ショートストーリー投稿板 コメント一覧 (88ページ目)
-
-
冒険者さん
5312014年12月09日 21:41 ID:qoh3dfk1「メガフレイムブレイド!!」
「メガフリーズブレイド!!」
早朝の飛行島に凛とした声が響き渡る。
「か、勘弁してくれぇ!!」
情けない声を発しながら、クライヴは炎剣と氷剣を紙一重でかわしていく。
「行くよ、ガーネット!!」
シャロンはガーネットに目配せをすると腰だめに構え、剣と身体を回転させる。
「扇風剣!!」
「ちょ!!ーっく!?」
独楽の様に回りながら斬りかかるシャロンの剣をかわした先には、
「逃がしません!!」
緋剣を構えたガーネットが待ち受けていた。
あ、終わったな……
迫りくる炎剣を見ながら、クライヴは朝食時の事を思い出した。
「」
-
-
シャロ×クラ
5302014年12月09日 21:30 ID:qoh3dfk1シャロン×クライヴの第十二話です。
ウィズイベ、ふにゃイベ、リアル忙殺。深夜は煩悩まみれで、間が開きました。
また、まったり書いてきます!!
今回はカルディナさんです。
最初に当たった星四で、感慨深いキャラクターなんで丁寧に書きたいな……
ちなみに、エドがお父様として書きます。
それでは、またよろしくお願いいたします!!
-
-
孔那
5292014年12月09日 20:52 ID:fqzx3g8i『いつもの四人。』 …。 タタタタッ セロシア『 ? わぁッ』 ゴチーンッ 『あいたた。』トムボイ『あっセロシア、後免(涙)』『いッいえ。どうかしたの?』 『実は、 ってなった。』『それ本当?』『うん。』その頃。キーッ ハリム『…、フーッまぁこんなものか。』 ガサガサッ !?『誰だ!!』 『 だべ。』『あっタイキか。』 …。 私『平和やなー♪』
-
-
孔那
5282014年12月08日 17:49 ID:fqzx3g8i『過去と未来と現実と』 モモ『主!!』『モモ? 居てたの?』『いるの!!(^ー^)』笑ってる。 そう言えば、先代達って。クイッ ?『えっ?何』 モモ『撫でで♪』 …(-_-;)『仕方ないなー。』『やったー♪』喜びかな?
-
-
孔那
5272014年12月08日 17:43 ID:fqzx3g8i『瀕死になったら回復♪』 『とどめッ!!』ザシュッ …。『くっHP が半分か。 どう持ちこたえるか。んッ?』『ヒール』パァーッ 戦闘終了後。…。 私『…。(゜ロ゜)ハルカ?』 『何?』『アンタ』 ダリア『回復のヒールかな?』ダグラス『だろうな。』 『戦闘終わってから ぴーーって』ギクッ クライヴ『…、主?(後、ハルカとダリア、ダグラスがいる何故?)』続きます。
-
-
冒険者さん
-
-
冒険者さん
5252014年12月07日 16:09 ID:g3uch5xgこれならば、生贄に星2を使うので、また星2キャラが来ても、悔しくない。
猫3匹居て残りイグニだけだとしたら、早くイグニ来て欲しいってなりそう。
-
-
冒険者さん
-
-
冒険者さん
5232014年12月07日 15:55 ID:g3uch5xg例 :
ベース、シャロン
生贄、星2猫が4匹で進化合成する。
星4.猫シャロン攻撃重視になる。
スキルプラス。
ベースシャロン
生贄、ブリキ4匹で進化合成をする。
星4.鎧シャロン防御重視になる。
スキルプラス。
ベースシャロン
生贄、妖精4人で進化合成をする。
星4妖精シャロンHP重視になる。
スキルプラス。
-
-
冒険者さん
5222014年12月07日 15:41 ID:g3uch5xg星3の進化が欲しい。
ベース星3キャラにする。
星2キャラを素材にする。
枝に
-
-
冒険者さん
5212014年12月04日 23:17 ID:qoh3dfk1やった!!書ききりました!!
