クライヴ(名星会)・思い出
クライヴ・ローウェル CV:三浦勝之 騎士の家系に生まれた若者。 故郷から旅立ち、冒険を通じて成長し続ける。 | ||
2017/09/25 |
思い出1
「騎士のクライヴ・ローウェルだ。みんな、久しぶりだな! 」
「こんにちは、クライヴさん♪」
「クライヴじゃない。あんまり久しぶりって気もしないわね、アンタは。」
「そうか? それは、褒め言葉と受け取ってもいいのかな? 」
「うん、そのつもりで言ったわ。そういや……アンタ、ドラゴンに乗ってなかったっけ? 」
「ああ、ヴィエムなら、氷の国に戻っているよ。
元々、氷の国の女王にお借りしていたドラゴンだからな。」
「あら、返しちゃったんだ。」
「関係が切れたわけじゃない。また力を合わせることもあるかもしれないさ。」
「そういやクライヴって、結構色んなところと顔がつながったわよねえ。」
「そうだな……様々なことを経験してきたからな……
騎士専門の雑誌、メンズナイツでモデルもやったし、茶熊学園にも通った。
あの英雄戦争にも関わったし……その他、細かい冒険も数え出せば、キリがない。
それらの過程の中で、多くの人と出会い、関係を築いてきた。」
「うむうむ、そうね……」
「多くの出会いがあったからこそ、俺自身も成長してこれたのだと思っている。
それもこれも、”お前”たちのおかげだ。感謝している。」
「マー、アンタってば、口が上手くなったんだから♪」
「――だが!! 」
「ぎにゃ!? 」
「まだ、足りない。俺は、ここで立ち止まっているわけにはいかないんだ。
世界を脅かしている<闇>……それを打ち払うためには、更なる成長が不可欠だ……! 」
「それは立派だけど……アンタはもう、そーとーなトコまで成長してると思うんだけど……」
「……いや、そんなことはない。今の俺では勝てない相手も、まだまだいくらでもいる。」
「……向上心があるのはいいことだと思うけど、ひとはそんなにすぐに強くなるかしら? 」
「ならなくてはいけないんだ。今の俺よりも、強く。
そのためには――これまで培ってきた全てを、捨て去ってもいいと思ってる。」
「えぇ一。そんなのやめなよ一? 」
「そのくらいの覚悟だということさ。何かを犠牲にしなければ、もっと高い場所へは行けない。
じゃあ、またな。」
「クライヴさん……決意は固いみたいね……」
「短絡的よ。」
「きゃ、キャトラ!? 」
「何かを失えば、必ず何かを得られるってもんでもないわ。
それをクライヴに教えてやらなきゃいけないようね。」
「キャトラ? 」
思い出2
キャトラ……?
それで、クライヴ? 結局過去は捨てるの? 捨てないの?
捨てる必要があれば捨てる。
アラ? そういう熱量なの?
なにが?
アタシはてっきり、『全てを捨て、裸一貫で出直す! 』くらいのテンションだと思ってたんだけど?
裸は寒いよ。
いや、それはそういう言葉だし。何よアンタ、思ったより冷静ね?
どう思ってたか知らないけど、テンションの高さと覚悟の固さは別にイコールじゃないだろ?
本当に冷静ですね、クライヴさん。
そう……かもな。これも、様々な戦いを果り越えてきたおかげかな?
むぅ……
それで、何か用か?
うーん……アンタがそんなだと、アタシの計画も全てオジャンかも……
なんだそれ?
やめよっかなあ……
やってみなきゃわかんないだろ? キャトラの計画って、なんだ?
うーんとねぇ……そのねぇ……
……………………
やっぱりまた今度にするわ。もういっかい揉み直してから、改めてお披露目するわね。
ああ、わかったよ。会うのを楽しみにしてるとみんなに伝えてくれ。
み、みんなって?
なんでもない。じゃあ、またな。
……ふ~っ……! 間一髪だったわ……!
手強くなったね、クライヴさん。
そうねえ……昔はもっと、アタシの思い通りに手玉に取れたものだったけれど……
これも成長なのかしら……嬉しいような……さびしいような……
思い出3
――駄目だ駄目だ! 過去にすがっていては駄目だ!
おっ♪
かくなる上は……! この剣を折り、過去と決別を!
待ちなさいなーっ!!!
ええい、キャトラか! 止めてくれるな、後生でござる!
(……ござる……? )
止めるったら止めるわ! まったくアンタは!
ちょっと落ち着いたと思ったけど、やっぱり成長してないんだから!
だからこそ! 成長するために、俺はこの剣を折り――
ここよ! せんせいお願いします!
bふふん。まったく、相変わらず短絡的だね。クライヴ。
お前は――ブライ!
bそう! バルラ王立騎士団副団長にして、エリートのこのボクが――
ブラァァァァァイ!
bど、どうしたんだ!?
