GENPEI WARS Story
開催期間:7/24 ~ 7/31
ギオン・テンプルの鐘の声、ジェネレーターの
響きあり。
LEDの花の色、ウィナー・マスト・ロスのル
ーチンを表すー―
目次
Story1 鏑矢アラート
ギオン・テンプルの鏝の声、
ジェネレーターの響きあり。
LEDの花の色、
ウィナー・マスト・ロスの
ルーチンを表す。
おごれる人もノットエターナル。
スプリングナイトドリームの如し。
ハイスペックもついにはレガシー。
ひとえにメタルストームの前の
ジャンクパーツに同じ。
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| ベンケイ | シャナオウ | ゼロキス |
見参ログインッ!
状況インストールッ!!
大将、あんたのそりゃあ、
いったいなんだ?
こういう作法なんだよ!
それよりお前、なんで
ついてきたんだ。
地の果てまでもついていくって
いっただろうが……
水くせえなあ。
ううう~やりにくい!
で、その人はどうしたんだ。
は、はなしてよ~ベンケイさんつ!
あんちゃんか?俺のツレだ。
そこらにいたんで、連れてきた。
おいおい、ここは
『エリア・シキシマ』。
生身の人間には、危ない場所だぞ。
な、なんで、そんなとこに
連れてきたんですか~!
落ち着けあんちゃん。
見たとこフツーじゃねえか。
普通だったら、いいんだが……
あーん……?
―同の立つ場所に、ミサイルが
着弾した!
うわー!
よいっと……
フン、あぶねえあぶねえ。
こちらを狙ったんじゃないな。
流れ弾だ。
えーっと、
ここ、どういう島なんです?
簡単にいえば、
我らMINAMOTOと、
敵であるTAIRAが
争う係争の地だ。
俺には、この先の街を占拠する
TAIRAを討ち果たすという
タスクが与えられている。
……なるほど、面倒に
巻き込まれた……
つてわけだね。ははは……
賑やかなー同の鼻先を、
蝶が行き過ぎる…
…………
………
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| ダージ | リンプイ |
一同からかなり離れた
場所…………闇に潜むものたちがいた。
ダージは、肩に止まった蝶に
話しかける。
そろそろ連中、島にやってくる
ころあいだな。おいリンプイ。
どーだ。
モハメドーンが、ターゲットを
見つけたの!
蝶は、少女の声を返す。
この『忍蝶』は音声を伝遥
させることがでさるのた。
でかしたぜ畜生。
ちょっと何話してるのか
教えろや畜生。
畜生じゃなくてリンプイなの!
えっとね、なんか
『TAIRA』の街に行くって!
正面からぶつかるってのか。
バカな奴らだ。おいリンプイ、
お前はここで偵察と警戒。
あたしは大丈夫なの。
ダーさんとー緒にいくの!
お前はバックアップだ。
チョウサクはこのまま
借りてくぜ。
リンプイの『忍蝶』を連れて、
ダージは闇の向こうに
飛び去った。
| 初級:魁デストロイ | |
| いっとくが、遊びじゃないんだぞ。 | |
| ヒマツぶしにはちょうどいいせ。 | |
| わかった! これは夢だ! | |
Story2 阿頼耶識コマンド
シャナオウ主従は、峠より
目前に広がる街を
見下ろした。
ここが機械の街……?
そうは見えませんけど。
最近は、人間そっくりのボディを
作れるようになってるからな。
見た目だけか?
『心』も実装されている。
人のそれとは仕組みが
異なってはいるがな。
仕組みがちがうって、
どういうことなんです?
この島の民人は、
この島を離れては
『心』を保てない。
民人は、この島にある
<認識のルーン>と接続を
行わねば、フレーム問題を
処理でさないんだ。
島を離れても心をもてるのは、
俺のようなスタンダロンタイプに
限られる。
えーっと、よくわかりません……
フン、心なんかあるから、
煩悩が生まれるんだ。
でも、心がなくちや、恋も
できないじゃないか!
心があるから、人は際限なく
ほしがり、思い通りに
ならぬものを憎み、
道理に昏くなるんだ。
全く救えねえな。
ベンケイのいうこと、一理ある。
『心』が芽生えたからこそ、
MINAMOTOとTAIRAは
敵対したのだ。
そして俺も……心があるから、
迷うのだろうな。
煩悩即菩提ってもんよ。
よし、さっそく焼き払うか。
ちょ、ちょっと!!
……兄より下された命は、
街を支配するTAIRAの討伐――
犠牲は問わぬといわれている。
悩む一行の鼻先で、蝶が舞う。
…………
………
なんか連中、どーでもいいことを
悩んでるなあ。
ダーさん。ダーさん。
ここの人たち、みんなメカなの?
ああ、そーらしいな。
でも、あたしにはみんな
人間と同じに見えるの!
