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天香白冀・伝記

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好感度ボイス

デフォルト

好き嫌い「匂いだけで人を見分けられる」ことを知っているか?匂いだけで本性の良し悪しすらわかる。
世間話・
其の一
『漁樵耕読(ぎょしょうこうどく)、花見』……空桑には雅趣なことが沢山あるようだ。ここの住民は、香合わせに興味を持ってくれるだろうか?
賛美空桑には印象深い香りの方が多い……しかし、その中でも貴方の香りは、最も格別だな。
世間話・
其の二
最近調香を学びたいと尋ねてくる者が増えた。『調香塾』を開設しろ、などと言われたりもした……私はその者たちに教えるつもりだ。貴方も、参加しないか?
甘え名前を借りて薫物を作った。毎日使ってほしい。使ってくれているかどうかは……毎日、貴方の香りから分かるからな!
告白調香についてはわかっているが、貴方の心中への理解は及ばない。この私が、唯一解けなかったレシピだ。だが、私の一生をかけて、理解を深めていきたいと思っている。

その他のボイスはキャラページに記載しています。

伝記

追憶

  天香白冀は明朝の皇宮に化霊した。彼は宮廷内で様々なお香の材料に触れ、調香に興味を持った。彼はその敏感な嗅覚を頼りに調香を始め、すぐさまその類まれなる才能を発揮した。伝説の「返魂香」を作るため、彼はその作り方を求めて伝説の地・瀛州を探しに海へ出た。だが航海の途中、船が海難事故に遭い、天香白冀は波に流され、奇跡的にある島に打ち上げられた。その島は、まさに彼が苦労して探していた瀛州であった。

  彼はその実力によって、すぐに瀛州屈指の調香師となり、「返魂香」を作るために努力を続けた。瀛州の環境は快適で、彼は調香に専念することができた。しかし、この穏やかに見える不思議な島の暗部では、ある謀略が渦巻いていることを、彼は薄々感じていた……


容姿

  天香白冀のファッションはアワビのような金褐色がメインカラーで、生地の材質から全体のデザインまで、すべてが豪華。一層一層重なるゆったりとした着物の袖は古典的でありながら垢ぬけていて、袖を振るたびに、ほのかにお香の薫りが漂ってくる。この天香白冀という料理には、百花密や香料が使われると言われている。そのため服の前みごろ、帯、すそ等には、大きな花の暗紋があり、肩にもアクセントとして花の装飾が施されている。アワビの内殻のように、天香白冀が身に着けている飾りもまた貝殻の材質でできており、精巧かつ上品で、きらきら輝いている。

  調香師である天香白冀は、いつも手に羽ぼうきを持っている。これは調香の時に香灰を掃除する道具で、必要な時には武器にもなる。


技能

  お香は人を楽しませる物だが、敵を制することもできる。天香白冀は調香以外の物事には興味がなく、敵に調香を邪魔された場合、まるでホコリをはらうようにその障害物を一掃する。彼の調香の技は、すでにその極致に達している。清らかな香りがゆらゆら立ち上り、敵全体を気絶させるだけでなく、死んだ味方を蘇らせることもできる。


  アワビ、別名「白冀」は、海の「軟黄金」と称される非常に貴重な食用貝である。アワビを洗ってから殻付きのまま蒸し鍋に入れ、素蒸しという技法で、和わびの軟らかい食感を十分に留め、蒸し上がったら器に盛り、弱火で煮詰めた汁を表面にかけ、だしを染み込ませる。この料理に用いられるだしは、百花蜜と香料の素材を、ゆっくり煮詰めて作ると言われており、甘くさっぱりとして、口当たりは滑らかで、口の中に香りが残ることから、「天香鮑魚」と名づけられた。


天性の才

  天香白冀は明朝の皇宮に生まれ、生まれ持った高貴な雰囲気が彼自身の佇まいから存分に溢れている。服装から日常生活まで、様々な方面に渡って、細かいこだわりがあり、洗練されていて、さらに儀式的な感覚をとても大切にしている。このように厳格なライフスタイルは一般人には理解できないかもしれないが、彼自身はいたって普通だと思っている。

  天香白冀は調香分野では貴重な逸材だが、人づきあいはあまり得意ではない。年中、調香に没頭している彼は、においで人の善悪を判断する。もし彼に、尊敬や愛慕の念を伝えたいと思うのなら、彼からは「塩対応」が返ってくる心の準備が必要かもしれない。でも実際のところは、そういう場面で、どのように対応すればいいのか分かっていないだけ。それこそが彼の可愛らしい部分なのかもしれない。


「バスアイテムリスト:葦のマット、浴室鏡、タオル、垢すり石、香料、薫香等。

入浴の時はまず香を焚く。植物の薫香がもっとも良い。

毎日風呂に入る時に使用する香料には違いがあり、異なる効能に合わせて調合する。香料の中に真珠や玉の粉末を加えているので、全身に美白、美肌効果がある。

入浴後はアロマオイルを肌を拭き、髪を整え、爪を切り、服に香りをまとわせ、作法通り服を着て、やっと完了する。

注意事項:特別な事がない限り、毎日辰の刻、未の刻、戌の刻に1回ずつ入浴し、時間は30分以上。出かける前と、帰宅後には必ず入浴して身を清めること。」




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