明爐焼響螺・伝記
好感度ボイス
デフォルト
好き嫌い | 船には魂が宿ってる。竜骨から、舵、帆柱、帆まで、もしお前も自分の手で船を作ったことがあるとしたら、俺の気持ちがわかるかもしれないな。 |
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世間話・ 其の一 | 盗賊や強盗と呼ばれたっていい、他人からどう思われるかは気にしない。船上の仲間たちは、みんな俺が守ってやるから! |
賛美 | お前ってやつは、俺ら潮州人の性格と似てるな。負けず嫌いで、弱音もはかない。悪くない、気に入ったぞ。 |
世間話・ 其の二 | 戦いの前には帆柱にもたれ、落ち着いて灯油で銃身と刃を磨く。心が静まれば、矢敗はしないからな。 |
甘え | こっちにこい。このほら貝を持って、適当に何かを吹いてくれ。別に、なんでも⋯⋯いい。 |
告白 | 船上の仲間からこんな言葉を聞いたことがある。心の行く場所こそ、本当の故郷だって。昔の俺は、故郷に戻ることはもうないと思っていたけど、お前に会うことができたんだ…… |
衣装「衣装名」
衣装 |
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その他のボイスはキャラページに記載しています。
伝記
追憶
その後、遠洋航海、造船業の発展により、島へ渡った漁師とともに、明爐焼響螺は沿岸の港町へとやってきた。そこで彼は、下っ端の船員として働きながら、優れた造船技術、航海技術を身につけた。実直で勤勉な彼は、これから安定した生活が続くと思っていたが、戦乱や海賊の出没によって、平穏な生活はすべて失われた。当時の王朝が、保身のために厳しい海禁令を発したことで、彼と付き合いのあった漁師や商人たちはみな生計を立てられなくなった。
海沿いに住む民は、行くあてがなくなり、明爐焼響螺はみなを率いて禁令を破り、大海原に出帆し、船上で暮らすようになった。何年間も風や波を乗りこなし、彼はついに故郷の人々を守る、海の王者となった。しかし、その力を恐れた朝廷により、彼は「海賊」としてお尋ね者にされてしまい、二度と故郷に戻ることはなかった……
容姿
明爐焼響螺は普段、船や島で生活している。衣装には中国の潮汕エリアの風情が色濃く漂っている。肩に掛けたたすきは潮州の金漆木雕がモチーフになっており、貼金盤紋があしいらわれている。潮州人は商才があり、腰の銅貨には「小銭を粗末にするな」という意味が込められている。服には魚網が縫いつけられ、常に自分の生活手段の根本を思い起こさせてくれる。炎の色をモチーフにした模様は、この料理が炭焼きで作られることに由来する。炎が服の上を、立ちのぼっているかのようで、戦火の中からやってきたような、激しいオーラを彼に纏わせている。
手にした猟銃は掣雷という名で、めったに見られない神器。明爐焼響螺はこれを操り、海で自分の地位を守り、日々、自らの信念を貫いて行動してきた。
だが、硬い貝殻の中には、やわらかい貝の身が潜んでいるように、明爐焼響螺の冷たい外見の下には、人知れずやわらかい一面も隠されている。腰につけているのは故郷・潮州の巻貝の楽器。明爐焼響螺が故郷を想う時、船内ではいつも抑揚のある巻貝の音が鳴り響く。
技能
明爐焼響螺にとって、戦闘で最も重要なのは勝敗ではなく、自分のそばにいる戦友が、無事に家に帰れるようにすることである。
戦闘が避けられない場合、明爐焼響螺は、必ず大切な人を守り抜く決意を胸に挑む。彼が巻貝を吹く時、その人を守り抜くのだという強い信念が、巨大な力と化す。この信念のパワーは、海にそびえ立つ巨大な岩のように、どんあ風や波に晒されても、微動だにしない。
彼が守ろうとする人を、敵がもし傷つけた場合、彼の怒りによって「掣雷銃」が爆発し、敵に大ダメージを与える。その威圧的攻撃は凄まじい迫力で、明爐焼響螺の威厳は、安易に犯してはならないことを、敵に一瞬で理解させる。
味
明爐焼響螺という料理を作る時は、大きくて新鮮な巻貝は選ばなければならない。調理法は次のとおり。巻貝を洗い、貝の口を上に向け、そこからショウガ、ネギ、花椒、黄酒、中華だし、醤油を入れてゆっくりしみ込ませる。炭火を起こし、巻貝をコンロの上に置き、中火で炭焼きにする。焼く時にシャンタンスープをその口からしみ込ませ、貝の身を軽く動かす。貝の身が縮むまで焼き、火が通ると自然に身がはがれてくる。身を取り出し、先端の汚れ、硬い部分を切り取り、内臓を取り除く。約2mmの厚さに切り、香油をたらして、巻貝の尾と一緒に皿に並べてでき上がり。各種調味料をつけて食べる。貝の身は甘くてコリコリした食感で、めったに食べられない珍味。
天性の才
明爐焼響螺は海の嵐のように激しい気性の持ち主。爆発しない時は静かだが、爆発するとすさまじい。戦況の風向きが悪ければ、しばらくはじっと耐え忍ぶが、チャンスが到来すると、彼は容赦なく敵を死地に追い込む。その極めて攻撃的な外見に、彼の敵はみな恐れをなしてしまう。彼が掣電銃を自分に向けているのを見ると、みな思わず武器を捨てて降参したくなるようだ。
だが味方にとっては、明爐焼響螺は義理堅く、頼もしい「アニキ」である。彼は船員たちを兄弟と呼び、往来する商船を無償で保護する。貧しい人々を救い、海から戻ると、漁師の子供に貝殻や巻貝で作ったおもちゃをプレゼントする。彼をよく知る人は、見た目は冷徹なこの「アニキ」も、実はやさしくて、繊細な心の持ち主だと知っている。海で生計を立てる人々は、明爐焼響螺に仲間として扱われることが、何よりも幸せなことだと感じている。
絆
「近ごろ何度か、潮州に戻ってみた。故郷に旧友はいなかったが、みんなの暮らしぶりはいいようだった。海上貿易も盛んで、かつての面影はなくなっていたよ。
潮州はもう、誰かからの保護を必要としていないようだ。みんな自由に海に出ることができる。これは間違いなくいいことだ。自分も何か次の目的を探さないと・・そんなことを考えていた時、突然テレビ画面に、突発的な嵐で、ある漁船が救助信号を出しているというニュースが映し出されたんだ。電磁波が衛星通信に干渉し、GPSでは漁船の正確な位置がわからないと。テレビに映った漁師の家族は泣きじゃくっていた。
自分の次の目的を考えることなんかすっかり忘れて、船を出港させていたよ。自分の次の目的が何なのかは、空桑でゆっくり探すとするよ。」
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粽・伝記情報提供ありがとうございます!反映させていただきました。>>1
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