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鶏茸金絲筍・梅影探踪

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物語代打モデル
ステージ香を尋ねて
物語思い出の品
  お楽しみに

代打モデル

鶏茸金絲筍が急に訪ねて来て、病休のモデルの代わりに、彼のオリジナルデザインショップのCMに出て欲しいと――

◆主人公【男性】の場合◆

(逆の場合の差分は募集中)

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鶏茸金絲筍:おい、こっちに来い、やってもらいたいことがあるんだ!

若:何……? もしかして――

鶏茸金絲筍:何をビクビクしてるんだ?危険なことじゃないし…

鶏茸金絲筍:俺様がネットでオリジナルデザインECショップを始めたことは知ってるな?近頃CMを撮りたいと考えていてな。

鶏茸金絲筍:以前に契約したモデルは急に病気になった、しかしプランは既に決まっている。お前はそのモデルと同じくらいのサイズだから、一旦代わりにモデルになるんだ!

【選択肢】

・だが断る!

・なんだか疑わしい……

・今回はどんな衣装をデザインしたの?

選択肢

だが断る!

鶏茸金絲筍:却下だ!

鶏茸金絲筍:意見を聞いてるんじゃなくて、命令してるんだ! 大人しくこの服を持って、とっとと着替えろ!

なんだか疑わしい……

鶏茸金絲筍:は?俺様が嘘をついてるとでも?下僕風情を騙す暇があると思ってるのかよ!?

鶏茸金絲筍:大人しくこの服を持って、とっとと着替えろ!

今回はどんな衣装をデザインしたの?

鶏茸金絲筍:ふふん?気になるか? ノットバッド…気になるなら、せいぜい想像してみるんだな!

鶏茸金絲筍:そして俺様の作品を見てお前はきっと驚嘆するだろう。なぜなら俺様の作品はお前の想像の限界を100倍は越えているからな!

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鶏茸金絲筍:ふん?もう着替えた?悪くないな、下僕のくせに、俺様がデザインした服を着ると、イメージが一変した!ほら、回って見せろ

若:…この服は体にフィットしすぎ!まるでわざと僕のサイズで作ったみたい…

鶏茸金絲筍:わ、わざとお前に? う、自惚れるな…そのモデルとサイズがぴったりだっただけだ!

鶏茸金絲筍:……。

鶏茸金絲筍:じゃあ…これとこれとこれ…着替えて俺様に見せろ!

鶏茸金絲筍:なに睨んでるんだよ?早くしろ!


鶏茸金絲筍:ふん!なんで俺様はここまで念入りにデザインしたんだ…ただの下僕のために…


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香を尋ねて

鶏茸金絲筍が新しいデザインの素材に、霰雪花という植物を一緒に探すようにしつこく願ってきたが、本当に見つかるのかな……

◆主人公【女性】の場合◆

(逆の場合の差分は募集中)

「はぁ、はぁ……鶏茸金絲筍、この山道は険しすぎるよ……どうしてこんなところに?」


鶏茸金絲筍

「フン、それはまさか文句か?お前、俺様が気まぐれでこんなとこに来たとでも?

ここには芸術のためにきたが……仮に俺様の興味本位だったとしても、だ。

下僕のお前に口出しする権利はない。」

「俺様は最近、自然をテーマにした服をデザインしたいと考えていてな……

いくら天才でも部屋に引きこもってたら、インスピレーションなんて湧かない。」

「図書館の本を隅々まで読んでみたんだ。

そしたら空桑の山奥に『霰雪花』っていう、美しい花があると書いてたんだ。

これを見ろよ、お前も探すんだ!」


「あの……」


鶏茸金絲筍

「これを写して、衣装の模様にしたいんだ……

きっとびっくりするほど綺麗な衣装を作れる!」


「あのさ……」


鶏茸金絲筍

「ただ、その花はすごく珍しくて、十年に一度しか咲かないから、ちゃんと探すんだぞ――」


「鶏茸金絲筍ーっ!!」


鶏茸金絲筍

「うわぁっ!」

「急に大声出してなんだよ?驚いただろ……。

コホン!それに俺様を呼び捨てとは大層な無礼だぞ!」


「申し訳ないけど、鶏茸金絲筍が探してる花って――もしかしてアレかな?」


鶏茸金絲筍

「煙のような形に、霰の色……」

「そうだ!やっぱり俺様はツイてるな!」


そう鶏茸金絲筍が叫んだ途端だった。

突然豚が森から飛び出して、花をくわえて逃げていった――


鶏茸金絲筍

「あーっ!あの豚め!

