【恋と深空】記事・科学的に月経を知る
ハンタープチ講座:科学的に月経を知る
深空ハンターの皆さん、こんにちは!
間もなくまた1年が終わろうとしています。皆さんが勇敢に戦ってくださるおかげで、臨空市の平和は守られています。いつもお疲れ様です!
第一線で活躍するハンターの中には、身軽で柔軟性の高い女性ハンターも多くいます。皆さんの健康を守るため、特に生理期間中の女性が直面する様々な状況に焦点を当て、今回は特別ゲスト──Akso病院婦人科のペトラ主任医師をお招きし、質疑応答形式で「月経」に関する知識を紹介して頂こうと思います。
また、皆さんにより快適な就業環境を提供するため、ハンター協会による『ハンター健康保険制度』の最新の変更・追加項目を最後に載せておきます。
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ドクターハンター:こんにちは、ペトラ先生。この度はゲストとしてご参加いただき、ありがとうございます。早速ですが、ハンターの任務中も含め、女性が月経期間中によく経験するいくつかの状況についてアドバイスを頂ければと思います。
ペトラ先生:こんにちは。私も皆さんと月経についてお話しできることを嬉しく思います。それでは、始めましょう。
1.深空ハンターやその他の業界、また日常生活において、どうしても運動量が多くなる場合があります。運動は月経に悪影響があるのでしょうか?また、運動量についてアドバイスはありますか?
月経期間中、体に不調が起きていなければ、低~中程度の運動をしても問題ありません。ただし、ご自身の体調に合わせて適切な運動量を選ぶことが大切です。
もし過多月経やひどい生理痛、異常な出血があるなど、明らかな不調が出た場合は無理に運動をしてはいけません。
それ以外であれば、月経期間中も適度な運動をすることは問題ないでしょう。散歩やヨガ、ジョギングなど、軽めの有酸素運動は全身の血行を促進させ、月経期間中の骨盤内のうっ血を緩和する効果があります。下腹部の張りや軽い生理痛の改善にも役立ちますよ。また、運動中に分泌されるドーパミンやエンドルフィンは、情緒の安定にも繋がります。
もちろん、月経期間中に適さない運動もあります。ヒップリフトや腹筋、ジャンプなど、腹部に負担がかかるような運動は避けるのが望ましいでしょう。子宮への刺激が強く、出血量の増加や生理痛を招くことになるかもしれません。また、激しい運動は経血の逆流を引き起こす可能性があり、これは子宮内膜症のよくある原因の一つとなっています。
2.経血量は健康状態と関係がありますか?月経期間が特に長い、または経血量が特に多い場合、病気を疑った方が良いでしょうか?こういう時は、激しい任務に引き続き参加することは可能ですか?
経血量は健康状態と必ずしも関係があるわけではありません。
これを理解するには、まず正常な状態の月経について知る必要があります。医学的観点から見ると、正常な月経期間は2~8日、周期は21~35日、経血量は20~60mlです。経血量が5ml未満であれが「過少月経」、80mlを超えると「過多月経」とされています。経血量が正常範囲内であれば、多くても少なくても問題はありません。
長期間にわたり過多月経が続くと、貧血を起こす可能性があります。その結果、顔色が悪い、めまい、倦怠感などの症状が現れ、健康や生活に影響を及ぼしかねません。また、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、粘膜下子宮筋腫、卵巣機能不全などの病気を発症している可能性もあります。さらに、月経期間中の過剰労働は子宮の収縮に影響を与え、過多月経や月経期間の延長を引き起こすことがあります。健康のため、月経期間中はできるだけ過剰労働を避け、適度な休憩を取り、良好な生活習慣を保つことが重要です。もし仕事などでやむを得ない場合は、注意を払わなければなりません。
逆に、出血が少なすぎたり月経が来ない場合、視床下部、下垂体、卵巣または子宮に問題が生じている可能性があります。こういった問題は、精神的ストレス、体重の減少、神経性無食欲症、過度な運動、薬物の影響、腫瘍、卵巣機能の低下や卵巣疾患、産後や流産後の子宮内膜の損傷、さらに子宮内膣癒着などと関連していることが多いです。
こういった症状が見られた場合には、早めに医療機関で受診することをおすすめします。
3.経血量はどのように判断すればいいでしょうか?直感的にすぐわかる方法はありますか?
