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小鶏燉蘑菇・物語

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作成者: hein
最終更新者: 皮蛋納豆丼

一 義勇任侠・壱

◆主人公【女性】の場合◆

(男性の差分は括弧書きで記載しています)

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徳州扒鶏

「母さん、この白雪はどんどん積もって、今夜はきっと、森の中で過ごさなくてはならないでしょう。」


糖葫芦

「そ、そうね、お父さん…」


糖葫芦

「ううう、お芝居できないよ!

 どうして私はお母さんなの!この役イヤだよ――!」


青団子

「葫芦ちゃん、諦めちゃダメだよ~!小旦那さまがね、「犯人捜しが始まったら、自分達はシナリオのキャラクターだ」って言ってたよ。徳州兄ちゃんは徳大州子、あなたはお母さん、青は長男の団大だよ~!」


青団子

「白先生が朗読した小説『関東情』を聞いた時、どうしてもやりたいって言ったのはあなただよ、お母さん。」


糖葫芦

「それは違うよ、小説の舞台は東北だからね!そ、それを空桑で演じるから、役に入れないんだよ!」


【選択肢】

・行こう、東北での冒険へ!

・半人前の役者が一人前な要求を言うね

選択肢

行こう、東北での冒険へ!

糖葫芦

「わあい、行こう!わか大好き!」


半人前の役者が一人前な要求を言うね

糖葫芦

「え?セリフを一つ喋るだけで半人前なの?

 ほめてくれてありがとう、わか!」


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徳州扒鶏

「小説の背景によると、物語の舞台は、前世紀末の関東辺境らしいですよ。」


徳州扒鶏

「○○、少し準備の時間をください。すぐにこの家族を連れて万象の陣へ向かいます。」




徳州扒鶏

「皆さん、少しお待ちを。この先…なんだか不審な動きがあります。」


徳州が雪森の北西方向を眺め、微かな光を見つけた。

そのとき、大範囲の振動が伝わってきた。樹木についていた霜も次々と地面に落ちた――


???

「た、助けて――!」


徳州扒鶏

「誰かが叫んでいます!○○、早く母さんと団大を連れて様子を見に行きましょう。」


青団子

「ああ、ちょ、ちょっと台本のナレーションを読ませてね…雪降る森の中で迷子になった私たちは、思いがけず私たちと別れた叔母さんに会った。彼女は匪賊に抑えられ、息も絶え絶えである…」


糖葫芦

「あ、そこに人がいるよ!あ、あれは――」


雪の大地の上に、真っ青顔をして、老婆が丸く縮こまっている。

その厚い上着は雪に浸って濡れていて、鼻息も霜になっている。


小鶏燉蘑菇は彼女の隣にしゃがんでおり、驚愕の表情を浮かべていた。


小鶏燉蘑菇

「ん?あんたら…なんでここに?」


【選択肢】

・ここで何をしているの?

・救助を求める声が聞こえた

選択肢

ここで何をしているの?


彼は、糖葫芦を見て、いきなり立ち上がり頭を振った。


小鶏燉蘑菇

「別に…ただ、誰かが助けを求める声が聞こえたから、急いで助けにきただけだ。」


小鶏燉蘑菇

「ここで戦いが始まる。あんたら用が無いなら早く空桑に戻れ。じきに震えるほど寒くなる。」


救助を求める声が聞こえた


その話を聞いて何かを思い出したようで、いきなり立ち上がった。

肩に積もった雪が同時に落ちた。


小鶏燉蘑菇

「俺も助けに来たんだ。

 俺ならここをよく知っている。心配するな、俺が面倒みるから。」


小鶏燉蘑菇

「この辺りは危険だな。あんたらは早く空桑に戻れ、ここにいると寒さにやられるぞ。」



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糖葫芦

「でも、でも!そのおばあちゃんはもう凍えているから、わたしたちも手伝わなきゃ!」


青団子

「そうだよ!この人の境遇が、青たちの台本にいる叔母さんに似てるから、ほおっておけないよ~」


小鶏燉蘑菇がまだ気づかぬうちに、皆が動き出した。

徳州が服をかけてやると、震えている老婆は目を覚ました。

彼女はまつげに雪をのせながら、弱弱しく口を開いた。


老婆

「た、助けて…匪賊が、私の大切なものを奪ったの…!」


青団子

「大丈夫だよ、叔母さん!青たちは――」


バンッ――!


青団子が話していると、巨大な捕獲網が雪の中から現れ、空桑の面々を全員吊り上げてしまった!


