北京ダック・物語
一 高材疾足・壱
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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えび餃子
「若?今日は早いね~、えび餃子の歌を聞きに来たのかな~♪」
鍋包肉
「若様は何かを探しているようです……空桑食魂の戸籍簿ですか?あれは昨日北京ダックが借りていきましたよ」
えび餃子
「えび餃子も一緒に行こうか、途中でわたしの新曲も聞かせてあげるよ!」
えび餃子
「なるほど、空桑の散楽百戯を作りたいんだね~道理で戸籍簿が必要だ♪」
「あれ~、もうこんな時間なのに、なんで北京ダックの部屋はまだ電気がついてるの~…あっ!」
「若、大変!北京ダックが気絶してる!」
【選択肢】
・引き出しから薬を取る!
・人工呼吸をする!
選択肢
引き出しから薬を取る!
えび餃子
「えぇ、若が直々で薬を飲ませるの……えび餃子も気絶しようかな~♪」
北京ダック
「苦っ……これはなんだ……」
人工呼吸をする!
えび餃子
「若は何を躊躇してるの?応援歌を歌おうか~♪こんな時にぐずぐずするのはおかしいよ~」
北京ダック
「…煩いぞ…何の騒ぎだ…」
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北京ダック
「…うっ、○○?なぜお前が朕の部屋にいる?」
えび餃子
「やっと起きたのね!わたし達がいなかったら、あなたはまだこの紙の山で気絶してるからね~」
北京ダック
「……えび餃子か。これは紙ではない、朕の部下が寄越した奏書だ」
「ここ数日政務が忙しく、朕ほど勤勉な君主は、夜な夜な百件以上の奏書を読むんだ……先はちょっと休憩してただけ!」
【選択肢】
・自分も手伝おう!
・もう少し寝てください!
選択肢
自分も手伝おう!
北京ダック
「さすがは朕が見込んだ愛卿……天下を治めたら、決してお前のことは忘れないぞ!」
もう少し寝てください!
北京ダック
「その気持ちに感謝する、ただまだ奏書が山ほど残っている、個人より国を優先すべきだ!」
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えび餃子
「えび餃子は奏書が苦手だから~餐庁にカラオケ機器を設置しとこう♪」
北京ダック
「……」
「そんなものを設置したら、奏書の量がまた増えてしまうじゃないか…」
「ここの民を憐れに思って、朕は空桑管理庁の政務官を務めた。朕の臣子が民の苦情を文書に整理し、朕に報告するのだ」
「○○よ、今の空桑は穏やかそうに見えるが、不穏な気配がする。朕が見るに、時期に異変が起こる!」
奏書を一冊持ったアヒルが、部屋に入ってきた。
【選択肢】
・奏書を北京ダックに渡す
・アヒルを追い払う。
選択肢
奏書を北京ダックに渡す
北京ダック
「ありがとう!しかし、空桑の若として、お前も奏書を見た方がいいと思う!」
アヒルを追い払う。
北京ダック
「こら!朕の臣子をからかうとは!……せめてその奏書を受け取ってから!」
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北京ダック
「「餐庁がリニューアルされすぎ、眩しいイルミネーションと、煩い音楽に品がない、多くの食魂が餐庁に行くことを拒否している。」」
「「ある人が毎晩空桑で夜回りする。朝の五時には、人が起きるまでずっとどらを鳴らす。煲仔飯からの抗議だね。」」
「「儒学の宣伝が多すぎて、焼乳豚の部屋は『論語』のビラだらけで、足の踏み場もない状況。」」
「○○、これで朕が案ずる「異変」が何なのかを分かったか!」
【選択肢】
・生活スタイルの衝突だね!
・人生哲♂学の衝突だね!
選択肢
生活スタイルの衝突だね!
北京ダック
「そうだ!お前が他のことで忙しくしているうちに、空桑は二大派閥に分裂してしまったのだ!」
人生哲♂学の衝突だね!
