黒猫×プロジェクト Story
開催期間：
12/5~1/5
目次
Story 晴れ時々……黒猫？
???
よけてにゃ――！！
キャトラ
な、ななな何！？
???
＿人人人人人人人人人人人人人＿
＞ に゛ゃ！？ ＜
￣ＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹ￣
空から落ちてきた少女は、
なぜか両手両足で受身を
取ろうとして失敗する。
ひと呼吸おくれて、
一枚のカードが落ちてくる。
アイリス
大丈夫！？
???
いたた、大丈夫大丈夫。
このくらい、魔龍と戦った時に
くらべれ……に゛ゃっ！？
???
に゛ゃ――！
な、なんで人間の姿に
なってるにゃ！？
キャトラ
それよりアンタは誰なのよ―！
ウィズ
魔法使いのウィズにゃ！
おおお、私の指！ 私の足！
そして私の顔！
ウィズ
ああ……！！ なんだか
久しぶりの感覚にゃ！
キャトラ
……にゃ？ 妙な話し方するのね。
ウィズ
にゃはは、ちょっとクセに
なってるみたいだにゃ。
ウィズ
あれ？
ねえ、私の他に誰か一緒に
来なかったかにゃ？
アイリス
いいえ、落ちてきたのは
ウィズさんだけでしたよ。
キャトラ
あとはこのカードね。
黒猫の絵が描かれてる……
これ、あなたの？
ウィズ
カード……？
ちょっと貸してほしいにゃ。
キャトラ
カードが、吸収された……？
アイリス
すごい魔力……！
ウィズさん、あなたは一体……？
ウィズ
どうやら、私のチカラが
カードになって、この世界に
ばらまかれているみたいだにゃ。
ウィズ
このカードを集める必要があるみたい……
ウィズ
あー、キミたち、よければ
協力してくれないかにゃ？
アイリス
困ってる人は、放っておけませんからね。
ウィズ
ありがとうだにゃ！
さあ、冒険にいくにゃ！
Story イタズラ好きのネコ娘
魔物を倒すと、その体から
「黒猫が描かれたカード」が
ひらり、と落ちてくる。
ウィズ
よしっ、2枚目にゃ！
ウィズは、ネコのように
身軽に飛び上がると、
カードを手にして華麗に着地する。
アイリス
すごい、まるで猫みたい……！
ウィズ
にゃはは、
実際にしばらく猫だったにゃ。
キャトラ
えっ？ それってどういう……。
(フラッシュ)
アイリス
信じられない、どういうこと？
さっきの数倍の魔力……！
キャトラ
ちょ、ちょっと、
アンタ本当に一体何者なのよ。
ウィズ
ただの魔法使いにゃ。
♪～
キャトラ
絶対ウソでしょそれ！
ウィズ
さあ、それはどうかにゃ～？
ウソだとしたらどうするにゃ？
ウィズ
世界制服をたくらむ、
悪の魔法結社の総帥だったり……
ウィズ
魔法を悪用して、禁断の実験を
繰り返してたりしたら……？
アイリス
じょ、冗談ですよね……？
ネコのように光るウィズの目が、
アイリスとキャトラを
じっと見つめる。
ウィズ
……にゃは。
キャトラ
＿人人人人人人人人人人＿
＞ えっ？ ＜
￣ＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹ￣
アイリス
キャトラ！？
ウィズさん、一体何を……
キャトラ
おいコラ。
ウィズ
……。
アイリス
……。
ウィズ
ぶふっ！
にゃーっはっはっは！
クマにゃ！ クマにゃ！
キャトラ
何してくれてるのよ！
それに、よりによって何でクマ！？
ウィズ
にゃははは！！ ヒー！
お腹痛いにゃ、にゃははは！！
アイリス
ぷっ……く、
きゃ、キャトラ、あの……
アイリス
ふふふっ。
キャトラ
もー！ アイリスまで……早く！
元に戻してェ－－！
中級：にゃんとステキな旅 2面開始時
？？？
──ここで、問題。
？？？
君がいるのは、いま６時。さぁ、
＜オヤツを食べに行く時間＞だよ？
キャトラ
な、なによこの声……！？
アイリス
オヤツを食べる、時間……？
中級：にゃんとステキな旅 ボス開始時
アイリス
やっぱり、
この道が正解みたい──！
キャトラ
アイリス、答えが