俺様の素材を奪いやがって!豚の餌になんてさせてたまるか!」

「おい、何をボーッとしてるんだ?早く追いかけろ!」


戦闘

VS 突撃豚

鶏茸金絲筍

「フン!この俺様が、無事取り返したぞ!」


ふたりで豚を崖まで追いやって、大騒ぎした結果、ようやく花を奪い返すことができた。


「……鶏茸金絲筍、ここ、なんかおかしくない?」


そういった矢先に、足元の地面が崩れる。そして、私はそのまま後ろへと倒れてしまう。


「しまった!崖の土が崩れそうだよ、さっきの騒ぎのせいかも!?は、早く逃げて――」

「あっ……!!」


鶏茸金絲筍

「○○――!!」


私は目を閉じて、地獄へ落ちると覚悟する。

そのとき、不意に細くて力強い手が私を人間界へと引き戻した――


「はぁ……はぁ……あはは、私は様々な時空を移動してる『空桑の若』なのにね。

自分の領地である山から落ちて死んじゃったら、三界の笑いものになっちゃうよね。」


鶏茸金絲筍

「はぁ……はぁ……まだ笑えるのか?

俺様は疲れた……パッと見、そうは見えないけどよ……お前、意外と重いな?

すぐにでも俺様と一緒に乗馬でもして瘦せたほうがいい!」


「鶏茸金絲筍は意外と力持ちだね!あ、それより……花は?」

「さっき、白い花が私と入れ違いで落ちたけど、もしかして……」


鶏茸金絲筍

「お前なぁ、大事な者の優先順位もわかんないのかよ?

死にかけたのに、よく花の心配なんかできるな。」

「行ったろ?お前が重すぎて、片手で引き上げられなかったんだよ。だから、仕方なく……」

「……ゴホンッ!」

「フン!バカな下僕のせいで、俺様はせっかく手に入れた素材をなくした!

今度、ちゃんと埋め合わせをしないと承知しないぞ!わかったな?」

「さあ、気を引き締めて次の霰雪花を探すぞ!」

「……。」

「そうだ……手を……繋ぐんだ!

そうしなきゃ、またお前、どっかに落ちるかもしれないからな……。」



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思い出の品

いい天気に、金絲小爺の小物を干していたら、少し特別なものが出てきて……

◆主人公【女性】の場合◆

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「今日は天気がいいね……あのさ、乾かすものはこれで全部かな?」


鶏茸金絲筍

「そうだな。織物は脆いぞ。慎重に乾かさないと――」

「ん、何だこれ?」

「なんだ、この下手なスレッドと変なカッティングは。

せっかくのデザインが台無しじゃないか…

なんで俺様の荷物に、こんなダサい服があるんだ?」

「このカップも微妙デザインだ。

水も飲みたくないくらい、みすぼらしいじゃないか!」


「これは――」


鶏茸金絲筍

「ん?お前、知ってるのか?上の方に、小さい文字でなんか書いてある――

『○○は小学生服装コンペティションで一等賞を獲得しました。

おめでとうございます』?」


「そうだよ。忘れてるかもだけど。」

「それは学校で、服装コンペに参加したときの作品とトロフィーだよ。

あなたからデザインのアドバイスをもらったんだよ。

それで、賞を取った後、全部あなたに送った。」

「捨てたつもりだったのに。そのときもあなたは嫌な顔をしてたから。

さっきと同じような顔をしてたからさ……」


鶏茸金絲筍

「まあ……小学生の作品としてみれば、そんなに悪くはないな!」


【選択肢】

・慰めてくれてるの?

・出た!絵に書いたようなツンデレ!

・さっきまで捨てようとしてたのに……

選択肢

慰めてくれてるの?

鶏茸金絲筍

「おい!何だよその目は……?」

「……まあ、好きに解釈すればいいさ!

俺様の優しさに思う存分感謝しろ。下僕としてせいぜい俺様に仕えるんだな!」


「さっきまで捨てようとしてたのに……」


鶏茸金絲筍

「気が変わったんだ!なんだよ?不満なのか?」


出た!絵に描いたようなツンデレ!

鶏茸金絲筍

「ツン……デレって?

おい!下僕のくせに、勝手に変な言葉で俺様のことを形容するな。

俺様はこの世に唯一無二の『容金絲』だ!」

「それとな……さっきのは褒めてやったんだ!」


「さっきまで捨てようとしてたのに……」


鶏茸金絲筍

「気が変わったんだ!なんだよ?不満なのか?」


さっきまで捨てようとしてたのに……

鶏茸金絲筍

「それはお前の思い込みだ。俺様はそんなこと言ってない!」

「それに、もしそうだったとしても、だ。今は気が変わったんだよ!

なんだよ?下僕のくせに不満があるわけじゃないだろうな?」


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鶏茸金絲筍

「もう覚えてないけどよ。

お前がくれたものだとわかった以上、これはもう俺様のものだ。

どう処理しても、俺様の自由だ!」

「ふん。こんな作品が賞を取れたなんて、俺様のアドバイスがあったからだろ……

俺様がデザインしてやった部分もあるしな、俺様にも処理する権利がある!」


「……納得できる理由を探してるの?」

「でも、私は別に不満じゃないよ。むしろちょっと嬉しいくらいだよ。アハハッ!」



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