詩礼銀杏・物語
一 奇珍異宝・壱
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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詩礼銀杏
「大学の道は、明徳を明らかにするに在り。民に親しむに在り。至善に止するに在り。
この句の意味は、無我境地の昇華にあり…」
糖葫芦
「いひひ、この地図を追っていけば、きっと宝物が見つかるんだ!今夜は一緒に探検しよ!」
青団子
「葫芦ちゃん、ちょっと静かに~詩先生にバレちゃうよ…痛っ!銀杏投げたの誰…」
詩礼銀杏
「業は勤しむに精しくて、嬉しむるに荒む。授業中にどうしてひそひそと耳打ちをする必要がある?」
糖葫芦
「青団子の…真ん中に当たった!うう、話すよ、この糖葫芦、何でも話すから!」
【選択肢】
・みっともないよ、糖葫芦
・詩礼銀杏、百発百中
選択肢
みっともないよ、糖葫芦
詩礼銀杏
「そうだ。古来では志士仁人は、生を求めて以て仁を害すること無し。身を殺して以て仁を成すこと有り。」
糖葫芦
「み、身を殺すなんて…ひぃ!詩杏先生の言葉は体罰より怖いよ…!わか、助けて!」
詩礼銀杏、百発百中
詩礼銀杏
「ここ数日、徳州扒鶏が何回もここへ視察しに来ました。射撃の腕が素晴らしく、思わず見習う気持ちが湧いて来た。」
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詩礼銀杏
「この紙には一体どんな学識があるのか、先生にも見せてくれないか。
…こ、これはまさか倉頡が作った古代文字か!今まで私が知らない文字は存在しないはずだが。」
糖葫芦
「ん?詩杏先生、さかさまに持ってるよ。これは焼乳豚が描いた――裏山の宝の地図だよ!☆」
八仙過海閙羅漢
「ん?裏山の宝の地図だと?吾の記憶によれば、裏山は空想の立ち入り禁止地区の一つとなっているはずですが。
裏山に入った食魂は、軽ければ正気を失う。重ければ記憶喪失となる。吾はもう三日ほど焼乳豚を見ていませんが、まさか彼…」
青団子
「あ、みんな来て~医館の前で餃子先生が支えてるのって、それこそ焼乳豚だよ!」
餃子
「みんな来たんだねぇ。焼乳豚は目覚めたばかりで、まだぼんやりしているよ…」
詩礼銀杏
「焼乳豚、聞こえていますか?」
焼乳豚
「@#¥%¥…*&…*G23@#@%#¥…!!」
【選択肢】
・1001011001111011
・心肺蘇生法
選択肢
1001011001111011
焼乳豚
「……」
詩礼銀杏
「今の数字はなんだい?黙る指令なのか?
先生には分からない、また今度教えてくれないか?」
心肺蘇生法
焼乳豚
「???????!!」
詩礼銀杏
「雷?いや、これは焼乳豚の心臓の鼓動?○○、やめなさい。」
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糖葫芦
「ううん、今の焼乳豚は普段と比べて話しにくくなったよ!お宝を見つけたのか聞きたいのに~!」
詩礼銀杏
「裏山が禁所として封鎖されているのは、恐らく危険性があるからだ。君たちはまだ宝のことを考えているのか?
餃子、焼乳豚の正気を取り戻せる薬はありますか?」
餃子
「あいやや、たしかに特効薬があるよ。だけど効果が短いんだよねぇ…」
詩礼銀杏
「すべての事は事前に準備をすれば成功し、準備をしなければ失敗する。もし焼乳豚の言葉が役立てば、糖葫芦たちも冒険をせずに済んだでしょう。」
焼乳豚
「う、うんん――!!」
餃子
「あいや~、飲んですぐに省乳豚がベッドから飛び起きたよ。黄連を多めに入れたことで、良い効果が出たみたいだねぇ。」
焼乳豚
「――お前ら、財宝がほしいか!
探してみろ、この世の全てをそこに置いてきた!!Zzz…」
【選択肢】
・え…?烈炎・D・諸帝?
