普茶料理・梅影探踪
得意な作品
普茶料理と一緒にテレビを見るとき、熟知のデザインが見えた───
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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若
「今日は一緒にテレビを見てる時間があるんだ。どうして?」
普茶料理
「さっき発注を一つ終わらせまして。今はワークライフバランスにおける『ライフ』を充実させる時間なのです。」
若
「一緒にテレビを見ることも、スケジュールに書き込んだのかなぁ?」
普茶料理
「貴方と一緒にテレビを見ることは、仕事同様に面白いのですが、その気持ちは……少しだけ特別なのです。」
若
「確認したら、今日は建築デザインに関するドキュメンタリー番組があるようでしたから。一緒に見ようと思いましてね。」
「あれっ、このデザイン……どこかで見たような。」
「普茶のデザインじゃん。すごい!」
普茶料理
「これは……このデザインは、印象に残っています。レリーフのアーチが気に入らないとかで、10回以上も修正要求をしてきたクライアントは、そうそういませんから。」
なるほど……普茶の表情を見てると悪寒がした。あまり突っ込んで聞かないことにしよう。
若
「そういえば、普茶が一番の自信作は?」
普茶料理
「一番の自信作ですか?」
「私は多くのビルや会場のデザインを手がけていますので、様々な賞を勝ち取ってきました。」
「どの作品も、もれなく私の自信作ですね。」
「そういえば、とある若い夫婦から受けた発注。彼らの新居の設計をする依頼でして。」
「彼らは心から私のデザインを気に入ってくれて、そのためにずっと前から予約を入れてくださっていたのです。彼らの目に宿る期待と信頼の想いは、私にとって、良いインスピレーションとモチベーションを与えてくれました。」
「どちらかと言うと、私のデザインは多くの人の目につくようなものではありません。しかし彼らは気に入ってくれ、幸せを感じてくれた。依頼者のそうした想いが、私にとっては何よりのご褒美になるのです。」
「そうした彼らの笑顔と感謝が私に与えてくれる感動は、授賞式会場で感じるどのような感動にも劣りません。」
「ですからあの小さな新居も、同様に私の自信作になります。」
【選択肢】
・その言葉で、普茶のことを、これまで以上に理解できたような気がした。
・本物の建築デザイナーだなって。
選択肢
その言葉で、普茶のことを、これまで以上に理解できたような気がした。
普茶料理
「それは、例えばどんな点ですか?」
若
「本物の建築デザイナーだなって。」
普茶料理
「貴方がなぜ今更そういう結論を出したのかわかりません。けれど、うれしいですね。」
「他の方と私では、建築理念が違うのかもしれません。けれど私は、建築の美しさを楽しむ権利は、誰にでもあると思っているのです。」
本物の建築デザイナーだなって。
普茶料理
「以前はそう思っていなかったということでしょうか?」
若
「そういう意味じゃないよっ!」
普茶料理
「冗談です。他の方と私では、建築理念が違うのかもしれません。けれど私は、建築の美しさを楽しむ権利は、誰にでもあると思っているのです。冗談です。」
「どれほど美しい建物であっても、敷居を過度に高くしてしまうと、人の温かみが失われ、美の生命力を奪うことになります。
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若
「そうだね。建築デザインだけじゃない。暮らしていく上での様々なことが同じかもね。普茶と話をすると、いろいろ勉強になるなぁ。」
「今度は、もっと普茶のことについて、たくさん話そうね。」
主客転倒
約束通りに普茶料理と一緒に、素食料理を学びに行って、私が厨房の変化に驚かせた。
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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今日は普茶に精進料理を教えてもらう日だったので、約束通りに厨房へと出向いた。
厨房に入った瞬間、自分が持っていた『色彩感覚』が粉々に壊されたように感じた。
近くの棚には、色彩ごとに様々な野菜が綺麗に整理され、同じ種類の野菜も大きい順に並べられていた。
若
「???」
若
「いつからいたの?」
普茶料理
「焦らなくても大丈夫ですよ。遅刻ではありません。貴方は時間ピッタリにいらっしゃいましたよ。」
若
「いやいや、そうじゃなくて。いつから厨房に来て整理してたの?」
普茶料理
「ああ───」
普茶料理
「違いますよ。」
普茶料理
「私のスケジュールは半年先までいっぱいです。貴方と約束した時間のために、私は余暇の時間を確保しました。約束した時間より早く来ていたから、私の仕事に影響が出ると心配していますか?」
普茶料理
「私の特技は整理整頓です。だからそれほど時間は要しません。また何よりもこの準備は、必要かつ有意義なことですしね。そういえば、貴方も自分の厨房をもっと片付けたほうがいいですよ。ずいぶんと散らかっています。」
