龍鳳配・梅影探踪
神秘雑誌
裴鳳と鬼城麻辣鶏は一緒で、怪しそうに何か企んでいるようだ――
◆主人公【女性】の場合◆
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龍鳳配の部屋にやって来ると、
鬼城麻辣鶏と龍鳳配が一緒に立っているのが見えた。
こそこそ何をしているんだろう。
鬼城麻辣鶏
「はは。お前のように欲望に正直な奴は好きだぜ!」
「これは俺様のとっておきの雑誌だ。大切にしろよ!それじゃあな~」
裴鳳
「ははは。ありがたいものだな……」
若
「二人ども何してたの?」
裴鳳
「別に。たまたま鬼城とあって、少し話しただけだ。」
若
「家の中で……たまたま?
また何かいたずらするつもりじゃないだろうね?」
裴鳳
「そんなことはしないさ。
誤解が解けてからずいぶん経てたからな……」
「アイツ、毎日暦にごちゃごちゃとくだらねぇことばっか書き付けてやがって。
まぁ、時間があれば暇つぶしに少しは見ててやらんこともない。」
「うっとうしいヤツだが、あんなに見たんだから、
アイツのことも、最初の頃ほど憎たらしくはなくなったな。」
【選択肢】
・え……そんなふうに思ってたの?
・それを聞いてすごく嬉しいよ
選択肢
え……そんなふうに思ってたの?
裴鳳
「なんだ、その変な顔は?アイツをもっと嫌ってほしいのか?」
若
「いやいやいや、そんなことは断じてありません。
そんなふうに思ってくれて本当にうれしかったよ……」
それを聞いてすごく嬉しいよ
裴鳳
「お前もアイツのように理屈を並べるつもりならけっこう!」
若
「はいはい、何も言わないから。ただ嬉しかっただけで……」
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若
「でも、何か大切な事を忘れているような……」
― 半日後 ―
裴龍
「この枕の下に置いてある雑誌はなんですか!?」
若
「どうしたの……あ?!それは、鬼城のとっておきの雑誌じゃ――」
「わかった!午前中に裴鳳が急にあんな話をしたのは、
私の注意をそらして、これを置いていたずらするためだったんだ……」
裴龍
「あの人に、なに言われましたか?」
裴鳳との話を裴龍に伝えたが、複雑な顔をしながら話を聞き終わると、
裴龍はふっとため息をつき、手中の雑誌を整理し始めた。
裴龍
「すみませんが、この雑誌を持ち主に返していただけないでしょうか?
子供には不適切な内容の雑誌をリュウくんやホウちゃんに見られてはいけませんから。」
若
「裴龍、怒ってるの?」
裴龍
「いえ、私はただ……」
「いたずらのためとはいえ、その言葉の中には、あの人の本心も隠されている気がしますね。今後、あの人といろいろ話していけば、いつかきっとわかり合える日が来ると思いますよ。」
夜の温もり
二人の坊やに眠りにつくまでの物語を聞かせてやった。宿に戻ったら、裴龍はまだ休んでいない――
◆主人公【女性】の場合◆
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鳳人童女
「今日の寝かしつけの絵本はすごく面白いね!
くうそうのわかさま、明日も聞きたい~!」
龍人童子
「絵本の中に出てきたあの金銀財宝をたくさん持ってる国王様と葱坊ちゃん、
どっちの方がお金持ちかな……」
若
「はいはい、わかったよ。
今日は一先ず家に戻ろう、明日続き絵本を読んであげるから。
それにもう遅いし、あなたたちのお父さんもきっと心配してるよ。」
鳳人童女
「とうちゃん、絶対まだ起きてるよね!
最近いつも夜遅くまで仕事してるし、ホウちゃんとも遊んでくれないの。
ほんとうに、悪いとうちゃんだ!」
若
「いつもこんなに忙しいの?
このままでは良くないな……なんとかしないと。
そうだ、二人とも後は私の言う通りにしてね……」
龍鳳配
「子供たちを送ってくれたんですか?本当にありがとうございます。
きっとまた寝かしつけの絵本を聞きたいとせがんだでしょうね。」
「のどは乾いていませんか?