いや、なんでも。
b……ごほん! とにかく。ボクの幼馴染でもあるキミに、成長するためのヒントを授けてあげようじゃないか。ああ、礼には及ばないよ。『敵に塩を送る』ってヤツさ。遠慮なく受け取ってくれ。
塩は特に必要ないが。
v違う! ライバルにあえて手を賃すとか、そういう意味だ!
なるほど。それで、ヴィクトール殿をお連れしたというわけだな?
bいいかいクライヴ、成長というのは――え? ヴィクトール殿?
v……また腕を上げたようだな。
そちらもな、ヴィクトール殿。
v一手、手合せ願えるか?
望むところだ。
bちょ、ちょっと待ってくれ、ヴィクトール、クライヴ殿!
敬称逆になってるぞ。b
うるさい! ヴィクトール殿、まだ出番が早いですから!
ここはまず先に、ポクがこんこんと騎士道を語って――
v騎士に言葉は不要だ。騎士は――拳で語ればいい。
bいや、そんなことありませんから!
そうだ、ヴィクトール殿。騎士に必要なのは、拳ではない。一振りの剣だ!
vそういうことじゃないだろクライヴ!?
いや、俺のは合ってただろ。
b合ってたとしてもだよ! 待てと言ってるだろクラァァイヴ!
その叫びへの返答は、既にしてあるっ!
b!? な、なんだって-!?
――ゆくぞ! ヴィクトール殿!
v来い!
フライとヴィクトールを連れてきてこれまで育んだ絆に気づかせて過去の大事さを教えようとした作戦がぐちゃぐちゃになったー!?
(全部言った!? )
そして案の定、ブライはほとんと何の役にも立たなかったー!?
フッ。そんなことはないさ。導入の役割は、キッチリと果たしたじゃないか?
え-!? てごたえ感じてたー!?
思い出4
lちっ。……俺が興味あんのは、これから築き上げる俺の伝説に決まってんだろーが。
その伝説はどうやって作る?
l簡単さ。最強になりゃあいい。
力だけを望むのか?
l一々うるせえな、お坊ちゃんはよ。
まずは力でねじ伏せなきゃ、おハナシになんねー世界ってのもあんだよ。
それを認めないわけじゃないさ。
最強の剣士ともなれば、人々の語り草となり、伝説になるのも当然だろう。
l――だが、そのあとどうする? とか、バカみてーな問いでもする気かい?
いや。もっと単純だよ。
lほう?
――このクライヴを差し置いて、最強とは片腹痛い!
lはっ。面白えじゃねえか。
そういやテメーとガチでやんのは初めてだったか?
――かかって来いよ。
温室育ちの優等生の剣なんざ、目ぇつぶったままでも怖くねえぜ。
なんだと……!? じゃあ頼む!
lおう! ……は?
え? 今のは目をつぶるという、ハンデをくれるって宣言じゃなかったのか?
lオイオイ……本気にすんなよ……アホかテメエは……
……まあリアムの言う通りだけど、リアムもリアムで、言ったことをやんないのはちょっとダサイわね。
l!? オイオイオイオイ……今なんつった? この俺が、ダセエだと……!?
聞き捨てならねえーなあ!?
あ、気にしないで。さっきの発言は、ポロっとはずみで出ちゃったたけたもんね?
l
あらあら。一回撒回した発言を、また拾って来るだけでもねえ。
lなんだよ!?
もっとサービスしてやんなさいよ。
l……! なら、右手は使わねえ! 左手一本で相手してやる!
もう一声。
lソウルも使わねえ!
ラスト! 出血覚悟で!
lええい! 俺をスマキにしろ!
よし、買った!
……いいのか?
l早くしやがれ! 俺の気が変わらねえうちにな!
n
<リアムはぐるぐる巻きのスマキ状態になった……>
lさあ……かかってきな!
…………
…………
…………
lオイ……なんだよ……!? そんな目をすんじゃねえよ……
オラ、かかってこいよ! 遠慮はいらねえぞ、クライヴ!
…………
思い出5
……まったくもう……前回、前々回と、むやむやになっちゃってさ……
(……むやむや……? )
ぜんぜんアタシの計画通り事が運ばないわ!
……キャトラの計圖って、なんだったの?
そりゃ、アレよ。『過去は簡単に捨てる物じゃない』ってことを、教えてあげようと思って。
ああ、それはわかっていたさ。最初からな。
クライヴ!? え、そうなの!?
でもアンタ、その割に、過去を捨てるとか剣を折るとか騒いでいたじゃない!
そうだな……悪かった。
キャトラが何か準備してくれていたから、それに応じようと芝居してたんたが……
…………
成長というのは、これまでに触れてきた全てのことを、咀嚼し、己の糧とすること……
だから、過去を捨てるというのはあくまでそれくらいの覚悟だ、というたとえ話であって。
本当にそうするつもりは、始めからなかったんだよ。
やっぱり、そうですよね。
…………
だから……すまん、キャトラ。誤解させるような物言いをしてしまって。
それに、俺のために色々な人を連れてきてくれて……感謝しているよ。
…………
……クライヴ……
ん?