そうだな。この島の連中、
まるで人間だ。
俺にはそこがムカつく。
連中の話、わからないでもねえ。
心なんてものがあるから、
人間はムかつくのさ。
確かに、悪いことを考えるのも、
心があるから……なのかもなの。
ところで、リンプイ。
例の手筈はどうなってる。
ちゃんとやれんだよな?
なの?
例のってったら、そらアレだろ!
あ、ちゃんと生ハムメロンを
もってきたの!
ダーさんのぶんも!
それじゃねえ!!
| 中級:沙羅双樹ドグマ | |
| 俺を試すつもりか、兄上。 | |
| 悩んでるねえ、パパ。 | |
| ぱ、パパ!? | |
Story3 もののふスピリット
さて、ぶっとばすか。
これも諸行無常だ。
ぽ、僕はやりませんよ!!
お前たち、手を出すな。
遠からんものはセンサーにて聞け!
近くは寄って光学系で見よ!
我こそはMINAMOTOが将、
シャナオウなり!
この<八龍のルーン>の輝きを
恐れぬものは、かかってまいれ!
シャナオウの胸に、光の粒子が
集まり、―つの結晶になる。
あ、あのルーンは!!
MINAMOTOよ!!
MINAMOTOの将が
せめてきたわ!
おいおい大将、なんでわざわざ
名乗った上に、
場所を教えるんだ。
たしかに、将のやることじゃ
ないかもしれないよな。
タスク外の行動……これでますます
兄に疎まれることになりそうだ。
そうか、シャナオウさん、
街のみんなを逃がすために……
酔狂なもんだな、大将。
だがそれも一興か。

MINAMOTOノ『シレモノ』が
『デリート』シテクレヨウソ!
(……逃げてくれ、みんな………
むっ、このようなときに
通信か)
シャナオウ殿。早くTAIRAを
デリートいたしたまえ。
申し訳ありませぬ。
状況のエミュレートに、
時間がかかりました故。
シャナオウ殿、TAIRAについた
ピープルを守ろうというのか。
それがし、戦闘用デバイスで
あるまえに、MINAMOTOの
将でありますれば!
見事なる武者ぶりなり。
シャナオウ殿。お志を貫かれよ。
後は万事、この作戦指揮
AIユキヒラにお任せあれ。
ユキヒラ殿……
ありがとう。御身のお心遣い
嬉しく思う。
ダーさんダーさん!
なんであの人自己紹介
したの?
さーな。気まぐれだろ。
だが困つたな。乱戦に
なったら手が出せねえし。
……畜生、ムカつくぜ!
TAIRAの者どもよ、
いざ尋常にッ!!
ハッソウブースト!!
| 上級:―命バトルフロント | |
| いさ征かんバドルでフィールド! | |
| 物足りんぜ。 | |
| なるほど、ピンチだった。 | |
Story4 仁王スタンド扇ターゲット
ステータス『アッパレ』ナリ、
シャナオウ!! ダガキサマノ
ステータスハスデニ
『ムネン』ナリケリ!
町中から、TAIRA方の
機械兵士が殺到する。
ま、また敵がきたあ~!?
むっ、大将っ!!
ハッ!?
むおおお!
ベンケイは、機械兵士の銃撃に
ー人で立ちはだかった!
ベンケーイ!!
……ベンケイッ……
お主……俺のために……
ベンケイは、仁王立ちのまま、
動かない……!
……う、うそだろ、
ベンケイさん……
あんたが、こんな……!
くっ……この俺に、もっと
力があれば……!
あー、かゆ。
ペンケイ!?
この程度でくたばるかよ。
ですよねー!!
あっぱれなり、ベンケイ!
……むっ? 高熱源体が接近?
なんですか、それ?
あれじゃねえか。
ああ、ミサイルのことか……
て一!! ミサイル!!
フハハハ。コノ『ミサイル』ヲ
イヌイテミヨ!
くっ!
この街ごと我らを葬るつもりか!
どどどどどうしましょう!
ゼロキス殿、貴殿の弓が頼りだ!
やってやれ、あんちゃん!!
え、えええ~!?
あんちゃんは、やるときは
やる男、だろ? かっこいいとこ
見せてみろよ。
くそー!!
できれば女の子にそう
いわれたかったー!!
ゼロキスは矢を放った!
矢は……
ミサイルの信管を射抜く!
ステータス「ミゴト」ナリ!
ホメテヤロウソ。
や、やったああ!!
女のハートは外すのになあ。
ゼロキス殿、
次はやつの眉間を撃て!
ぽ、僕がですか~!?
| 絶級:合戦インカミング | |
| 山を貴いてドライヴするまでよ! | |
| じゃ、高山絶所を縦横するかい。 | |
| わ、わ、二発目のミサイル! | |
Story5 因果プレードハート
ハーッ!!
シャナオウは、TAIRAの将の
AIが宿るメカを破壊した!
討ち取ったりー!!
ステータス『アッパレ』ナリ、
シャナオウ……!
データ……アップロード……
汝の辞世の句、確かに
ダウンロードした。
往生するかよい。
やった! やりましたよ!