北京ダック
「さすが○○、視野が広いな!朕も一時的混乱してたが、本質まで見れたとは!」
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北京ダック
「表に出てないが、朕には分かる、空桑は既に派閥争いに陥っている!」
「お前の身分で見える物は、ただ飾り立てた平和のみ。どう?朕と共に微行しに行かないか?」
二 高材疾足・弐
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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北京ダック
「○○、や、やめろ!朕に向かってなんと無礼なことを!」
「朕が言ったのは、お前が朕の部下に変装することだ。アヒルになるのが嫌でも、朕のマントに隠れて指示出すな、朕はアヒルの足漕ぎボートじゃないぞ!」
えび餃子
「あらら~♪北京ダックどうしたの、一人で何を話してるのかな~」
【選択肢】
・北京ダックに聞き込みの合図をする。
・北京ダックをくすぐる。
選択肢
北京ダックに聞き込みの合図をする。
北京ダック
「…コホン、お前の聞き間違いだ。朕は立派な帝王として、民の生活を視察に来ているのだ!」
「ちょうどよいところに来たな、えび餃子よ、お前に聞きたいことがある!」
北京ダックをくすぐる。
北京ダック
「ハハハ、ハハハハ・・・・やめろハハハ・・・・!お…お前は後悔するぞ、今に見ていろ!」
えび餃子
「やだ、こわい~独り言を言う人がまた増えちゃった……餃子餃子!この人を診てあげて~♪」
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宮保鶏丁
「ちょい待ち!北京ダック、今争論中の釘を踏んでいるぞ」
北京ダック
「釘!?○○お前は?踏んでいないか?……いや、つまり朕が言いたいのは……」
「無礼者!なぜ釘がむき出しになってんの?朕を殺す気か!」
鶏茸金絲筍
「フン、この釘はただの釘ではないぞ! これは俺様が決めた、まもなく野獣派の釘に改造される釘なんだ!」
宮保鶏丁
「言語道断、ここはこの餐庁の吉位です。食事は陰陽調和を重んじることですから、元の楠木の釘から変えてはいけません」
鶏茸金絲筍
「決まったことだろう。餐庁を二つに分けて、そっちは元のまま、こっちは現代風にリニューアルするって!」
「この釘がちょうど境界線にあるんじゃなかったら…」
【選択肢】
・釘を二つに分ける合図を出す。
・釘を抜く合図を出す。
選択肢
釘を二つに分ける合図を出す。
宮保鶏丁
「そうはなりません。楠木の気は決して工事により壊されてはいけません。北京ダック、このことに手を出さないでください」
釘を抜く合図を出す。
鶏茸金絲筍
「おい、何をするつもりだ!まだ結果は出ていないだろう!」
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北京ダックは彼らの話を無視して釘を抜いた。
釘を取り囲んだ両派の人々は押し合いを始めた。すると北京ダックのマントの下からある人が現れた……
えび餃子
「若!ど…どうして若がここにいるの♪やばいよ、若にバレちゃった……」
鶏茸金絲筍
「いずれ○○にバレる事だ! 下僕は現代人だから、きっと理解できるだろう! 餐庁を現代風にリニューアルして何がいけないんだ!」
宮保鶏丁
「若様、ここには空桑に帰ったばかりの食魂がいます。彼らはまだ現代生活に慣れていません。その上、こういった電子機器等は全く風雅とは言えません」
えび餃子
「若~♪このことは前まで若に隠してた~でももうバレちゃったから、若に決めてほしいな~。空桑の食魂の今後のライフスタイルは保守派?それとも改革派かな?」
【選択肢】
・保守派!
・改革派!
選択肢
保守派!
鶏茸金絲筍
「俺様の聞き間違いか?おい、もう一回言ってみろ!」
改革派!
宮保鶏丁
「若様は私を選んでくださらなかった……!きっとこの丁宮保が若様とみなの期待に背いたからです……ならば、今この場で自ら命を絶つしか……」
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北京ダック
「……静粛に!○○は未だ話しているのに、話の腰を折るなんて失礼だろう!この事件を解決したいのなら、朕について来るがよい!」
北京ダック
「ほら、朕はすでに釘に赤い糸を結んだ。言葉で結果を出せぬなら、実力で決めろ!」
「綱引きは昔から続く伝統だ。発言権を有する者は勝者のみ!」
【選択肢】
・弱肉強食だね
・さすが!
選択肢
弱肉強食だね
北京ダック
「朕の後ろでキョロキョロするな!お前……ますます変になってないか」
さすが!
北京ダック
「フン、もっと褒めてもいいぞ!お前が言うなら、気に入る…」
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えび餃子
「あらら~♪このラブラブは綱引きの前触れなの?」
北京ダック
「じ……自分の位置に戻れ!朕はこの試合の審判だ!用意――」
詩礼銀杏
「誰が来ても先生は止められないよ!」
麻婆豆腐
「フォー・ザ・ボード――!」
焼乳豚
「凡人どもが何をほざいている……こんな太い縄が切れるわけないだろう?」
「弱い、弱すぎるっ!この俺、天罰之焔・火羽之王・烈火丹心之守護者・永焚者・烈焔降火の諸帝が凡人どもを助けてやろう!」
「わーーはっはっは!!!」
えび餃子
「あれ、えび餃子は、なんか聞き覚えのある音を聞いたような……♪」
餃子
「あいやや、えび餃子…どうしたんだい?」
三 高材疾足・三
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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えび餃子
「これも……運命かな……」
鶏茸金絲筍
「えび餃子、えび餃子!焼き切ったのは縄だ、なんでお前は死にそうになってるんだ?」
詩礼銀杏
「恐らくは恐怖で……」
宮保鶏丁
「これは上古の炎の力ですか?綱引きの縄も切れた今、この一局もなしにしましょう」
北京ダック
「待て!あの釘は溶けていないぞ!釘が落ちた場所は――」
「改革派!――!勝者は改革派だ!どうやらある勇者が炎の中で最後の踏ん張りをしたようだな!」
餃子
「麻婆豆腐だ……今の若者ったら、縄引きに勝つために火の海も越えるなんて……」
麻婆豆腐
「わしに……わしに最後の一言を……!」
「ゲームなしで生きるより、死んだほうがマシ――!!!うっ!」
【選択肢】
・両手を上げて賛成!
