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白猫プロジェクトwiki【白猫攻略wiki】

ショートストーリー投稿板 コメント一覧 (92ページ目)

  • 総コメント数4807
  • 最終投稿日時 2019年02月08日 00:08
    • 冒険者さん
    331
    2014年11月25日 19:21 ID:qoh3dfk1

    >>317

    『魔』はそう言うと、全身から漆黒の闘気を吹き上げる。

    明らかに、ガーネットが放っていた緋色の闘気を越える量に、クライヴは剣を握り直す。

    「この女のもつ剣技。その奥義……見せてやろう」

    漆黒の闘気を撒き散らし、『魔』はクライヴへ肉薄する。

    「切り刻む」

    「くっ!!」

    「遅い!!」

    「ぐぅ!!」

    「閃光千陣!!」

    「がはぁ……」

    縦横無尽に振る舞われる神速の剣技を受け、クライヴを膝をついた。

    • 冒険者さん
    330
    2014年11月25日 19:13 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「ふん……雑魚が」

    『魔』はつまらなそうに呟くと、軽く剣を薙ぐ。

    「ぐはぁ!!」

    放たれた剣をかろうじて受け止めたシャロンは、ピンポン玉のように弾き返えされる。

    「シャロン、平気か!?」

    駆け寄ろうとしたクライヴへ、『魔』がいい放つ。

    「余所見をするなよ。人間」

    「ちぃ!!」

    舌打ちをしながら、『魔』の剣を受け流し、クライヴは相対する。

    「今すぐ貴様を叩き伏せて、ガーネットを解き放つ!!」

    「ふん……そう簡単に出来るかな?

    • 冒険者さん
    329
    2014年11月25日 19:06 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「乗っ取られたのか……ガーネット!?」

    『魔』から一度距離を開けたクライヴは問いかける。

    「ふん……中々の身体だぞ。コレは」

    「貴様……ガーネットを返せ!!」

    ニタリと笑みを浮かべた『魔』へ、シャロンが激高して斬りかかる。

    「待てシャロン!!」

    「止めるなクライヴ!!ガーネットは僕が助ける!!」

    クライヴの制止を振り切り、シャロンは『魔』に肉薄する。

    • 冒険者さん
    328
    2014年11月25日 19:00 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「どう言うつもりだガーネット!!」

    白銀の剣を突き付け、クライヴは叫ぶ。

    「……いいな、お前」

    「……なん、だと……」

    『魔』はそう言うと、漆黒の闘気を迸らせる。

    「そろそろモンスターに飽きた頃だった。……付き合って貰うぞ!!」

    「なん……っ!?」

    まるで雷光のような速さで、『魔』はクライヴに肉薄する。

    「メガフレイムブレイド」

    「メガフリーズブレイド!!」

    放たれた漆黒の炎剣を、クライヴはかろうじて受け止める。

    • 冒険者さん
    327
    2014年11月25日 18:51 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「ガーネット、無事だったのか!?」

    モンスターを討伐し終えた鎧の女性に、シャロンが駆け寄ろうとする。

    「……」

    シャロンを一瞥した鎧の女性ー『魔』は、ニヤリと口を吊り上げる。

    「下がれシャロン!!」

    溢れ出す殺気。巻き上がる漆黒の闘気に、いち早く反応したのはクライヴだった。

    シャロン目掛けて打ち下ろされた緋剣を、クライヴは弾き返す。

    • 冒険者さん
    326
    2014年11月25日 18:45 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「ここか!?」

    クライヴが躍り出た場所は、森にしては珍しく開けた場所だった。

    そして、目の前では緋色の鎧を着た女性が二体の巨大モンスターを相手に剣を繰り出していた。

    「ガーネット!!」

    シャロンの叫びに一瞥もせず、鎧の女性は緋色の剣に漆黒の炎を纏わせる。

    「闇の炎に抱かれて消えろ」

    圧倒的なまでの熱量で、二体の巨大モンスターを蹂躙する漆黒の炎を見つめながら、女性が呟く。

    「二度と会うことはないだろう」

    • 冒険者さん
    325
    2014年11月25日 18:37 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「ふん……中々の身体だな」

    漆黒の闘気を全身から迸らせながら、緋色の鎧を着た女性が呟く。

    ガーネットの身体に入り込んだ『魔』は着実にその支配を強めていた。

    「来い。最後の肩慣らしだ」

    『魔』はそう言うと、二体の巨大モンスターを相手に、獰猛な笑みを浮かべた。

    • 冒険者さん
    324
    2014年11月25日 18:28 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「剣撃!?ガーネットは戦っているのか!?」