ほら、どうぞ座ってください。お水を持ってきますから――」
若
「私の心配はいいから。
それよりあなたの方こそ、こんなに遅くまで起きてるとは何してるの?」
龍鳳配
「なぜか最近、人間界で多くの恋人たちが結ばれて、
ちょっと忙しくなってきました。」
「でも彼らの幸せな姿を見ると、頑張ったかいがあったと感じます。」
「リュウくんとホウちゃんを先に寝かせましょう。
私も手元にある贈答品目録の整理した後に寝ますから。」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(彼の頭をポンとたたく)
龍鳳配
「ハハ、私の頭をたたくとは……
あなたにはホウちゃんみたいにやんちゃなところがありますね。」
若
「どんなに忙しくても仕事と休息のバランスをとらないと。
寝不足で明日めまいがしたらどうするの?」
体に触れる(贈答品目録の整理を手伝う)
龍鳳配
「はっ、大丈夫です。自分で片付けますから。」
若
「どんなに忙しくても仕事と休息のバランスをとらないと。
ちゃんと休まないと、体がもたないよ。」
手に触れる(上着をかけてあげる)
龍鳳配
「あ、ありがとうございます……
今日の気温が下がっていたことにも気づきませんでしたね。」
若
「どんなに忙しくても仕事と休息のバランスをとらないと。
夜は寒くなるから暖かくしないと、風邪引いたらどうするの?」
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裴龍は少し動揺したようだが、持っていた贈答品目録を置くことはなかった。
その時、二人の子供たちが扉の外から走って来た。
龍人童子
「とうちゃん、早く寝ましょう。
安眠効果のあるハーブティーを入れたよ~」
鳳人童女
「そうだそうだ。とうちゃん、リラックスしてて、肩をたたいてあげるから~。
くうそうのわかさまの言うことは聞かなきゃ。
仕事はまた明日!」
龍鳳配
「今日はどうしたんだい?二人とも急にいい子になって……
わかりましたよ、あなたたちの言う通りにしますね。
もう寝ましょう。」
若
「そうだよ、早く寝ようよ、明日私も手伝うから。」
鳳人童女
「凄いんだね~くうそうのわかさまの言う通りにしたら、
とうちゃん、本当に寝ちゃったね!」
「じゃあこっそり抜け出して遊びに行こう!どうせとうちゃん知らないし……」
龍人童子
「そうだな。くうそうで絵本のストーリーみたいに宝物でも隠してるかな……」
若
「そこのいたずらっ子、聞こえたぞ!」
鳳人童女
「くうそうのわかさま!まだいたの……」
若
「こんなに遅い時間に、外に出ちゃいけないよ。
今ちゃんと寝たら、明日はもっと面白い場所を連れてってあげるよ。」
龍人童子
「なになに、宝探しでも連れてってくれるの?
じゃあ、約束だよ!」
鸞鳥と鳳凰の友
朝から飛龍湯と龍鳳配が農場で競っているのを見た。一体どういうこと――
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
農場にやってくると、飛龍湯と龍鳳配の姿が見えてきた。
飛龍湯は槍を振り回し、武術の腕比べでもしたい様子を見せた。
しかし、龍鳳配はしきりに手を振り、困っているようだ。
裴龍
「飛龍さん、何かありましたら、ちゃんと座って話せばきっとわかるはず。
戦う必要などありませんよ。……」
飛龍湯
「昨日、俺様に本当の力を見せてくれると言ったのはお前だぞ。
ごちゃごちゃ言わず、思う存分戦おうじゃないか!」
裴龍
「その……ケンカはやはりよくありませんよ……」
飛龍湯
「???」
事態の収拾がつかなくなりそうなのを見かねて、
私は急いで駆け寄り、飛龍湯を止め、事のいきさつを説明した……
戦闘
VS 飛龍湯
飛龍湯
「そういうことだったのか……まったく残念だ。
今日は思い切り戦えると思っていたのに!」
「裴龍、本当に俺と戦うつもりはないのか?
まあよい。彼が出てきた時には俺を呼んでくれ!」
裴鳳
「ハハハ、誰が戦いたくないと言った?」
若
「あなたは……裴鳳?」
裴鳳
「飛龍、遅くなったな!
なんと強大な力……戦闘開始前だというのに、体中の血がもう沸き立ってる……」
飛龍湯
「ん?なるほど、やっと来たな……さぁ、かかってこい!」
若
「ちょっとちょっと、二人とも、もうそれくらいにして!」
飛龍湯
「実に豪快だ!お前、なかなかやるもんじゃないか!
次回、またこの勝負の続きをしよう!」
裴鳳
「もちろんだ。
ハハハ、あのお人よしより、俺の存在を期待してくれるヤツがいるとはな……」
若
「「裴鳳」が好きで、あなたと友達になりたいという人がいても、
別におかしくないだろ。」
裴鳳
「ハハ、友達などどうでもいいんだ。
だが、確かに空桑に粋なヤツは何人もいるんだな。
アイツラとつき合うのも面白そうだ。」
若
「うん……それはよかった。」
「でも、もう鬼城麻辣鶏の雑誌を借りて裴龍をびっくりさせるのはやめようよ……」
裴鳳
「ハハハハ、そんなことはもうしねぇよ。
俺の手段はこれだけじゃ、「悪人」の名は名乗れないんだろ。」
「そので、今日はもう一人の空桑の変人――重陽糕を訪ねることにしたよ。」
若
「しまった、忘れたな。
二人ともいたずら好きだし、絶対に気が合うはずよな……」
「これはこれは、裴龍もう大変になりそうだな……」