焼乳豚・手紙
半分風雅
主人公名:
空桑の若様よ、貴君……運命を信じているか? 我が体内の炎魔が、我には特別な運命があると言っていた! あんまり我に近づくと、運命の車輪に巻き込まれるぞ!
烈火丹心の守護者・永焚者・烈炎降火の諸帝
同袍同沢
主人公名:
我を崇拝してるのはわかっているが、我が川辺で修業してるとき、よくすぐ隣で手を洗えたな!
……我の体内に潜む炎魔が接触した水に火傷させられることを恐れないか?
烈火丹心の守護者・永焚者・烈炎降火の諸帝
以心伝心
主人公名:
大道芸をやってたときから不死鳥の伝説は聞いていた。その神獣は体内と炎魔を制御することが得意なようだ!炎魔と戦ったのに、また復活できるなんて、見習い甲斐があるものだ!
最近思っていることは、不死鳥に会ったらしばらく羊城に住もうかってことだ。貴君も一緒に来てくれ。もし我が涅槃の術をできるようになって、炎魔を追い払えたら、貴君と手を繋いで……その、あちこちで遊ぶことができるぞ!
烈火丹心の守護者・永焚者・烈火降火の諸帝
金蘭之契
主人公名:
炎魔に対抗するために、これまでずっと幸せをもたらす火の術を求めてきた!しかし火の術はみんな上辺だけは綺麗だが、 結局人々に怖がられ避けられている…… しかしあの日、打ち上げた花火の光に照らされた貴君の優しい笑顔を見て、我は……
どういうことだ、この手紙を書くとなぜか火が燃え上がる!すでに百枚の便箋が灰になった。もしかしてこれは涅槃の術の反発か!
とにかく、あの花のような炎の術を覚えたい。貴君が我の傍で楽しめるように! あと、叉焼にアメを買ってやってくれ!
<叉焼:お父がまた火を起こしてたから、 三段落めからは叉焼が代筆したよ! >
焼乳豚