    「わからない。ただ、今までの法則なら、巨大モンスターの可能性が高い!!」

    クライヴは剣を抜き放つと、音が聞こえた方角へ走る。

    「シャロン。もし巨大モンスターとの戦闘になったら、俺が陽動するから、背後から攻撃をしてくれ」

    「了解だ!!」

    • 冒険者さん
    323
    2014年11月25日 18:24 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「なあ、クライヴ。これは、気のせいなのだろうか?」

    「いや、気のせいではないな。これは明らかに……異常だ」

    足跡を辿っていた二人は、辺りの異変に警戒を抱く。

    「モンスターの死体が多すぎる。それも、奥へ進んでくと量が増えている」

    「しかも、最初はタヌキやジープだったのが、コボルトやアクーア、強くなっている」

    「見ろ、シャロン。小さいがミノやウッホだ」

    「一体、ガーネットはどうなって……っ!?」

    首を傾げる二人の耳に、剣撃の音が届く。

    • 冒険者さん
    322
    2014年11月25日 18:17 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「まさか、封印されていた魔に襲われたのか!?」

    「わからない。ただ、可能性は高そうだな」

    クライヴはそう言うと、森の奥へと続く足跡を見つめる。

    「とりあえず、この足跡を追いかけよう」

    「わかった」

    二人は頷き合うと、森の奥へと進んで行った。

    • 冒険者さん
    321
    2014年11月25日 18:11 ID:qoh3dfk1

    >>317

    足跡を辿って行くと、二人の前に大きな木が現れる。

    その木は中ほどから見事に両断されていた。

    「こ、これは……彼女がやったのか?」

    「あ、あぁ……多分」

    「凄まじい力業だな……ん、これは?」

    唖然とするクライヴの足元に、白い縄が転がっていた。

    「……まずいな」

    「その縄がどうかしたのか?」

    苦い表情で縄を見つめるクライヴは、シャロンに説明すり。

    「これは恐らく、魔を封印していた縄だ。この木に、縄でもって括り着けていたんだ」

    • 冒険者さん
    320
    2014年11月25日 17:50 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「ずいぶんと、朝と雰囲気が違うな……」

    「辺りはあまり暗くなってないのに、この森だけは薄暗くて不気味だね」

    森へと到着した二人は、朝とは違う森の様子に警戒を抱く。

    「幸い、彼女と思われる足跡が残っている」

    クライヴは地面に残った少し小さめの足跡を指差す。

    「あ、本当だ」

    「これをまずは辿っていこう」

    • 冒険者さん
    319
    2014年11月25日 17:43 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「まあ、ガーネットならたとえアクーアの群れに襲われても平気だと思うけど……心配だな」

    「なら、探しに行こう」

    クライヴはそう言うと、クルリと踵を返す。

    「まだ、辺りはあまり暗くなってない。暗くなる前に見つけるとしよう」

    「僕も一緒に行くよ」

    「わかった。キャトラ、アイリス。行ってくる」

    「はい。気をつけて下さい」

    「遅くなったら夕飯のオカズが減るからねー」

    「それは大変だ。シャロン、急いで見つけるとしよう」

    「ガーネットも交えて、夕飯を食べるとしよう」

    二人は頷き合うと、ガーネットの消えた森へと向かった。

    • 冒険者さん
    318
    2014年11月25日 17:35 ID:qoh3dfk1

    >>317

    「ねぇ、クライヴにシャロン。ガーネットがどこに行ったか知らない?」

    修行を終え、アジトに戻った二人にキャトラが問いかける。

    「ガーネット、まだ戻っていないのか……」

    「最後に見たのが昼前だから、そろそろ戻っていると思っていたが……」

    「まだここに来たばかりだから、迷ってしまったのかしら?」

    心配そうな表情で呟くアイリスに、シャロンが言う。

    「たしか、ガーネットは少し方向音痴だったかも……」

    「まさか、森の中で迷子……てことか?」

    • シャロ×クラ
    317
    2014年11月25日 17:29 ID:qoh3dfk1

    シャロン×クライヴのSSです。

    第三話になります。

    闇落ちガーネットとか、実際に搭載されたら財布が飛びそうです。

    では、宜しくお願いします。

    • 孔那
    316
    2014年11月24日 23:35 ID:fqzx3g8i

    >>315

    『いいな~。私達の世界にも有ればいいのに。』   『あははは。あったらね。』そう言えば、皆の  所って。『イルミネーションは、日本や他の国からかな?』   (なるほど~、そうゆうこと。)   現実にはあって、皆の世界にはない。     