・事態は一段と悪化したみたい
選択肢
え…?烈炎・D・諸帝?
詩礼銀杏
「どんな名を使っても、こういう事態を悪化させる所は変わらないようだ。先生として、後悔の薬を飲みたい所だ。
事態は一段と悪化したみたい
詩礼銀杏
「…一番無意味なことを言って、また眠りについてしまったようだ。まさに腐った木は彫ることができない、ということだ!」
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糖葫芦
「わぁ、裏山…お宝…☆
ひとーつ、焼き肉裏山にあり。ふたーつ、焼き肉お山に眠る。みーっつ、お宝きらきら輝く!
お宝どこだ、数えてみよう、何度も数えて、1・2・3~♪」
詩礼銀杏
「焼乳豚の事がはっきりしていない限り、裏山に入るのは禁止だ!」
餃子
「ああ、詩杏先生はかなり怒っているみたいだねぇ。
ここに焼乳豚のあまりの薬があるかあ、良かったら…」
陸吾
「詩よ、事情は分かった。
でも焦る必要はない、もしのぼせたらハゲちゃうにゃ。
ほら見ろ、わしが裏山を封鎖したぞ。
今後また何かあったら事務所に来い。民の悩みを解決するのが、わしの義務だにゃ。」
青団子
「あ、詩礼先生と陸吾様だ…葫芦ちゃん逃げて、捕まっちゃう~!」
【選択肢】
・詩杏先生、彼らを捕まえよう
・w悪者が来た。逃げて。
選択肢
詩杏先生、彼らを捕まえよう
詩礼銀杏
「君子は師を尊敬し、親友に親しくする。師に命令するなんて無礼極まりない事だ。
君…ちょっと待ってくれ。」
悪者が来た。逃げて。
詩礼銀杏
「○○、君も一緒に罰されたいか?いいか、甘言は人をだめにするぞ。」
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詩礼銀杏
「青団子、糖葫芦、待ちなさい!
裏山の異常現象はまだ解明されていない、宝はただの外物にすぎないのだから、命と引き換えに財産を求めるのに意味はあるのか?」
糖葫芦
「ふんっ!冒険で一番大事なのは宝じゃないもん!」
青団子
「大事なのは宝探しの過程だもん!
ううん、でも詩礼先生は青たちとは違うから、わかってくれないんだ…」
糖葫芦
「あははっ!青団子、早く山へ走ろう!そうしたら捕まらないよ!」
詩礼銀杏
「早く戻りなさい!もうわがままを言うんじゃない――!」
陸吾
「○○、お前も早くついていきなさい。詩は夜に出かける事はないにゃ。
空桑の若さまであるお前は、民の事を考えないとにゃ…」
二 奇珍異宝・弐
◆主人公【男性】の場合◆
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詩礼銀杏
「八仙、どうして君も?」
八仙過海閙羅漢
「先生!吾は貴方が裏山に入ったと聞いて、ここ長年人の侵入がないため、道が分からないかもしれないと心配し、故に焼乳豚が描いた裏山の宝の地図を――」
【選択肢】
・より方向を迷うと思う
・出発だ!宝へ!
選択肢
より方向を迷うと思う
詩礼銀杏
「「ここにゲロゲロと鳴くものがいる」、「力の果実」、「魔術がある穴」…八仙、この注釈が奥深いから、君が持っててくれ」
出発だ!宝へ!
