楊枝甘露・誕生祝い
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誕生日会で、フルーツの香りに気づいた瞬間、不意に後ろから抱きつかれた。
楊枝甘露
「Surprise!」
「ハハッ、今日は新しい書籍のサイン会があるんじゃなかったのかって?
今日は特別な日だから、キャンセルしたんだ。」
【選択肢】
・特別な日?
・キャンセル? 大事なサイン会を?
選択肢
選択肢1
「何かテストでもあるのかって? 今日はお前の誕生日だろうが!
まさかこの俺がそんな特別な日を忘れるとでも?」
「友の誕生日に傍にいてやれないなんて、心残りになるからな。」
選択肢2
「Whatever、何日か待たせた方が、ファンの情熱は高まるだろう。」
「だがお前の誕生日は、一年でたった一日だけしかない。
だから今日は、ファンよりお前の方を優先したんだ!」
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「やれやれ……そんなに感動させてしまったか。」
「昨日撮影現場から帰ったあと、楊枝甘露味のケーキを作ってやったぞ。」
「うまいって? 当たり前だろう。
これはタイで最高級のマンゴー、ルビーレッドグレープフルーツ、
そして香港式クリームで作ったんだ。その味と言ったら……」
「ハハッ! 職業病だな、これは……それはさておき。
ほら。早く食べてみてくれ!」
一瞬でケーキを半分平らげた。
すると、ケーキの中から飛行機のチケットが二枚出てくる。
手に取ってみると、それはサイパン島行きのチケットだった。
楊枝甘露
「あそこのビーチで初ロケをしたんだが、とても思い出深い場所でさ。
フルーツの饗宴が開かれるんだが、有名なクリスタルウェーブも見られるぞ。」
「昔、ひとりで行ったときもなかなか楽しかったが、
あのロマンチックな景色を誰ともシェア出来ないのが残念だった。だからさ、付き合ってくれないか?」
【選択肢】
・いいよ、フルーツの饗宴に行ってみたい!
・うん、海辺を一緒に歩いてみたい。
選択肢
選択肢1
「フルーツ、好きだったのか? よかったよ。
だったら、フルーツから化霊した俺のことも、好きってことだな?」
「一番美味しいフルーツの饗宴に連れてってあげよう。
『一番』こそがお前のようにセンスがある者に相応しいからな。」
選択肢2
「昔、一人で海辺を歩くのが好きだったせいか、
知らぬ間に孤独に慣れてしまった……。
だが、お前と出会ってから、全てが変わってしまった。」
「初めてお前と会った瞬間、俺はすぐにお前をサイパンに連れて行きたくなった。
あそこの海は透明な水晶のようで、お前の澄んだ瞳みたいだったからだ……」
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突然宴会場の隅にあるカメラのレンズから『カシャッ』と音がした。
楊枝甘露
「盗撮だ! こういう奴らはどこにでもいる。
きっと、俺とお前が長く一緒にいるからだろうな?」
「Sorry、俺みたいな名流と一緒にいると、こうした困ったこともまま起こる」
「さぁ、俺の手を取れ。お前が望むなら、すぐにでもお前を旅に連れて行こう。」
楊枝甘露は僕の手を引いて走り出した。
彼の体からは果物の良い匂いが漂い、風に乗り舞い上がっていた。
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