    • 孔那
    315
    2014年11月24日 23:25 ID:fqzx3g8i

    >>288

    『ワーッ綺麗。』       私の地元で光がある。幻想的な…。   『これはな、来年の2月までやってる。』  『イルミネーション?』『うん。』   いつまで続くか。  

    • 冒険者さん
    314
    2014年11月24日 22:26 ID:qoh3dfk1

    >>291

    第二話完です。

    闇落ちガーネットさん。いいと思います。

    例の如く、五時だ辻は笑ってやって下さい。

    明日、三話を頑張ります!

    • 冒険者さん
    313
    2014年11月24日 22:23 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「このままでは……終われない……!!」

    ガーネットはそう呟くと緋剣を抜き放ち、木を両断する。

    ハラリと、白い縄が宙を舞った。

    「絶対に次は負けない!!」

    ガーネットがそう叫んだときだった。

    『ナラバチカラヲアタエヨウ』

    「……え?」

    『ヤミノフウインハトカレタ……キサマノカラダヲイタダクゾ』

    「な、何を……あぁぁぁっ!?」

    身を焼くような痛みに、ガーネットは苦悶の叫びを上げた。

    第二話

    • 冒険者さん
    312
    2014年11月24日 22:15 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「くそ!くそ!くそ!」

    ガーネットは木の幹に拳を打ち付ける。

    「あんな、あんな負け方を姫様の前で!!」

    確かに、あの時の自分は冷静ではなかった。

    水蒸気で視界が塞がれたが、視界が無い状況の戦闘経験もあった。

    「何故!!アイツは!!あの時!!笑っていたんだ!!」

    必殺の炎剣を見つめながら、クライヴは笑っていた。

    ガーネットにとって、それは初めての……屈辱だった。

    • 冒険者さん
    311
    2014年11月24日 22:08 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「……私の敗けだ」

    ガーネットはそう言うと、両手を上げた。

    「ガーネット!!」

    水蒸気が晴れ、視界が戻ると、シャロンはガーネットへと駆け寄る。

    「ケガはなかったか?」

    「~~っ!!」

    心配そうな表情のシャロンに、ガーネットは唇を噛み締める。

    「少し、席をはずします。姫様、すみませんが失礼します」

    「あ、ガーネット!!」

    シャロンの制止を振り切り、ガーネットは、森へと駆けて行った。

    • 冒険者さん
    310
    2014年11月24日 22:04 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「くっ!!視界が……」

    白い濃霧のような視界の中、ガーネットは一瞬、クライヴを見失う。

    その一瞬が、全てだった。

    「君がもう少し冷静だったなら、違う結末だったかもしれないな……」

    ガーネットの背後に回り込んでいたクライヴは、ピタリとガーネットに剣を突き付けていた。

    • 冒険者さん
    309
    2014年11月24日 21:59 ID:qoh3dfk1

    >>291

    これが、あの有名な炎剣。凄まじい迫力!!

    迫り来る炎剣を見つめながら、クライヴは、笑った。

    「ーーっ!!」

    その笑みに、ガーネットが一瞬気圧される。

    「メガフリーズブレイド」

    刹那、クライヴの放った氷剣がガーネットの炎剣を弾き返す。

    炎と氷。相反する属性がぶつかり合い、辺りに水蒸気が立ち込める。

    • 冒険者さん
    308
    2014年11月24日 21:53 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「姫様を呼び捨てとは、万死に値する!!」

    「緋剣のガーネット。本当なら、もう少し違う形で手合わせをしたかったが、仕方ない……」

    クライヴは剣を構え、言う。

    「……来い」

    「……良い度胸です。ならば、私の炎剣で燃え尽きなさい!!」

    ガーネットはそう言い放つと、剣に緋色の炎を纏わせる。

    「メガフレイムブレイド」

    灼熱の剣撃がクライヴに襲いかかった。

    • 冒険者さん
    307
    2014年11月24日 21:48 ID:qoh3dfk1

    >>291

    怒りに身を任せながらも、鋭い剣閃をクライヴは紙一重で交わす。

    「ほ、本気なのか!?」

    「貴様は、剣を抜いた相手に本気を問うのか?」

    ギラギラとした眼光を宿し、ガーネットは笑う。

    「そうか、わかった」

    クライヴはそう言うと、白銀の剣を抜き放つ。

    「クライヴ!?」

    「シャロン、下がっていてくれ」

    • 冒険者さん
    306
    2014年11月24日 21:40 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「バルラのクライヴ……白銀の水騎士か」