マイ編完です!!
マイ……欲しかったけど、当たらなかったんです。
可愛いよなぁ……マイ。
とまあ、書きたかったマイ編を、無事書ききり満足です。
次は一番最初に当てた星4剣士のお話の予定です。
カルねぇさん!!出番ですよー
それでは、またよろしくお願いいたします!!
-
-
冒険者さん
5202014年12月04日 23:12 ID:qoh3dfk1「え……なんだって?」
「……いえ、なんでもありません」
そんな、マイの呟きはクライヴの耳には入らなかった。
「なあ、ガーネット……」
「何でしょうか?」
「今日の修行は、二人がかりでクライヴをぼこぼこにしよう」
「了解です。半殺しですね」
「な、なんか、今、嫌な予感がしたんだが……気のせいか!?」
身震いをするクライヴを、シャロンとガーネットは冷めた表情で見つめていた。
その後の修行で、クライヴが全身に火傷と凍傷を負っていたのは自業自得な話。
第十一話エピローグ
完
-
-
冒険者さん
5192014年12月04日 23:06 ID:qoh3dfk1「……マイ」
「……はい」
クライヴはマイの目を見つめる。少し怯えた表情の彼女に、クライヴは優しく微笑む。
「これから毎日、朝は味噌汁を作ってくれ」
「……はい?」
「そしたら、許してあげるよ」
「クライヴさん……!!」
「俺は毎日、君の味噌汁がのみたいな」
「……っ!!」
クライヴは「いただきます」と言って味噌汁とご飯を食べ始める。
「うん!!旨いな!!」
そんなクライヴの様子を見ながら、マイは頬を真っ赤に染め上げる。
「……今のは、求婚の意味……と思っても……よろしくですね……?」
-
-
冒険者さん
5182014年12月04日 22:59 ID:qoh3dfk1「おはよう、みんな早いな」
「おはようございます」
シャロンとガーネットも目を覚まし、食卓に現れる。
「おはようございます、これで皆さんお揃いですね」
全員の食事を用意し終えると、マイは頭を下げた。
「昨日は、皆様にご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」
「いいのよ、マイ」
「気にしなくてもいいわ」
「そうだな、こうして戻ってきてくれたんだし」
「頭を下げる必要はないな」
口ぐちにそう言うみんなとは別に、クライヴは黙っている。
「クライヴ、どうしたのよ?」
「許してないんですか?」
「許してないね」
クライヴはそう言うと、マイの作った味噌汁を一口飲む。
-
-
冒険者さん
5172014年12月04日 22:53 ID:qoh3dfk1第十一話エピローグ
「ほっかほかですよー」
マイの起こした奇跡から一晩がたち、早朝の食卓に彼女の声が響き渡る。
「ふふ……マイさん、嬉しそうですね」
「本当に、よかったわよ」
アイリスとキャトラが最初に食卓に現れる。
「採れ立てのお米の、炊きたてご飯ですよ」
「クライヴが聞いたら、ガツガツ食べそうね」
「そうだな。昨日は何だかんだで、朝ごはん以外に食べてないからな!!」
「あ、クライヴさん、おはようございます!!」
「おはよう、マイ。今日も美味しそうなご飯だな」
「はい♪自信作ですよ」
マイは笑顔を浮かべながら、クライヴの前にご飯を出す。
-
-
冒険者さん
5162014年12月04日 22:45 ID:qoh3dfk1「あぁ、見せてもらったよマイ。巫女様の奇跡ってやつをさ!!」
満面の笑みで答えるクライヴに、マイは堪えきれなかった。
「クライヴさん!!」
駆け出したマイは、クライヴに勢い良く抱きつく。
「うわぁ!?」
「……む」
「……へぇ」
驚きながらも抱きしめ返すクライヴに、不機嫌そうな表情を浮かべるシャロンとガーネット。
「また、皆で美味しいご飯を食べましょう!!」
「あ、あぁ、そうだな!!」
炊きたてのご飯のような笑顔のマイを見ながら、クライヴはこの笑顔を取り戻せて本当に良かったと思った。
-
-
冒険者さん
5152014年12月04日 22:31 ID:qoh3dfk1「お願いいたします……どうか、奇跡を!!」
お米を求める人々に、そして、私を救っくれた人々に、美味しいご飯を食べさせてあげたい!!
