魚香肉絲・梅影探踪
目次
捕まった
うとうとしてたら、徳州扒鶏が慌てて入ってきた、急用の報告があるみたい――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
徳州扒鶏
「若、若。警務部が農場で食魘の痕跡を見つけたので、ご足労願えますか」
若
「ええぇ?少し昼寝しようと思ったのに……」
「って、えっ?!待って……食魘?それは大変だ!すぐに行く!」
「徳州、宮保鶏丁たちに連絡して、みんなで策を練ろう!」
徳州扒鶏
「若?随分慌てた様子ですが、何かあったのですか?」
若
「徳州!宮保鶏丁たちを呼んできてと言ったでしょ?なのになんでこんなに早く戻ってきて?」
「それどころか僕に何があったか尋ねてどうするの?あなたが……え、いや、待って……」
徳州扒鶏
「んん?徳州は先程まで警務部で書類の整理をしていて、若のところには行っていなかったはずですが」
若
「……わかった。どうやら寝ぼけてて、あいつにやられたわ……」
魚香肉絲
「へへへっ~お兄さんがちょっとからかっただけでまんまと引っかかるとは、おバカなお魚ちゃんだよね~」
若
「魚香肉絲!やっぱりあなたか!」
魚香肉絲
「可愛い子ちゃん、前にも教えたでしょう、目の前のことに囚われ過ぎたら損するって?
今日は何の害もないただの悪ふざけ~ほんとほんと~ただの悪ふざけで~す~」
「あらら、沸点が低すぎない? これじゃすぐ判断力を失って罠にハマりやすくなるから気をつけてね~」
若
「……」
魚香肉絲
「おや?この様子じゃ、そうは問屋が卸さないってか~
じゃあ早くおいでよ、お兄さんの胸を貸してあげるから~」
戦闘
VS 魚香肉絲
若
「僕の勝ち!ねえ、今どんな気持ち?魚・香・の・お・にい・さん?」
魚香肉絲
「あらら、こりゃ参ったな……ではベイビー、次は仕置きタイムですか~」
「へへへっ、そうはいかないよ!これからマジックショーの時間だ~」
若
「コホンコホン……煙が目にしみる…!」
「あああ!あいつ丸太になってる! また目くらまし?魚香肉絲、出てこい――」