    「俺を知っているのか?緋剣のガーネット」

    「貴様の武功は、私の国にも届いている。なかなか、出来る男だと思っていた……だが!!」

    ガーネットはそう言うと、緋剣をギィンと抜き放つ。

    「姫様をたぶらかすとは、許さんぞ!!」

    「い、いやたぶらかすだなんて……」

    「言い訳は無用!!現に、姫様はあんな恥ずかしい表情を浮かべてたではないか!!」

    「見ていたのかガーネット!?」

    「あんな表情、私は見たことない!!うらやましい!!だから、切る!!」

    「わけがわからないよ!!」

    • 冒険者さん
    305
    2014年11月24日 21:29 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「姫様を探してこのガーネット、飛行島までやってまいりました」

    「久しぶりだな、ガーネット。元気そうで良かった」

    家族と再開を果たしたような笑顔で、シャロンはそう言う。

    「それで、姫様。この優男は一体どこの馬の骨でしょうか?」

    険しい表情を浮かべながら、ガーネットはクライヴを睨み付ける。

    「あぁ、彼は……」

    「バルラ国の筆頭騎士、クライヴだ」

    鋭い眼光でガーネットを見据えながら、クライヴは名乗りをあげる。

    • 冒険者さん
    304
    2014年11月24日 21:22 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「貴様、姫様に何をしている!!」

    「……え?」

    凛とした声と共に、緋色の風が二人の間を駆け抜ける。

    「姫様、ご無事ですか!!」

    「が、ガーネット!?」

    緋色の剣士ーガーネットを見つめながら、シャロンは驚きの表情を浮かべる。

    • 冒険者さん
    303
    2014年11月24日 21:16 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「うん……あ……そうか」

    間接……てやつ、だよな。

    やらかしたことに気がついたクライヴも、軽く頬を染める。

    「す、すまない。配慮が足らなかった」

    「い、いや……気にしないでくれ」

    「その……すごく、美味しく頂きました」

    「~~~~っ!?」

    バカか俺は!!

    真っ赤になるシャロンを見ながら、またもやらかしたことにクライヴはようやく気がついた。

    その時だった。

    • 冒険者さん
    302
    2014年11月24日 21:11 ID:qoh3dfk1

    >>291

    コップを受け取ったシャロンは、ぐいっと水を煽る。

    「旨いな。やっぱり、修行の合間に飲む水は格別だ」

    「はは、同感だよ」

    シャロンからコップを受け取り、クライヴは自分の分の水を注ぐ。

    「じゃ、俺も一杯頂くかな」

    「……あ」

    旨そうに水を煽るクライヴを、シャロンは少し顔を赤く染めながら見つめる。

    「どうした、シャロン?」

    「い、いや……なんでもないよ……」

    目を軽く逸らしながら、シャロンは手を振る。

    • 冒険者さん
    301
    2014年11月24日 21:06 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「ふぅん……世の中は広いな。力を吸収か」

    「吸収なんて特殊属性は、レアなケースだよ」

    コップに張った水を捨てると、クライヴは新しく水を入れる。

    「少し休憩しようか。シャロンも飲むだろう」

    「あぁ、頂こう」

    • 冒険者さん
    300
    2014年11月24日 21:01 ID:qoh3dfk1

    >>291

    すると、水に浮かぶ葉っぱがパリパリと凍り始めた。

    「ふむ、シャロンは俺と同じ氷属性だね」

    「他には何があるんだ?」

    「身近なのなら、炎属性なら葉っぱが燃える」

    「ガーネットだな」

    「あとはうちの団長なら、葉っぱがぐるぐる動く。これは雷属性だな」

    「ほぅ……」

    「特殊な知り合いは、葉っぱが枯れた」

    「それは何属性なんだ?」

    「わからない。ただ、ソイツは敵の力を吸収することができちまうらしい」

    「できちまう?」

    「あぁ。ソイツの口癖なんだよ。できちまうからには、やらないとなって。いいやつだよ」

    • 冒険者さん
    299
    2014年11月24日 20:54 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「闘気の性質?」