詩礼銀杏
「○○、事に敏にして言に慎む。私たちがここに来たのは人を探すためであって、決して宝探しのためではない」
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八仙過海閙羅漢
「数個の灯籠も用意しました。少しでも夜に山道を歩く危険性は減らしたいですから」
詩礼銀杏
「余計なことを。私は子供ではないのだから、暗闇など怖がるはずが…」
「ど、どうしてここにひもがある、一体何のためのものだ!」
【選択肢】
・大丈夫、怖くないよ
・私も怖い
選択肢
大丈夫、怖くないよ
詩礼銀杏
「ゴホン、ただの蔓か。わ、…私は別に怯えてなどいない。さっきは暗いから、恥ずかしいところを見せてしまっただけだ」
私も怖い
詩礼銀杏
「怖いと感じるならば、私の後ろについてこい。う、これは…ただの蔓だ」
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八仙過海閙羅漢
「奇妙です。地図によれば、吾たちはもう宝からそう遠くないはずですが。宝を見つけるどころか、糖葫芦と青団子の姿も見ていません」
「天行は健なり、君子以て自彊して息まず。吾は焼乳豚に負けません、絶対に宝の地図を解いてみせます!」
詩礼銀杏
「八仙は一人で道を探しに行った。○○、荷物を渡してくれ。この灯籠に灯油を補充するから」
詩礼銀杏が荷物を開けた途端、木製の小鳥が羽ばたいて飛び出した。
詩礼銀杏
「――!!」
木製の小鳥は森の中を流星のように速く飛んでいく。
そして、雷のように急降下すれば、羽のようにゆっくりと巨大な樹木の下に落ちた。
詩礼銀杏は木の下に行き、足を止めた。
巨大な杉の陰が彼の体を覆い、彼の顔や表情も分かりづらい。
詩礼銀杏
「どうしてこの落ち葉は山になっているのか…」
【選択肢】
・小鳥を拾ってあげる
・手を繋いで前に歩く
選択肢
小鳥を拾ってあげる
詩礼銀杏
「待て、その落ち葉は怪しい――○○!?」
手を繋いで前に歩く
詩礼銀杏
「これは理にかなっていない。ここは先生である私が君を――うん!?」
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まだ話をしている中、地面が崩れ、二人は穴の中に落ちた。
四季折々の色が目の前で変化し、段々と全てが鉛色に褪せていく。
僅かな雫の音に、霞む視界。
詩礼銀杏
「○○、体は大丈夫か?ここに…他の仕掛けもあるかもしれない、迂闊に動くと危ない」
「はぁ、何年も経ったというのに、どうしてまた同じ過ちを…」
【選択肢】
・ここに来た事があるの?
・こんな経験をしたことがあるの?
選択肢
ここに来た事があるの?
詩礼銀杏
「いや、私がここに来たのは初めてだ。ただ、この光景は見覚えがある、疑い始めている」
こんな経験をしたことがあるの?
詩礼銀杏
「思い出したくない過去だが、確かに似ている所がある。○○、私の事を心配しているのか…」
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暗闇の中、三匹の蛍が飛んでいく。
その後、突如幾千の星のような光が輝き始め、夜空の星と互いに引き立てていく。
詩礼銀杏
「数え切れないほどの宝石が放つ眩しい輝きは、この世ではなかなか見られないものだ」
「洞窟の中だというのに、天の川が見える。以前に星を観たのは、もう百年以上も前のことだ…」
【選択肢】
・百年も前の星空…
・一緒に観た相手は…
選択肢
百年も前の星空…
詩礼銀杏
「星が平野に落ちる、曙の時。今夜と違うところはない」
一緒に観た相手は…
詩礼銀杏
「あの夜共に星を観た人は、今となってはもう遠くから眺めることしか出来ない…」
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詩礼銀杏
「見ろ、蒼龍星野の方向に月のような白い星が一つある。百年も昔から同じ場所でずっと光を放っている」
「衍聖公孔治は私に言った:もし賢徳のある人なら、亡くなる時は星になれる。あの星は孔子先生が変化したのかもしれない」