マイの想いを乗せた光は、荒んだ田んぼに、次第に変化をお越し始める。
「おぉ、稲が!?」
「蘇っていくぞ!!」
折れていた稲達に活力が通い、再びその稲穂を持ち上げる。金色に光輝く稲穂が、夕闇に暮れ始めた辺りを明るく染め上げる。
「クライヴさん、私……さんやりました!!」
マイは奇跡を確認すると、勢い良く振り向き、クライヴに笑顔を見せる。
-
-
冒険者さん
5142014年12月04日 22:05 ID:qoh3dfk1「……すぅ……はぁ……」
田んぼの前に立ったマイは、小さく深呼吸する。
大丈夫。先ほどとは違い、身体には、力が満ち溢れている。出来ます!!
マイは目を見開き、しゃもじを頭上に掲げる。
そして、ゆっくりと弧を描く。
「豊穣の刻!!」
マイの身体から溢れた金色の光が、田んぼを優しく包み込む。
人々のお米を求める心が、感謝が、光となっている。
「綺麗だ……」
「あぁ、そうだな」
その光景に、シャロン達は目を奪われる。
-
-
冒険者さん
5132014年12月04日 21:44 ID:qoh3dfk1「まあ、結局良いところは全部クライヴが持って行ったわけだ」
「流石クライヴさんですね。あの状態のマイさんを、よく正気に戻せましたね」
「はは……俺はただ、マイの力を削いだだけだよ。本当に彼女を救ったのは……」
クライヴはそう言うと、マイの回りに集まった人々を見る。
「この国中の人たちだよ」
「くさいな」
「ちょっと、格好つけすぎですね」
ジト目の二人にクライヴは苦笑いを浮かべながら、
「ほ、ほら、それよりもあっちを見よう!!マイの儀式が始まるよ」
「そらした」
「そらしましたね」
まあでも、マイさんの奇跡を見届けましょう。
三人は、田んぼの前に立つマイを静かに見守った。
-
-
孔那
5122014年12月04日 21:40 ID:fqzx3g8iよーし、行くか!!オリジナル。 幾つかあります。
-
-
冒険者さん
5112014年12月04日 21:33 ID:qoh3dfk1「今なら、起こせるんじゃないかな。巫女様の奇跡ってやつをさ」
クライヴは笑いながら、マイに手を差しのべる。
「クライヴ……さん!!」
マイは涙を拭い、クライヴの手をとる。
「やってみせます!!」
力強くそういい放ち、マイは立ち上がった。
その表情は、絶望や怒りではなく、確かな希望に満ち溢れていた。
-
-
冒険者さん
5102014年12月04日 21:29 ID:qoh3dfk1「皆さん……」
感じる……。人々のお米を求める心が、人々のお米に対する愛情を。
「やっぱり、自分の国の飯は自分で用意しなきゃな。誇りを失っちまうよな」
「君は、あの時の……」
色黒の男がクライヴに笑いかける。
「あのあと、国中を走ったよ。今なら、国中全員が巫女様にお米に期待と希望を持っている」
男はマイに振り向き、言う。
「巫女様、お願いいたします。奇跡を起こしてください」
「皆さん……」
ありがとう、ございます……
ポロポロと涙を流すマイの身体には、漆黒の闘気ではなく、金色に輝く光が満ちていた。
-
-
冒険者さん
5092014年12月04日 21:17 ID:qoh3dfk1「あの田んぼを戻す……」
マイは呟くと、力なく首を振る
。
「無理ですよ。それは先ほど、私が試したのですから……」
「マイ、君の力は、人々のお米に対する気持ちなんだよな?」
「……そうです」
「この国中の人々が、これだけお米を求めている。君の身体に満ちていた、負の力ももう感じないだろう?」
「あ……」
マイは自分の身体を眺める。
先ほどまで身体に溢れていた、怒りや絶望はもうない。
あるのは、
「巫女様、ごめんなさい!!」
「巫女様、お願いいたします!!」
「俺たち、間違ってたよ。やっぱりお米じゃなきゃダメなんだよ!!」
-
-
シャロ×クラ
5082014年12月04日 21:09 ID:qoh3dfk1シャロン×クライヴの第十一話です。マイ編最終回の予定です!!
