ジルベスタ版ディーン・思い出
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ジルベスタ版ディーンの思い出とボイス
思い出1
ディーン
やあみんな! 久しぶりだな!
ディーンだ!
主人公
♪
(※パチパチパチパチ!)
ディーン
おっ、ありがとう!
ありがとうみんな!
ディーン
いやーこの島のみんなは、
いつも褒めてくれるよなー!
ディーン
マジ嬉しいぜ!
キャトラ
いくらでも褒めてあげるわ。
アタシらでよければ。
ディーン
そうそう土産があるんだ。
うちの島で作ったやつだぜ。
キャトラ
アララ、これって……
ディーン
生ハムだよ。
一本まるごとだ。
キャトラ
ぜーたくだわ!
主人公
♪
アイリス
いいものですね……!
ディーン
だろう?
うちの島の特産なんだ。
キャトラ
剣の島って、
こういうのも作ってるのね?
ディーン
畜産とか盛んなんだよ。
キャトラ
騎士のひとたちが作ってんの?
ディーン
そういうわけじゃねえ。
騎士だけじゃなく、
いろんな立場の人がいるんだ。
ディーン
俺の親父は、そういう人たちを
まとめていたんだよ。
アイリス
ディーンさん……
ディーン
俺は親父のしたことは
許しちゃいねえ。
ディーン
自分の欲望のために
たくさんの人を巻き込んで、
戦争を始めた。
ディーン
身勝手にもほどがあるぜ。
ただ、な……
ディーン
俺はもう、怨んじゃいない。
………… |
…… |
剣誓騎士団本部…… ローエングリン城。 |
ディーン
でへへへ……
キース
まだにやけてんのか!
いい加減目を覚ませ!
ディーン
いいだろ~。久しぶりに
褒められたんだしよ~。
キース
パン屋のおかみさんに
褒められただけで、
これかよ……
カレン
いいじゃないか。
ディーンのそういうところは、
周囲を明るくする。
キース
でもこいつ、いちおうウチの
総長なんたぜ。
しめしがつかねえ。
カレン
押さえつけるだけが、
治める方法ではない。
ディーン
どのみち俺には無理だ。
親父のようにはできねえよ。
ディーン
俺ができるのは、
でっかい声をだすことくらいさ。
カレン
ディーンはそれでいい。
剣誓騎士団からは、
多くの者が去ったが……
カレン
新たに門をくぐったものも多い。
ディーンが率いるのは、
そういう騎士たちだ。
カレン
だが──
ディーン
何だよ。
カレン
君は知らねばならない。
思い出2
カレンは、一冊の本を ディーンに手渡した…… |
ディーン
な、なんだよこれ……
日記じゃねえか……
カレン
資料を整理したら出てきた。
前総長の日記だ。
ディーン
……読まねえよ。
カレン
……ディーン。
私達は、知る必要がある。
カレン
我ら剣誓騎士団が、どうして
野望の走狗となり……
帝国に対し戦端を開いたのか。
ディーン
だったら、お前が読めばいいだろ。
カレン
私も読む。だが、まずは君だ。
ディーン
なんで俺なんだ!
カレン
君が前総長カイデン・バルトの
息子だからだ。
………… |
…… |
ディーン
畜生、カレンめ……
あいつ本当に甘くねーのな。
キース
しょーがあるめえよ。
ディーン
だいたい俺が親父のことを
知ってどーすんだよ。
キース
情報は必要だろ。
ディーン
俺には活かせねえよ。
そうだキース、お前が読め。
キース
それじゃ意味ねーんだよ。
ディーン
なんでだよ。
キース
お前は総長だ。
あれこれ考えるんじゃなく、
思いに応えるのが仕事だ。
キース
お前の親父がどうして
あんだけのことを
しでかしたのか……
キース
それを知るのも、
受け継ぐってことだろう。
ディーン
わかった。わかったよ……
ディーン
だけどよー。親父の日記とか、
読みたいか普通?
キース
ぜってー嫌だ。
………… |
…… |
部屋に残されたディーンは、 日記を睨んでいたが…… |
ディーン
……くそっ……
(※パラッ……)
ようやく、ページを開いた…… |
思い出3
ディーンは、日記を読みながら…… |
しかめ面をしていた。 |
カイデンという男は── 実に退屈な男だった。 少なくとも日記の上では。 |
ディーン
そりゃー他人の日記が
面白いってことも
ねえだろうが……
ディーン
単なる覚え書きだぜ、
こいつは……
日記の大半は、 一日に起こったことの 簡潔な記述である。 |
プライベートな内容は皆無。 そして── |
ディーン
今の所、一行も無しか……
家族のことを書いた記述が、 一行どころか、 一文字もない。 |
ディーン
……はー。マジで関心が
なかったみてえだな……
ディーン
予想通りではあったがよ……
しかし……
ディーン
俺が生まれた日も……
何も書いちゃいねえ……
ただひたすらに己を高め、 周囲の期待に応え続ける男。 |
己に厳しく、 そして当然のように 他人にも厳しい。 |
ディーン
……おっ、これって……?
俺のことか……?