わかってたの！？
アイリス
さっきの道、まるで時計みたいに
道が分かれていたでしょう？
アイリス
だから＜三時の方向に延びた道＞が
正解じゃないかって。
キャトラ
さっすがアイリス～！
Story 1、2、ニャクション！
ウィズ
三枚目のカード、ゲットにゃ！
アイリス
相変わらず、
すさまじい魔力ですね……。
キャトラ
こ、今度は変なことしないでよ！？
ウィズ
しないしない、
安心してほしいにゃ。
キャトラ
それならいいんだけどね……。
ウィズ
同じことを二度やっても
面白くないからにゃ……んん……？
アイリス
どうしたんですか？
ウィズ
ちょっと鼻がムズムズして……
ニャックション！
ウィズがクシャミをすると、
突如として彼女は煙に包まれる。
その中から現れたのは……
ウィズ
にゃ？ アイリス、キャトラ、
ずいぶん身長が伸びたにゃ？
キャトラ
アンタが
縮まってるのよォ――――！！
アイリス
ど、どういうことですか、
これ。一体何が……
ウィズ
ああ、実は元の世界では
いつもこの姿で、人間に
戻る方法を探してたにゃ。
ウィズ
どうやらカードが集まると、
元の世界の姿に
近づくみたいだにゃ？
キャトラ
それじゃあ、
カードは集めないほうが良い
ってことなの？
ウィズ
そうもいかないにゃ。
集めないと、そもそも
元の世界に帰れ……んん……。
アイリス
こ、今度はどうしたんです？
ウィズ
あくびが出そうで……
ふにゃ～……。
ウィズ
……あれ、
人間に戻ってるにゃ！？
なんなんだにゃ……。
キャトラ
くしゃみで猫になって、
あくびで元に戻るのかしら。
ウィズ
ふにゃ～。
＿人人人人人人人人人人人人人人＿
＞ ニャックション！ ＜
￣ＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹ￣
キャトラ
ウィズの体って
一体どうなってるの……？
アイリス
さ、さあ……？
上級：海辺の謎と激しき攻防 開始時
？？？
──問題。
？？？
正しい道に進むための手がかりは、
＜黄金よりは早いけれど、聖水より
遅く訪れるもの＞の中に──
上級：海辺の謎と激しき攻防 クリア時
キャトラ
はい！
アタシさっきの答え、わかった～！
キャトラ
金よりも早くて、水よりも遅いのは
……木曜日！
キャトラ
だから、木箱の中のスイッチが
正解だった！
アイリス
キャトラ、すごいじゃない！
キャトラ
へっへ～ん！
アタシに、まっかせなさ～い！
Story 4ひく2は「疲れる」
ウィズ
アイリスは優しいにゃ、
猫の扱いを心得ているにゃ。
アイリスに撫でられながら、
ウィズは心地よさそうに
目を細めている。
アイリス
ありがとうございます、
ウィズさんも毛並みがキレイで、
ステキですよ。
ウィズ
にゃはは、照れるにゃ♪
キャトラ
まったくもう、
完全に味をしめてるわね……。
ウィズ
わりと猫の体も悪くないもんにゃ。
人間には撫でてもらえるし、
みんな親切にゃ。
キャトラ
あ、わかるわそれ。
想像以上にみんな優しいのよね。
ウィズ
キャトラはなかなか
話がわかるにゃ♪
キャトラ
それはどうも。そんなことより……
キャトラ
はやくアイリスの腕から
降りなさいよ、
ちゃんと自分の足で歩く！
ウィズ
はいはい、わかったにゃ。
……まったく、キャトラは
うるさいにゃぁ。
言いながら、
ウィズはため息をついて
アイリスの腕から降りる。
そして数歩歩いたあと……
ふたたび、
猫に戻ってしまった。
アイリス
どうしたんですか？
ウィズ
二本足で歩くのすごく疲れるにゃ。
ウィズ
このほうが楽にゃ……
う－ん、人間に戻るのも
少しかんがえないとにゃ……。
アイリス
えええぇ――――！？
ウィズ
とはいえ猫だと人間ほど
自由に食事できないし、
どうすればいいんだにゃ……。
キャトラ
悩むトコロそこなの！？
超上級：二本の足で進め！ 開始時
？？？
──問題。
？？？
最初は赤ちゃん、次は青年、
そして最後は、