糖葫芦

「わああ!どういうこと!?捕まったの、叔母さんはまだ下にいるよ!」


小鶏燉蘑菇

「……」


小鶏燉蘑菇

「心配するな。あとから一人で帰るから。」


小鶏燉蘑菇

「はあ、油断したな。

 あんたらを巻き込んで、一緒にこの捕獲装置に捕まることになっちまったな、すまない。」


【選択肢】

・あのお婆さんの事を知っているの?

・高くて怖いよ

選択肢

あのお婆さんの事を知っているの?

小鶏燉蘑菇

「まぁ、長い話なんだ…ここじゃゆっくり話もできねぇから、まずはここから出よう。」


高くて怖いよ

小鶏燉蘑菇

「お嬢さん(あんた)高所恐怖症なのか?

 そりゃまずい、白雲を抱いてろ、多少の緊張はほぐれるだろう。」



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糖葫芦

「わっ、こわい!この網、う、動き始めたよ!どこに運ばれちゃうの…?」


徳州扒鶏

「この縄の直径は1mm、破断強度は10T以上…ナイフで切断するには30分か…」


1本の木の枝が縄に強く当たり、徳州の腕には引っかき傷ができるところだった。


小鶏燉蘑菇

「頭を下げて足元の縄を掴んでろ。

 網についた棘に気をつけろ、時が来ればあんたらを出せる――」


捕獲網は、機械によって高速で移動しており、空中に吊り上げて通り過ぎていく。

未知なる雪原の外へと延びていた…




糖葫芦

「あれ、捕獲装置の行き先って、あの小屋?

 煙突から煙が出てるし、きっと誰か住んでるよ!」


徳州扒鶏

「早く逃げましょう!

 この装置の行き止まりは檻です。もし入ったら逃げ出す方法はない!」


糖葫芦

「ま、間に合わないよお父さん!!わああああああ――!」


小鶏燉蘑菇

「今だ。みんな、俺と一緒に右へ力を入れて、せーの――ー!!」


みんなが力を合わせると、捕獲網は傾き、木廊にある装置に強くぶつかった。


力を溜めた小鶏燉蘑菇は、ものすごい勢いで目の前の縄を引き裂いた。

彼は、素早く装置の操縦桿を掴み、回っている歯車を止めた。


糖葫芦

「ううう…と、とまったの?うう…」


徳州扒鶏

「ありがとうございます!小鶏燉蘑菇、さすがですね。」


【選択肢】

・感激して抱きつく

・機敏に網から飛び出す

選択肢

感激して抱きつく

小鶏燉蘑菇

「おいおい、抱かれたまま外に出たいのか?

 問題ねぇさ。長い時間吊りあげられてたんだ、力が抜けちまうのも当然だ。」


小鶏燉蘑菇

「みんなも待っててくれ。抱いて出してやるから。」


機敏に網から飛び出す

小鶏燉蘑菇

「…お嬢さん(こいつ)いい動きしてるな。帯把肘子と普段からよく修行しているその成果だろう。」


小鶏燉蘑菇

「他のやつら出られるか?出来ないやつは俺がおんぶして出させよう。」



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小鶏燉蘑菇が皆を捕獲網から出していると突然、後ろの小屋のドアが薄く開けられた。


老婆

「…あんたか?」


老婆

「よくもここにまで来るとはな、この匪賊め。私のすべてを奪いやがって――!」


全員

「……!?」


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二 義勇任侠・弐

◆主人公【男性】の場合◆

(逆の場合の差分は募集中)

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老婆

「ここまで来たならかかってこい!命でも何でも持っていけばいい、もう何も怖くない!」


小鶏燉蘑菇

「大云子、落ち着け。いい年なんだからいきなり喧嘩を売るのは辞めろ。暴力は良くないって前に言ったろ?」


老婆

「…前?」

「フン、もし兄がまだいるというなら、お前なぞにいじめられるものか!早く返せ!」

【選択肢】

・彼は人の物を奪う人ではありません

・あなたの兄は…

選択肢

彼は人の物を奪う人ではありません

老婆

「お前はどこの小童だ?簫の旦那の妹に生意気な口を利くな! ほぉ、どうやらこの匪賊の仲間だな」


小鶏燉蘑菇

「…はぁ、ちょっと落ち着け。俺ならいいが、○○まで巻き込むな」

あなたの兄は…

老婆

「私の兄は名高き簫の旦那だ! あの人のいる山は気候が順調で、民の生活も安定しているし、悪事を企むやつだっていなかった!」

「他の匪賊はおろか、その官吏たちも、こちらに来る勇気がなかったのさ!」


小鶏燉蘑菇

「コホン、そんな大袈裟な話はやめておけ…」

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小鶏燉蘑菇が仕方ないと首を振るとき、老婆はドアの後ろからスコップを持ち出し、飛び上がって皆を高台から追い払おうとしている。