医学的観点から経血量を判断するために一般的に参考にされるのは、「絵図式出血量評価チャート」です。
絵図式出血量評価チャートPictorial Blood Loss Assessment Chart(PBAC)は、1990年にHigham JMが提案した方法で、ナプキンに染み込んだ血液の面積に応じて点数を付けるというものです。
採点基準は主に2つです。
基準1 血液で染まった面積
軽度1点:ナプキンの1/3未満。
中度5点:ナプキンの1/3~3/5。
重度20点:ほぼナプキン全体。
基準2 血の塊の大きさ
1点:硬貨より小さい。
5点:硬貨より大きい。
出血量を血の塊で表せない場合は、全体の経血量に対する割合を見積もって記録すること。

(参考図)
ナプキンごとの点数、ナプキンの枚数、使用日数を記録し、最後に合計点を算出します。合計点が100点を超える場合は経血量が多い、25点未満の場合は経血量が少ないと判断されます。
4.任務の緊張やプレッシャーで、月経が遅れたり来なかったりすることがあります。このような場合、何か問題があるでしょうか?すぐに病院に行く必要はありますか?
心理的なストレスや不安は、月経周期に影響を与える可能性があります。
体が緊張状態にあると、「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが分泌されます。これはストレスホルモンの一種で、性腺刺激ホルモンの分泌に影響を与え、月経の周期を変化させ月経不順を引き起こす可能性があります。月経が遅れることは必ずしも深刻な問題を意味するわけではありません。心身をリラックスさせたり健康的な生活習慣を送ること、または漸進的筋肉弛緩法を行うことなどでストレスや不安が軽減され、改善されることがあります。ですが、長期間続いたり他の症状を伴う場合は、早めに医師に相談して原因を特定することをおすすめします。
日常的に良好な生活習慣を保つことが大切です。バランスの取れた食事、適度な運動、規則正しい生活リズム、心身のリラックスなどは、正常な月経周期を維持をするために役立ちます。
5.特別な事情がある場合、薬や他の方法で月経を遅らせることは可能でしょうか?そのような方法が体に悪影響を与えることはありますか?
特別な事情がある場合は、医師の指導の下で薬を使用して月経を遅らせることができます。
そういった薬は、時々使用するだけであれば体に大きな影響を及ぼすことはありませんが、めまい、眠気、胸の痛みなどの副作用が出る可能性があります。また、卵巣の分泌機能に影響を与え、月経不順や不正出血を引き起こすこともありますので、頻繁に使用することはおすすめしません。女性の視床下部-下垂体-卵巣軸の安定が、規則的な月経周期の根本にあります。外部からのホルモンを頻繁に使用することは、内分泌系の乱れを引き起こし、月経不順の原因となります。
月経を遅らせたい場合は、必ず医師の指導の下で行うようにしてください。また、体に悪影響を与えないように、頻繁な使用は避けてください。これらの薬は、用法とリスクを十分に理解した上で、医師の指示に従って使用しなければなりません。
6.生理中の腰痛や腹痛は、激しい運動によって悪化することはありますか?痛みを速やかに和らげる方法はありますか?鎮痛剤の服用は体に害があるでしょうか?