    「そう。闘気には個人差があって、強さや量はもちろん。属性もあるんだよ」

    クライヴはコップに水を張り、葉っぱを浮かべる。

    「これが、一番簡単な属性判断方法でね。水見式って奴さ」

    「水見式……」

    「コップを包むように闘気を当ててごらん」

    「……わかった」

    シャロンはそう言うと、神妙な面持ちで闘気を放つ。

    • 冒険者さん
    298
    2014年11月24日 20:49 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「緋剣に師事していたなら、なんで魔法剣まで習ってなかったんだ?」

    「いや、彼女の教えはフィーリングによるものが多くてね」

    過去を懐かしむように、シャロンは笑みを浮かべる。

    「ガッと詰め寄り、ズバッと切りかかり、どりゃあと打ち捨てるのです!!とか言われても、ね……」

    「……なら、ほぼ独学であの剣を?」

    「基本は徹底的に叩き込まれたからね。ただ応用の部分、 特に闘気の使い方が苦手なんだ」

    「そうか、ならまずは闘気の性質を調べないとかな」

    クライヴはそう言うと、水筒と葉っぱを取り出した。

    • 冒険者さん
    297
    2014年11月24日 20:41 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「これが、バルラの筆頭騎士の実力か……ガーネットと同等、いやそれ以上かも」

    剣を受け取りながら、シャロンは悔しそうに呟く。

    「ガーネット……もしかして、緋剣のガーネットかい?」

    「通り名までは知らないが、緋色の髪と鎧。放たれる炎剣を見たら、そんな通り名になりそうだな」

    「彼女が、シャロンの師匠と言うわけか」

    「師匠でもあり、姉の様な存在でもあった。大切なひとだよ」

    • 冒険者さん
    296
    2014年11月24日 20:13 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「はぁ!!」

    眼前まで迫ったシャロンの剣を見切り、クライヴはその剣を弾き飛ばす。

    「嘘……だろ」

    あまりにもあっさりと必殺技を破られたシャロンは、弾き飛ばされた剣を茫然と見送る。

    「なかなかの実力だね。少なくとも、アクーア以外のモンスター。コボルトや骸骨には後れは取らなそうだ」

    弾き飛ばした剣を拾い上げ、シャロンに手渡した。

    • 冒険者さん
    295
    2014年11月24日 20:08 ID:qoh3dfk1

    >>291

    クライヴのその言葉に、シャロンは軽く笑みを浮かべながら、

    「ならば、僕の全霊をぶつけよう!!」

    全身から闘気を解き放つ。

    「へぇ、闘気も使えるのか」

    「行くよ!!」

    闘気で強化した脚力で、弾丸ような速さでクライヴに肉薄する。

    「でりゃあ!!」

    身体を独楽のように回転させながら、シャロンは必殺の剣を放つ。

    • 冒険者さん
    294
    2014年11月24日 20:02 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「はぁ!!てい!!やあ!!」

    シャロンの放った疾風の如き三連撃を、クライヴは涼しい顔で受け流す。

    「なかなかいい筋だね。良い師に学んでいるのがわかるよ」

    「むぅ……手強いな」

    一旦クライヴから距離を開け、シャロンは剣を握り直す。

    「これでもバルラの筆頭騎士だからね」

    • 冒険者さん
    293
    2014年11月24日 19:57 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「本気で来ていいよ」

    余裕綽々な表情のクライヴを、シャロンは睨み付ける。

    「へぇ、余裕そうじゃないか。昨日はアクーアに遅れをとったが、僕の剣は甘くないよ」

    「まあ、見せてみなよ」

    「……叩き伏せてあげるよ!!」

    星を散りばめた剣を抜き放ち、シャロンは猛然と切りかかる。

    • 冒険者さん
    292
    2014年11月24日 19:53 ID:qoh3dfk1

    >>291

    「では、クライヴ。さっそく修行と行こうじゃないか!!」

    大きな帽子を被った少女ーシャロンはそう言うと、クライヴに笑いかける。

    「やる気満々だな。シャロン」

    アクーアの群れに襲われていたのは昨日のこと。

    まさか、朝一から修行の催促をされるとは思ってもいなかった。

    「じゃあ、まずは手合わせをしようか」

    クライヴはそう言うと、スラリと剣を抜き放つ。

    • シャロ×クラ
    291
    2014年11月24日 19:45 ID:qoh3dfk1

    シャロン×クライヴのSSです。

    第二話になります。

    では、よろしくお願いいたします。

    • 冒険者さん
    290
    2014年11月24日 07:55 ID:qoh3dfk1

    >>289

    感想ありがとうございます!!

    公式設定なんてあったんですね……知らなかったです。

    何となく、そんな感じかな?で書いていたので。

    頑張って今夜には2話書いてきます!