糖葫芦

「うわ――助けて!落ちる!」


小鶏燉蘑菇は素早くスコップを避け、高台から落ちかけている糖葫芦を引っ張り上げた。


小鶏燉蘑菇

「はぁ!この…いい年だってのに、まだまだ元気だな!」


老婆

「は、放せ! くそ、この武大云にこんな屈辱を味わわせるとは… この匪賊め、か弱い老人相手に力を…コホ、コホッ、ゴホゴホッ――!!」


老婆は争っている途中に息を切らし、真っ白な顔をして気絶した。


小鶏燉蘑菇

「しまった!」




青団子

「むか~し、むかし。山東に流浪の農民がいました。生きるため、勇敢にも陸地と川から関東の辺境に入り、新しい住処を探す決意をしました~」

「彼らは川で滞在している難民に会い、雪原に入らざるを得ませんでした~。でも、彼らはそこで偶然にも匪賊に攻撃されている叔母さんと出会いました~」

「危機一髪のところで、森から一つの勇猛な姿が現れ、匪賊を撃退しました~。しかし、その勇猛な姿はなんと、匪賊と同じ格好で大きくたくましい体付きで、怖い顔をしている~」


小鶏燉蘑菇

「オンドル囲んで何の話してんだ?…有名な話か?」


徳州扒鶏

「これは、若が小説『関東情』に基づいて脚色したゲームの台本で、物語や背景もそれを根拠に書かれていますね」


小鶏燉蘑菇

「『関東情』?白先生から借りた小説の?」

【選択肢】

・あなたも読んだことある?

・一緒に犯人を捜そうか

選択肢

あなたも読んだことある?

小鶏燉蘑菇

「ああ、文章はいまいちだが、物語はなかなかリアルだったな。昔、俺が大云子たちを小西屯まで送った時の話とそっくりだったぜ」

「俺もそれを読んでから、大云子に会いに来たんだが、まさか…」

一緒に犯人を捜そうか

小鶏燉蘑菇

「やれやれ、それはやめておけ。犯人捜し、なんか血の匂いがするな、嫌な感じだ、あ」

「ゆっくりやってな、俺は大云子の面倒を見ないと…」

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青団子

「青たちの叔母さんはどうしちゃったの?さっき急に倒れて…病気かな?」


小鶏燉蘑菇

「大云子は…あまり時間が残されてないようだ。昨日餃子に診てもらったが、野生のジンセンが八両もあればなんとか…」

「彼女は昔からそうだ。体は弱いのに、性格は牛みたいに頑固で、ずっと俺の事を賊だと言って、槍を抱えて何日も警戒してた。村のみんなと半年間生活してやっと信用されたんだ」


糖葫芦

「でも、小鶏燉蘑菇おじさんは似てるもん…その、……その…」

「その傷痕、怖いから…」

【選択肢】

・傷痕は男のロマンだよ!

・確かにビジュアル的には…

選択肢

傷痕は男のロマンだよ!

