鵠羹・梅影探踪
目次
アルバム
鵠羹が部屋を片付ける時、前の騒乱でなくしたと思ってた家族アルバムを見つけた――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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若
「鵠羹、あなたが持ってるのって……僕のアルバム!
どこで見つけたの?……てっきり饕餮に襲われた時に失くしたと思ってた!」
鵠羹
「先程、部屋の片付けをしている際に見つけました。少し埃を被っているだけで、傷んではいないようです」
「開けてみてもよろしいですか?私がいない間に、若がどのように成長していたのか、気になります……」
【選択肢】
・それは……恥ずかしいからやめて!
・恥ずかしいけど、いいよ~
選択肢
それは……恥ずかしいからやめて!
鵠羹
「若が嫌がるなら、やめておきます……」
恥ずかしいけど、いいよ~
鵠羹
「若、ありがとうございます……ふむ、これは三歳の時でしょうか?まん丸な若も、可愛いですね……」
「これは、初めて小学校に行った時ですか?こちらは、食魂たちと一緒に誕生日を祝った時?
そして、こちらは旅行に行かれた時のものですか?」
「こうして写真を眺めているだけでは、なんというか、若が一晩で大人になった様な感じがします……」
「そして、写真の隣の食神様の書き込みを見ると、あの頃からもう何年も経っていると実感します……。その頃にも、この鵠羹がお傍にいられたらよかったのに、と思ってしまいます……」
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鵠羹
「今は、またこうして若の元に戻ってこられただけでも嬉しいですから……」
若
「昔のことはもうどうしようもないけど、明日の物語を一緒に紡ぐことはできるよ!
鵠羹がそう思ってるなら……」
「それなら、新しい写真でこのアルバムの続きを作ろう!
ちょっと待ってて、今カメラを取って来るから。一緒に写真を撮ろう!」
鵠羹
「はい、若!」
翼の手入れ
農場に行くと、鵠羹が1人で木の下に座り、くしを持ってぼんやりしていた。助けが必要みたいだ……
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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鵠羹
「……」
農場に入ると、鵠羹が1人で木の下に座り、くしを持ってぼんやりしていた――
若
「鵠羹、どうかしたの?」
鵠羹
「若様、お恥ずかしい話なのですが、この手に入れたばかりの大きな翼をまだ思うように扱えず、手入れもうまくできないのです。」
若
「自分でうまくできないなら、私がやってあげるよ!」
鵠羹
「では、若様、お願いいたします」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
髪に触れる(頭の羽を払い落とす)
鵠羹
「翼の羽が……頭の上に乗ったのかな?」
若
「ハハ、もふもふで可愛いな……ふぁ、はっくしょん!!」
鵠羹
「わかさま!?」
若「大丈夫大丈夫、羽を鼻に吸い込んでしまっただけだから……」
鵠羹
「そんな……だとしたら若様に翼を手入れしていただくのは危険では……?心配です……」
若
「大丈夫だって!ほら、もっとこっちに来て!きれいに整えてあげるからさ!」
鵠羹
「はい。ですが、またくしゃみが出るような場合はおやめくださいね。」
若
「うん、心配いらないよ!」
体に触れる(背中の羽を整える)
鵠羹
「うっ……!」
若
「痛かったかな?ごめんね。絡み合ってる羽があるから、とかすのがちょっと大変なんだ。」
鵠羹
「いいえ、若様はとても丁寧にとかしてくださっています。」
「ただ翼は他の場所より敏感なようで、触られると少しくすぐったいんです。」
若
「そうなの?気をつけるようにするよ。もし気持ち悪かったら言ってね。」
鵠羹
「はい。」
手に触れる(手のひらを見る)
若
「手のひらが今とかした羽だらけだよ?」
鵠羹
「何せ不器用なもので……若様にお恥ずかしいところをお見せしてしまいましたね。」
若
「そんなことないよ。こういう鵠羹も可愛いなって思っただけだからさ。それに鵠羹が不器用だとしたら、世界中みんなが不器用っていうことになっちゃうよ!」
「いつもはお世話になりっぱなしだから、たまにこうして立場が入れ替わると不思議な気分だね。」
鵠羹
「若様……?」
目の前の人物は珍しくもじもじとはにかんでいる。
若
「ほら、もっとこっちに来て!きれいに整えてあげるからさ!」
鵠羹
「うむ。」
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くしで翼を整えていく。持ち主と同じように暖かくて柔らかい翼だ。
この翼の中には頑丈で鋭い羽もあるが、その隠された刃が私に向けられたことは一度もない。
若
「はい、出来上がり!羽がすごく滑らかになったよ!」
鵠羹
「若様、どうもありがとうございます。」
「ああっ、もうこんな時間ではないですか!
若様、お昼は何をお召し上がりにまりますか?今すぐご用意いたしますね!」
サプライズのごちそう
鵠羹がずっと側にいて、いつも面倒を見てくれたことに感謝するためサプライズで、ごちそうを作ることにした。すべて順調だけど……――
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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若
「「もち粉に油を混ぜ、氷砂糖を潰したものを入れて蒸し、出来上がったものを切り分ける」……
これが脂油糕だね……」
「「蒸したもち米をつく、具はゴマと砂糖を和えたもので、具を皮で挟んだら出来上がり」……
これが雪花糕……なんだか食べ物の名前じゃないよね……」
「はぁ、私ったら、気遣いがなさすぎる。鵠羹の好物も知らないなんて……
本人に直接聞いてみるか……」
鵠羹
「若、一体何の本をお読みなのですか?
にやにやしたり、浮かない顔をしたりして、不思議です。」
私
「あ、しまった!本が落ちた――」
鵠羹
「「随園食単・点心単」……若はお菓子を作りたいのですか?」
【選択肢】
・正直に言う
・ごまかす
選択肢
正直に言う
若
「鵠羹の作るお菓子が、あまりにもおいしいから、食神の娘として、鵠羹の腕に甘えるだけじゃダメだと思ってね……
それで、鵠羹にも私が作ったお菓子を食べてもらいたいと思ったの。」
鵠羹
「ええ、そのお気持ちだけで十分ですよ。」
ごまかす
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若
「それでね、鵠羹ってどんなお菓子が好き?私、まだ知らなくて……」
鵠羹
「そうですね……若の作ったものなら、どんなものでも好きですよ。」
若
「ちょっと、それはずるくない?」
鵠羹
「ずるいとは、さて、何のことでしょうかね?私は本当のことを言っただけですよ。」
若
「……
鍋包肉の入れ知恵なの?ふ~ん、じゃあ、勝手に作るから、まずくても文句言わないでね!」