混湯酒醸元宵・梅影探踪
目次
小さな嘘
小麦畑で労働していた時、突然青団子は混湯酒醸元宵が怪我をしたのを知らせに来た――
◆主人公【男性】の場合◆
（逆の場合の差分は募集中）
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混湯酒醸元宵
「うーん、麦の穂ののぎはふわふわで柔らかく見える⋯⋯」
若
「ふわふわしたものが好きなの？」
青団子
「えっ？ふわふわしたもの？青も大好きだよ〜」
混湯酒醸元宵
「べ、別にそんなことはない！適当に言っただけ。ふわふわしたものなんて全然興味ないし⋯⋯ぼくは武器が好きだってみんな知ってるのに」
「⋯⋯あっちに行って手伝う！」
青団子
「元宵、青のこと待ってよ！一緒に行く――」
青団子
「こ、小旦那さま、大変だよ〜！元宵が怪我しちゃった！」
若
「見せてくれ――」
混湯酒醸元宵
「平気。
ち⋯⋯ちょっと転んで、手にかすり傷ができてるだけ⋯⋯」
「布を巻いたから今はもう出血も止まってるよ」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる（頭を撫でる）
混湯酒醸元宵
「け⋯⋯桂⋯桂⋯⋯」
「や、やめてよ！
傷の手当てもしたし、もう大丈夫だって！」
体に触れる（抱きしめる）
混湯酒醸元宵
「平気平気、自分で手当てしたから大丈夫！」
「ぼ、ぼくのことはいいから、自分のことにもどって！」
手に触れる（傷口の手当てをする）
混湯酒醸元宵
「――！！」
「ただのかすり傷だけだし、手当ても済んでるし、本当だから！
ぼくのことはいいから、自分のことを続けて！」
若
「だめ、やっぱり見せて
万が一ホコリや泥が入ってたら、炎症を起こす可能性もある」
「まずは消毒しないと。
ちょっと痛いかもだけど、我慢して⋯⋯」
混湯酒醸元宵
「ひっ……大丈夫、痛くない……痛くない……」
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若
「元宵って本当に健気だね。怪我しても涙ひとつ見せないなんて！」
混湯酒醸元宵
「⋯⋯そう、ぼくは⋯⋯『良い子』⋯⋯」
「うう⋯⋯う⋯⋯」
若
「どうしたの？褒められてるのに、どうして泣くの？」
混湯酒醸元宵
「若様、ごめんなさい、ぼく⋯⋯ぼくは嘘をついたんだ！」
「ぼくの手は⋯⋯麦ののぎで怪我したんだ。
のぎが小動物の毛みたいにふわふわして柔らかく見えたから触ろうとして⋯⋯」
「湯円を守れる、湯円のお手本になれるような頼もしくて良い子でいたいって決めてたから。
そんな良い子はふわふわしたものを好きになってはいけないと思って⋯⋯」
「でも今改めて考えてみたんだけど、良い子は嘘をついてはもっとだめだよね！」
「だから、謝るの。
ぼくはこれから⋯⋯正真正銘の良い子になってみせる！」
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