なんとか書ききれるかな……
頑張ります!!
SS.板に少しずつ人が増えて嬉しいです。
皆で盛り上げて行きましょう!!
それでは、よろしくお願いいたします!!
-
-
冒険者さん
5072014年12月04日 19:59 ID:t0ii7us6ハリム「やっとスマホを買ってもらえた……。これで高校生活も安泰だな。……暇だし、噂の●ちゃんねるでもやってみるか」シュッシュ
ハリム「スレ立て完了……」
【高校デビューしたいんだが】
1.名無し
どうすればいい?
2.名無し
ガキは糞して寝ろ
3.名無し
俺達の縄張りを荒らすな
4.名無し
そんなことよりリンゴ食べたい
ハリム「早速レス?がついた……。結構人居るんだな」
-
-
冒険者さん
-
-
冒険者さん
5052014年12月04日 19:47 ID:t0ii7us6ギャグ…なのかな?
白猫学園ネタで、ハリムメインです。
主にハリムのキャラが崩壊してます。
では、枝に。
(書きためてないので遅くなります)
-
-
冒険者さん
5042014年12月04日 02:06 ID:j791y0ixリカ「なに?」
海賊は笑う
エド「俺は海賊だから、人には譲らない。お前が、それを俺から頂いてみろ。」
リカ「…まあ私は壊せるならなんでもいいの!約束は守るわ。あと一回壊れて!」
光とともに、海賊は笑う。
…島に来た新人。あいつは俺に任せろや。壊すのがお得意で島のやつらぁ困ってんだろ?俺は不死だ。それに海賊に壊し屋なんて、最高に、相性いいじゃねぇか。ケェッハッハッハ。
-
-
冒険者さん
5032014年12月04日 02:05 ID:j791y0ixリカ「ぇっ?なんで?」
エド「なんでってのはどっちの問いだ?"生きてる"からか、"一日三回"に対してなのか。」
リカ「すごいすごい!これなら好きなだけ壊せる!」
再度放たれる光弾
エド「っっ。話を聞け。今日はあと一回しか壊すな。」
リカ「ぇ?壊れないなら何回壊してもいいじゃない!」
エド「"痛み"がないわけじゃねぇんだよ。」
リカ「痛み?」
エド「ああ。それが何か気になるか?」
-
-
冒険者さん
5022014年12月04日 02:04 ID:j791y0ix一日目
エド「壊してぇなら俺を壊しな、ただしその他のものは俺の許可を得てからじゃないと壊すな。無闇に壊すと俺が頂くものが減るからな。ケェッハッハッハ」
リカ「キャハ。おじさんは壊してもいいならそれでいい!あたしは壊せるならなんだってかまわないもの。ただ、おじさんをお掃除したら、この約束も壊れちゃうけど…」
声と同時にエドに放たれる光弾
エド「ぐぅ…」
粒子に分解。そして再生。
エド「っ…ただし俺を壊すのは一日三回までだ。」
-
-
冒険者さん
5012014年12月04日 02:00 ID:j791y0ixエドガルドとリカのssです。設定にズレあります。
Good多ければ、また投稿しようかなと思います。
枝に
-
-
冒険者さん
5002014年12月04日 00:11 ID:qoh3dfk1と、第十話でした。
昨日のうちにここまで来たかったのですが、風邪で寝落ちしましたw
健康には気を付けましょう!
