝つのが前提だからな。


若者は、颯爽と去った——


老騎士は、運命を呪う。
勝ち目のない戦であった。
敵の士気は高く、戦力は数倍。


味方は老兵と新兵ばかり。
生き残る者はおるまい。
かつての従者もまた、
ここで散る運命——



…………


……



主人公は
感じていた。浜辺についた
足跡の意味を……


冒険は——まだ終わらない!


思い出6


ライフォード

……まばゆいな。

なるほど、俺の旅は、

ここで終わりか——


ライフォード

終わってみれば、

悔いの一つもありはしない。

そんなものか。


ライフォード

だが、これは……
俺の中にうごめく、
この衝動はなんだ!


ライフォード

むっ……?


泥の中から、金髪の騎士は
ゆらりと立ち上がり、
あたりを見回す。


ライフォード

無様をさらしたか。

なるほどこれも戦場の醍醐味。


ライフォード

それにしても、これは面白いな……


陣形を見る。残存する味方を見る。
殺到する敵軍を見る——
そして吠えた。


ライフォード

正規軍、我に続け!!
敵軍にくさびを打ち込む!!


敵軍はうろたえ、ライフォード隊の
突破を許した——!!


ライフォード

まだ死ねんな。
この国も、この俺も。
さあ賊軍ども。汝らも踊るがいい!


…………


……


老騎士

なんて奴だ……あいつ……

このまま勝っちまうつもりか……


老騎士

いいねえ……一度でいいから……

お前みたいなやつに仕えて……

戦ってみたかった……ぜ……



嵐の国>の内戦は終わった。
足並み揃わぬ賊軍側は、
王子擁立派の反撃に瓦解。


数倍の戦力差をひっくり返した
采配の妙。人々は思い出す。
生涯不敗の名将の名を。



ライフォード

見ているか、老いぼれ。


島に戻ったライフォードは、
空を見上げた。


ライフォード

王子をかばってくたばるとは……

最後の最後まで、戦略家だな。


ライフォード

それはそうと、

主人公。

どうもお前に助けられた

気がするぞ。


そして人々は知る。<嵐の国>に
現れた、新たなる英雄の名を。


ライフォード

さあ行こうか!
まだ見ぬものを見に!
誰も知らぬ世界の果てへ!

ボイス

状態ボイス
キャラ詳細画面
Lvアップ
スキル
AS1
AS2
交代時(入)
交代時(出)
クエスト開始時
クエスト中放置
クエストクリア時
戦闘不能時
タウン1
タウン2
タウン3
タウン4
タウン5
攻撃1
攻撃2
被ダメ1
被ダメ2
被ダメ3
手を振る/お辞儀
バンザイ/ハイタッチ
土下座/頭を抱える
温泉

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