……成長、したいのよね……?
ん……ああ、そうだよ。
…………
お、おい? どうしたキャトラ? そんな怖い顔しないでくれよ。謝っているじゃないか。
……そんなに成長したいんなら……
お、おお。
――アタシが壁になってやるわ!
なんだって!?
主人公! 光って! アタシに!
やってやるんだからーっ!!!
思い出6 (友情覚醒)
くっ!?
……覚えておきなさいクライヴ…………中途半端な優しさが、一番ダメなんだから……
だから、悪かったって――!?
アタシは怒ったわよ! クラァァァァァァァァァイヴ!!!
!?
うおぉおおおおおーっ!?
(……! この速さ……! この軌道は……!
まるで、奴の太刀筋……! )
……ならば……!
このキャトラの猛攻を見切れれば! 俺は、さらなる高みに――!
そんなわけないでしょー!
ぐっはああああああっ……
…………
……
……ん……?
俺は……? ここは……?
ごめんなさい、クライヴさん! キャトラが……!
ごめんね……つい、我を忘れちゃって……
超高速でクライヴさんの後頭部に当たってしまったものですから……
……いや……
キャトラ。礼を言う。
えぇっ!? なんで!? 怒られこそすれ、お礼を言われることなんて……!?
成長とはどういうことなのか……正直、悩んでいたのだが、具体的な目標か見えた。
俺はこれから……キャトラに稽古をつけてもらう!
キャトラの動きについていけずして<闇>を払うも何もない!
目下の試練は……キャトラを超えることだ!
そ、そう言われても……アタシだって、いつもあんなに素早いわけじゃないんだけど……
それにクライヴさん、超えると言っても、キャトラは猫ですから……
…………
(……でも……
……たしかにそれは、すごいことなのかも……)
これからもよろしく頼む! ビシバシ俺を鍛えてくれ! 頼んだぞ、キャトラ!
い、いいけども……
大丈夫だ! キャトラを超えた暁には、今度は俺がこの剣で、みんなを守ると誓おう!
だから――安心してくれ!
成長し続ける騎士
名声会
――名声会――
優れた冒険家たちを称える、名誉の殿堂である。
そこに招かれることは、冒険家たちにとって至上の名誉とされている。
騎士のクライヴ・ローウェルだ。
この度は、このような栄誉を頂き、心より光栄に思っている。
……騎士の家に生まれた俺は、何の疑問も抱かず、バルラ王立騎士団に入った。
だが、そこでの出世を望まず、国を飛び出し、冒険家となった。
そして知った。この世界に、脅威が迫っているということを――
……国を守るため。王を、姫を守るため……
そのためだけに剣を振るっていた俺は、己の小ささに気づかされた。
この世界の人々は、あえいでいる。
不安な夜を過ごしている。
安息を……平和を、求めている。
……俺の剣は…………特定の『誰か』だけを守るためのものではない!
この世界に光を取り戻し、人々に笑顔をもたらすのが、騎士ではなく、一人の剣士としての――俺の使命!
この場を借りて、クライヴ・ローウェルは誓う!
この剣を、世界中の人々へ捧げることを!
世界が平和になるその日まで! 俺は戦い続ける!
――だから、みんな――
――安心してくれ!
その他
画像 | 説明 |
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クライヴ・ローウェル cv.三浦勝之騎士の家系に生まれ、英才教育を受けた、真面目で実直な青年剣士。 | |
●白銀の騎士道白銀の剣が守るのは、騎士の誇りと、美しき姫―― | |
クライヴ(クリスマス)パーティー出席のため正装した騎士。冬の冷気を受け、さらに剣は冴え渡る。 | |
クライヴ(茶熊)剣ではなく、拳で勝負する若き風紀委員。騎士道精神を守りつつも、心は思春期。 | |
クライヴ(英雄)白銀のドラゴン、ヴィエムにまたがった騎士。正義の心を宿し、この世の悪に立ち向かう。 | |
クライヴ(名星会)騎士の家系に生まれた若者。故郷から旅立ち、冒険を通じて成長し続ける。 | |
クライヴ(全滅)僧侶に転職したバルラ城塞王国の騎士。真面目で実直が故に僧侶もサマになっている。 |
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画像 | 詳細 |
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ダンテ・ガルディーニバルラ城塞王国を襲った闇の勢力を追う、勇敢なる騎士。 | |
クライヴ・ローウェル cv.三浦勝之騎士の家系に生まれ、英才教育を受けた、真面目で実直な青年剣士。 | |
ブライ・マグマイア cv.室元気騎士団の副団長を任されている魔法使い。良家の子息で、豪華な装備を身につけている。 |
白猫 mark