それでは、明日がマイ編最終回です。
よろしくお願いいたします!
-
-
冒険者さん
4992014年12月04日 00:09 ID:qoh3dfk1「俺も、パンじゃ満足出来ないです……」
一人、また一人とそう言う人々が増えていく。
「皆さん……」
「マイ……今、君がやらなければいけないことは、パンを排除することじゃないよ」
「クライヴさん……」
「皆、お米が食べたいんだ。だったら、やることは一つだよ!!」
壊滅した田んぼを蘇らせよう!!
クライヴは笑顔でそう言うのだった。
-
-
冒険者さん
4982014年12月04日 00:04 ID:qoh3dfk1「…………」
呆れた表情のマイに、クライヴは続ける。
「確かに、パンも美味しい。カリッとした食感に、中はフワフワ。バターを塗ると幸せを感じるくらい旨い。だが、ダメだ、軽すぎる。あんなもん、いくら食っても足りやしない。だが、米は違った。食べれば食べるだけ腹にずしんとくる。飯を食ってるって感じるをだよ!!」
「それが……」
「この国の人々のおなじなんじゃないか?」
「っ!!」
マイはもう一度、回りを見る。そして気が付く。誰一人として、満ち足りた表情をしていないことに。
「巫女様……やっぱり、お米が食べたいです」
-
-
冒険者さん
4972014年12月03日 23:47 ID:qoh3dfk1「おかしい……はは、何がおかしいって言うのですか……」
「なあ、マイ。今、時はいくつだ?」
「……夕刻を回り、夜に入る頃合いですね」
「マイ、俺は、食いしん坊だ」
「……はい?」
突然の発言に、マイは当惑する。
「バルラの主食はパンだった。だから、朝パンを食べ、昼パンを食べ、夕刻にパンを食べ、夜パンを食べ、寝る前にも食べた」
食いすぎだろ……
皆そう思った。
「それが、どうしたというのですか?」
「マイ、俺は朝に君のご飯を食べてからなにも食べてないよ」
「……はい」
「まだわからないか?」
クライヴはため息をついて、言う。
「パンじゃ腹にたまんないんだよ!!」
-
-
冒険者さん
4962014年12月03日 23:38 ID:qoh3dfk1「今、この国中の人々は隣の国の恵みに甘えようとしている。だが、俺は君を探して国中の人々と話をして気がついたよ」
「……なににですか?」
「わからないのか、マイ?人々を見てみろよ」
クライヴに言われ、マイは回りを見渡す。
いつの間にか、辺りには騒ぎを聞いたものたちによる人だかりができていた。
そして、その人々は皆パンを手にしていた。
「こんな……こんな、光景を見せて何なのですか……そんなに皆、パンが良いのですか!?」
涙を流しながら叫ふマイにクライヴは続ける。
「全員がパンを持ってる……これがおかしいと、何でわからない?」
-
-
冒険者さん
4952014年12月03日 23:31 ID:qoh3dfk1「お米のありがたみを広めるってのは、お米の良いところだけを触れ回るのか?」
「っ!?」
「君はいったな?お米は、弱いと。すぐに病気になるし、雨風にも弱いと」
「…………」
「だが、その度に人々は一致団結して、危機を乗り越えてきた」
黙りこむマイに、クライヴは続ける。
「お米のありがたみってのは、ちょっとした不幸で食べられなくなってしまうから感じるんじゃないか?それは、パンがあるからとかでは、ないはずだ。お米のありがたみとは、自然の恵みに対する感謝じゃないのか?」
「……っ!!」
-
-
冒険者さん
4942014年12月03日 23:23 ID:qoh3dfk1「パンさえ無ければ、人々はお米のありがたみを思い出すです。パンがあるから、人々はパンに逃げるのです!!」