月経期間中の痛みは、体内で分泌されるプロスタグランジンが増加し、子宮平滑筋の収縮や痙攣を引き起こすことが主な原因です。子宮の収縮は腹部の痛みだけでなく、子宮と骨盤や腰部を繋げている靭帯を引っ張り、周囲の神経を刺激することで腰痛も招きます。また、子宮の収縮により周囲の組織や器官が圧迫されると、その圧力が骨盤内の神経を通じて腰部に伝わり、腰部の神経が痛みの信号を発することがあります。さらに、激しい運動は骨盤内の圧力を増加させ、筋肉の緊張を強めるため、痛みが増す場合があります。
プロスタグランジンの増加以外にも、骨盤内のうっ血や炎症反応、または特定の疾患が原因で月経痛が引き起こされることもあります。月経中に強度の高い作業を行うと、骨盤臓器の虚血や低酸素症、炎症の悪化が生じ、痛みがさらに悪化する可能性があります。痛みの初期段階では、腹部や腰部に湯たんぽや温熱シートを使用して筋肉の緊張と痛みを緩和することができます。これらの処置を行っても効果がなく、速やかに痛みを和らげたい場合は、適切に鎮痛薬を使用する必要があります。ただし、鎮痛薬の使用は月経期間中のみ、必要な場合に限り使用するようにし、初回は必ず医師の指導の下で使用してください。不適切な使用により、避けられる副作用を招くことを防ぐためです。
もちろん、検査によって痛みの原因が特定の病気にあることが判明した場合は、任務や仕事のなどのために鎮痛薬を服用して無理に痛みを抑え込むべきではありません。その場合は、積極的に治療を受けてください。
7.月経期間中、体力や感情のコントロールが難しくなるという方がいます。長時間走った後や戦闘の後にめまいがしたり、明らかな感情の起伏が見られることがありますが、これは正常なのでしょうか?どのように調整すれば良いですか?
月経中の感情の起伏は、正常な生理現象です。
月経期間中は、体内のエストロゲンとプロゲステロンが変動します。こういったホルモンの変動は感情に影響を与え、情緒不安定、イライラや落ち込みなどを招くのです。長時間の激しい運動やストレスは、これらの感情の問題を悪化させる可能性があります。感情の起伏があまりにも激しかったり長期間続く場合、生活に支障が出ることもあります。
その場合は、簡単な任務を選んだり、適度な軽い運動をしたり、または休みを取るなどして、感情のコントロールを取り戻しましょう。ただし、月経期間中にめまいや動悸を感じ、出血量が増加した場合は、速やかに病院で診察を受け、貧血を起こしていないか検査が必要です。異常が見つかった場合、早期に治療を受けた方がいいでしょう。
8.月経期間中、体の免疫力は本当に低下するのでしょうか?任務中に怪我や出血などのアクシデントがあった場合、特に注意すべきことはありますか?
実は、今のところ月経中の女性の免疫力が低下することを直接証明する根拠はないのです。免疫力の低下には様々な要因があり、通常は複数の要因が相互に作用して起こります。
ただ、月経中の女性は子宮頸部が開き、子宮内が傷つきやすい状態になっているため、生殖器系の感染症が起こりやすくなるのは確かです。月経期間中は特に衛生面に注意を払い、こまめにナプキンやタンポンを取り替えることが大切です。また任務中に怪我などをした場合、後遺症を残さないように必ずすぐに対処してください。
ドクターハンター:色々勉強になりました!月経という現象に対する理解が深まり、今後の対処法を知ることができました。ペトラ先生、改めまして本日はありがとうございました。今回の講座がハンターの皆さんのお役に立てれば幸いです!
ペトラ先生:月経は女性の生理現象として大事なものです。私達はそれを避けるのではなく、正しく理解して受け入れる必要があります。月経を理解することは自身の体を理解することに繋がり、生活、勉強、仕事においてより良いパフォーマンスを発揮する助けとなります。女性ハンターの皆さんが、健康な毎日を送れるように願っています。
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最後に、ドクターハンターから皆さんに最新の情報をお伝えします。
新しい1年が近づいている中、医療保障部は後方支援部門および行動本部と協力のもと『ハンター健康条例』を改訂し、以下の3つの新しい規定を発表しました:
1.毎月の女性ハンターの生理休暇が2日から4日に増えました。自動的に休暇死す店に追加され、特別な申請を不要です。
2.生理に必要な用品以外に、生理補助金が支給されることになりました。この補助金は給与の一部として支給されるため、特別な申請を不要です。
3.医療保障部がAkso病院と連携し、専門的な健康相談及びアドバイスを受けられるようになりました。生理中の食事、運動、睡眠、心のケアなどのアドバイスを行い、皆さんが生理中に健康的な生活を送れるようサポートします。
自分を大切にすることは、この世界を大切にすることの始まりです。我々医療保障部も、引き続き皆さんの身体を守り続けます。女性ハンターの皆さんが健康で幸せな日々を送り、充実した生活を送れることを心から願っています!
筆者:ドクターハンター
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