・適度なゲームは頭にいいが、ハマりすぎると身体に悪いよ。
選択肢
両手を上げて賛成!
北京ダック
「ゲームにハマると身体に悪いぞ。○○、お前は朕の臣子だから、健康を第一にしろ!」
適度なゲームは頭にいいが、ハマりすぎると身体に悪いよ。
北京ダック
「……合、合理的に時間を割り振って、健康的な生活を……いや、朕は何を言ってる!漫才やってる場合じゃないぞ!」
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鶏茸金絲筍
「○○! 北京ダック! さっきお前らが言ったこと、まだ覚えてるよな? 発言権を有する者は勝者のみ!」
「俺様に言わせれば、空桑はまるっとリニューアルすべきだ!その古臭いものを全部捨てて、現代生活を迎えようじゃないか!」
詩礼銀杏
「…過ぎたるは猶及ばざるが如し」
えび餃子
「うぅ~…じゃあ、もしえび餃子がクラシックな歌を歌いたい時も、相応な楽器がないの?」
「うーん~電子楽器に真似できない音色もあるからな~♪」
鶏茸金絲筍
「おい、えび餃子、お前はどっちの味方だ?これはせっかく手に入れた権利なんだぞ!いい加減目を覚まさないと、その堅物どもと一緒に時代に取り残されるぞ!」
【選択肢】
・伝統を完全に捨てちゃダメ。
・両方とも残そう!
選択肢
伝統を完全に捨てちゃダメ。
宮保鶏丁
「若様も伝統に良さがあるとお思いですか?確かに私たちは現代文化を学ぶ必要はありますが、伝統残す事に衝突しないかと……」
「若様の仰る通りです!」
両方とも残そう!
北京ダック
「うむ!空桑には色んな時代から来る食魂が集まっている、その人たちが、現代文化を理解するには、まだ時間が必要だ!」
「さすがの英明な朕も、食堂の自動ドアに挟まれ……コホン、何でもない!」
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鶏茸金絲筍
「フン、先言っていた発言権はどうした……」
北京ダック
「チッ、若造、権利はそう簡単に譲れる物ではない!綱引きはただお前らを観察するための手段だ!」
宮保鶏丁
「ですが、今回の両派の争いはまだ本質を突いていないと思います…」
北京ダック
「そうだ!○○、お前は空桑の若旦那として数多くの食魂を受け入れたが、生活に必要な規定がない…後から争いが起きたら、一番傷つくのはお前自身だぞ!」
【選択肢】
・生活に必要な公的部門を5つ設立する。
・趣味別で部活を作る。
選択肢
生活に必要な公的部門を5つ設立する。
北京ダック
「ほう?要点から入ったね!日ごろの活動内容により5つの部門を作り、それに相応しい食魂を責任者に任命する…」
「うむ、これも地方分権の一部だね……面白い、長期的な事を考えられたのは偉い!」
趣味別で部活を作る。
北京ダック
「さすが朕が見込んだ者!趣味を責任に連携させたら、ある意味適材適所が実現できるかも!」
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鶏茸金絲筍
「ほう?申込用紙まで用意したか!」
餃子
「あいや~、申込用紙に各部門と部活の案内が書いてあるねぇ、申込み報酬まである……」
「どれどれ…ふーん、ゲーム部の一人目はゲーム機がもらえ…」
麻婆豆腐
「さ、参加する――ゴホゴホ!わしは参加すんわ!!!餃子、その用紙くれや!!!」
餃子
「ああ、麻婆豆腐に取られちゃったよ…先に来たのは私なのに……」
詩礼銀杏
「名を書くのも早いもの勝ち、三途の川から駆け付けてきた者の勝ちだ!」
宮保鶏丁
「ということは、各部門の一番乗りは最高級の報酬がもらえるということですか……あっ!みなさん、落ち着いて、若様を押さえないでください!」
鶏茸金絲筍
「○○! 申込用紙を全部俺様によこせ!」
北京ダック
「宮保鶏丁、申込用紙はお前に任せたぞ!お前ならきっとうまくやれるだろう!」
「○○、早く朕の馬車に乗るのだ!死んでしまうぞ!」
【選択肢】
・アヒルたちには重すぎる!
・恐れ入ります……
選択肢
アヒルたちには重すぎる!
北京ダック
「朕のアヒルを馬鹿にするな!お前が十人いたって担げるぞ!」
恐れ入ります……
北京ダック
「め…命令だ、これより15分、恐れ入るな!」
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宮保鶏丁
「若様が…このまま去るなんて……」
鶏茸金絲筍
「ありえない!そんな小さい馬車で俺様の下僕をどこに連れていくつもりだ!これは誘拐だぞ、誘拐!」
餃子
「おや、北京ダックは用意周到だねぇ、わざわざ若様を連れて争いを収めるとは、帝王の名は伊達じゃないようだねぇ~」
「そう言えば、若様も先日私のところに来て、疲れがとれる薬を持って行ったねぇ……」
「道長し日が暮れる、馬車を乗り遠足する……若者の意気を見ていると、枯れ木のような私にも花が咲いたような気分だ……」
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