カイデンの日記
……午後は管区を視察。
設備の拡充の必要あり。
カイデンの日記
できそこないが城の中にいない。
どうして手間をかける?
ディーン
あー、そういや城を抜け出して
街までいったことあったな……
ディーン
できそこないねえ……
(※ペラッ……)
ディーンはページをめくる。 |
以降、しばらく記述はない。 だが唐突に── |
カイデンの日記
できそこないが、
騎士の真似事をしていた。
何を考えている?
カイデンの日記
俺に褒められたいとでも
思っているのか?
ディーン
……へえ。
カイデンの日記
無能の努力ほど……
醜いものはない
ディーン
うおおおおおお!!
(※ガターン!!)
ディーンは机をひっくり返した! |
ディーン
ふざけんじゃねえ!!
ディーン
こっちだって好き好んで
お前の息子に
生まれたんじゃねえ!
ディーン
こんなもん!!
(※バッ!)
ディーンは日記を握り…… |
窓の外に捨てようとしたが…… 必死で自制した。 |
ディーン
……くっそ……闇とかのほうが、
まだマシだぜ……
思い出4
キース
おい、ディーン。大丈夫か?
ディーン
ああ、大丈夫だよ……
キース
本当か?
ディーン
よっと……
ディーンは照明用のルーンに ソウルを流した…… |
ディーン
ウッ……今日は一段と……
こたえるな……
キース
おい、そういうのは俺がやるから。
ディーン
いーんだよ。これくらいは
俺にもできる。
キース
無理してんじゃねえの?
俺相手にそんな必要あるか?
ディーン
笑っちまうよな……
ルーン一つろくに使えねえ、
そんな騎士がいるかよ。
ディーン
確かにできそこないだよな……
キース
おいディーン、なんだそりゃ。
お前の必殺技はどうした。
ディーン
何の話だよ。
キース
自画自賛だよ。
てめーのやってんのは、
その逆だろ。
ディーン
褒められる価値もねえってのに……
自画自賛もねえだろうが……
キース
おい……
キースは、机の上にある 日記に目を留めた…… |
キース
今日は寝ろ。
ディーン
いーや。読むぜ……
あと少しなんだよ……
キース
ディーン……てめぇ……
ディーン
あの野郎の息子だからじゃねえ……
ディーン
俺は、総長として、前総長の器を
測らねえといけねえんだ。
キース
まだやる気なのか。
ディーン
たかが日記読むだけだ。
なめてんじゃねえ。
ディーン
気になることもあるしよ……
キース
……忘れてたぜ。
ディーン・バルトって奴は、
追い詰めた後か怖いってな。
ディーン
そういうこった……!
………… |
…… |
キース
副長、あんたは読んだのか?
カレン
読んでない。
キース
あいつがあそこまで
追い詰められるって、
普通じゃねえぜ。
カレン
いつかは、向き合わねば
ならないことだ。
キース
確かに親父ってのは、
そういうもんだがな。
カレン
ディーンはこれしきで
折れはしない。
キース
へえ。
カレン
ディーンは総長の器だ。
混迷極まるこの時代に、
騎士のあり方を示す男だ。
キース
それ直接いってやれよ。
すげえ顔になるぜアイツ。
カレン
そこまで私は甘くない。
思い出5
ディーンの机には…… 山程の資料が積まれていた。 |
ディーン
……この日か……
カレン
ヴァルミア島の件か。
ディーン
そうだ。
うちも関わってるんだろ?
カレン
日記にその件が?
ディーン
ああ。
カレン
連邦は島の利権を奪うため、
ヴァルミア島を狙った。
カレン
直接手は出さず、
剣誓騎士団を動かしてな。
ディーン
……ヴァルミア島の人たちは、
闇を信仰してたっていうが……
カレン
そんなもの、根も葉もない噂だ。
カレン
しかし剣誓騎士団は、
鋼の国の要請のまま、
査察の名目で島に進駐。
カレン
抗議活動に対し武力を用いた。
その後は知ってのとおりだ。
ディーン
……俺の親父は、
眉一つ動かさなかったってな。
カレン
日記には?
ディーン
数字だけだ。
ディーンがつぶやいた数字に、 カレンは眉をよせる。 |
カレン
……虐殺された人の数だ。
ディーン
……俺の親父は、責任を……
感じてたのか……?
カレン
私にはなんともいえない。
日記はどこまで読んだ?
ディーン
……多分、次のページで……
俺の母さんが死ぬあたりだ。
………… |
…… |
キャトラ
ディーンのお母さん……
確か……
ディーン
殺された。
犯人は見つかってない。
ディーン
親父が本当におかしくなったのは、
それからだ。
キャトラ
そうだったのね……
ディーン
俺は次のページに何が
書かれているか考えた。
ディーン
今までどおりだったら、
多分何も書かれちゃいねえ。
ディーン
親父はそういう男だ。
母さんも俺も、重荷でしかねえ。
ディーン
だが……俺の見た親父は、
背負ったものを捨てられねえ
不器用な男だ。
主人公
…………
ディーン
わかっちまったんだよ……
親父が救いを求めた理由がな。
ディーン
剣誓騎士団は、
戦争をするための道具だった。
ディーン
だが、騎士がそれでどうする。
俺達は平和を守るのが
仕事だろうがよ。
ディーン
親父はその矛盾を一人で
抱え込んだ。
ディーン
その結果があの戦争だよ。
主人公
…………
主人公
………!