さすかだな、大将。
これもゼロキス殿のおかけだ。
その業前、今後も
活かしていただきたい。
い、いやあそれほどでも……
えっ、今後!?
ありがとうございます。
シャナオウ様。
街の人たちですね!
ステータスは、クリーンであるか。
はい。街の者たちに、
フェイタルダメージを
受けたものはおりません。
よかった……
シャナオウ様と、主従の方々に
救っていただかねぽ
いまごろこの街は……
いや、俺が攻めいらねば、
そもそも危険にあうことも
なかったはずだ。許せ。
だよなあ。そもそもアンタが
いなければ……こんなことにゃ
ならなかったのさ。
商人の手が、シャナオウの胸に
突き立った!
ぐはっ!
大将!
しゃ、シャナオウさんっ!!
商人の手の中には、輝く
<八龍のルーン>がある!
じゃあな、あぱよ。
てめえ!!
シャナオウさん、しっかり!
……く……不覚フォルト……
大丈夫か。おい。
しばらくは、大丈夫だ。
俺はいいから、あの者を追え。
あのルーンは、機械生命体を
進化させ、さらなる力を与える。
悪しき者の手に、渡してはならぬ。
大将、立てるか。
ああ、だがもはや俺に、
タスクの、実行は……
わ、わかりました。僕らに任せて、
シャナオウさんは
ここで安静に!
そうじゃねえだろ。
えっ!?
てめえだけ寝てるつもりか?
根性入れろや根性!
根性で、フェイタルダメージが
覆りはせん。俺はもっとも
効率の高い戦術を……
効率とかじゃねえだろ。
あんたはどうしたいんだ。
……決まってる。
あの野郎の面を、
ぶちのめしてやりたい。
……それか、心ってもんだろ。
大将。
心か………面倒なもんだな、
全く。
征くぞお前たち。
あの痴れ者クラヅカーより、
ルーンを取り返す!
| 破滅級:決戦ファーストバレー | |
| このまま倒れはせん! | |
| 殴り返すも悟りの道よ。 | |
| シャナオウさんを助けるんだ! | |
最終話 応報ジャッジメント
そこは、エリア・シキシマの
奥深くに瞬された、
秘密の工場施設……
40のセキュリティゲートを
くぐり、ダージは施設の
最深部に到達した。
さすがに厳重だな。
ムカつくぜ。
ダージの肩に止まった蝶は、
ふわりと宙に舞い、消えた。
……ダージよ、首尾よく
成功したようだな。
誰もいないサーバールームに、
声が響き渡る。
フフフ……
MINAMOTOにつたわりし
機械進化を為さしめるルーン。
ああ。これが<八龍のルーン>だ。
ついに我が手に……!
オイオイ、報酬が先だろう?
そうであったな。
刹那、数百条のレーサー砲撃が、
忍者の体を蒸発させる。
残されたルーンを、マシンハンドが
つかみ取った。
ヒャハハハハ!!
ついにこのAIユキヒラが……!
あーあ、お前ら、そういうとこ
『人間』だよな、全くよ。
なっ!?
わ、わしのサーバールームが!!
工場のいたるところに……
蝶たちか舞っている。
蝶たちは、輝く鱗粉をまさ散らす。
鱗粉は爆発し、炎を上げた。
蝶々地雷なの!
ダーさんと一緒に
忍び込んでたの!
やれやれ、『手筈』どおりいって
よかったぜ。
あいつは半人前だが、
忍法はー級だからな。
いや、鱗法かい。
忍者は、虚空の中から
降り立った。その身には
傷―つない。
き、貴様ッ……!?
数か月前。この工場で作られた
兵器の実験で、関係ねえ島が
犠牲になった。
……あ、あの島かッ!?
俺はどうでもいいんだが、
雇い主がお冠でね。
手を下した奴を
消してほしいってよ。
いちおう確認しとくが、
てめえの差し金……だな?
AIユキヒラさんよ。
…………
………
くそっ、あの忍者ヤロー、
みつからねえ!
シャナオウさん、大丈夫!
……予備電源が、ある……
ダガ、モウ、ダメカモ。
気合いで発電しろや!
なんだ、お前らまだいたのか。
ダージは、八龍のルーンを
投げてよこした。
返すぜ。じゃ一な。
お。
こ、これはシャナオウさんの……!
……貴様、名は。
『弔いの歌』よ。
フッ……なんとも、
雅な名だ。
…………
………
働いたら腹減ったな。
ムカついてきたぞ。
飛行島の宿屋さんで、
ご飯にするの!
ガツガツッ! ガッ、ガッ!!
むしゃむしゃむしや。
ごふっ。
ぎゅいーん……
ぎゅいーん……

いらっしゃい、ダージさん。
リンプイちゃん。
……アジフライ定食。
私はのり巻きセットなの!
カッパ巻き食べるの!
……フン。
えっ?
ふう、充電まであと3分か。
今日は宿屋が賑やかね!
りんりんぷんぷんなの!

飛行島 思い出