    • 冒険者さん
    289
    2014年11月24日 01:51 ID:kmasf31i

    >>269

    と言った設定っていうか公式設定だから枝に書いた方がよかったかも…

    偉そうにすいません、続きめちゃくちゃ楽しみです

    • 孔那
    288
    2014年11月24日 00:52 ID:fqzx3g8i

    昨日、難波パークのイルミネーションを見ました。小説でも言いかもね。

    • 冒険者さん
    287
    2014年11月23日 23:29 ID:qoh3dfk1

    >>269

    とりあえず、第一話完です。

    なるべく、一日一話を目前にガンバります。

    五時だ辻は笑い飛ばしてください。

    • 冒険者さん
    286
    2014年11月23日 23:27 ID:qoh3dfk1

    >>269

    「アクーアに二度と不覚を取らないためにも、魔法剣を修得したいんだ」

    「あ、あぁ……そっち」

    結婚とかそう言うのじゃないのね。

    クライヴは少しだけ残念そうに呟く。

    「僕は某国の王女にして騎士、シャロン。君は?」

    「俺はバルラの騎士クライヴだ」

    「クライヴ。良い名だな!!これから宜しく頼むぞ」

    シャロンはそう言うと、クライヴに向かっててを差し出す。

    「あぁ、こちらこそ宜しくシャロン。言っとくが、俺の修行は厳しいぞ?」

    「ふん、望むところだよ!!」

    二人は固く握手を交わしながら、笑いあった。

    第一話

    • 冒険者さん
    285
    2014年11月23日 23:20 ID:qoh3dfk1

    >>269

    「……」

    「いや、ごめん……」

    しばらくして、シャロンの身が自由になった頃。二人の間には、気まずい雰囲気が流れていた。

    「……エッチ」

    「……すまない」

    「嫁入り前なのに……」

    「……はい」

    「……責任、とってくれるかい?」

    「……はい」

    責任かぁ……まあ、こんな可愛い娘ならいいかな。とクライヴが思っていると、シャロンは笑みを浮かべながら言う。

    「ならば、君のあの氷剣を僕に教えてくれ!!」

    「……はい?」

    • 冒険者さん
    284
    2014年11月23日 23:14 ID:qoh3dfk1

    >>269

    「大丈夫かい?」

    クライヴはアクーアの群れを蹴散らし、辺りの安全を確かめると、シャロンに手を伸ばす。

    「ありがとう。助かったよ」

    クライヴの手を仮りなが、シャロンは腰を上げる。

    しかし、

    「あっ……」

    「うわっ!?」

    アクーアの液体の効力が抜けきっていないままだったシャロンは、バランスを崩してクライヴを押し倒す。

    「す、すまない!!」

    顔を赤く染めながら、シャロンは急いで起き上がろうとするが、なかなかうまくいかない。

    「……いいにおいがする」

    「……!!」

    「あ、いや……その……」

    思わず本音が出たクライヴを、シャロンは真っ赤になりなが睨み付ける。

    • 冒険者さん
    283
    2014年11月23日 23:05 ID:qoh3dfk1

    >>269

    「あぁ……」

    シャロンの瞳に、初めて絶望が宿る。

    アクーアの群れが放つ無数の爪が、シャロンの身を引き裂く。

    その瞬間だった。

    「でりゃあ!!」

    シャロンの横を、白銀の風が吹き抜ける。

    「メガフリーズブレード」

    白銀の風ークライヴは剣に冷気を纏わせながら、アクーアの群れを切り刻んでいった。

    • 冒険者さん
    282
    2014年11月23日 22:47 ID:qoh3dfk1

    >>269

    「来い!!某国の王女にして騎士シャロン、お前らなんかに負けてたまるか!!」

    少女ーシャロンはそういい放つと、アクーアへと切りかかる。

    しかし、

    「な、なん……だと……」

    足が、動かない!!

    アクーアの第二の特殊性、謎の液体で、相手の自由を奪う。

    「く、こんなところで……」

    必死に動こうとするが、シャロンの身体は謎の液体の効力により、動かない。

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ゲーム情報
タイトル 白猫プロジェクト
対応OS
    • iOS
    • リリース日:2014年07月25日
    • Android
    • リリース日:2014年07月13日
カテゴリ
  • カテゴリー
  • RPG(ロールプレイング)
ゲーム概要 11/8より『吉田沙保里』コラボが開催!白猫世界に霊長類最強女子現る!!

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