龍鳳配・伝記
好感度ボイス
デフォルト
好き嫌い | 子どもは純粋だと?ハッ、奴らはずる賢いのさ。わざと甘えたりとぼけたりして、アホの気を引いてるだけだ。お前もそれに騙されるアホの一人だろ? |
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世間話・ 其の一 | もしかして、『あの人』はまたこの体で何かしたのですか?空桑の子供たちが私を見るなり逃げていくのは、いったいなぜでしょうか…… |
賛美 | 空桑は温かな大家族のようですね、その中心にいるあなたも、温かくて優しい人だと思いますよ。 |
世間話・ 其の二 | 世間じゃアイツみたいなお人好しが好かれるみてぇだが、俺なんかにひっついて…お前、本当にいい目を持ってるな。それとも、お目当てはアイツか…? |
甘え | 数えきれないほどの男女を縁結びしてきましたが、姻縁帳(いんえんちょう)に私の名前はありません。こんな無縁者(むえんもの)の私でも、あなたと出会えたのは良き友の縁でしょうか? |
告白 | アイツ、お前を見ただけで浮ついてるくせに、素直に言えねぇなんて、情けねぇ。でも、お前も掴めないヤツだな。何だか俺まで……ったく、変な話だぜ…… |
衣装「衣装名」
衣装 |
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その他のボイスはキャラページに記載しています。
伝記
追憶
後漢の晩年、諸葛亮は主と孫夫人の結婚祝いのために荊州に戻り、厨房に結婚の宴の準備をするよう伝えた。宴ではタウナギと鳳頭鶏で作った料理が、劉備にことのほか賛辞を受け、龍鳳配はそのめでたい席で化霊した。
結婚の宴の和やかな雰囲気は、龍鳳配に特別な幸運をもたらし、化霊してまもなく、彼は後継者を探すために下界に降りてきた天縁殿の三人の仙君たちに出会うことになった。
龍鳳配の能力は仙君たちに認められ、様々な法器を与えられた。また月老仙君から、人間界に残ってしっかりと経験を積み、良縁を成就させる方法を学ぶよう命じられた。その後彼は、人間界で媒酌人を務め、常に善の心を忘れず、この世の愛し合う恋人たちのために赤い糸を紡いであげた。
しかし、婚姻というものは全て幸せで、円満であるとは限らない。孫夫人と主である劉備様の結婚の宴で誕生した龍鳳配も、その後この夫婦の結婚生活、そして最後には別れを目の当たりにし、その衝撃は、龍鳳配の心に暗い影を落とした。そして心の奥底に眠っていたある執念が、次第に彼の体内で別人格を形成させる……
容姿
裴龍は縁起の良い日に生まれ、結婚の宴における幸福感を一身に受けた彼は自然と、自らを、家庭円満や幸福の化身であると考えた。首にかけた囍の文字の玉佩と同心結、胸元につけた玉の鈴、腰の赤いひもの袋、龍鳳の形の服と装身具、髪飾りなど、縁起の良いアクセサリーを身に着けている。それは彼の新婚夫婦に対する美しい祝福であり、恋人たちが仲睦まじく円満であることを祈る品々だった。
彼が手にしている赤いひもは、「情」のある恋人同士しか結ばない。また彼のそばにある龍鱗巻には、この世の恋人たちが記録されている。
裴龍はいつも、姻縁書を開いて、愛し合う二人を結びつける婚姻の赤い糸が、いつでも変わらず、しっかり結ばれている様子を見ると、思わず笑みがこぼれてしまう。
彼がそんなことをしている周囲では、龍鳳花燭から化霊した鳳凰の童子――ホウちゃんは金如意を振りながら、空想にふける
裴龍に向かって、早くお菓子を買ってくれと催促し、もう一人龍の童子――リュウくんは金のそろばんをはじきながら、どれだけお金がかかるか計算している。
「親バカ」である裴龍とは違い、裴鳳は子供に対してまったく耐性がなく、裴鳳は彼らのことは単なる親しい戦友だと思っている。そのため龍鳳花燭から化霊した龍鳳童子は、燭光の雲が重なり合っているかのような形状の龍鳳獣となり、彼の背後をぐるぐる纏わっている。彼が手に持っている天喜秤は、人の心、感情の増減を判断することができる。
彼の笑顔を見ても、その笑顔の裏の真意を捉えることは難しい。いつも心に何かを秘めている……
技能
二魂一体の龍鳳配は、時に家族や仲間を守る穏やかなイクメンであり、また時に我が道を行く孤高の人。攻守を兼ね備え、爆発と治癒の二つの能力を持っている。
