【恋と深空】メッセージ・鏡の改造
鏡の改造
メッセージ
午後中俺の部屋にこもって何かやってると思ったら、
全身鏡の縁にせっせとぬいぐるみを貼りつけてたんだな?
それはもうただの鏡じゃないよ。「魔法の鏡」って呼んで。
試しに前に立って聞いてみたらどう?
「鏡よ鏡、世界で一番カッコいい男は誰?」って。
そしたら、お前に半月くらい笑いものにされるだろ。
じゃあ、俺は魔法の鏡にこう聞く。
「世界で一番俺を振り回す女は誰だ?」
そうだよ。大きすぎてかなり時間がかかったんだから。
しかももともと用意してたぬいぐるみだけじゃ足りなくて、途中でまた袋いっぱいに詰めて持ってきたの。
一つ一つ、ちゃんと配置を考えて貼ったんだ

お前の突飛なアイデアにかける根気には、毎度感心させられるぜ。
今や俺の部屋で一番目立つのは、この鏡になった。
その鏡、ずっと前から置いてあるよね。私が初めて来た時も見たよ。
あなたは毎朝出かける前にチラッと見るくらいで、特に気にかけてなかったでしょ。
だから、ちょっと斬新さをプラスしてあげようと思ったんだ。
今日からは気にせざるを得ないな。
鏡の前を通るたび、お前がぬいぐるみを一つ一つ貼りつけてる姿が目に浮かぶ。
俺が鏡を見て笑ってると、誰かに誤解されなければいいが。
あなたの部屋は全体的に暗すぎるから、ちょっと遊び心を足してあげたの。
色々考えた結果、この鏡がピッタリだと思ったんだ。初めて見た時もかなりインパクトがあったし。
でも、もし慣れなかったら外していいよ。
しばらく見ないと、慣れるどうかはわからないだろ。
その間にぬいぐるみが落ちたら、お前が責任持って直しに来い。
なにせ、俺の生活におけるこういう変化は、全部お前がもたらしたものだからな。
一覧
| 「午後中俺の部屋にこもって何かやってると思ったら、」 「全身鏡の縁にせっせとぬいぐるみを貼りつけてたんだな?」 | |
| 『魔法の鏡』って呼んで | かなり時間がかかったんだから |
|---|---|
| 「それはもうただの鏡じゃないよ。『魔法の鏡』って呼んで。」 「試しに前に立って聞いてみたらどう?」 「『鏡よ鏡、世界で一番カッコいい男は誰?』って。」 「そしたら、お前に半月くらい笑いものにされるだろ。」 「じゃあ、俺は魔法の鏡にこう聞く。」 「『世界で一番俺を振り回す女は誰だ?』」 | 「そうだよ。大きすぎてかなり時間がかかったんだから。」 「しかももともと用意してたぬいぐるみだけじゃ足りなくて、途中でまた袋いっぱいに詰めて持ってきたの。」 「一つ一つ、ちゃんと配置を考えて貼ったんだ 「お前の突飛なアイデアにかける根気には、毎度感心させられるぜ。」 「今や俺の部屋で一番目立つのは、この鏡になった。」 |
| ずっと前から置いてあるよね | 遊び心を足してあげたの |
| 「その鏡、ずっと前から置いてあるよね。私が初めて来た時も見たよ。」 「あなたは毎朝出かける前にチラッと見るくらいで、特に気にかけてなかったでしょ。」 「だから、ちょっと斬新さをプラスしてあげようと思ったんだ。」 「今日からは気にせざるを得ないな。」 「鏡の前を通るたび、お前がぬいぐるみを一つ一つ貼りつけてる姿が目に浮かぶ。」 「俺が鏡を見て笑ってると、誰かに誤解されなければいいが。」 | 「あなたの部屋は全体的に暗すぎるから、ちょっと遊び心を足してあげたの。」 「色々考えた結果、この鏡がピッタリだと思ったんだ。初めて見た時もかなりインパクトがあったし。」 「でも、もし慣れなかったら外していいよ。」 「しばらく見ないと、慣れるどうかはわからないだろ。」 「その間にぬいぐるみが落ちたら、お前が責任持って直しに来い。」 「なにせ、俺の生活におけるこういう変化は、全部お前がもたらしたものだからな。」 |

















