【恋と深空】記事・我々はいずれ深空の果てにたどり着く
我々はいずれ深空の果てにたどり着く
深空時代
深空トンネルの出現以降、不幸や苦しみは時間と共に徐々に薄れつつある。しかし、それがもたらした変化は私達の世界を再定義し、かつては説明がつかなかったことや手の届かなかったことが新たな可能性を持ち始めた。今回は我々が特別にお招きした、深空学会の専門家であり、深空宇宙機関の元研究員であるタカノさんと共に、トンネルの向こう側の景色を想像してみよう。

Q:こんにちは、タカノさん。『深空時代』編集部へようこそ。最近、「特異エネルギーとは生命体の意識活動によって生じる、宇宙では観測できないダークエネルギーであり、深空トンネルの向こう側はダークエネルギーの力場となっている」という新たな説が出てきました。この説について、どのようにお考えでしょうか?
A:この説が提唱されたのは、宇宙が絶えず加速的に膨張する理由を説明するためでしょう。宇宙にはあらゆる物質を互いに遠ざけていく一種の「斥力」が存在し、その働きによって宇宙は膨張していきます。私達が生きている間、脳はエネルギーを消費することで意識を生み出し、その意識は行動を通じて熱に変換されて消費されます。しかし記憶や認知、思想などといった意識の一部は、私達が死ぬまで存在し続けます。エネルギーは何もないところから生じたり消失したりするものではないので、これらの「意識エネルギー」は周囲の環境に散在している可能性があります。つまり死んだ生命が増えるほど、宇宙に蓄積される「意識エネルギー」も増え、宇宙はますます大きくなっていくのです。これらの観測できないダークマターやダークエネルギーは宇宙の至る所に分布しており、一つの力場に集束することは不可能と言えるでしょう。
Q:現在の一般的な認識では、深空トンネルは時空を歪めていると言われています。では、その中の意識エネルギーを得ることで、未来を知ることが可能になるのでしょうか?
A:いわゆる「過去、現在、未来」というものは、今の私達が認識している「時間」上の概念にすぎません。しかし、時間とは本当に存在するのでしょうか?私達の言う未来は、宇宙全体からすれば既に発生したことかもしれません。ただ私達一般人にとっては、時間は不可逆的なものです。私達は現在に生きているため、「未来の意識」を得ることはできず、もちろん未来を知ることもできません。
Q:そのお考えによると、ある人が存在し、やがて死亡した場合、その意識は宇宙の中で消費されることも転化されることもないということですね。となると、その人が生まれ変わるたびに、宇宙にある自分の意識エネルギーを全て得ることができれば、その人は「全知全能の神」になれるのでしょうか?
A:確かにその可能性はあります。想像してみてください。仮に私達が認識しているあらゆる時点に同じ人が存在し、過去も現在も未来もその人だとします。そうすると私達の未来は、その人にとっては既に起こったことであり、変わらなかったこと、そしてこれからも変わらないことなのです。しかしその人自身の世界には、その人だけの未来が存在するのでしょう。
Q:世界の最初の意識は、一体どこから生まれたのでしょう……
A:もし人類が将来、恒星レベルのエネルギーを作り出す技術を手に入れたなら、恒星系を創造できるようになり、その中の適した惑星に生命が誕生していくのではないでしょうか。そうすると、最初の意識は私達から生まれたことになります。ただこれはあくまで仮説ですので、皆さんご自身で想像を膨らませてみてください。
Q:まさにいい提案ですね!タカノさん、此度はインタビューをさせていただいてありがとうございます。ここでこの問題を読者の皆様に答えてもらいましょう。どんなお考えでも是非コメントで伝えてください。色とりどりな深空の果ては一体どんな光景なのか、その向こう岸に辿り着くまではわかることはないでしょう。私たちにできることはただ、その日が来るまで一生懸命に生きることだけです。
筆者:深空時代
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