慈悲深く心優しい裴龍は、姻縁書で家族や仲間を守り、HPが最も低い味方のHPを回復する。同時に、幸福と円満の象徴として、彼は周囲に集まった希望の力を吸収し、味方全体のHPを回復できる。さらに敵のクリティカルダメージを持続的に減らせる。
何物にも屈しない裴鳳は、思いのままに行動し、天喜秤で人の感情の増幅や愛憎の移り変わりを量る。彼はあとさきの結果を考えずに行動する。魂力を濫用し、敵に爆発的な、激しい一撃を繰り返し、大ダメージを与える。敵に自分がこの世に残した痕跡を容赦なく記憶させる。
味
龍鳳配メインの原材料はタウナギと鳳頭鶏。きれいに処理したタウナギの背を下にしてまな板に置き、包丁で『人』という漢字の形に切り、水溶き片栗粉につける。次尹豚肉をみじん切りにし、塩、片栗粉、みじん切りにしたショウガ、溶き卵と一緒に混ぜて肉餡を作る。これを魚に合わせ、2本の包丁で軽く叩いて刻み、みじん切りの肉とタウナギをしっかり合わせる。これを油できつね色になるまで揚げ、取り出してから油通しして皿に盛り、籠の形に飾る。次に毛を処理した鶏をタレに入れ、味をしみ込ませてから取り出し、乾かしてからさっと揚げ、塊に切る。肉を皿に入れ、鳳冠の形に飾り切りした大根を加え、鳳の形に飾る。これで龍鳳配のできあがり。宴席に出せば、来賓に必ず喜ばれる。
龍鳳配はタウナギがサクサクとして香ばしく、酸味と甘味のバランスが良い。鶏肉はやわらかく、甘辛い味付けが素晴らしい。千年以上の歴史があり、見た目が美しく、縁起も良いため、荊州地区でポピュラーな結婚披露宴の料理となった。
天性の才
龍鳳配は人々から尊敬されている縁を司る神仙。人徳があり、善良な心をもち、穏やかで親しみやすい態度で近隣の人々と接している。この世の愛し合う恋人たちの赤い糸をつなぐため、巧みな言葉で多くの幸せな新婚夫婦を繋ぎ合わせてきた。彼が現れる場所はいつも、にぎやかで、めでたい雰囲気だというのも納得である。
毎日、媒酌人の仕事が終わると、今度は我慢強く穏やかな「イクメン」になり、2人のやんちゃな子供の様々な要求に応えるために奔走する。家庭、親族を大切にする彼は、現在の苦労を逆に楽しんでいる。
だが、龍鳳配にはまったく違う一面もある。いつも知らない時に、彼は何ものにも屈せず、我が道を突き進む、裴鳳の人格に変更してしまう。そして本来は世の良縁を導くための神仙の法器を、違う目的で利用し、ある目的を果たすために、あちこちに敵を作っている……いつでも消えてしまう可能性のある第二人格であるため、この人格が存在している一分一秒が、人から盗んで得たようなものであり、ルールに縛られず、思いのままに奔放に生きている。世間の人が皆、龍鳳配は常に善良な裴龍であると思っているのなら、彼はあえてそんな善人とは、まったく別の道を進み、力の限り、彼――裴鳳がこの世に存在した証を残そうとしている!
一体どちらが龍鳳配の本当の姿なのか?
或いは二つのが共存しているこそ、本当の龍鳳配なのかもしれない。まるでタウナギと鶏、そのどちらが欠けても、完全な龍鳳配にはならないかのようだ……
絆
「空桑は本当にみんなが幸せを感じる素晴らしい場所ですね。最近ここで、いろんな友達ができましたよ。彼らは様々な分野で功績を立てているようですね。今度あなたも彼らと話してみるといいですよ。そんなふうに、ふさぎこまないで。色んな人と友達になった方がいいですよ。
呂泓も最近新しい友達がたくさんできたようです。毎日すごく忙しそうですが、いつも笑顔いっぱいでなによりです。数日前、彼が新しくデザインした記事をいくつか見ましたよ。どれも今まで見たことのないデザインでしたね。彼は新しい環境にうまく溶け込んでいて、心配する必要はないみたいですね。
ここには「感情管理相談所」というところがあるそうです。あなたにも必要かと思ったので、代わりに申し込んでおきましたよ。普段の生活における、感情のコントロール法を学んでおくのも、悪くないでしょう。もし私に話したいことがあれば、暦に書いてくれればちゃんと見るから」
前のほうの丁寧な字体と比べて、後ろほうの字体は明らかに雑でくねくねしてる。
「全部でたらめ!全部うそ!」