ディーン
お?
どうした主人公?
思い出6
(※主人公が光る)
ディーン
ひさしぶりだなあ。
主人公の
独特の褒め方。
ディーン
なんつーか元気が出てきたぜ!
主人公
♪
ディーン
まー心配すんなよ。
この件についちゃ、
もう片付いてんのさ。
主人公
(?)
………… |
…… |
数ヶ月前。 ローエングリン城・練武場…… |
ディーンは、鬼気迫る様子で 剣を振るっていた…… |
ディーン
次!!
中年の騎士
いくぜ! ディーン坊!
(※ババッ!)
(※キンッ──!)
(※バタッ!)
ディーンは一撃で 騎士を吹き飛ばした! |
(※タタッ!)
中年の騎士
ぐはっ!!
ソウルを使った戦闘技術、 神気剣…… |
ルーンを使えぬディーンにとって、 ただ一つの騎士として 戦うための術。 |
部隊長
なんと凄まじい……
この力、前総長に匹敵する……!
ディーン
生きてるうちに……
もっと話しておきゃよかったな。
ディーン
親父……あんたは強かった。
ディーン
だがきっと、それだけじゃ
足りねえんだよ……
ディーン
次! どんどん来い!
………… |
…… |
疲労は頂点に達したが…… 気力は高まっていた。 |
ディーンは日記を手にする。 |
日付はディーンの母、 セリア・バルトが 帰らぬ人になった日。 |
セリアは何者かに暗殺された。 未だ犯人は不明である。 |
なぜ母が死なねば ならなかったのか── |
冬の国の宰相を父にもつ セリアは、ガランド家の機密を 知る立場にあった。 |
だから、冬の国が消した──とも。 |
復讐であるとも…… 宰相は、国民に酷く 恨まれていたこともある。 |
(※ペラッ……)
ディーンは最後のページを開く。 |
ディーン
これか……日付はあの日だ。
記されていたのは、 ただー文。 |
カイデンの日記
私は、獣にならねばならない。
それ以降のページは、 白紙であった── |
ディーン
親父……
ディーン
何の思いもねえのに、
こんなことは書かねえよな……
ディーン
あんたは世界を変えたかったのか?
それとも壊したかったのか……?
ディーン
俺はあんたに、
褒めてもらいたかった。
ディーン
でも、今は……
あんたを褒めてやりたい。
………… |
…… |
ルーンをもたぬ人が成し得た、 戦うための術、神気剣…… |
人間がもつソウルを、 武器とする技術。 |
力を持たぬ少年が選んだのは、 そのような技術であった。 |
カレン
さらなる高みに達したか。
ディーン。
ディーンは、剣を構えたまま、 黙祷している…… |
ディーン
高み、ねえ……
ま、そういうもんかも
しれねえけどよ……
ディーン
なんか、俺も生きているし、
お前も生きてる、みたいな……
ディーン
剣を握るたびに、
なんかそういうことを
考えるようになったかな。
カレン
ほう……
ディーン
ところでカレン、
今俺を褒めたよな?
カレン
評価はしたとも。
ディーン
いや~嬉しいな~。
いままでニヤけるのを
我慢してたんだぜ~。
カレン
君は変わらないな。
ディーン
変わらねーよ。
お前らがいる限りな!
ボイス
状態 | ボイス |
---|---|
キャラ詳細画面 | |
Lvアップ | |
スキル | |
AS1 | |
AS2 | |
交代時(入) | |
交代時(出) | |
クエスト開始時 | |
クエスト中放置 | |
クエストクリア時 | |
戦闘不能時 | |
タウン1 | |
タウン2 | |
タウン3 | |
タウン4 | |
タウン5 | |
攻撃1 | |
攻撃2 | |
被ダメ1 | |
被ダメ2 | |
被ダメ3 | |
手を振る/お辞儀 | |
バンザイ/ハイタッチ | |
土下座/頭を抱える | |
温泉 |
プロフィール
名前 | ディーン・バルト |
---|---|
声優 | 逢坂良太 |
二つ名 | 賞賛を願う騎士 → 剣誓騎士団総長 |
タイプ | スキルタイプ |
モチーフ武器 | ナイツオーダー |
キャラ説明 | 剣誓騎士団の総長になった若き騎士。 褒められても奢ることなかれ。 |
その他の情報 | ||
種族 | 人間 | 騎士、総長 |
---|---|---|
年齢 | 18歳 | |
出身地 | 連邦加盟国・剣誓騎士団領<剣の国> | |
所属 | 剣誓騎士団 | |
人間関係 | ||
副長 → カレン 父 → カイデン 相棒 → キース |
同時期登場キャラ
ジルベスタ物語 ~おてんば姫と義勇の騎士~ 2019/05/31
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