かにみそ湯包・伝記

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伝記

追憶

　三国時代後半に化霊した。諸葛亮が川へ身を投げた孫夫人を弔うために調理した料理に由来する。尉役の呉老人が夫人が生前、好んで食べていたカニの身とカニミソを殻から取り出し、豚肉と一緒に饅頭の餡にしたもの。弔文を読んだ後、かにみそ湯包は全部冷たい川に投げ入れられた。

　その影響で、かにみそ湯包が化霊した後も無意識に水がある所が怖く恐れている。その後一人ぼっちが嫌で食神について空桑に来た。

容姿

　かにみそ湯包の皮が白く中身は金色という事もあり、化霊した後の服も白をメインに、黄色が入り混じっている。かにみそ湯包はカニの身とカニミソを餡にしたため、ハサミをフードの上に飾りとして付けている。

　かにみそ湯包はお箸こそが湯包を食べる最適な食器だと主張し、いつもお箸を持ち歩いている。

技能

　お箸も武器になる？少なくとも、かにみそ湯包が持っている場合は相当強い武器である。

　この箸を魔法の杖のように振り回し、湯包の中の金色に輝く汁を一気に敵にぶちまけて、毒を与えたり、攻撃や防御を低下させたり​……様々な弱化効果をかける​──それはまるで『ハ○ーポッター』のあるシーンを見ているようだ。熱く沸騰した汁が全身にかかるのは、ク○ーシオに当たったように苦しいだろう。

味

　かにみそ湯包の皮は紙のように薄く、作り方が｢絶｣見た目が｢美｣食べ方が｢奇｣である。

　材料にも十分こだわっており、餡はカニの身とカニミソ、汁は鶏のだしととなっている。まずは弱火でカニの油を煮出し、鶏のだしをジェリー状になるまで煮込み、これらに調味料を入れてかき混ぜる。強力粉を原料に生地を作り、餡を入れてから蒸籠に入れて蒸すと完成。

　かにみそ湯包の汁は美味しく、栄養価値も高くて、大人気の料理であるが、膵臓や胃が原因となる冷えなどの不調、または風邪がまだ治っていない方は食べてはいけない。

天性の才

　かにみそ湯包は敏感で疑い深く、いつも安心感を求めている。表向きでは一人でいるのが好きに見えるが、実は誰かに構ってほしくて仕方がない。時々わざと嫌味を言うのだが、本心は誰かに相手されたいのである。

　化霊前の出来事により、かにみそ湯包は極度の水嫌いである。酷い時は水を見るだけで気絶しそうな症状が出てしまう。

絆

　｢日常というのはこういうものだろう？何故記念する必要があるんだ？

　青団子達は本当にしつこいんだ。いつも遠足部や何らかの勧誘をしに来やがってそんなに暇なのか？私は部活などしないぞ！

　･･････川辺から助けてくれなかったら、私は入ったりもしない。

　明日は踏青のイベントがあるから、イライラしそうだ。｣

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