小鶏燉蘑菇

「おいおい、あんた…本当にそう思うのか?」

「ハハ、ありがとう。優しいなあんた」

確かにビジュアル的には…

小鶏燉蘑菇

「心配するな、簡単な事さ。このあいだ、マスクを編んだんだ。上に白い雲の刺繍も入れてる」

「今後はこの…コホン、怖い顔は見えないんだ。大丈夫さ」

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青団子

「でも、さっきのおばさんの様子だと、もうあなたのことを覚えてないみたい… あなたが、その「簫の旦那」でしょ?」


小鶏燉蘑菇

「はぁ、それも仕方がないさ。年も取ったから、物忘れもひどくなった」

「彼女と同郷の人もああいう症状が出たな。最後は…寿命が来て、俺が送ったんだ」

【選択肢】

・一人で思い出を背負ってるよね

・アルツハイマー病患者の面倒を見るのは大変だね

選択肢

一人で思い出を背負ってるよね

小鶏燉蘑菇

「「背負う」じゃなくて「持つ」だ。俺はすげえ幸運な事だと思ってるぜ」

「そういう思い出があるからこそ、村のみんなをちゃんと面倒見ないとな」

「この気持ち、あんたは俺より分かってるよな?」

アルツハイマー病患者の面倒を見るのは大変だね

小鶏燉蘑菇

「慣れたから、全然大変だとは思わねえぜ」

「あんたこそ、一人であんなに多くの食魂の面倒を見て、毎日頭がいっぱいだろう?」

「もし何か助けが必要な時は、いつでも呼んでくれ。たまになら、他の人に頼ってもいいぜ」

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糖葫芦

「叔母さんが起きたよ! 荷物を出して何か探してるみたいだよ。お父さん、団大、早く見に行こうよ!」


徳州扒鶏

「はい?このゲームはまだ続いているんですか?」


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三 義勇任侠・参

◆主人公【男性】の場合◆

(逆の場合の差分は募集中)

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老婆は、家中ひっくり返して、その表情はとても焦っている。


徳州扒鶏

「アルツハイマー病の老人が、記憶力の低下によって自分のしたことも忘れて、同じことを絶えず繰り返す場合もあると聞いたことがあります。」


小鶏燉蘑菇

「大云子、どうした?まだ俺の物を探してるのか?」

「場所なら知ってるぜ、ついてこい。探してやるよ。」


老婆

「泥棒がふざけるな!兄さんの物を盗むんじゃないよ!」


小鶏燉蘑菇は力無く笑いながらため息をついた。棚の上から箱を取り出して、キャビネットの中から、きちんと保存している服を出した。


小鶏燉蘑菇

「見てみな、長年隠してた物は、全部この部屋にある。一つもなくしていない。

 何十年も前から、ここに隠してるって言ってあったのに、忘れちまったのか?」


出したものは、形が粗末なお手製の筆、しわくちゃな紙、小鶏燉蘑菇の古い服、

近所の人たちからもらった錦旗、あとは、何の写真かはっきり見えない紙がある。



【選択肢】

・写真を見よう

・手紙を見よう

・錦旗を見よう

選択肢

写真を見よう

これは極めて古い写真だ。長い間、寒く湿気の多い場所に保存しているから、表面が少し摩損している。


写真にはたくさんの人が映っているが、小鶏燉蘑菇以外の顔は、もうはっきりと見えなくて、小鶏燉蘑菇の大きな体だけが、多くの人の中ではっきりと見える。

彼らは、とても親しそうで楽しそうに見える。



手紙を見よう

端は破れ、黄ばんだ手紙だ。字もはっきりとは見えないが、ある場面を書いていることだけはぼんやりと見える。…内容は『関東情』のオープニングに似ている。


錦旗を見よう

これは、手作りの錦旗だ。材料はとても普通の布のように見える。


上には、金色で「雪中送炭、この恩は山程ある」と書かれている。

その中の「炭」の字は、ゆがんでいて、あまり書きなれていないようだ。



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老婆

「あ…私の物だ。これはすべて兄と私の思い出だよ!ゴホン、ゴホン…」


小鶏燉蘑菇

「そうだ、あんたの探し物は全部見つけ出しておいたから、

 もう若くねえんだから、一日中スコップとかやらないでくれ。まさか持ち上げるのかよ。」

「ちゃんとベッドで休んで、フラフラ歩き回るなよ。

 兄弟たちを連れて、ジンセンを探しに行く、絶対にあんたの体を治す。」


小鶏燉蘑菇は、老人をベッドに横たえさせたあと、高麗ニンジンを彫る道具を持ち、他の人を連れて部屋から出た。



糖葫芦

「簫の旦那にい報告するよ!ここには高麗ニンジンはないよ。」


小鶏燉蘑菇

「…ハハハハ!俺たち東北人のなまりはそうじゃねえぞ!」


徳州扒鶏

「簫の旦那に報告します!この印がつけられた場所には高麗ニンジンがあるようです。

 ただ、この位置は危ないので、おそらく掘れないでしょう。」


小鶏燉蘑菇

「……!?」

「こ、これは俺たちが探しているジンセンだ!

 このひげの長さからすると…少なくとも、少なくとも、八両の重さがある!」

「大云子は助かるぞ!