黄昏【たそが】れの老人──
？？？
果たして君は、無事にこの道筋を
歩めるのだろうか？
超上級：二本の足で進め！ ボス開始時
アイリス
はぁっ、はぁ……
赤、青、黄色のルーンを持った
女神像の置かれた道が、正解だった
というわけですね──！
キャトラ
な、なるほど……！
老人とか言ってたのは
ひっかけなわけね！
キャトラ
どこかに赤ちゃんが隠れてるのかも
って、探しちゃったわよ！
絶級：その深淵の色は 開始時
？？？
──問題。
？？？
３匹のハチが、ある方角へ向かって
飛び去って行った。
さて、それはどの方角だろうか？
？？？
＜東＞だと思うなら右へ、
＜西＞だと思うなら左へ進め──
絶級：その深淵の色は 2面開始時
キャトラ
この問題わかった～！
ハチが３匹ってことは……
８×３で２４！ だから正解は、
２４＜ニシ＞の方角ね！
？？？
──次の問題。
？？？
白と黒を掛け合わせると、
ある＜ネコ科の動物の色＞に
なるらしい。
？？？
それが＜獅子色＞だと思うなら右へ
＜虎色＞だと思うなら左へ進め──
キャトラ
シロと、クロを、掛け合せる……？
絶級：その深淵の色は ボス開始時
アイリス
４６＜シロ＞と９６＜クロ＞を
かけ算すると……
答えは４４１６＜シシイロ＞ね！
キャトラ
さすがアイリスぅ～！
……って、なんか
強そうな魔物が！？
破滅級：最後のカードを求めて 2面開始時
？？？
──問題。
？？？
誰とも向き合うことができない
＜孤独な財宝＞を──
君は見つけ出すことが
できるだろうか？
？？？
立ちはだかる＜たぬきの王＞を
倒せば、ここより先に進むことが
できるだろう──
破滅級：最後のカードを求めて ボス開始時
アイリス
誰とも向き合うことができない
＜孤独な財宝＞を見つける──
アイリス
つまり、開く方向が向き合っている
宝箱はすべて、
ワナになっていたのね。
キャトラ
誰とも向き合わないなんて
モッタイない！ アタシが喜んで
お友達になってあげるわよ～！
Story 冒険のはじまりにゃ
ウィズ
……これが、最後のカードにゃ。
ウィズはカードを手にし、
それを持っていたドラゴンを見た。
＿人人人人人人人人人人＿
＞ グルル…… ＜
￣ＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹ￣
ウィズ
お前、このカードが
欲しいのかにゃ？
低い唸り声をあげていたドラゴンは
その言葉に静かにうなずく。
アイリス
もしかして、
そのカードのお陰で、
言葉が伝わってる？
ウィズ
そうみたいだにゃ。
だから、このカードが
なくなれば……
ウィズ
こいつは、タダの魔物に
なってしまうにゃ。
キャトラ
そんな……。
悲しい目をして、ドラゴンは
ウィズを見つめている。
ウィズ
だから、このカードは……
こうするにゃ！
ウィズはカードを手にすると、
魔力を込める。
そして、そのカードを
ドラゴンにそっと押し当てた。
アイリス
ウィズさん！？
キャトラ
どうするのよ、元の世界に
戻るんじゃなかったの！？
ウィズ
そのつもりにゃ。
でもそれは今じゃなくても
いいにゃ。
ウィズ
戻る方法はみつかったにゃ、
だからこれを、
お前に預けておくにゃ。
にゃはは、とウィズは笑う。
それに応えるように、
ドラゴンも一度低く鳴いた。
ウィズ
さぁて、そろそろキミたちの拠点に
連れて行ってほしいにゃ。
ウィズ
この世界、きっと冒険するところが
いっぱいあって……
ウィズ
退屈しないにゃ？
アイリス
もちろんです！
キャトラ
歓迎するわ！
ウィズ
そうと決まれば……
行けるにゃ？
＿人人人人人人人人人人人人人＿
＞ グオオッ！！ ＜
￣ＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹ￣
翼をひろげて、
ドラゴンは大きな鳴き声を上げた。
ウィズ
さあ、みんなこの子の背中に
乗るにゃ、冒険の始まりにゃ！！
