三鮮脱骨魚・梅影探踪
目次
朝めまい
今朝、約束したのにどんなに待っても来なかった三鮮脱骨魚の部屋を見に行ったら、彼が地面に倒れて息が弱くなっているところを見た…
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
共通
若
「阿喩?あれ、扉が閉まってない?お邪魔しま~す…」
三鮮脱骨魚
「……。」
若
「うわっ、ひどい顔色…おーい、起きて!まさか意識を失ったんじゃ…」
急いで地面に倒れていた三鮮脱骨魚を抱き上げ――
三鮮脱骨魚
「うぅ……」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(人中を押す)
三鮮脱骨魚
「ん…ん?なんだ、君か。」
「…さっき俺様の人中を押してたな?」
若
「意識を失ったのかと思った!」
三鮮脱骨魚
「ちぇ、人工呼吸を期待してたのに…」
「あ、目を覚ますタイミングが早すぎたのか。」
若
「こんな時に冗談はやめて!さあ、力を貸してあげるから起きて。餃子に診てもらおう!」
三鮮脱骨魚
「それは結構。あの意志の薬はまるでガシャポンだ…どんな苦味に当たるかまったく検討がつかん!」
体に触れる(体を揺らす)
三鮮脱骨魚
「ん…ん?なんだ、君か。」
「何やってんだ?」
若
「大丈夫?気を失ったのかと思った!」
三鮮脱骨魚
「いや…そんなに力強く肩を揺さぶられると…おえ、めまいが…本当に気絶しちまうだろ!」
手に触れる(脈を測る)
三鮮脱骨魚
「ん…ん?君か。」
若
「やっと目が覚めた。」
「あ。手が…」
三鮮脱骨魚
「おいおい、狐のように狡猾で豹のように凶暴な伝説に名を残すこの怪盗様に自ら手を差し出すなんて。いい度胸してんじゃねぇか~」
若
「意識を失ったのかと思った!」
三鮮脱骨魚
「ん?まさか、脈を測ってたのか?」
共通
三鮮脱骨魚
「これはよくある朝の低気圧だ。大丈夫だって。」
「世に名を知られてる怪盗がこんなことで死んじまったら、『空桑通信』のトップ記事に載るだろうな!」
「カーテンを閉めてくれるか?太陽が眩しくて二度寝できねぇ…」
三鮮脱骨魚の言う通りにカーテンを閉めると、室内は一気に暗くなった。
私を見つめている猫のような青い瞳が光っている――
三鮮脱骨魚
「ふ~ん、お利口さんだなぁ~」
「これで、今の君は俺様と同じ暗闇の中にいる。この状況を今までどれほど期待したことか…。」
「なあ、○○…」
「今、この部屋にいるのは俺ら二人だけだ。このまま君を――空桑の食魂たちのお宝を盗んじゃってもいいのか?」
若
「私を…盗む?」
三鮮脱骨魚
「ん?は、ははは…まさか、本当に俺様に盗まれたいのかよ?」
「そうだ。朝低血圧になることは、あの東壁龍珠に教えるなよ。」
「あいつに弱点が握られたら、捕まる恐れが出るからな~そのときは君を人質にして、空桑から逃げるしかないかも。」
若
「……。」
三鮮脱骨魚
「は!今の表情、すげぇ面白い!」
「今の話、前半は嘘な。この「千面の影」に弱点なんかあるわけねぇだろ?」
「ま、後半は俺様の気分次第だけど。」
富者から奪い貧者を救済
用事で青団子と一緒に出かけて、悪党が子供を殴っているところを見た。弱い者をいじめるような暴行は黙って見過ごすわけにはいかない――
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
子供
「ああ、強盗だ!その金は母ちゃんの薬代なんだ…あっ!」
青団子
「小旦那様!あそこに子供をいじめるおじさんがいます!」
若
「やめなさい――」
悪党
「誰だ?」
???
