【恋と深空】メッセージ・朝食の時間
朝食の時間
メッセージ
こんな時間に帰宅した人が、朝食を食べるために明日早起きができるのだろうか。
もちろんできるよ。ずっとあなたにあのお店の朝食を食べてみてほしかったんだから。
ちょっと遠いんだけど、きっと好きだと思う。
私の味覚とお前の味覚はほぼ同じに近づいたと思う。
そろそろ起床時間も近づけた方がいいな。
本当にあそこの朝食を食べてみてほしいの。
初めて食べた時、すごく幸せな気分になったんだ~。
食べなくてもわかる。
お前が送ってくれた写真を見たら、私もその場にいるように感じられた。
お前の口ぶりからも、そのおいしさは想像できる。
もう何日も一緒にお出かけしてないから、この機会を逃したくないの。
何かをしなければ楽しくないとは限らない。
この前のように、家で一日中だらだら過ごすのも悪くない。
明日、家を出る時間を少し後ろにずらしても構わないだろう。間に合うはずだ。
明日はレイ先生と一緒だし、お店の朝食メニューを全部注文してもいい?
さてはそれが本当の目的だな?
迎えに行くから、明日は自然に目が覚めるまで寝ていていい。
店に着いたらまた起こしてやるから、一緒にお前のおすすめを食べに行こう。
明日、朝食を食べ終わったら周りを散歩してみようよ。新しいマーケットができたらしいよ。
わかった。
行く途中でお前も二度寝できるしな。
次の休みの予定は私に任せてくれ。早起きしなくてもいいスケジュールを組もう。
眠そうに私の胸に頭をうずめてくる誰かさんを、毎回拝む必要はないからな。
明日になったらあなたとおいしい朝食を食べに行けるって思ったら、時間が経つのがいきなり遅くなったみたい。
明日食べる物で頭がいっぱいになって眠れない誰かさんの姿が目に浮かぶな。
今はまだ時間がある。下りてきて一緒に腹ごしらえをするのはどうだ?
それに、お前のマンションの前の屋台の主人がなかなか商売熱心でな。
私一人ではこたえられそうにない。