「ん?孔子先生のような宝石を拾って、私に贈ると言ったか?ありがたく思う、だが…」
「違う、その前にあるのは宝石ではない――!早く戻れ!」
冷たい潮が襲い掛かり、瞬く間に膝を上回った。洞窟鍾乳石からの水が「地面」に波紋を作り、無数の宝石が光を反射させていく。ここは、とても深い地下の淵だった…
奇珍異宝・参
◆主人公【男性】の場合◆
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波紋が静まり、星の影が再び水面に映り出す。
二人は湿った苔の上に横たわった。恐怖はまだ残っているまま、服の涼しさが段々と沁みてくる。
詩礼銀杏
「過ちは三度も犯さない。今回私は君の手を握ったからだ。
もし君が淵の底に落ちた時、恐らく私も……」
「驚くようなことではない。衍聖公孔治先生なら、きっと同じ事をするから。」
【選択肢】
・それはどうして
・孔治先生はどんな人
選択肢
それはどうして
詩礼銀杏
「知りたいなら…こちらへおいで、教えてあげよう。」
孔治先生はどんな人
詩礼銀杏
「私にとっては……高山は仰ぎ、景行は行く。辿り着くことはないが、心が憧れている。」
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詩礼銀杏
「誕生の時から、私は衍聖公に養子として迎えられた。孔府の子供は親切にしてくれたが、帰属意識を感じた事が一度もなかった。
周りの人にはみな親がいる。私だけが詩礼堂の前に捨てられた…」
「性格が偏屈だった私は、孔府の束縛が嫌で、よく夜間に両親を探して外に出ていた。」
「ある日の夜、私はいつも遊んでいた巨大な杉の下に来て、落ち葉の中に仕掛けられていた罠を踏んでしまい、
狩猟用の網で宙に捕まえられてしまった。」
「この罠の設計図は、府中の子供たちの書房で見たことがある。」
【選択肢】
・彼らからお金を借りていたの
・それが仕掛けを心配していた理由なの
選択肢
彼らからお金を借りていたの
詩礼銀杏
「…〇〇はその無邪気さで、楽しむことで一生悩み事を忘れられる。それもまたいいことなのだろう。」
それが仕掛けを心配していた理由なの
詩礼銀杏
「中和の道とは、喜怒哀楽を表に出さないことだ。
しかし私の驚愕は、君にも気づかれた。実に面目ない事だ。」
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詩礼銀杏
「巨大樹の上にぶら下がっていた私は、運命と同じ、来る道も帰る道もない。
揺れる網が、私の恐怖心を煽り、私は耐えずに泣き出した。」
「太陽が早く昇らないかと願っていたが、朝になっても誰も来ないのではと心配もしていた…」
「ところが、衍聖公孔治の慰めの声が後ろから伝えてきた。
なんと、彼も他の網の中に捕らえられていたんだ!」
【選択肢】
・彼もお金を借りていたのか!
・なんということだ
選択肢
彼もお金を借りていたのか!
詩礼銀杏
「〇〇、君子は義にも喩り、金に困ることはない。
それに、人生における最大の難題は、大体金で解決できない事だ。」
なんということだ
詩礼銀杏
「まさにそうだ。堂々の衍聖公孔治がまさか冠礼もしていない子供と一緒に罠にはまったとは、実に荒唐無稽な話だった。」
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詩礼銀杏
「先生は孔府に馴染めていないのではと心配し、夜な夜な私の安全を確保するために後ろをつけていた。
でもまさか私と同じ罠に捕らわれ、木の上にぶら下がっているとは思わなかった。」
「あの夜は寒い風が吹き、余計に耐えられなかった。衍聖公は私に人生の目標を尋ねたが、私は答えられなかった。
彼も問い詰める気はなく、独り言のように孔夫子の生涯を語りだした。」
「野望のために各国を巡り、理想のために七日間食糧を断つ。貧しい生活を送る中でも初心を忘れず…その器の大きさ、
心の強さは私自身の憂愁を忘れさせ、ただ一生伴うことが出来ないと嘆かせた。」
