エビチリ・梅影探踪
神筆エビ
川沿に通ったとき、突然に見立てている人影が見えた、一体誰だ――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
崖からの帰り道、川のほとりを歩いていると、見過ごせないくらいに派手な格好をした人影が見える。
注視すると、川のほとりで取材を受けている千里のようだ。
さすがは、売れっ子漫画家の千里だ。挨拶がてら、誉めそやしてやろうと思い、近づいていく。
すると、急に鳥の鳴き声が響いた。
若
「千里――危ない!」
影だけ残す猛スピードで、大きな鳥が千里に向かって急降下する。
エビチリ
「わあっ!!」
「なんで僕、突つかれてんの!!」
しかし、大きな鳥に突かれた千里は、川に落ちてしまった……
若
「大丈夫だから。怖がらないで、ちょっとだけ我慢してて。すぐ助けるから!」
戦闘
VS 塩魚×4
何とか千里を川から引き上げたが、ひどい有様だった。
エビチリ
「うわっ、サイアク。全身ずぶ濡れだぁ!」
「ありがとう、○○。キミが助けてくれなかったら、魚のエサになるところだった!」
若
「なんで鳥に攻撃されたの?」
エビチリ
「僕にもわからないんだよね……」
彼のスケッチを見ると、そこには泳いでいる魚が描かれていた。その魚は、いまにも飛び出しそうなほどリアルだ。
若
「わかった!」
エビチリ
「え? 何が?」
若
「千里の絵が上手すぎて、あの大きな鳥は、本物の魚だとカン違いしたんじゃないかな!」
エビチリ
「そ……そうなの? だったら、あいつは見る目があるね。なら、許してあげよっと!」
若
「鳥が理由なく、人間を追いかけ回したりしないよね! さすが、神筆の千里!」
エビチリ
「い……いやそれほどでも! これからもがんばるね!」
「ハ……ハクション!」
若
「ほらほら、早く着替えて。火に当たるといいよ。風邪を引くといけないからね」
エビチリ
「ありがとう! やっぱり○○が一番優しくしてくれるよ!」
トマトの実験
千里ほど探していたが、人影すら見えなかった、このとき、厨房から懐かしいトマトの匂いがした――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
共通
餐庁に飾ってある絵を交換することになった。そこで、新たに飾る絵のスタイルや内容について、千里と話し合うことにした。
ずいぶんと探し回って、新たな料理を作っている千里を厨房でやっと見つけた。
若
「千里、また新しい料理を作ってるの?」
エビチリ
「うん。漫画の新しいアイデアを見つけたくてさ!」
「イノベーションを持続的に保てば、インスピレーションは尽きないからね~」
そう言いながら、彼は鍋から真っ赤な豆腐料理を皿に盛り、スプーンを渡してくれた。
エビチリ
「味見してみる? 僕が新しく改良した料理だよ!」
「ジャジャ~ン、きらめく金色の光が見えるだろ!」
若
「何これ?」
エビチリ
「僕が開発したトマト豆腐。麻婆豆腐の改良版だよ!」
「料理人の陳さんが、豆板醤にトマトソースを入れたところにヒントを得たんだ。辛みがうまく中和されるんだよ!」
若
「やっぱり、たくさんのトマトソースを入れたんだね!」
エビチリ
「○○は僕の新メニューが気に入らないの? まあ……それでもいいけどさ!」
【選択肢】
・不安になり、ちょっとだけ味見をする。
・トマトソースは好きだから、がっつり味見してみる。
選択肢
不安になり、ちょっとだけ味見をする。
若
「これは……!」
「しびれるような辛さがずいぶん和らいで、甘酸っぱさが際立ってる。初めて食べた料理だけど、ホントに素晴らしい味だよ!」
エビチリ
「そんなに褒められると照れちゃうな! キミのそのリアクション、スケッチの良い素材になるよ!」
「トマトソースは最高に美味しい万能ソースだって言ったじゃん~」
トマトソースは好きだから、がっつり味見してみる。
若
「なんて独特な風味!」
「トマトソースの甘酸っぱさに豆板醤の微かな辛さを加えて、豆腐の柔らかさと完璧にフュージョンしてる!」
エビチリ
「だから、美味しいって言ったんじゃん!」
「トマトソースの魅力には、誰も勝てないんだよ~」
共通
エビチリ
「料理人の陳さんが教えてくれたことはやっぱり正しかったんだよ。創作料理が悪いとは限らない!」
「いろんな状況で食べ物の新しい魅力を引き出すことも、優秀な料理人に必要なことだよ!」
若
「そうだね! これからあなたがトマトを使うときは、あまり邪魔しないようにするね」