「おいおい~そんなに騒いで、俺様の魚が驚いて逃げたりしたらどうしてくれるんだ?」
周りを見まわすと、声の主が川辺で釣りをしている男であることに気付いた――
その人は悪党に見られながらゆっくりと体を起こす。
マントを外すと、銀色の髪と猫のような青い目が見えた――
若
「あなたは――」
青団子
「あ、三鮮兄さんだ!」
悪党
「誰だ、てめえは?いい度胸してんじゃねえか?」
三鮮脱骨魚
「さあて、俺様は誰だろうな?通りすがりの怪盗、「千面の影」とでも言っておこうか。」
悪党
「せ、千面の影?あの伝説の怪盗?こんなひょろひょろした奴が?野郎ども、奴を半殺しにするまで懲らしめてやれ!」
若
「相手は大人数だ。私も手伝う!」
三鮮脱骨魚
「へえ?助っ人を呼んだ覚えはねぇんだけどなぁ。」
三鮮脱骨魚
「いいか?次またこんなことをしたら、この刀でお前らの鼻を切り落としてやるからな~?」
悪党
「は、はい、もちろん!「千面の影」様の言う通りです。さっさと行くぞ…いいから退け!」
悪党たちが逃げていくと、三鮮脱骨魚は未だ恐怖に震えている子供に声をかけた――
三鮮脱骨魚
「おいガキ、これをやる!」
「えっと…さっきの連中から掬ってきたもんだ。薬代に使えよ。」
子供
「お兄さん、ありがとう!」
青団子
「三鮮兄さん、これが…「弱者を救う義賊」なんですね?」
三鮮脱骨魚
「義賊?なんだよガキんちょ、随分デカい名誉をくれるじゃねぇか。俺様には不相応だけどな。」
「俺様はやりたいことをやってるだけさ。」
「君達こそ、なんで俺様についてきたんだ?しかも手まで出して。他の連中に怪盗の手下だと勘違いされるぞ?」
「それとも…○○、俺様に惚れたのか?」
若
「私?私もただやりたいことをやっただけだよ。」
三鮮脱骨魚
「は、…はははは!面白い、面白い!ちょうどいい。美味しそうな魚が何匹か釣れたから、焼き魚をご馳走してやる。」
青団子
「へへ~やった!」
星空を飛ぶ
寝ぼけ眼を開いたら、三鮮脱骨魚の狡黠な笑顔が目に映った。そして、私は気づいた、彼といる場所は――
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
共通
若
「ん、ん-……風の音?誰か…扇風機開けた?」
???
「まだ寝てんのか?おーい。これ以上眠るなら、おとぎ話の方法を使っちまうぞ~?」
若
「だ…れ?」
ぼんやりと目を開くと、深い紺色が視界に広がった。
その中には春の油菜の畑に似た、輝かしい黄金の色が混じっている。
よく見てみると、あれは夜の空桑の街の風景だった。こんなにも小さくなっているのは――
私が空に逆さまに吊られているからだ!
若
「うわあああ――!!」
???
「なんだよ、静かに寝ることもできねぇのか?頭を下にぶら下げんなって。大人しく俺様の懐に入ってろよ。」
若
「三鮮脱骨魚?な、何してるの?」
三鮮脱骨魚
「何回も言ったはずだけど、俺様は君という空桑の珍宝が欲しいんだ。いつか気が向いたら、君を盗むって…覚えてないとは言わせねぇぞ?」
「ほら、この夜空は泉のように潔白で、星の光は銀のように輝いてる。いい眺めだろ?」
「だから、俺様は君を盗んで、星の観測に付き合ってもらうことにしたってわけ!」
若
「……。」
身を起こすと、自分が怪盗のパラグライダーに乗っていることに気づいた。
しかしその瞬間、パラグライダーが激しく揺れて、危うく落とされそうになってしまう――
三鮮脱骨魚
「あちゃ~このパラグライダーはまったくのじゃじゃ馬だな~」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(彼の首を掴む)
三鮮脱骨魚
「けほ、けほけほ…!」
若
「くっ……」
三鮮脱骨魚
「俺様を絞め殺す気か?二人で流れ星になっちまう。いや、心中するつもりはないぞ?」
「星空はこんなにも綺麗なのに、死んだら見えなくなるからな。」
体に触れる(彼の腰を掴む)
三鮮脱骨魚
「うわっ…何だこれは?生きる本能か?さっきまで離れようとしてたじゃねぇか?」
若
「……。」
三鮮脱骨魚
「ははははは…ははは!気に入った!」
「君は今後も植物みたいに、太陽に向かって懸命に成長していけよな!」
「そうすれば星空にも触れるし、もっと美しい景色が見える。」
「これは塵と化した者が叶わなかった夢だから…」
最後の声は徐々に聞こえなくなるほど小さくなり、少し肌寒い夜の風に散っていった――
手に触れる(彼の手を握る)
三鮮脱骨魚
「手が凍えてるな。寒いのか?ほれ、これを羽織れ。」
若
「……。」
三鮮脱骨魚
「へぇー…まさか俺様のマントを羽織ると、東壁龍珠が君から俺様が盗んだ宝物を見つけると心配しているのか。
「心配しないで、おれは今日、ただ一つの宝物しか盗んでいない。つまり、『君』だ。」
共通
私の意思に関係なく、この短い旅が続いている……
私はあの怪盗と奥深い夜空に、輝かしい星の間を飛んでいる。
星が次々に消えてまばらになり、空の果てに白い朧気な光が現れるまで――
若
「これは…私を帰らせたじゃないか。」
三鮮脱骨魚
「言ったじゃない。一緒に星を見るため、君を盗むって。今はもう終わった~」
「盗んできた宝物を残忍な方法で破壊し、または永遠に発見できない洞窟に隠すのは分不相応だとでもいうのか。」
「バカ、嘘だよ~」
「じゃ、まだ~」
「今度、気が向いたら、また君を盗みに来るよ~君の守衛たちに、警備を強化するようにと言わないとな~」
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