【選択肢】
・そうだね、普茶の言う通りだ。
・十分、片づいてると思うけど。
選択肢
そうだね、普茶の言う通りだ。
普茶料理
「前回もそう言ってましたね。変化がないのは良いことかもしれませんが……。」
普茶料理
「今日、私が厨房に来たときも、全く変わってはいませんでした。」
若
「次、次こそはきっと!」
十分、片づいてると思うけど。
普茶料理
「貴方の考えは、行動から伝わってきます。」
普茶料理
「この前、貴方はきちんと整理をすると仰っていましたが、今日もやはりニンジンと白菜を一緒に置いていますし、調味料の容器も高さがバラバラ。トウガラシと花椒は相変わらずごちゃ混ぜです。」
若
「ご、ごめんっ!」
普茶料理
「『ごめん』と言いながら、次もまた同じことをするのでは?」
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普茶料理
「まぁいいでしょう、調理を始めましょう。」
そう言いながら、彼は慣れた手つきで必要な野菜を手が届くところに置いてくれた。
若
「よし、ここが腕の見せどころだね。」
そう言うと、普茶が綺麗に並べた野菜を自分の扱い慣れた順番に並べ替え、高い順に並んだ調味料の容器も、取りやすいように自分の前に持ってきた。
普茶料理
「───!」
普茶が駆け寄り、いきなり奪い取るように元の位置へとそれらを戻した。それを見て驚いた私に、彼は言った───
普茶料理
「……手伝いましょう。」
その後は、必要なものを取ろうとする度に、自分よりも素早く、アシスタントのようにサッと手渡してくれた。
『阿吽の呼吸』で、普茶が前回教えてくれた精進料理を完璧に再現する。
彼の方を振り返ってお礼を言おうとしたとき、彼は汗だくになって、息を切らしていた。
若
「……どうしたの?料理を作った本人より疲れてるみたいだけど?」
普茶料理
「何でもありません。貴方は才能に恵まれています。もう、一人前ですね。」
若
「でもまだ、成長の余地が沢山残されてると思う……また今度教えてくれる?」
普茶料理
「貴方の成長を追求する心は賞賛に値します……えぇ次は、美味しいお茶を持参してきてくれますか。私が冷静でいられるようにね。」
大改造された家
普茶料理は数日間も部屋に閉じこもっている。彼のことを心配して、部屋の扉を開けてみました。
◆主人公【女性】の場合◆
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若
「普茶、いる?」
若
「普茶、大丈夫?」
普茶料理
「大丈夫です。」
ドアを開けてくれた彼を見ると、少し憔悴しているようであった。
若
「他の食魂から何日も部屋から出てこないって聞いたんだ。『働き者』のレベルがまた上がっちゃったかな?」
若
「食事もしないなんて。そんなのはダメだよ!『人が鉄なら、飯は鋼』って言葉聞いたことない?」
普茶料理
「それは……『貴方が鉄で、私が鋼』ということでしょうか?」
若
「まだそんなつまらない冗談言う元気があるんだ。大丈夫みたいだね。この数日はいったい何をしてたの?」
普茶料理
「数日前に郭さんが開催した『空桑改造王』コンテストを覚えていますか?貴方の新しい家のデザインがテーマのイベントです。」
若
「覚えてるよ。もしかしてずっと没頭してるの?」
若
「その格好も……」
普茶料理
「何……?もしかして───」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(飛び出したアホ毛を押さえてやる)
若
「ほら、その髪。綺麗にセットした自慢の前髪が飛び跳ねてるよ。」
若
「ほら、ここも!押さえてあげるよ。」
普茶料理
「何ですって!?」
彼はすぐに部屋の中に戻って鏡を見る準備にとりかかる。まるでこれから強敵との戦いが始まるかのように。
体に触れる(胸元のシワを綺麗にしてあげる)
若
「もう綺麗になったから。」
そう言うと、彼は体をこわばらせる。いますぐにでも、『得意の三秒アイロンの妙技』を披露しそうだ。
若
「わかったわかった、心配しないで。シワはもうなくなったから。」
手に触れる(めくれた袖を綺麗にしてあげる)
若
「袖の長さが揃ってないよ。」
普茶料理
「───!」
彼の視線は瞬く間に、袖の長さが綺麗に整った両手にフォーカスした。
若
「緊張しないで。もう綺麗になってるから!」
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普茶料理
「ありがとうございます。助かりました。貴方の部屋の設計図には、全精力を傾けて仕上げます。」
若
「そんなに気にしてくれるの?」
普茶料理
「貴方の部屋は散らかりすぎてますから、せめて基本的な最低限の要素だけでも、美しい調和を保てるデザインにしましょう。」
若
「無事だったし、良かった。さて、それじゃあこれで。」
普茶料理
「せっかくいらしたんです。貴方好みのデザインを選んでいきませんか?私も……貴方というクライアントが好む、もっとも相応しいデザインをしますから。」
若
「玉輪と貝貨が好き……ううん、何でもない。じゃあさっそく選ばせてもらおうかな!」