黄精枸杞牛尾湯・伝記

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伝記

追憶

　黄精枸杞牛尾湯は、人々の切実な願いを受けて病院に化霊。人々の健康に対する渇望により、病院での職務に留まった。

　白血球(好中球)の増加を願う患者たちの期待が黄精枸杞牛尾湯に託されたことで、黄精枸杞牛尾湯は患者たちが持つ白血球(好中球)のイメージを纏うことになった。

　病院で様々な悲しみ、離別を目にした黄精枸杞牛尾湯は、自分が現世にやって来た目的を理解し、自らの持つ人体に関する知識でみんなを助けることを決意した。

容姿

　戦闘に長けた黄精枸杞牛尾湯は、当然それに適した装備を備えている。

　体にぴったり合った、レセプターとL-セレクチン補助インナーを着込み、その上から白のツナギを着用している。ツナギには左右それぞれにたくさんのポケットがあり、多数の工具を入れておけるなど、かなり実用的な造りになっている。

　彼の右太もも外側にあるポケットには通信機が入っていて、いつでも仲間と連絡がとれる。右ふくらはぎのポケットには加水分解酸素スプレーがあり、細菌などの死骸を分解することができる。

　黄精枸杞牛尾湯はいつも投げナイフとダガーナイフを持っている。投げナイフは腰のベルトの両側に、ダガーナイフは胴体の両側、腰の中央と太ももの外側に装備している。これにより、彼はいつでも適切な武器を取り出し、戦闘に用いることができる。

技能

　守るために生まれた黄精枸杞牛尾湯には強大な作戦能力を持つ。いついかなる時でも、彼は完璧に武装し、戦闘準備を整えている。彼の頭の上のレセプターが素早く敵の位置を察知し、先制攻撃の発動を可能にさせる。

　彼は武器の扱いに長けていて、身に着けている投げナイフとダガーナイフは敵に巨大なダメージを与えることができる。また彼の中にある強い信念によって、自身が傷つくことも厭わずみんなを守ろうとする。

　仲間が中毒になった時、彼の心の中の責任感が彼自身により強大な力を爆発させる。

味

　黄精枸杞牛尾湯は広東省伝統の地方グルメ。典型的な広東料理における広府湯の一種である。

　その調理法の一つとして、牛の尾を洗ってから切り開き、水に浸しながら血抜きをする。それを鍋に入れ、強火で沸騰するまで煮たら取り出して利用する。

　下ごしらえの済んだ牛の尾を、黄精、枸杞といった調味料と一緒に土鍋に入れて煮る。途中でコンソメ、料理酒、鶏ガラスープ、醤油、塩などの調味料を加えて、強火からとろ火に変わるまでじっくり煮込む。とろ火に変わったら土鍋ごと火から下ろす。美味なだけではなく、栄養にも富んでいる。

天性の才

　生まれつき自らの職責を理解している黄精枸杞牛尾湯の決意は固く、自らの道を進む上で気持ちを動揺させたことはない。強大無比な守護の意志は、彼のダガーナイフをより鋭利なものにさせている。

　仲間に対しては、誰にでも友好的に接する。しく他人の話に耳を傾ける感受性があり、他人の職責を理解している。敵に対しては、迅速果断、情け容赦はないものの。彼は頼りがいのあるキラーであり、心優しい仲間でもある。

絆

「今日の巡回はもう終わった。すべて通常通りだ。抗原を発見していないな。

……

今日の巡回はもう終わった。抗原一つ発見、直ちに抹殺した。

……

こんな生活はつまらなくないかって今日聞かれたな。これは俺の仕事だ。いつも情熱をもって働いている。まして、すべての転ばぬ先の杖は、このような『つまらない』且つ『退屈』の生活を壊さないためだ。

……

今日の巡回が終わって部屋に戻った時、部屋のドアの取っ手に一袋のお茶が掛けられていた。「お疲れ様」と書いた紙も貼ってある⋯⋯ありがとうか。

……

今日の巡回はもう終わった。すべて通常通り、抗原を発見していない

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