怒り任せにしゃもじを振るうマイを、クライヴは軽くあしらう。
「なら、君が今、本当にしなければならいことはなんだ?」
「パンを排除することです!!」
「違う!!」
「っ!!」
クライヴの一喝に、マイは動きを止める。
「マイ、君はお米のありがたみを広めるためにうちに来たよな?」
「……それが、どうしたというのですか」
-
-
冒険者さん
4932014年12月03日 23:17 ID:qoh3dfk1剣に氷結を力を纏わせながら、クライヴは切りかかる。
「メガフリーズブレイド」
「あぅ!!」
その一撃はマイを確かに捉えた。
「……強い、ですね」
しゃもじを取り落とし、マイは地面に崩れ落ちる。
「少なくとも、今の君には負ける理由がないな」
「……パンを排除する。私の願いは、叶いませんね……」
マイはそう呟くと、悲しげに笑う。
「パンを排除しても、人々はお米のありがたみを思い出すことはないよ」
「っ!!」
クライヴの無神経な一言に、マイの瞳に怒りが宿る。
「君は何もかもまちがっているよ」
「私は……私は、間違ってなんかない!!」
マイはしゃもじを力強く握りしめ、クライヴに詰め寄る。
-
-
冒険者さん
4922014年12月03日 23:09 ID:qoh3dfk1「あぅ!?」
バランスを崩したマイは、地面に膝を着く。
「どうした、君の絶望はそんなもんか?」
「く……まだ、まだです!!」
マイはしゃもじを握りしめながら立ち上がる。
「豊穣の……」
「遅い!!」
しゃもじを頭上に構えたマイに、クライヴは剣を放つ。
「く!?」
術を阻害されたマイは、一体距離を開けようとするが、クライヴはそれを許さない。
「はぁ!!やぁ!!せい!!」
「この、この、この……!!」
疾風の三連撃をなとかしのぐマイを、クライヴは一気に畳み掛ける。
「少し、頭を冷やせ」
-
-
冒険者さん
4912014年12月03日 23:01 ID:qoh3dfk1豊穣の刻!!
「この力は、人々の米に対する怒り、悲しみ、絶望!!この力が増せば増すほどに、私の絶望もまた深くなる……」
あなたに私が救えますか?
マイの悲鳴にも似た叫びを聞きながら、クライヴは言う。
「大丈夫。君は、俺が助ける!!」
「っ!!……貴方にも、私のこの気持ちはわかりませんよ!!」
マイの放つ漆黒の闘気が、まるで嵐のように吹き荒れる。
怒り、悲しみ、絶望、負の感情を力に変え、マイはクライヴに斬りかかる。
「旋風剣!!」
独楽のように身体を回転させる。
「甘い!!」
クライヴはマイの一撃を紙一重でかわすと、足払いをかける。
-
-
冒険者さん
4902014年12月03日 22:49 ID:qoh3dfk1「……こうして、君と話ができる。ということは、操られているわけではないな」
確かに、今のマイの様子は、以前のガーネットを思い出させる。
だが、今のマイには自分の意思を持ったまま行動している。
……と、言うことは
「唆されたのか、マイ?」
「……何のことでしょうか」
「傷心の君を『魔』が唆したんじゃないのか?」
クライヴの問いに、マイはニタリと笑う。
「そうですね。確かに、パンを排除すれば、お米のありがたみを思い出すと言われた気がします」
だから!!
マイはしゃもじを頭上で回転させる。
「邪魔するものは一人残らず寝ていただきます!!」
-
-
冒険者さん
4892014年12月03日 22:42 ID:qoh3dfk1「貴方も、シャロンさんやガーネットさんと同じようにして差し上げます!!」
マイはそう言い放つと、姿を消す。
「速い!!」
ガーネットを翻弄し、戦闘不能に追い込んだその速さにクライヴは目を見張る。
しかし、
「後ろか!?」
「くっ!!」
ガイン!!
