蓮花血鴨・梅影探踪
台所騒ぎ
みんなが台所で仕事をしている時に、蓮花血鴨がいきなり暴走して、お客様に出す料理の材料から鴨血をとっていた、どうしよう――
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◆主人公【男性】の場合◆
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春巻:若様、3番テーブルのお客様が待ちきれないようです!
若:分かった!次はこの鴨の血を注いでから炒めれば出来上がり!
蓮花血鴨:ぐ…この甘い香りが…
若:――!
若:ちょっ、だめだよ――これは料理用の鴨の血だよ、蓮花血鴨!
春巻:気を付けてください、若様!な、何だか様子がおかしいです!
蓮花血鴨:……。
若:蓮花血鴨…鴨の血を見ただけで…暴走したの?
戦闘
VS 蓮花血鴨
若:春巻、その鴨の血を注いで!少し炒めれば大丈夫だから。それで出し遅れたのを謝って!
春巻:わ、分かりました!
若:あっ…力加減がうまくできなかったみたい――しっかりして、蓮花血鴨!だ、大丈夫?
蓮花血鴨:くぅ…お、俺はまた何か…
蓮花血鴨:ああ、そうか…。また赤色の狂気に飲み込まれたのか。
蓮花血鴨:はは、ははははは…一体何の罪を犯したのか…あんなやつらでなく、味方に歯向かおうとしたとは…皮肉なもんだ!ああ、人間の言う通りだ、やはりこの俺は、悪鬼そのものなんだ!
若:……
蓮花血鴨:…何がおかしい?
若:ははは…あなた、一体どこが鬼だって言うの。
若:僕に殴られて、額が南極老人のように腫れているよ。
蓮花血鴨:……。
蓮花血鴨:…ありがとう。
若:なにが?水びしゃくで殴ったからか――痛っ!
蓮花血鴨:…俺がやったのか?
若:さっきうっかり肩をかまどにぶつけちゃって…まあ大したことないよ…
若:それよりもその腫れた額の方を心配したらどう?早く餃子に診て――ちょっと!どこに運ぶ気!?
蓮花血鴨:フン、もちろん餃子のところだ。お前が嘘をついているのかどうか…やつに検査してもらわないとな。
彼の寝顔
蓮花血鴨は珍しくソファで寝たけど、彼の夢は穏やかじゃないようだ、昔のことを夢見ているのかな……
◆主人公【男性】の場合◆
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蓮花血鴨:……
若:蓮花血鴨?ソファーに転がったまま寝るなんて…珍しいな…
蓮花血鴨:なぜ殉国したのは俺じゃないんだ……もっと強ければ…そうすれば…
若:……。
どうやら寝つきが悪そうで、その薄目から、彼はまだ夢の中にいることが分かった。眉間にしわを寄せた彼は、何か言っているようだ――
蓮花血鴨:文丞相……やめろ……
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(彼の頭を撫でる)
蓮花血鴨:うぅ…暖かい…このぬくもりは…もしかして…
若:僕が悪夢にうなされて寝つかれない時、みんなもこうしてなだめてくれたから…
蓮花血鴨:違う…そんなはずない…あれがこんなに優しいはずが…
体に触れる(彼の肩を叩く)
蓮花血鴨:俺が…初めて出征した時…やつらもこうやって…肩を叩いてくれた…
蓮花血鴨:この俺が…もっと…強ければ…くっ…
若:もっと強ければ、か…時々そうも思うけど…
手に触れる(彼の手を握る)
蓮花血鴨:こんなにも温くて、暖かい…あの指を染め上げた赤色か…
蓮花血鴨:…やつらの命を…俺が…奪った…
若:…そうじゃない。
蓮花血鴨:そう…こんなに優しい手触りじゃない…これは…うぅ…
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蓮花血鴨:……
若:そうだ…沈香は寝つきにいいから、香を焚ってあげよう…
若:甘くて優しい夢を見るように。
蓮花血鴨:……
蓮花血鴨:うぅ…そのまま寝てしまったのか?この穏やかな空桑が忘れさせたのか…戦ったことを、仇討ちのために放浪した日々を…
蓮花血鴨:今のも…すべて夢?
蓮花血鴨:これは…沈香の香り?…いつの間に…本当に彼が…
蓮花血鴨:若様……
蓮花血鴨:寝ぼけたようだな。夢と現実の区別もつかないとは…
恐れる物
蓮花血鴨と食材を取りに行ったら、倉庫に閉じ込められた。暗闇の中、蓮花血鴨はいきなり質問を投げてくる――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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若:あれ?おかしいな…
蓮花血鴨:…なんだ?
若:穴蔵のドアが開けられない…僕たち閉じ込められた!?
蓮花血鴨:ドアぐらい、槍で軽くつついたら開くだろう。
若:いやいや、最近派手にものを壊したでしょう?今月は赤字になりかねないから!
若:鵠羹はまだ厨房で待っているから、戻らなければ彼もきっと探してくれるはず。ここは鵠羹のことを待ってみよう。どうしようもないなら…あなたの槍で――
そこまで言って、僕は今月の勘定明細を思い出すと、絶望のあまり目を閉じた。
蓮花血鴨:気長に待ってられるか!10分だけだ、それまでに来ないようならドアを壊すぞ。
蓮花血鴨:……。
蓮花血鴨:震えているな、○○。怯えているのか?暗闇を?それとも……俺を?
【選択肢】
・暗いから…
・あなたのほうがずっと怖い…
・寒がってるだけだよ!
選択肢
暗いから…
蓮花血鴨:……。
蓮花血鴨:ほう?この悪鬼より、暗闇のほうが怖いと?面白いやつだ。
蓮花血鴨から笑う声が漏れた――こんなに嬉しく笑うなんて、珍しいことだ。
あなたのほうがずっと怖い…
蓮花血鴨:それもそうだ……この槍は数え切れないほどの命脈を絶った、この手も無数の人の体温を奪った…この胸の中にはまだ消えない恨みが潜んでいる…
蓮花血鴨:俺のような呪われた悪鬼からは、離れた方が賢明だろう。
若:そうじゃなくて、ただムキになってドアを壊す恐れが…お金かかるんだって…
蓮花血鴨:……。
暫く沈黙してから、蓮花血鴨から笑う声が漏れた――こんなに嬉しく笑うなんて、珍しいことだ。
寒がってるだけだよ!
蓮花血鴨:……。
暫く沈黙してから、蓮花血鴨から笑う声が漏れた――こんなに嬉しく笑うなんて、珍しいことだ。
蓮花血鴨:なるほど。ここは元々寒いし、その上薄着だ…道理で狼と鉢合わせた兎のように震え上がるわけだ。
若:…知ってるくせに、またそんなこと言って…
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蓮花血鴨:羽織れ。
指先から伝わる柔らかい織物の触感。彼のマントのようだ。
蓮花血鴨:フン、照れているのか?
蓮花血鴨:ここは暗く、お前の安全が保障できない、どこかにぶつけて怪我や出血をするかもしれぬ…。マントを貸すのも、そういう面倒事を回避するためだ…
蓮花血鴨:だから、さっさと羽織ればいい。