龍井蝦仁・誕生祝い
共通
龍井蝦仁
「○○、またひとつ成長したというのに、いまだにセンスがないとは嘆かわしいですね。誕生日は昔ながらのやり方でするものですよ、しかしなんですかこの煙は」
「……今度は何ですか?」
「無礼な! 客を炭酸水でもてなすとは、水を出すよりひどいです!」
「ここでいい茶葉が味わえると思った私が愚かでした…… よろしい、そこをどいてください、私がお茶を淹れますから――」
【選択肢】
・西湖龍井?
・信陽毛尖?
選択肢
西湖龍井?
龍井蝦仁
「名前が「龍井」だから、龍井茶を出すと思っているのですか、それではあまりにも無粋ですよ」
信陽毛尖?
龍井蝦仁
「よく知っていますね! 信陽毛尖は鮮やかな緑色で、白毫もはっきりとわかる、淹れると清々しい香りが漂い、後味はほんのり甘いのです」
「貴方も少しはセンスがありますね」
共通
龍井蝦仁
「待ってください、「茶道パフォーマンス」とはなんですか? 自分の無知で他人の興味を損なうなんて、お茶に失礼ですよ」
「罰としてお茶を味わうことに専念してもらいます、おしゃべり禁止です」
【選択肢】
・プレゼントはある?
・このティーカップはちょっと……
選択肢
プレゼントはある?
龍井蝦仁
「本当に失礼な人ですね、お茶もゆっくり味わえないのに、プレゼントをねだるのですか?」
「そんながっかりしたような表情をして、どうしたのですか? 私は貴方の無礼を無礼で返したりはしません」
「プレゼントはもちろん用意してあります――」
このティーカップはちょっと……
龍井蝦仁
「確かにその素朴なティーカップはいいお茶を飲むのにふさわしくありません」
「なので、私から貴方にこれを贈ります――」
共通
龍井蝦仁
「いかがですか? 花と鳥の模様をあしらった琺瑯彩の磁器に、極上のお茶、趣が増すでしょう?」
「私のセンスを疑っているのですか?」
「貴方のセンスのなさは本当に救いようがないですね。少しはわかってくれると期待していた私が愚かでした……」
「なんでもありません、聞き間違いです」
「成長してセンスも幾分と高まると思いましたが。どうやら私の思い過ごしのようですね、相変わらず品のない人です」
「これからは花鳥、魚無虫、龍鳳、蛇亀の模様の琺瑯彩カップに替えていきます」
「毎年、誕生日にティーカップを贈れば、貴方のセンスも向上するはずです、ふふふ……」