背後からの一撃を間一髪で防ぎ、クライヴは距離を開ける。
「やりますね、ガーネットさんは今の一撃で終わりでした」
「確かに速い。一瞬だが、見失ったよ」
クライヴはそう言いながら、笑う。
「でも、あんなに殺気を振り撒いてたら、場所を教えてるも同然さ」
「……なるほど、ガーネットとはレベルが違うようです」
-
-
冒険者さん
4882014年12月03日 22:33 ID:qoh3dfk1「くっ!!どうしたんだ、マイ!?」
しゃもじの一撃をステップでかわし、クライヴは剣を構える。
「パンを排除し、お米のありがたみを思い出すのです」
「ま、まさか、シャロンとガーネットは……」
マイにやられたのか!?
愕然とするクライヴの目の前で、マイはしゃもじを頭上で回転させる。
「クライヴさん。貴方を切り捨て、私はパンを排除します!!」
豊穣の刻。
マイの身体に漆黒の闘気が巻き上げる。
「身体強化呪文だと!!」
しかも、この闘気量はガーネットと同じ……いや、それ以上か!?
-
-
冒険者さん
4872014年12月03日 22:27 ID:qoh3dfk1「とりあえず、国中を探したけど見当たらないな……」
クライヴは額に浮かんだ汗を拭いながら呟く。
「となると、外か?ならそろそろ、シャロン達が見つけていそうな気がするが……」
入り口付近で待って居れば会えるだろう。クライヴはそう考えながら移動する。
「お米のありがたみを思い出すのですー!!」
「マ、マイ!?」
クライヴの目に、しゃもじを振り回すマイの姿が映る。
「パンを排除します!!」
「な、なにを言ってるんだ!?」
困惑するクライヴに、マイが肉薄する。
「邪魔するものは、容赦しません!!」
マイはそう叫び、クライヴを目掛けてしゃもじを振るう。
-
-
孔那
-
-
孔那
4852014年12月02日 21:57 ID:fqzx3g8i『?』『かっ 勘違いするなよ、主。』…っと グッ!?『 レオー!?(アンタ何を!!)』『寂しいんだよ!!』えっ? ガチャッ 『!!』
-
-
冒険者さん
4842014年12月02日 19:35 ID:qoh3dfk1マイはずっと見ていた。
人々は、皆、ずっとパンを頬張っていた。
国中で、ほとんどの人間がパンを手にしながら生活しているのを。
「右を見ても、左を見ても、パンを頬張っている人々……それを見た私のこの絶望は、貴方には……わかりませんよ」
マイはそう呟くと、しゃもじを横に構える。
「少し、寝ていて下さい」
「……クライヴなら、何とかしてくれますかね」
迫るしゃもじを見つめながら、ガーネットはそう感じた。
-
-
冒険者さん
4832014年12月02日 19:29 ID:qoh3dfk1「が、はぁ……!!」
「なるほど、今の一撃を耐えますか……」
マイの一撃を受けたガーネットは、膝を着きながらも戦意を失ってはいなかった。
「マイ……君は、勘違いをしている……」
「……勘違い?」
「人々は、米に絶望したわけではない……」
「なら、今の私のこの力は何なのですか!!」
ゴゥ!!とマイの身体から漆黒の闘気が嵐のように吹き荒れる。
「感じます……人々、嘆き、悲しみ、絶望、怒り……弱いお米ではなく、パンを求めた人々の心を!!」
「人々はパンをもとめたわけではない……」
「ならば、何故人々はずっとパンを頬張っていたのですか!?」
-
-
冒険者さん
4822014年12月02日 19:19 ID:qoh3dfk1ガイン!!
マイの出したしゃもじは、ガーネットの炎剣を軽々と受け止める。
「な……!?バカな!!」
「言ったでしょう……今の私の力はお米に対する絶望だと……」
マイはガーネットから距離をあけると、しゃもじを横に構える。
「そして、誰よりも絶望を感じているのは……」
「な、何をするつもりだ……」
「この、私です」
シュン!!
「き、消えた!?」
「……後ろです」
マイの姿を見失ったガーネットの背後から、声が放たれる。
「くぅ!?」
「遅いです」
振り向き様に剣を振るうガーネットよりも早く、マイのしゃもじは彼女の身体を捉えた。