 俺がこの工具で周りの土を落とそう。」




【選択肢】

・だめだ、危ない

・手伝おう

選択肢

だめだ、危ない

小鶏燉蘑菇

「この村の人達は俺にとって家族だ。

 大云子が少しでも長生きできるなら、こんな危険なんてなんでもねえ!」


手伝おう

小鶏燉蘑菇

「この工具たちもすげえ大事なんだ。あんただからこそ安心して任せられる。

 呼んだらすぐに俺に渡してくれ。いいな?」



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小鶏燉蘑菇は、一人、崩れかけた崖でしゃがみこんでいる。慎重に山参の周りの土を探っている。


小鶏燉蘑菇

「これほど完璧なジンセンは珍しい。」

「昔、七両のジンセンも採った事がある。

 それをめぐって、他の賊たちと三日三晩戦った。」


徳州扒鶏

「作者はあなたと関東で一緒に過ごした人ですか?白先生がこの本の由来を話していた覚えがあります…」


糖葫芦

「わかる!わかるよ!

 小西屯関の外で遊歴していて、ある農家に泊ったときに、偶然手に入れたって言ってた!」

「そして、その少女は、お兄さんから字を教えてもらったらしくって、最初に学んだ字は「義」だったんだって!」


小鶏燉蘑菇

「最初に教わった字は「義」だ…この本、大云子が書いたのか?!」


バキッと、小鶏燉蘑菇の頭上の枝に積もった雪が多すぎて、もうすぐ枝が限界を迎えそうだ。


小鶏燉蘑菇

「そうなんだ、彼女はずっと一冊の本を探し出せず、俺を泥棒と呼んで叱っていたんだ…」

「そうか、大云子はこうやって…あの時を記念にして…」


青団子

「簫の旦那、早く戻って!

 上の大きな枝がもうすぐ落ちるよ!危ない!」


バキッ――

大きな枝は再び音を立て、さらに揺れた。



【選択肢】

・彼を引っ張って戻す

・小声で彼を呼び戻す

選択肢

彼を引っ張って戻す

小鶏燉蘑菇

「来るな。ひびが俺の足下に入るのが見えただろ?それにこの壁も崩れそうだ――」


小声で彼を呼び戻す

小鶏燉蘑菇

「心配するな、あんたらはもう少し下がってろ。こっちの壁も揺れ始めたから近づくな。」



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小鶏燉蘑菇

「このジンセンをすぐに掘り出すから。

 ここは危険だ、俺がジンセンを投げて、受け取たらすぐに離れろ、分かったな?」


糖葫芦

「あっ、もしかして…もしかして、きみは戻らないの!?ううん早く放して!今なら…」


ドン――!

天を震わせるほどの地響きがして、巨大な枝が上から落ちてきた。もともと崩れそうな崖が、一瞬で断崖絶壁に変貌してしまった。


徳州扒鶏

「簫の旦那、〇〇をしっかり掴んで、絶対離さないでくださいよ!

 早く、皆一緒に引っ張って!いち、にの、さん!」


青団子

「青たち…崖から落ちそうだよ!助けて!」


老婆

「簫の兄貴!左上を見て!それを掴んで跳ねてくるんだ!」


大云子はいきなり皆の後ろに現れ、捕獲装置の紐も、小鶏燉蘑菇後方左上に移動させていた。それを捕まえられれば希望がある!


しかし、小鶏燉蘑菇は八両の面田がある高麗ニンジンを握っていて、表情はこれまでになく辛そうだった。


老婆

「捨てて!顔の傷痕の原因を忘れたのか!?

 あの時、母さんの山参を守った。今、この老体のために自分の命を遣おうとするな!!」

「ただただ犠牲になることは、決して私が望んでいる「義」ではないんだよ、兄貴!」

「コンコン…兄貴!」



小鶏燉蘑菇

「その後、数年もさまよった彼らはようやく小西屯で自分たちの居場所を見つけた。

 そこには盗賊、役人もいない、それに洪水や干ばつもなかった。」

「彼らはそこで自分たちの家を作り、住民たちは仲が良くて、平和な場所だ…」


糖葫芦

「……」


徳州扒鶏

「私たちは先に帰りましょう。彼はきっとおばあさんと二人きりで話したいでしょう。」


小鶏燉蘑菇は一人きりで雪道に立っていて、目の前には、小さな墓石がある。


小鶏燉蘑菇

「…何を話せばいいのか、兄ちゃんのことも思い出したばかりなのに、いっちまった。」

「はぁ、大云子、『関東情』は終わり方が良いな。

 兄ちゃんは書くのが苦手だから、もっと見習わねえとな。」

「あの世でも皆とちゃんと仲良くしろよ。

 もし助けが必要な時は…」

「夢枕にでも立って…兄ちゃんに教えてくれ。」





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