「衍聖公は慰めてくれた。先賢がこの世から去ったとしても、彼は星となり世間を見守る。この霜色の星は、
亜聖公継絶学の信念:そしてその青黒い星は、後聖公が生命のために立命する決心を示す。」
【選択肢】
・とてもロマンチックな比喩だね
・じゃあ衍聖公孔治は
選択肢
とてもロマンチックな比喩だね
詩礼銀杏
「当時まだ子供だった私はそれに対して疑う心を持たなかった。
星の加護の下で、迷いや無力さも全てなくなるようだった。」
じゃあ衍聖公孔治は
詩礼銀杏
「〇〇、翼宿の下を見てごらん。孔治先生がいなくなった後、そこに金色の光が現れた。恐らくそれが先生なのだろう。それが…人間界に最も近い星だからな。」
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また鍾乳石の雫が淵に落ち、波紋を広げていく中、遠くの鳴き声も徐々にはっきりしてきた。
詩礼銀杏
「〇〇、何か変な音が聞こえないか?」
糖葫芦
「ううう…誰か、誰か助けて!」
詩礼銀杏は周りを見回し、やっと淵の中央に孤立した岩は見た。
そこには糖葫芦たちが淵に落ちないように、暗闇の中必死に岩肌に抱き着いていた。
詩礼銀杏
「…本当に苦労せずに見つけたな。
〇〇、こっちに来て、木製の筏を作ろう。」
「この竹は軽いし、水上に受けるから、筏に適した素材だ。ここ数本を固定してくれ、私が縄を結ぶ。」
【選択肢】
・本当に多才な人だね
・この特技はキャラ設定に合っているの
選択肢
本当に多才な人だね
詩礼銀杏
「私は冒険について全くの知識がないわけではないからな。当時は…
まあ、いい。〇〇、この件は他言無用だ。」
この特技はキャラ設定に合っているの
詩礼銀杏
「小技に過ぎない、私の個性とは無関係だ。だがこの件は他言無用だ。」
共通
青団子
「あぁ、葫芦ちゃん泣かないで~…なんかねなんかね、小旦那さまと詩礼先生を見かけたの~」
糖葫芦
「うう…あれ?木のイカダがこっちに来たよ!」
詩礼銀杏
「…君達、縄に捕まって筏に乗りなさい。」
糖葫芦
「うわあ!うう、助かったよ、やっと助かった!葫芦はもうわかと遊べなくなっちゃうかと思った!」
青団子
「小旦那さま、ごめんなさい…青たちね、地上の宝石を拾おうとしたの。それがまさか…」
糖葫芦
「まさか、全部偽物だなんて!水面に星が映っただけの像だったの!
岩を掴めてよかった。そうじゃなきゃ、わたしたちは、湖の底に沈んじゃってたもん!」
詩礼銀杏
「どうやら焼乳豚も同じ手口でやられて、恥ずかしいから記憶喪失の芝居をしたのだろう。
〇〇、帰った後、ここを危険地区と決めよう。」
筏は地下の河に沿い、洞窟の外に流れ着いた。
天の川が筏の真上に十字の形に交錯して、また四方に流れていく。」
詩礼銀杏
「いつか、衍聖公と同じように、空の星になると思った…」
【選択肢】
・あなたは地上で一番輝く星だ
・あなたは自分によって一番輝く星だ
選択肢
あなたは地上で一番輝く星だ
詩礼銀杏
「衍聖公が亡くなる直前に、彼も私に似たような事を話した。私たちは血の繋がりはないが、本当の親子よりも仲が良い。
私の変な所にいつ気づいたのかは知らないが、恐らく詩礼堂の前で出会う時に何か推測しただろう。」
あなたは自分によって一番輝く星だ
詩礼銀杏
「き、君は急に開き直ったな…私は、やるべき事をやっただけだ。
北辰で例えれば、その場にいて他の星に囲まれる事は、先賢しか受けない礼遇だ。」
「〇〇、今夜の事は、夢にしてほしい。
私は…ただ師の名を伝承し、期待を裏切らないだけだ。」
共通
詩礼銀杏
「〇〇、今夜の事は、夢にしてほしい。
私は…ただ師の名を伝承し、期待を裏切らないだけだ。」
月の光は水が流れるようである。青団子と糖葫芦はとっくに眠ってしまった。
詩礼銀杏は筏のへりに立ち、長い間言葉を発さなかった。
詩礼銀杏
「一二三四五、裏山に銀杏がある。銀杏は喜び、宝が輝く。
宝はどこ、数えてみよう。何回も数えて、一二三四五…!」
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