風生水起・梅影探踪
耐え忍ぶ
糖葫芦から風生水起がみんなとご飯を食べていないと聞いているが、実は彼は――
◆主人公男女共通◆
糖葫芦
「ううっ、人参、食べたくないよーっ!!」
○○
「偏食しちゃダメだよ」
糖葫芦
「うわぁ! 風生水起兄さんはご飯を食べてないよ。
なのに、どうしてわかは何も言わないの!
そんなの不公平だ! 不公平だ、不公平だーっ!!」
○○
「……。」
風生水起
「○○?」
○○
「風生水起、どうして今日みんなとご飯を食べなかったの?」
風生水起
「すみません、これは私の習慣でして。百年前から変わっていません。」
○○
「習慣? でも……」
風生水起
「もしや、心配してくださっていますか? ありがとうございます。」
風生水起
「これには2つ理由がありまして……1つは風生水起の調理方法に起因します。岩清水で数日間、餌なしで養殖して痩せさせた魚は、爽やかで甘味が出ます。私はその料理から化霊した食魂ですから、断食は私の健康に損害を与えません。」
風生水起
「2つめは、人間界の聖人・孟子の話からです。
『天が大任を負わすとき、必ず人は志に苦しみ、筋骨を労し、肉体を窮餓する。
それは、天がその者の心に試練を与え、大任に相応しい人物にせんがためである』」
風生水起
「ですから、一定の時間をおき、数日間断食をするのです。
良き肉体を維持し、意志を鍛えるのです。そうして心を乱れぬよう忍ぶのです。」
風生水起
「このような説明で、安心していただけるでしょうか?」
風生水起
「はい。今日は既に剣を五百回振りましたし、成果を検証するときが来ました。
私の相手になってくれませんか?」
○○
「もちろん、いいよ」
風生水起
「では、ご教示くださいませ。」
戦闘
VS 風生水起
風生水起
「どうやら○○は数日前と比べてだいぶ進歩したようですね。
嬉しく感じると同時に、同時に恥じ入ります。」
風生水起
「『人生は流れに逆らい、進む船と同じだ。船が進めなければ、押し流される』
私には今後、更に気を配る必要がありますね。」
風生水起
「それでは、今日はもう一度剣を五百回振ってみましょう。」
風生水起
「え?
○○、私と一緒に特訓したい、と?
もちろん。喜んでお受けいたします。」
糖葫芦
「わわ! わかわか! わたしも風生水起兄さんのように強くなりたい!
だから、わたしも……」
○○
「ちょっと! これは料理のゲームだよ。ご飯を食べないでどうするの?」
○○
「ん? なんか変なこと言っちゃったかな……?」
糖葫芦
「ご飯を食べない風生水起兄さんには優しいのに、
人参を食べない糖葫芦ちゃんには厳しいよね!
ふーんだ! わかって、不公平なんだっ!」
○○
「糖葫芦はただ人参を食べたくないだけでしょ?」
道中護衛
風生水起と一緒に海岸に来た。彼に特訓を行う島の方向を聞いた後、二人でイルカに乗って旅に出た――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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若
「ここの景色はいいね。『水何澹澹、山島竦峙――』」
風生水起
「貴方が気に入ってくれたなら、良かったです」
若
「そういえば、風生水起、毎回特訓してる島はどこにあるの?」
風生水起
「あの方向です。私が指しているあの黒い点が島です。
イルカに乗って行けばいい」
若
「イルカ?」
風生水起が指笛を吹くと、一匹のイルカが泳いできた――
風生水起
「乗ってください」
イルカは僕たちを乗せて、波の隙間を縫うように敏捷に泳いでいく。
突然、波が打ち寄せてきた時、僕はしっかりと立っていなくて、落ちるところだった――
若
「――!!」
風生水起
「○○、落ちないように気をつけて」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(彼の首を抱き着く)
風生水起
「……」
「まあいいでしょう。私の目を覆わなければ、好きにしてください」
「しっかり抱き着いてください」
体に触れる(彼の胸に飛び込む)
風生水起
「……」
「はい。これでいいですよ」
「大丈夫です。いつも一人でイルカに乗っていました。
今貴方がいるから、少し……慣れていないのです」
「しっかり抱き着いてください」
手に触れる(彼の腕を掴む)
風生水起
「……」
「ハードルを上げたいのですか?」
「まあいいでしょう。ちゃんと捕まっててください」
共通
若
「ベテランがいれば、このルーキーは安心するよ」
僕たちはイルカに乗って海を漫遊した。真っ白な泡が顔に当たって、とても涼しい。
真っ青な空の下で、同じく青色の海水がきらきらと輝いている――
若
「綺麗……」
「――!!」
風生水起
「それともまだ何か?」
若
「さっきは調子に乗りすぎたよ、今急に思い出した。
今日はあなたと一緒に特訓するために来たのに、結局あなたに僕を連れて遊んでもらって、時間を無駄にしたね」
風生水起
「いいえ、先程のは既に特別な特訓です」
「イルカに乗ることはバランスを鍛える方法です」
「ただ今日は貴方がそばにいたから、少しだけ貴方と一緒に周りの景色を眺めていました」
海浜遠足
風生水起と海を随分泳いで腹が空いた。風生水起は刺身を作っておもてなしをしてくれると約束してくれた――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
共通
風生水起
「……」
若
「……」
風生水起
「○○、もしかして……お腹が空きましたか?」
風生水起
「さて、そろそろ食事の時間ですね。
それではここで食材を調達して、刺身を作るのはどうですか?」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(彼の頭を撫でる)
風生水起
「――!!」
風生水起
「もうすぐ美味しいものを食べると、興奮するのが分かりますが……
ご自分の行為をもう少し抑えてください。」
体に触れる(彼の体にもたれる)
風生水起
「どうしてここに?」
風生水起
「そんなにお腹が空いているのですか?もう立てませんか?」
風生水起
「ここは私に任せて、貴方はあそこで座って休んでいてはどうでしょうか?」
手に触れる(彼の手を引く)
風生水起
「はい?○○、手伝いたいのですか?」
風生水起
「分かりました。それでは大きな葉っぱをとってきてお皿にしましょう。」
共通
しばらくすると、風生水起が数匹の魚をとってきた。
風生水起
「待っててください。」
寒色の光が光って、魚は蝉の羽のように薄く切られていく。
そして骨筋がはっきりと見える手で、芭蕉の葉っぱでできた皿に盛り付けていった。
よく見ると、魚を切っていたものは――
若
「あれ?」
風生水起
「どうしましたか?もしかして刺身は美味しくなかったですか?」
若「ううん、美味しかった。でも、どうしてその剣で魚を切るの?その剣、とても貴重だよね……」
風生水起
「そんなことを気にしていたのですか……」
風生水起
「平気です。」
風生水起
「魚を切る時、この件は包丁より使いやすい。
それに剣で魚を切るのは剣法を鍛える方法でもあります。」
風生水起
「一番重要なのは、私の剣が大切な人のために振られることです。」
風生水起
「大切な人にいっぱい食べさせるのも一種の守り方ですから。」
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