行動値アップで限界を超えろ!
今回は挑発回復戦術の応用編を紹介するぞ。ターゲットの仕様、行動値の計算などバトル仕様の理解が必要となるが、身に付ければ強力な選択肢となるだろう。
時計戦術とは
味方の行動値をアップさせることによって強制的に行動順を割り込ませる戦術の駆け出しとして有名だったのが「時計戦術」と呼ばれるものだ。
時計戦術は全異界統刻計シリーズのスフィアを使って味方の行動値をアップさせ、敏捷値の限界を超えて速く行動させるという狙いがある。
LLユニットの創樹神皇ランセルのBBには後列の味方の行動値をアップさせる効果があり、部分的ではあるが時計戦術と似た効果を持っているぞ。
行動値アップによって何をしたいかによって戦術の細部は異なってくるが、今回は挑発回復戦術の応用編として樹神仙オグロを使って行う戦術を紹介しよう。
時計スフィアの効果
まずは時計戦術の要となるスフィア効果を確認しておこう。
【全異界統刻計シリーズのスフィア】
このように「最もダメージを受けている味方」の行動値をアップさせる効果を持っている。
編成の組み方
時計戦術は基本的に先手必勝の戦術に用いられるものなので、とにかく敏捷値を高く設定することが重要になる。
その上でオグロの行動順を割り込ませて敵の挑発を回復し、一気呵成に勝負を決めてしまうという戦法だ。
まずは編成上の重要ポイントを2点確認しておこう。
編成ポイント
① オグロを前列上段に配置
② 時計を持ったユニットが最初に行動する
ここで①のポイントについてなるほどと納得できたなら基礎が身についている証拠。
「最もダメージを受けている味方」というターゲットは「誰もダメージを受けていない」状況だと「前列上段」のユニットになるという点がポイントとなる。
敵の方が先に攻撃してしまうと「誰もダメージを受けていない」という状況が崩れてしまうため、②のポイントも重要であるということを覚えておこう。
復習が必要な場合はこちらへGo。
ユニット配置とターゲット編成例の確認
では実際の編成を見ながらポイントを確認していこう。
ここではwikiライターの国士無双さんが実際にランクマッチで使用した編成をご紹介したい。
まずは編成の全体像から。
編成コンセプト
時計スフィアを持っている異憑呪神ユウラが最初に行動し、オグロの行動値をアップさせて行動順を割り込ませ、早々に敵の挑発を回復させる構成となっている。
挑発回復後は列攻撃の連打で敵アタッカーを一掃して勝負を決めてしまう編成だ。
このユウラはヴェーダ流正剣『ユクス』をBBに採用しているため、バトル開始時に自分の敏捷をアップさせている点に注目しよう。この効果によってパーティ内で最も敏捷が高いユニットになっている。
デルタ召喚ではユニットのステータスを選択できるという点を活用した編成になっていることがわかるだろう。
時計スフィアの効果
上のスクショにあるとおり、今回使用している探求者達の時計の効果で行動値を170アップさせることができる。
これによってオグロが味方アタッカー(最速はクルト、ゾラの敏捷194)よりも早く行動できるようになっていなければならないのでオグロの敏捷もそれなりに高くしておく必要がある点は覚えておこう。
ここでは行動値が170アップするという効果を敏捷値に置き換えて話を進めていきたい。
結論から言うと・・
上記の編成は行動値が1000を超えるまでの演算回数が4回の編成なので、行動値170アップの効果は敏捷42.5アップに相当する効果となる。
※実際には敏捷221(193+28)のユウラが動いた後に行動することになるが、効果としてはこのような計算になる。
計算式は単純で、170÷4=42.5
増加する行動値を必要な演算回数で割り返せば敏捷値に置き換えることが可能。
結構凄くないだろうか?
敏捷185のオグロが敏捷227.5相当の行動値となって自身よりも敏捷が高いユニットよりも先に行動できてしまうわけだ。
【補足】
より詳しく知りたい方のための解説。
オグロの敏捷値:185
時計スフィアによる増加行動値:170
ここで演算4回目の時のオグロの行動値を計算すると(185+100)×4=1140 となり、時計スフィアの効果で行動値が1310まで上昇する。
4回目の演算で行動値が1310になる敏捷値を逆算すると・・
1310÷4=327.5(演算1回の行動値の増加値)
327.5ー100=227.5(敏捷値)
敏捷値と行動順についての復習はこちら。
行動順の決定以上のポイントを踏まえて国士無双さんのバトル履歴を見るとより理解が深まるので、実際のバトルも是非確認していただきたい。
https://bravefrontierheroes.com/ja/battle/64482280?rankMatchId=35
(対戦相手の方、お名前出てしまって申し訳ないです)
必要条件
さて、編成上のポイントを押さえてもらったところで、この編成が有効に適用できる条件を確認しておこう。
オグロ時計戦術は特定の編成に対しては絶大な効果があるが、条件が適合しない時はリスクを負う事にもなるからだ。
オグロ時計戦術の必要条件
- 相手の挑発ユニットが1枚であること
- 相手の挑発ユニットが最も防御が高いこと
この2つの条件は、オグロ1体を使用する戦術という点と、オグロBBのターゲットが「最も防御が高いユニット」であることの裏返しであるということを理解しておこう。
当然ながら敵が2枚盾編成である場合は1体しか挑発を回復できないし、挑発ユニット以外のユニットの防御が最も高くなっている時は25%の確率で挑発をすり抜けてしまい、挑発を回復することが出来なくなってしまう。
そのため、確実にこの戦術で勝ちたい場合にはこれらの条件を満たす必要があるということに注意が必要だ。
※もちろん、敵の挑発ユニットが1枚ならば挑発ユニットの防御が最も高くなくても75%でオグロBBは命中するので、多少のリスクを背負ってもこの戦術を使うというのはアリな話ではある。リスクとリターンをしっかり考えて戦術を使えばいいだけの話だ。
まとめ
今回は行動値のコントロールというかなり応用的な戦術を紹介したのだが理解度はいかがだっただろうか。
基礎の組み合わせによってこうした応用戦術が生まれるということを理解できれば、BBやスフィアの効果をどう読み解くかという応用力が養われることだろう。
今回は時計戦術を用いて行動値アップの考え方を紹介したが、現在は行動値をアップさせるスフィアが増えている。つまり、時計スフィア以外でも同じようなことができるわけだ。
以下の戦闘履歴はwikiライターれんとくさんによるオグロ行動値アップ戦術の一例。
ここまでの説明を理解出来たなら、何が行われているかを理解できるだろう。
https://bravefrontierheroes.com/ja/battle/64237058?rankMatchId=36
行動値はバトル中に見えないだけに苦手意識を持ってしまうことが多くあると思われるが、頑張って理解することでかなり戦術幅を広げることが出来るので是非めげずに習得してほしい。
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